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PART 3 書類をため込まなければ、整理は 9割うまくいく

▼ゴチャゴチャした環境から抜け出そう 1 必要のない名刺は思い切って捨てる ●名刺は人脈の大切なデータベース 2 郵便物は受け取ったその場で処理する ●手紙は放っておくと、どんどんたまってしまう 3 本や雑誌は必要な部分や目次だけ切り取って保存する ●「本の山」に囲まれていては仕事はできない 4 「あると便利」程度のものは、鞄から排除する ●あれもこれも詰め込むことが使いにくさの原因 5 書類の整理には、役立つグッズが欠かせない ●「紙モノ」は整理のいちばん難敵 6 ファイルにタイトルを書くだけで、探しやすさが一変する ●ファイルを並べる時の幅は 90センチ以内! 7 分類を細かくしすぎないことが整理のコツ ●分類に正解はない 8 書類は必ずクリアホルダーに入れる習慣をつける ●クリアホルダーとボックスファイルは最強の組み合わせ 9 便利グッズの活用で整理が 10倍うまくいく ● 100円ショップやホームセンターにも優れたモノが眠っている COLUMN 100円ショップは、整理の味方!

1 名刺は人脈の大切なデータベース必要のない名刺は思い切って捨てる 名刺が整理できていないと人脈も広がらない 名刺はビジネスパーソンにとって大事なアイテム。

しっかり管理することは、仕事の基本中の基本と言えるでしょう。

しかし、小さなものだけに、しっかり保管しないと、すぐになくなってしまいます。

多くの人が、何枚もの名刺を収納できる名刺ファイルを利用しているはずです。

しかし、ただ 50音順に並べるだけでは、名刺を「有効に」活用することはできません。

名刺ファイルの中に入っている名刺を見直すと、誰だかわからない……という人の名刺も、何枚かあるはずです。

その名刺は、あなたにとって「必要のない名刺」です。

こういった名刺を大事に保管していくことは、必要な名刺を見つけづらくさせる要因にもなります。

仕事の効率を重視した環境を考えるのであれば、必要のない名刺は思い切って捨てることをおすすめします。

名刺を捨てるときには慎重に、ていねいに!「名刺を捨てるなんて、失礼だ!」という意見もありますし、「小さいから保管しておける」と思う人もいるでしょう。

しかし、小さな名刺でも、たまれば膨大な量です。

連絡しない相手の名刺を何枚も保管すると、重要な名刺が見つかりません。

①今後連絡を取り合う(と思われる)人 ②直接やりとりをすることのない人 ③連絡を取ることがまったくない人 これを分類し、 ③の名刺は、思い切って捨ててしまいましょう。

ただし名刺にはさまざまな個人情報が詰まっています。

シュレッダーにかけるか、厳重に破棄するのが原則です。

最近は機密文書を安全に処理してくれるサービスもあります。

「今後よく連絡を取り合う人」の名刺は、コンパクトなサイズの名刺ファイルに入れて、いつでも使えるよう、手元(デスクの一番上の引き出しなど)に入れておきます。

スマートフォンなどで撮影して管理してもいいでしょう。

「直接やりとりをすることのない人」の名刺は、 A 4サイズ以上の大き目の名刺ホルダーなどに入れておきます。

このホルダーは、デスクの一番下の引き出しなどに入れておきます。

手元に置く名刺ファイルは電話帳代わりにもなる 手元に置く名刺ファイルは、あなたの電話帳代わり。

したがって、連絡の頻度が高い人の名刺を一番手前に入れます。

残りの名刺は 50音順、業種別……どのように分類にしてもいいのですが、あまり細かく分類しては、逆に使い勝手が悪くなります。

また、分類そのものに時間がかかってしまうため、もらった名刺の保管が「面倒な作業」となります。

これでは、保管を習慣にもできません。

分類や保管に意味があるのではなく、名刺はあくまで今後の連絡などで「使うこと」に意味があるのです。

2 手紙は放っておくと、どんどんたまってしまう郵便物は受け取ったその場で処理する 「受け取ったらすぐに」処理するのが基本中の基本! 知らないうちにどうしてもたまってしまうものに、ハガキや手紙があります。

