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【1ー6】捨てれば儲かる :「捨てる経営」ができないと儲かる会社にならない。

経営には、「攻める経営」と「守る経営」と「捨てる経営」の3つがあり、経営環境や会社の体力に即して3つをバランスよくやらねばならない。

将来性のある商品はどんどん攻める。ほどほどの商品は守る。しかし、利益率が低下している商品は、たとえ売上が大きくても、早めに捨て去らねばならない。

とくに、「捨てる経営」はいまのように、いつ何時、売上が急減する事態に直面するかわからない時代に重要となる。

過剰な在庫、工場、設備などを抱え込んでしまうと損益分岐点が上がってしまい、何かの理由で売上が減るとすぐに赤字になってしまうからだ。

ところが、多くの社長は「捨てる経営」が苦手だ。

捨てることは、即、売上を減らすことだからである。「捨てるのはいいが、その分の売上が減る」と、まず捨てない。

しかし、長期のソロバンで損得を考えてみよ。

捨てることで出る損を嫌がって、使わない設備や売れない在庫をずっと抱えていると、維持するだけでコストがかかるし、そのための人員も必要になってくる。

さらに、売掛債権や在庫というのはキャッシュが寝ている状態だから、その余分の運転資金が必要となり、それを銀行借入で賄うと、さらに金利支払いで利益が喰われる。

結果的にコスト高になって利益率が減り、バランスシート(B/S)が肥大化する。それはいずれB/Sの問題にとどまらず、損益計算書(P/L)にも影響を与えて、さらに損が出ることになってしまうのである。

とにかく、要らないもの、それを抱え込むとキャッシュが滞るものを社内に抱え込んだら、不良資産化して苦しむということを、経営者は認識しなければならない。

そして、そういうものが出てきたら、さっさと捨てる経営ができるかどうか。これが、儲かる会社にするために、経営者にとって大事なポイントになるだろう。

佐藤肇著「佐藤式先読み経営」より

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