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PART 2 仕事がはかどる機能的なデスクのつくり方

▼机の上、引き出し……ココを整理すれば仕事が一気に効率的になる! 1 「サッ」と行動できる効率的なデスクをつくる ●仕事のスピードアップのカギはデスク整理にある 2 デスクの整理でまっ先にすべきことは? ●机がスッキリすれば気持ちも前向きになる 3 ものの定位置を決めるための3つのルール ●パソコンは左右どちらかに寄せるのがおすすめ 4 書類は立てる! 積み重ねは禁止 ●書類を取り出すまでの時間は 15秒以内 5 文具・小物がデスクで行方不明にならない方法 ●ひとつの箱に詰め込まないことが収納のコツ 6 引き出しの整理はデスクの上と連動させて考える ●簡単にモノが見つかり、ラクに取り出せることが必須 7 センター引き出しの効果的な使い方 ●上段の引き出しは、いちばん開け閉めがしやすい 8 自由度の高い中段の引き出しの上手な活用法 ●中段は、工夫次第でさまざまな使い方ができる 9 下段の引き出しは、上から見てファイルを一覧できるように ●下段は A 4ファイルを入れるのが最も効果的 10 パソコンのファイルは必ずフォルダをつくってまとめる ●デスクトップのアイコンは少なくが基本 COLUMN デスクの上にあると便利なもの!

1 仕事のスピードアップのカギはデスク整理にある「サッ」と行動できる効率的なデスクをつくる デスクを効率化して仕事をサクサク進めよう ビジネスパーソンにとって、デスクは仕事をする上での「戦略基地」と言ってもいいでしょう。

会社勤めの人であれば、オフィス環境の中で自分自身がある程度自由にカスタマイズできるのは、自分の席、すなわち自分が座っているデスクだけです。

自分のデスクは、他の誰かが勝手に手をつける場所ではありません。

他の人と差をつけたい、と願うのならば、まずはデスクを〝機能的〟に使えるように整え、仕事の効率化をはかりましょう。

ゴチャゴチャしていて、どこに何があるかわからないデスク。

必要なものがすぐに取り出せないデスク。

いらないものがたくさん置いてあり、作業をしようとしてもそのつど整頓が必要なデスク。

こんなデスクでは、仕事がはかどるわけがありません。

デスク回りの整理は、普通の人なら誰にでもできる、簡単な仕事の効率化の作業なのです。

それによって仕事も一気にスピードアップするはずです。

機能的とは「いちいち」を排除すること 機能的なデスクとは、どんなデスクのことでしょう? それは、デスクの上での作業を流れるようにスムーズに進められる、というものです。

また、「椅子に座ったまま」さまざまなことができる、という点も重要です。

つまり機能的なデスクとは、「いちいち ~する」という手間が省かれたものです。

「いちいち必要書類を探さなければならない」「いちいち書類の山をどかさなければモノが取れない」「電話をかけるには、いちいち(座っている)体勢を変えなければならない」……こんなデスクでは、「流れるようにスムーズ」な作業などできません。

時間のロスです。

「いちいち ~しなくてもいい」ということは、仕事をスピードアップさせるための基本のキ、と言えることです。

「整理されたデスクは、あなたの仕事をスピードアップさせる」ということを肝に銘じてください。

あなたの動きに合ったレイアウトを「仕事のスピードアップ」ということを考えれば、デスクの上は「きれいに片づいている」というだけでは、真に機能的とは言えません。

デスクの上のレイアウトは、仕事の「動線」と、仕事で使う道具類の「使用頻度」を考えたものにすることが、機能的なデスクの基本です。

デスクの整理をする前に、自分が仕事中に〝どんな動きをしているか?〟ということと、〝よく使うものは何か?〟を考えてみましょう。

そして、その動きに合ったものの配置、使用頻度に合った保管場所を決めるのです。

「いちいち ~」という無駄な動作をなくすことをまず心がけてください。

2 机がスッキリすれば気持ちも前向きになるデスクの整理でまっ先にすべきことは? まず、デスクの上をまっさらにする!「デスクをきれいにしなければ!」 仕事がはかどらないのは自分のデスクがゴチャゴチャしていて使いづらいからだ、と考え、デスクの整理を決意。

