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人間は性善説で、経営は性悪説で。
経営を性悪説で、つまり悪く見通しておくと、人を性善説で捉えられる。
たとえば新規事業にしても、担当者が「4年で1億円の利益が出ます」と言ったら、「いや、利益は半分でいいよ」「そんな焦らずやれ」と必ず返している。
社長が良い結果しか想定しないと、100点以下の結果の場合、「70しかできなかったじゃないか」と部下を追い詰め、叱ることになってしまう。最終的に、誰もチャレンジしなくなり、会社は衰退していく。
しかし、社長が常に経営を性悪説で考えていれば、「50でいいと言ったのに20も目標を上回ってくれたな、頑張ったね」と、部下を誉めてやれる。つまり、結果は同じ70でも、経営を性悪説で見て50でよいと考えていた社長は社員を誉め、成長を支援することができる。部下の欠点ばかりに焦点を当てるリーダーに、人はついてこないのだ。
佐藤肇「決断の定石」CDより
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