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定石17:年度計画を作ったら毎月予実対比の打合わせを実行し、変動に対して対策を検討せよ これを繰り返すことで日標達成が可能になる 

収益確保についていぐつかの定石を述べたが、ただ定石を知っているだけでは収益確保は達成されない。

やはり収益確保の目標を設定した場合に、その目標どおりいっているかいないか、いっていないとすればどうしたらいいのかということを、必ず月次でチェックし、それに対する対策を打っていかなければ、目標は達成できないという定石を考えてみていただきたい。

そこで、年度計画に対する月次管理のやり方を、ひとつの雛形を使って説明しよう。第14表をご覧いただきたい。これは、年度計画の半期における月次管理表であるc

縦の項目を上から順に述べていくと、まず売上高の半期目標額が15億円で、その下に外部仕入の経費を10億5,000万円と設定している。そうすると売上総利益の目標は4億5,000万円である。そこから内部費用を3億3,000万円、以下、営業利益1億2,000万円、営業外収益500万円、営業外費用1,400万円、経常利益1億1,100万円と設定した。

そして、毎月の目標額と累計を4月、5月、6月…と6カ月分入れておくのだが、たとえば4月の売上目標額が3億3,000万円、5月が3億円、6月が2億1,000万円…と、半年の目標額である15億円を6カ月でいくらずう達成するかを書く。

さらに、累計の目標は4月が3億3,000万円で5月が3億円だから、それぞれ4月は3億3,000万円、5月の累計額は6億3,000万円…といった具合である。

こうして、年度がスタートしたら月末ごとに集計して書き込み、幹部を集めて「今月は目標通りに達成できたか。もしできなかったならば、その原因は何で、対策はどうするか」を話し合い、実行するというサイクルを続けるのだ。

ちなみに、スター精密は常に5年後までの計画を立てて、1年ごとに計画と実績の差を分析して計画を練り直していると前述したが、月次の管理もこの年度単位の実績管理と同じようにやる。

つまり、まず大きく5年先の目標を立て、これを達成するための1年ごとの計画を立てる。次に1年の目標を上半期と下半期に分けて、まずは上半期6カ月において毎月の計画を立てる。そして毎月末に計画と実績の差をチェックして、次月以降の軌道修正を図るという具合だ。

さらに、上半期が終わったら今度は下半期6カ月における月次目標を設定し、同じように毎月末に計画と実績の差をチェックして、次月以降の軌道修正を図る。これを続けると1年が終わるので、年間計画と実績のチェックをして、次年度以降の軌道修正を図る。非常に地道な作業の繰り返しであるが、企業経営というのは、いいところを伸ばして悪い

ところを直すことの積み重ねである以上、毎月毎月、日標と実績の差を検証してその原因をつかみ、それに対する対策を打つということを繰り返し実行することで、日標は必ず達成されるのだ。少なくとも年度計画に対しての進展度は、9割以上の精度で目標達成が可能である。

したがって、月次管理を絶えず行うことが企業の収益確保の一つの定石であり、皆さん方にもぜひ月次管理をやっていただくようおすすめする。

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