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会長の仕事は、会社に残る「負の遺産」を取り除くこと。
会社が良くなるために会長がやるべき役割の一つに、いわゆる「負の遺産」を処理するということがある。
たとえば、私は自らが社長時代につくった海外支店を3つ、国内工場2つを、会長になってから3年計画で売却した。いずれも斜陽化するものと判断し、会長主導でやったことである。
何とか赤字を免れている状況でも、長年業績の足を引っぱる土地、工場や事業が、だいたいどこの会社にもあるだろう。
ところが、社長をやっているうちは、これらをどうしても「負の遺産」だと捉えられない。思い入れもあるし、何より売上が減ることを、社長はなかなか決断できないものだ。
だからこそ、負の遺産は率先して会長が取り除いてやるのだ。社長は最前線で10年先、20年先の売上をつくっていく。これを支援するために、会長は最後尾から会社を俯敵し、行程の障害物を取り除いてやってほしい。
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