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【7ー4】後継者の育て方

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後継者は20年かけて自社で育てる。

新卒でスター精密に入社した私が、取締役社長室長として親父のそばで仕事ができるようになったのは43歳のとき、入社から20年後であった。

入社し最初の10年は、社内の情報システムや資材調達、生産管理、総務や経理など、いわば国内の仕事を経験した。特別扱いはされず丁稚奉公。もちろん私に不満などあるわけなく、おかげで同期らと仲間意識を共有できた。

そして次の10年は韓国の馬山、中国の深セン。大連と、海外工場の開設と閉鎖の仕事を経験した。海外の生産工場は、早い時期から海外に軸足を置いてきたわが社の「本丸」、つまり、最も重要な「現場」である。ここで厳しい仕事をやり遂げ、しっかりと実績を積めというのが親父の意図であった。

20年自社で厳しく育ててやれば、それなりの経営者には育つものだ。落下傘のようにいきなり取締役にしても、後継者にとっては不幸なだけである。

佐藤肇「決断の定石」CDより

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