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会社の実態は、「額」ではなく「率の推移」に表れる。
私は経営の良し悪しを判断する場合、売上利益などを金額や総額で見ない。金額の大小だけで考えていると、大事な経営判断を間違えてしまうからだ。
たとえば、売上は増えたが原価や販管費が売上の伸び以上に上がって、売上高利益率が下がってしまった場合、利益率の低い売上が増えているということで、じつは会社の状態は悪くなっている。
売上が上がれば原価率が下がって利益率が上がるのが一般的なのだが、それに反して利益率が下がっているのならば、原因を見つけたうえで、早急にやり方を変えなければならない。
逆に、利益率の悪い売上をやめることによって、減収でも利益率が上がり、売掛債権や在庫が減ってキャッシュフローが良くなる。
大事なことは、「何の数字がどう推移し、その比率が動くことで会社に何が起きるのか」、「どのような手を打って比率を変えるか」ということである。
佐藤肇「決断の定石」CDより
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