しかし、何から手をつけていいのかわからない……そんな人は多いことでしょう。

デスクの上を使いやすくカスタマイズする際に、まずはじめに手をつけること……それは「デスクの上をまっさらにする」ということです。

つまり、デスクの上を「何もない状態」にするのです。

デスクの上が書類やファイル、本や小物でいっぱいになっている人は、 1日かけてでも整理に取りかかりましょう。

まず、段ボールでもバスケットでもいいので、入れ物を3つ用意します。

そしてデスクの上にあるものを、そのうちのひとつの入れ物にどんどん放り込んでいきます。

ここで「これは要るものか? 要らないものか?」あるいは「どこに置いておこうか?」など、あまり細かいことは考えなくて OKです。

とにかく手を止めず、デスクの上からモノをなくすことが先決です。

タワー型パソコンは、端に寄せておくか、デスクの下におろしておきましょう。

デスクの上からモノがすっかりなくなったら、雑巾できれいに拭きましょう。

この一連の作業で「リセット完了」です。

スッキリした気分で、整理に臨むことができるはずです。

改めて、何を置くかを決める 次に、残りの2つの入れ物を使って、デスクの上にあったモノを「必要なモノ」と「不要なモノ」に分けていく作業をします。

すぐにどちらか判断できないものは、そのまま元の箱に残しておきましょう。

「昔もらったチラシ」「不要となった書類」「インクの切れた筆記用具」などの〝ゴミ同然〟の不要なものは、即、捨ててしまいます。

判断できなかったものは、会社のオフィスであれば、入れ物ごと、いったんロッカーにでもしまっておき、後日、再度分類します。

この一連の作業で残った「必要不可欠なもの」が、あなたがデスクの上に置くべきものです。

これらをデスクの上の使いやすい場所に配置することが、デスクの上の整理、というわけです。

デスクの上が片づけば他の場所も整理したくなる デスクの上がスッキリ片づき、かつ機能的なレイアウトになれば、仕事に対する気持ちも極めて前向きなものになります。

この成功体験を手に入れれば、引き出しやロッカーなど、他の場所も整理したくなるから面白いものです。

あなたの仕事の効率化を左右するのは、あなたの仕事環境である、ということを忘れないでください。

そして、あなたにとって一番大切な仕事環境は、あなたのデスクの上なのです。

3 パソコンは左右どちらかに寄せるのがおすすめものの定位置を決めるための3つのルール デスクの上のモノの「定位置」の決め方 普段のデスクがどうなっているか……つまり、デスクのどこに何が置いてあるかという「モノの定位置」を決めるときに意識するべきことは、次の 3点です。

①必要なものがすぐに取り出せるようにする(使用頻度を意識) ②作業の動線を意識する ③使い終えたものが、すぐにしまえるようなしくみをつくる この 3点が満たされれば、あなたは「椅子に座ったまま」「いちいち手間をかけずに」作業ができるという、最も効率的なデスクを手に入れることができます。

この後で、デスクの上をデザイン&レイアウトしていくのです。

まず、使用頻度の高い筆記用具はペン立てに入れ、利き手側を定位置とします。

電話をしながら利き手でメモを取ることを考えれば、電話の定位置は「利き手と逆側」ということになります。

メモ用紙や付箋は「電話とワンセット」と考え、電話のすぐそばを定位置とすれば、いちいち「メモ、メモ……」と紙を探す必要がなくなるでしょう。

パソコンは「左右どちらか」に置く 最近のデスク作業は、パソコンで行なう比重が高くなっています。

仕事の内容によっては、ほとんどパソコンでの作業、という人も増えてきています。

となると、「パソコンのモニターはデスクの中央」と安易に決めてしまう人もいるでしょうが、作業スペースを考えると、これは非効率です。

仕事の種類にもよりますが、パソコンのモニターは、なるべくデスクの左右どちらかに寄せます。

これにより、反対側に広いスペースが生まれますので、そこに本立て(資料のファイルを置く)、メモなどを留めておくコルクボードなどを設置します。

確かに今はいろいろな作業をパソコンで行ないますが、メモをしたり資料を見たり、という仕事がなくなるわけではありません。

そのためのスペースをつくっておくのです。

デスクの上を「コーナー」別に考える 以上が、動線と使用頻度を意識した基本的なレイアウトです。

このレイアウトは、デスクの上を機能によってゾーニングしたもので、作業の際に各コーナーに顔を向けることで、気分転換、頭の切り替えができる……という効用もあります。

パソコンコーナーではパソコン作業に集中し、反対側の本棚(インフォメーションコーナー)に貼ってあるメモや ToDoリスト、スケジュールを見れば、気を引き締めることができます。

