真似こそ、最高の創造である
私は、自称「パクリの天才」です。武蔵野の正式名称は、株式会社等品見本市と冗談めかして話すくらい、他社の真似ばかりしてきました。
個性が尊重される時代にあっては、真似することは恥ずかしいことだと思われがちです。「独自性で勝負することが正しい」と考えられています。
ですが、私はそうは思いません。特に中小企業は、「マネすることが正しい」。
「学ぶ」は「まねぶ」。マネこそ最高の創造であり、マネこそ最高の戦略です。
日本経営品質賞、経済産業大臣賞など、数多くの賞をいただくことができたのは、他業界の成功事例を積極的に取り入れてきたからにほかならない。100%どこかのマネであり、自社で考えたものは何ひとつありません。自分の業界ではまだ常識になっていないこと、つまり業界の非常識に目を向けてきました。
人の行動はほぼ100%誰かの真似をしているだけです。ペンを使うことも、字を書くのも、毎日食事することも携帯電話を使うことも歯をみがくことも、すべて誰かの真似。
真似したくないとか嘘つき。多くの会社が、0から1を生み出そうとします。経験や実績が不足しているために、結局は1を生み出すことはできません。
だとしたら既に出来上がっている「1」をまねるほうが近道です。独力で頑張って成果が出せないより、人に聞きならがでも成果を出す方が正しいと私は思います。
経営計画はできそうなところから真似てみる
人間はやさしいことから段階的に学んでいくのが正しい。知識も経験もないのに、0から1を生み出そうと考えてはいけません。
小学一年生のこどもを大学に入学させる親はいないでしょう。小学一年生がおぼえなければいけないのは、解析学や微分積分ではなく、ひらがなや足し算。つまり真似すること」を覚える。あいうえおもなぜあと書くのかと質問するこどもはいません。
我が社の第36期経営計画書を見て、自社で使えるところがあれば、そのままコピーしてくださいと話している。まずマネから入る。
真似も三年続ければ、自社のオリジナルになります。経営計画書に自分らしさを求めない。他者の真似をしてとりあえずつくることが正しい。
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