ずっと見ていないと危ないサインに気付けない
風邪で病院にいって大病が発覚したらいやだからというのは、会社の数字をチェックしない社長の心理とよく似ている。数字をチェックした結果、自社の問題点が発覚することを潜在的に恐れている。
社長は何のために数字をみるのか。それは知りたくない現実=異常値をいち早く知るために他なりません。
事業が永続的にうまくいくなら、数字を見る必要はありません。健康な人も年齢とともに体力が衰えるように、うまくいっている事業も、市場の変化とともに壁に当たる。それをいち早く察知するには、数字を見る以外にない。
悪い現実を直視することは、社長にとって愉快なことではありません。怖いからといって目をそむけていては、問題点は胞子されたまま。その先に待っているのは倒産です。
会社の健康管理には、知りたくない現実を、いち早くしることができるのが管理会計が大切です。異常を知るポイントは時系列で見ることです。
一回の数値だけを見ても分かりません。異常値かどうかは定期的にみてはじめてわかる。血圧みたいなもの。時系列で確認。
グラフの凸凹は何かが起きた証拠
時系列で見るには、数字をグラフに直してみるとわかりやすい。おすすめなのが年計です。
年計とは、その月から直近の1年間の数字をまとめた数字のこと。1月の年計なら前年の2月から今年の1月まで、2月の年計なら前年の3月から今年の2月までを合計した数字になります。1ヶ月ずつずらしながら年次の決算をしていけると考えればイメージしやすいでしょう。
年計は、1年間の数字のトータルです。年計には、売上の多い月と少ない月、良いシーズンと悪いシーズンが含まれてるので、季節変動の影響は受けません。それでいて毎月の最新の数字が出るから、年次と違ってタイムリーな数字がわかります。年計はいいとこどりの集計方法です。
凸凹のあるところでは、必ず何かが起きています。説明した部分は意図的にアクションを起こしたから凸凹になりますが、社長が意図せずに凸凹ができることもあります。いったい何が起きていたのかを探ることができます。
月一度、社長自らグラフを書こう
数字の凹凸は、数字をチェックしてはじめて発見できます。毎月の定期的なチェックが必要。
負担なら100万円単位でも大丈夫。月次決算はスピードが命ですから、数字ではアバウトでもいい。33年間自ら手で記入している。エクセルを使えば瞬時にグラフにできますが、手で書くと感じることが多く、対策も早くなります。
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