また、利き手とは反対側で電話を取り、利き手側にはメモもあるため、他のことを気にせず、電話に集中できます。

4 書類を取り出すまでの時間は 15秒以内書類は立てる!積み重ねは禁止 必要な書類をスピーディーに取り出す パソコンでの作業が一般化し、オンラインでのやりとりにより〝ペーパーレス〟の時代がやってくる……と思いきや、書類、資料の量は一向に減らず、その整理で多くのビジネスパーソンが悩んでいます。

デスクの上が散らかってしまう最大の原因、それが「書類の存在」です。

試しに、今あなたが必要としている書類を、何秒で取り出せるかを計ってみてください。

15秒以内なら OKですが、それ以上の時間がかかるなら、書類整理の方法を見直す必要があります。

必要な書類をスピーディーに取り出すことができなければ、ビジネスの効率化はとても見込めません。

しかし、ほんのちょっとの工夫で、書類はスピーディーに取り出すことができ、デスクの上もスッキリさせることができるのも事実です。

たくさんの資料や書類を見ていると、どうしていいかわからなくなるかもしれませんが、あきらめずに、すぐ整理に取りかかりましょう。

ファイルボックスで書類を「立てて置く」 とくに、デスクの脇に書類を積み重ねているという人は、すぐに改めてください。

これでは「保管や収納」「整理」とは言えません。

とはいえ、多くの人がついついやってしまうのですが、書類を積み上げると、下のほうに重要書類が〝死蔵〟されたり、必要な書類が見つからなかったりと、良いことはほとんどありません。

書類はファイルボックスなどを使って、立てて置くことが必須です。

厚みのないものはクリアホルダーに入れてから、ファイルボックスに入れます。

このクリアホルダーは整理の重要なアイテムです。

『書類は必ずクリアホルダーに入れる習慣をつける』で詳しく解説しますが、これも基本は、立てて置くこと。

資料の厚みにもよりますが、通常のボックスファイルの中には、 20 ~ 30枚のクリアホルダーを入れることができます。

「未処理」の書類は専用の保管場所に置くとよい 書類の山の中で最もなくしやすく、かつ重要度も高いものが、「ペンディングになっている書類」です。

これらは「未処理」という専用のファイルボックスや箱を用意して、そこに仮に入れておくようにしましょう。

1カ所に保管することで、散逸して、なくしてしまうことを防ぐのです。

このときも書類はできるだけ立てて保管すること。

積み重ねてはいけません。

ただし、箱の中に放り込むような場合は、見直すときにはすべてをデスクの上に出してしまいましょう。

未処理のファイルボックスに入れた書類は、毎週か毎月、見直すことが重要です。

そのまま放置して、永遠に〝未処理〟で終わらないように気をつけましょう。

5 ひとつの箱に詰め込まないことが収納のコツ文具・小物がデスクで行方不明にならない方法 ペン立てにひと工夫して整理の効率アップ! 文房具やちょっとした小物類……これらをすべて引き出しにしまっておくと、 1日に何度も引き出しを開閉しなければならず、とても効率が悪くなります。

