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【7ー2】息子をソノ気にさせるコツ

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息子をソノ気にさせるコツ

「ウチの会社で3年頑張ってみて、肌に合わなかつたら辞めていいぞ」と言われたからこそ、親父の会社に入ってみようと思えた。

いま思えば、あんなに上手い誘い文旬はない。

父親としては息子に後を継いでもらいたいのだが、肝心の息子にまるでその意思がない。後継難で一番頭を悩ますのがこのケースである。

じつは私も例外ではなく、大学卒業後は東京のデパートに就職するつもりだった。しかし、オイルショック不況の就職難であえなく夢破れ、親父に「卒業しても行くところがない」と相談したのだ。

そのときの親父の返答はこうだ。「それならスター精密で3年働いてみればいい。肌に合わないと感じたら辞めてもいいさ」「ウチはこれから上場して、ますます発展する。お前がすんなり継げるような会社ではないが、創業者の息子であれば社長になれる可能性は他の誰より高い。恵まれた環境だぞ」。

結局、親父は一度も「継げ」と懇願も強制もしなかった。にもかかわらず、私は自らの意思でわが社を選ぶよう、じつに巧みに仕向けられたようだ。

佐藤肇「決断の定石」CDより

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