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【5ー6】目標労働生産性の設定

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労働生ぎヒ2ヨ三性は昇給率の2倍を目標とせよ。

「自社の収益改善のため、労働生産性の目標をどのように立てればよいか」

とお悩みの経営者は、直前期の労働生産性に、今後5年間の昇給率合計の2倍を掛けた数値を、5年後の目標労働生産性としていただきたい。

つまり、社員の給与を社長の希望通りに上げたいのならば、少なくとも、その2倍の伸びで労働生産性を高めていかなければならないということだ。

昇給率が3%アップなのに一人当たりの儲けも3%アップでは、会社は成り立たない。

だから、社員の給料が毎年3%ずつ上がるなら、社員はその2倍の付加価値を稼いでもらうことが義務となる。

とはいえ、労働生産性は昇給率の2倍を目標とせよと言うと、「2倍とは、目標として高すぎるのではないか」と驚かれる方もいる。しかし、これは十分に達成可能な数値である。

たとえば、年間の昇給率目標が1・5%の会社ならば、労働生産性の目標値は、5年後の昇給率7・5%の2倍、すなわち15%のアップだ。

「労働生産性15%アップ」というと非常に高い目標に思えるが、単純に案分すれば、1年で3%ずう労働生産性を向上していけばよいことになる。年間3%のアップは、私の経験からしてそれほど難易度の高い目標ではない。

これを、毎年10%、20%ずつ上げろと言えば、社員は「社長、それは無理ですよ」となる。

しかし、「お前たちの給与を毎年1・5%上げていきたい。そのためには、どうしても達成しなければならない目標なんだ。それに、予定外の儲けが出たら、その分を必ず賞与で還元するから」と話せば、「よし、3%ずつなら何とか達成できそうだ。そのかわり、社長も俺たちの給料を約束通り上げてくださいよ」と社員も頑張ってくれるはずである。

経営とは、厳しいものである。社員を甘やかして経営がうまくいくなら世話はない。

やはり、社員に経営の厳しさを理解させたうえで、積極的に協力してもらう。そのかわり、協力に対しては大いに報いてあげる。

この相関関係を前提として初めて、中小企業の労働生産性向上は成り立つものだと確信している。

佐藤肇著「佐藤式先読み経営」より

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