スピーディーな作業を心がけるのであれば、頻繁に使う筆記用具などは、デスクの上に出しておくことが鉄則。

しかし、置き場所を決めてすぐ手に取れるようにしておかないと、デスクの上が散らかってしまうだけです。

筆記用具を使いやすいポジションに収めるには、丸型よりもスペースが無駄にならない角型の箱をペン立てとして用います。

このとき、深さの違うものを3つくらい組み合わせると便利です。

一番深い箱には、定規やハサミなど長さのあるものを入れておきます。

中くらいの深さの箱には、普段よく使う筆記用具を、取り出してすぐに使えるように〝ペン先を下にして〟入れておきます。

ペン立ての底には折り畳んだティッシュペーパーを敷いておくと、鉛筆の芯が折れにくく、またインク漏れがあった際にも他の筆記用具を汚しません。

深さのない3つ目の箱は、消しゴムやクリップ、付箋などの小物を入れておくトレイとして用います。

道具の大きさ(背の高さ)別なので、どこに何があるのかがわかりやすい、というのが、この収納法のメリットです。

私は最初、いくつかのペン立てを買ってきて組み合わせていました。

しかし今はネットショップなどで小物入れとペン立てを兼ねた商品が市販されています。

小物収納のコツは「ひとまとめにしない」こと!「いろんなところにモノがあるのはわかりづらいから」という理由で、ひとつのペン立てや箱に、すべて入れてしまう人がいます。

たしかに、モノはなくならないかもしれませんが、これでは効率的に仕事をこなすことはできません。

道具の何もかもを大きな入れ物にまとめてしまい、しかもギチギチに詰め込んだ状態にしていては、小さなものは埋もれてしまい、見つけにくく、取り出しにくくなってしまうからです。

付箋を使おうと探したけれど見当たらない。

そうだ、箱の中にあるはずだ、と思っても、すぐには見つけられず、仕方なく箱の中身を全部出してから取り出した……なんてことになっては、箱の中身を出す時間、そしてそれを再び箱に入れる時間、という無駄が生まれます。

入れるものの大きさや長さに合わせてペン立てや箱を変える よく「大は小を兼ねる」と言われますが、小物の収納に関して言えば、それは適切ではありません。

容器は、入れるものの長さや大きさに合わせて選ぶことが、スピーディーに仕事を進めるための最適な方法なのです。

容器がたくさん増えては逆効果ですが、3つか4つなら問題ありません。

6 簡単にモノが見つかり、ラクに取り出せることが必須引き出しの整理はデスクの上と連動させて考える 引き出しの中も「レイアウト」が重要だ デスクの上をいくら完璧にきれいにしても、引き出しの中がゴチャゴチャでどこに何が入っているかわからない……ということでは、効率的な仕事はできません。

引き出しは言わば「デスクの内部」。

表面と内部を一体化させて考え、あなたの「ビジネス基地」を機能的なものへと変えるための整理をしましょう。

引き出しの整理の際に心がけたいのは、次の 5原則です。

①モノを置く(入れる)場所を決める ②収納に「余裕」を持たせる ③使用頻度の高いものは手前/あまり使わないものは奥に ④仕切りを駆使する ⑤定期的に中を見直す この 5原則を念頭に置き、引き出しの中を機能的にレイアウトしていくのです。

①の「モノを置く場所」は、デスクに設置された各引き出しの特性を考え、「どの引き出しに何を入れればいいか?」を考えて決定します。

このときのポイントは「効率性」。

作業をスピーディーに進めるには、無駄な動きをせずに、簡単にモノが見つかり、取り出せることが必須です。

②の「余裕を持たせる」とは、多くのモノを無理やり詰め込まない、ということです。

デスクは表面(デスクの上)と内部(引き出し)でひとつの機能を果たします。

「道具はすべて引き出しへ」と考えず、デスクの上と連動させて考えることで、引き出しの中の余裕も生まれます。

③は、機能重視のレイアウトのことです。

普段使わないものを手前に置いたままにしておいても邪魔なだけ。

④の原則に従い「仕切り」でより使いやすくし、効率アップをはかりましょう。

そして ⑤「定期的に中を見直す」ことを習慣とし、常に引き出しの中を最適な使いやすさにカスタマイズしておくことも重要です。

引き出しの中のものも全部出してしまおう『デスクの整理でまっ先にすべきことは?』で、デスクの上をまっさらにすることを書きました。

これは引き出しも同じです。

実際に引き出しの中の整理を始める際には、まず「まっさら」な状態にすることから始めます。

つまり引き出しの中身を空にしてしまうのです。

段ボール箱か紙袋、透明のビニール袋などを複数用意して、引き出しの中身を大まかに分類しながら入れていきます。

このとき、中身のリスト(メモ書き)をつくっておくと、後で引き出しに中身を戻す際、より計画的なレイアウトができるはずです。

引き出しの奥からは、何年も使ったことのない筆記用具や、誰かからもらったおみやげ、何が入っているかわからない書類ファイルなどが「発掘」されるかもしれません。

これらを整理し、要らないものはすぐに捨ててしまうようにしましょう。

懐かしいものも出てくるはずですが、あまり楽しみ過ぎないように!

