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【7ー9】社長の責任は次の代の繁栄まで

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社長の仕事は後継者を決めることではない

創業者がつくったスター精密の企業スローガンは、「企業は永遠に発展させるもの、従業員の生活はたゆまず向上するもの」だ。

「永遠に」であるから、代々の社長には、自分が辞めても困らない会社にするという責任がある。

ゆえに、リーマンショックの影響による大赤字期に社長就任した私の役割は、業績を立て直し、次の社長を育て、そして新社長が何の足かせもなく活躍できる環境を整えることと定め、その任務に全力を注いだ。

大事なことは、私が自らの任期中に過去最高益を出そうとも、大赤字からV字回復を遂げようとも、次の社長が会社をおかしくしたら、それは一人前の後継者を育てられなかった私の責任ということだ。

だから新社長が就任した年に、立派に前期業績を上回ってくれたときは、わがこととして喜ぶと同時に、自らの責任を果たした安堵感でいっぱいになった。

佐藤肇「決断の定石」CDより

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