7 上段の引き出しは、いちばん開け閉めがしやすいセンター引き出しの効果的な使い方 センター引き出しには頻繁に使うモノを入れない 標準的なデスクには、「センター」「上段」「中段」「下段」と、4つの引き出しがついています。

そして各引き出しは、大きさ、位置の関係からそれぞれ異なった特性(使い勝手)を持っています。

各引き出しによって収納しやすいモノ、出し入れしやすいモノも違いますので、まず「どの引き出しに入れるか?」を考えておく必要があります。

センターの引き出しは、一番幅があるため、あまり考えずにさまざまなモノを入れてしまいがちです。

しかし、開けるには一度椅子を後ろに引かなければならないため、使用頻度の高いモノを入れておいて頻繁に出し入れするのには不向きです。

いっぽう、幅がある =収納面積が広いということは、 A 3や B 4といった大きなサイズの企画書、図面、集計用紙を折らずに入れるのには適しています。

長い定規などの収納場所としても、広いセンター引き出しがぴったりです。

しかし、使い勝手を考えれば、あまり頻繁に開け閉めの機会を設けることをせず、基本的には普段使うものは入れない、と割り切ったほうがいいでしょう。

やりかけの仕事の定位置にするのが最も効果的な使い方 センター引き出しの使い方でおすすめなのは、「やりかけの仕事の定位置」とすることです。

つまり、仕事中にちょっと席を離れるようなときに、「一時避難」のような形で、書類を入れておきます。

あるいは、退社時に、その日やりかけの仕事を全部 A 3サイズのクリアホルダーに入れ、それをそっくりそのままの状態でセンター引き出しに収納します。

翌日、ホルダーごと取り出せば、すぐに進行中の仕事の続きに取りかかれます。

袖の上段の引き出しは、位置的に一番開け閉めがしやすい引き出しです。

高さはあまりないので、使用頻度の高い小物を収納しておくのに最適です。

具体的には、「デスクの上に出しておくほどではないが、結構使う」という文房具類がメインになります。

上段の引き出しは入れるモノごとに細かく仕切る また、引き出しの中でも使用頻度の優先順位を決め、よく使うモノは手前に、あまり使わないモノは奥のほうに収納する……という原則を守りましょう。

中はトレイや名刺の空きケースなどを使って「仕切り」をつくり、見つけやすさ、取り出しやすさをアップさせます。

仕切り方のポイントは、入れるモノのサイズぴったりにするのではなく、必ず余裕を持たせ、取り出しやすい隙間を確保することです。

隙間なく入れられた小物は、取り出しにくく、またしまいにくいものです。

日頃から引き出しの中身の見直しをしていれば、不要なモノが増えることもなくなり、余裕は確保できます。

「入れ過ぎ注意」を心がけてください。

8 中段は、工夫次第でさまざまな使い方ができる自由度の高い中段の引き出しの上手な活用法 袖中段の引き出しは高さを生かした収納が可能! 工夫次第でさまざまな使い方ができるのが、袖中段の引き出しです。

高さは上段(一番上)の引き出しの 2 ~ 3倍ありますから、使用頻度が比較的低く、上段には収まりきらない、かさばる大きさのモノ(テープカッター、ガムテープ、 2穴パンチなど)の収納ができます。

また、意外と置き場所に困る本や DVD・ CDなどの記録媒体を入れるのにも、中段の引き出しはちょうどいい高さです。

仕事において使用頻度の高い本といえば、各種辞書やパソコンのマニュアルなど。

とはいえ、毎日使うものでもありませんから、デスクの上ではなく、引き出しの中にしまっておくのがベストなのです。

中段の引き出しでも、「よく使うモノは手前に、あまり使わないモノは奥のほうに」の原則は同様です。

各種道具類や記録媒体の予備といった備品のストックを手前に置き、奥のほうは、たまにしか使わない小物や、保存しておきたい手紙、資料、メモなどを入れるスペースにしましょう。

「何でも入っている」カオス状態にならないように注意! 備品のストックをいちいち別の場所(共有スペースなど)に取りに行くために席を立っていては、仕事の集中力も途切れがちです。

ストックはいつでも使えるように手元に置いておくことが、仕事の効率化につながるのです。

また、シリアル・バーやキャンディなどの〝残業のお供〟の食品や、常用しているサプリメントをこの中段の引き出しに入れている人も多いようです。

中段の引き出しは、高さの点から自由度が最も高いポジション。

それだけに、「ここにはこれを置く」という計画とルールに基づいた使い方をしなければ、「何でもかんでも入っている」「何が入っているかわからない」というカオス状態にもなりがちですから、注意が必要です。

何が入っているかを「上から一覧できる」収納を! 中段の引き出しを「何が入っているかわからない」状態にしないためには、何がどこにあるかを「上から一覧できるように」収納することが大事です。

ある程度の高さ(深さ)がある分、中でモノが積み重なってしまい、入っているものに気づかなくなる場合もあるのです。

ケースなどに入れて収納しているものは、ふたを外します。

また、ケースは中身が一覧できる透明のものがベターです。

「開けたらすぐに、何が置いてあるかがわかること」 これはすべての引き出しについても言えることですが、自由度のある中段の引き出しでは、とくに心がけるべき点です。

整理を終えたら、目的のモノがすぐに見つかり、さっと取り出せるかをテストしてみましょう。

うまくいかなければ、向きを変える、位置を変えるなどして、改善しましょう。

9 下段は A 4ファイルを入れるのが最も効果的下段の引き出しは、上から見てファイルを一覧できるように 整理のためにはファイルボックスを活用する まとめた書類をどこに置くか、で悩む人は多いはずです。

最も適しているのは、高さがあり、かつすぐに出し入れができる、一番下の引き出しです。

A 4サイズの書類、ファイル類も、背を上にして立てて入れることが可能です。

ただし、クリアホルダーやビニール製のバインダーなどの軟らかく薄いモノを直接入れると、すぐに斜めに倒れてしまったり書類の厚みで変形したりします。

こうなると、取り出しにくく、何が入っているのかわからない「ゴチャゴチャの引き出し」になってしまいます。

そうならないためにも書類を入れる際には、ファイルボックスを利用することをおすすめします。

今、硬いファイルしか使っていなくても、まずはファイルボックスを用意しておきましょう。

ファイルボックスは、標準的なデスク用引き出しにだいたい 5 ~ 6個入れることができます。

つまり、書類を 5 ~ 6のテーマに分類して収納できる、ということです。

ファイル、クリアホルダー、バインダーなど、ファイルボックスがあれば、あらゆるタイプのまとまった書類が、わかりやすく整理できるのです。

「一目瞭然」のために書類にはラベルを 一番下の引き出しには、ハンギングホルダーが取り付けられるようになっているタイプのものもあります。

これを活用して、下段の引き出しを「書類専用」のキャビネットにしてしまうのもいいでしょう。

デスクの上に立てておく書類は「現在進行中」のものだけ。

その他の書類は、すべてまとめてこの引き出しに収納してしまうのです。

ファイルボックスを使用する際も同様ですが、書類をファイリングする際には、ファイルに必ずタイトルをつけておくこと。

きれいに立てて収納したはいいけれど、何の書類だかわからない……では機能的とは言えません。

この引き出しも、上から見たときに入っているものが一覧できるようにしておきましょう。

高さがあるので、スペースに余裕があれば、パソコンの付属機器やデジカメ、各種コード類なども収納できます。

その際には透明のボックスケースなどにひとまとめにしておけば、どこかに隠れてしまうこともなく、中身が一目瞭然です。

使用目的(置くもの)を明確にした収納を! 高さのあるこの引き出しは、ある程度の大きさのものでも収納できる便利な引き出しです。

しかし、その便利さゆえに書類、小物と区別することなく何でもかんでも放り込んで、何が入っているかわからなくなる……ということになりやすいのも、この引き出しの特徴です。

まずは使用目的(入れるもの)を明確にしておきましょう。

10 デスクトップのアイコンは少なくが基本パソコンのファイルは必ずフォルダをつくってまとめる 「もうひとつのデスクの上」を散らかさない いろんなモノが散乱していない、必要なモノがすぐに取り出しやすいところに置かれている……こういった「機能的なデスク」の概念は、今や重要なビジネスツールであるパソコンにも必要とされます。

パソコンもデスクトップ(机の上)が散らかっていて、どこにどんなファイル、フォルダがあるかがすぐにわからなければ、効率的な仕事は望めません。

「デスクトップがアイコンでいっぱいになっている」ということは、デスクの上にモノや書類・資料がゴチャゴチャに積み上げられているのと同じです。

必要なファイルが見当たらず、いちいちいくつものファイルやフォルダを開いて確認しなければならない……じつに時間がもったいないですよね。

また、いくつものファイルやフォルダをデスクトップに出しっぱなしにしているパソコンは、起動や処理のスピードも落ちます。

時間の無駄遣いや仕事のミスをなくすため、「もうひとつのデスクの上」であるパソコンのデスクトップは、なるべくアイコンを少なくしましょう。

「まとめて保管」を心がけよう デスクトップ上のアイコンの数を増やさないようにするには、「ファイルはそのままバラバラに出しておかず、必ずフォルダをつくってそこにまとめる」という基本を徹底させることです。

ファイルへのまとめ方はいろいろですが、テーマ(プロジェクト・企画)別にしておくのが一番わかりやすく、必要なときに必要なもの(ファイル)を取り出すのにも適しています。

仕事先別に分けてもいいでしょう。

アプリケーションのショートカットアイコンは便利ですが、これも普通のデスク回りと同じように、「使用頻度の高いものを、取り出しやすいところに」ということにします。

デスクトップに置くのは、よく使うアプリケーションのものだけ。

使用頻度の高いものは、他のアイコンと少し離しておくといいでしょう。

使用頻度の低いものは、スタートメニューの中に移動するか、思い切って削除してしまいましょう。

わかりやすいタイトルをつけるいくつかの条件 ファイルのタイトル名は明確にすることが必須です。

「企画 1」などではなく「〇〇企画書」と、ひと目ですぐに何のファイルかがわかるということが、自分が後で探す際にも見つけやすくなるポイントです。

また、タイトルに日付(作成日)を入れることでも、検索性はアップします。

フォルダのタイトルに関しては、紙の書類・資料で同テーマのものがある場合は、それと同じタイトルをつけ、リンクさせておくことも有効です。

COLUMNデスクの上にあると便利なもの!「デスクの上に出しておくのは、使用頻度の高いモノ」……これはデスク回りの整理の基本ですが、他にも、「デスクの上にあってこそ便利」なものがいくつかあります。

卓上時計 ビジネスにおいて、時間の意識はなくてはならないもの。

パソコンや携帯・スマートフォンの表示、腕時計、オフィスの壁掛け時計など、時間のわかるものは周囲にいくつもあるでしょうが、やはりデスク上のいつでも目につくところに時計があると、時間の意識が高まるものです。

なるべくサイズが小さく、それでいて表示が見やすいものを選びましょう。

ミラー 電話をかける前に、自分の表情(笑顔)を鏡で見れば、緊張することなく電話ができるといいます。

自分を客観視することは、気持ちを落ち着かせ、集中力を高める効果もあります。

デスクの上にミラーを置くのも「できるビジネスパーソン」のたしなみかもしれませんね。

付箋 これはもう当たり前の小物ですが、ちょっとしたメモをすぐとれるように、デスクの上にはぜひとも用意しておきたい一品です。

おすすめなのは、 10センチ四方の大き目のメモ付箋です。

ToDoリストとして利用しデスクの上に貼っておくこともできますし、そのまま後で手帳・ノートに貼るという〝流用〟もできます。

最近はカラフルなもの、キャラクター入りのものなど、さまざまな種類の付箋が売られていますから、ぜひ自分の好みのものを選んで、デスク上を演出してみてください。

それだけで仕事が楽しくなるものです。

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