後で使う、ということはあまりないとはわかっていても、名刺同様「捨ててしまうのは相手に失礼」という意識もあるのでしょうか、なかなか処分に踏み切れません。

これら郵便物の整理の基本は、「受け取ったらその場で処理する」ということです。

受け取ったその場で処理するのが無理でも、「その日のうちに」、つまり仕事を終えて帰る際には、処理します。

「とりあえず」の保管場所をつくっておく方法もありますが、そのうち処理に困るのが普通ですし、大切な文書をなくしてしまう原因にもなります。

仮に一時置き場をつくったとしても、チェックは怠らないこと。

受け取った文書は、封書の場合は開封して便箋の右上か左上に「受信日」を記入し、特別な封筒でない限り、封筒は捨てます。

封筒に書かれた住所が必要なときには、切り取って便箋や名刺に貼ります。

次にざっと目を通し、重要な箇所にマーキングしておきます。

ここで「あまり必要ない」と思ったら捨て、返信しなければならない場合は早めに返信します。

たまった郵便物は、いったん全部出して整理する では、デスクの引き出しなどにたまっているハガキや手紙はどうすればいいでしょうか。

まず、一時保存用のクリアホルダーや袋を用意します。

その上で、たまっている郵便物をすべてデスクの上に出します。

そしていよいよ整理開始。

まず、過去のイベント案内などの「用済みの通知類」を捨てます。

「移転通知・挨拶状」などは、住所・連絡先に変更がある場合は住所録を修正するか、その部分を切り取って、名刺と一緒に保管します。

「使わない」とわかっていながらも、なかなか捨てられないのが、「年賀状や暑中見舞い」です。

しかしこれらこそ「毎年増え続けるもの」。

たとえば 3年間などと保管期間を定め、該当するものだけ一時保存用ファイルに入れます。

大切な郵便物、「この年賀状いいなあ」というようなものは、別に「永久保存ファイル」をつくります。

これから届く郵便物の整理方法を決めよう 郵便物はビジネスマンである限り届き続けます。

今のうちに「処理のルール」を決めておきましょう。

イベントの案内などは、参加したいものはすぐに予定表に組み込みます。

出欠の返事が必要なら、すぐに出し、イベントが終わったらすぐに処分します。

移転通知や挨拶状、年賀状や暑中見舞いは、住所・連絡先の更新が必要なものは更新し、後は捨てるか一時保存ファイルへ入れます。

一時保存ファイルは 1カ月に 1度は見直して、不要なものは処分します。

その際に判断しやすいように、保存する郵便物には必ず受取日をメモしておきます。

3 「本の山」に囲まれていては仕事はできない本や雑誌は必要な部分や目次だけ切り取って保存する 本や雑誌の「発掘作業」をなくそう ビジネスパーソンにとって「本や雑誌を読むこと」は、知識と仕事力を高める大きな自己投資です。

しかし、本もたまっていく「モノ」のひとつ。

整理を意識しなければ、デスク回りや部屋が本や雑誌でいっぱいになり、効率的な仕事ができません。

本や雑誌の整理のポイントは「立てること」。

デスクの上でも本棚でも、本や雑誌は必ず立てて保管することが大前提です。

積み重ねて置くことが、本や雑誌(書類もそうです)にとって一番効率が悪い保管方法です。

積み重なった「山」をつくってしまっては、下になったものはすぐに見えず、どの本がどこにあるのかがわからなくなります。

積み重ねての保存は、整理の天敵。

まずはブックエンドなどを使って、本を立てる作業を始めましょう。

それだけで、探しものは少なくなるはずです。

「取っておくこと」に意味はない デジタル化が一気に進み、今後、本や雑誌も電子化が加速されるでしょう。

持っている本や雑誌をスキャンして、デジタルデータとして保存する人も増えました。

それでも、どうしても本や雑誌が捨てられないのは「後で必要になるかもしれないから」という気持ちがあるからです。

しかし、必要になる可能性を考えていたら、キリがありません。

本や雑誌を処分しても、あなたの知識や情報がすべてなくなるわけではありません。

「本の中身はすでに自分の栄養となっている。

読まないまま、読み返さないままの本は、はじめから栄養にはならない本だ」 と考え、積極的に処分しましょう。

本は「知識を得ること」が目的であり、「読み返さないものを取っておくこと」が目的ではないのです。

もちろん、何度も読み返したいものや、強い思い出が残っている本は、むしろ大切に持っておきたいものです。

だからこそスペース確保のために、読まないものの処分が必要なのです。

「必要な部分」だけを保存しておく方法 どうしても本を捨てることに「不安」を感じるのならば、重要だと思った箇所をコピーして、手元に残しておくことも可能です。

表紙と目次もコピーしておけば、ダイジェスト版ともなります。

これをファイルボックスなどで保管し、本そのものは、本棚がいっぱいになったら処分しましょう。

雑誌も、必要な部分だけをコピーするか切り取るかして、ファイルしておきます。

また、目次だけを切り取っておくのもいいでしょう。

後でその記事が必要になったら、出版社のホームページや図書館でバックナンバーを検索すればよいのです。

本も雑誌も、丸ごと 1冊取っておいても、読み直したい部分がどこにあるのかがわからなければ意味がありません。

必要な部分だけを取っておくほうが効率的なのです。

4 あれもこれも詰め込むことが使いにくさの原因「あると便利」程度のものは、鞄から排除する 鞄の中に不要なものが入っていませんか? 鞄はビジネスパーソンにとっては「携帯するオフィス」のようなものです。

デスク回り同様、必要なモノをすぐに使えること、不要なものがないことこそが、ビジネスの効率化につながります。

あなたのビジネス用の鞄には、どんなものが入っていますか? あれこれといろんなものが入っているのではないでしょうか。

鞄の中にモノが多いと、必要なものをすぐに見つけ出すことができません。

肝心なものを入れ忘れる原因にもなります。

鞄の中は定期的にチェックして、不要なものをなくしましょう。

取っておく必要のないレシート、使わなくなった各種資料、捨てようと思っている名刺、ボロボロになったポケットティッシュなど……そういったものがたまっていたら、要注意です。

資料類でも、「長く使っていないものは捨てる」──これが基本です。

「なければ困るもの」だけを入れる 鞄に入れるものは、「なければ困るもの」だけにしましょう。

「いつか使うであろう資料」「読み終えた雑誌」などは、鞄に入れて持ち歩く必要はありません。

まず、いったんすべてのモノを鞄から出し、なければ困るというものだけをピックアップしましょう。

このときのポイントは「あると便利かもしれないレベルのものは排除する」ということです。

「あると便利」には、キリがありません。

これが、鞄の中がモノであふれてしまう原因にもなるのです。

試しに、「あると便利」レベルのものを鞄に入れず、 1週間過ごしてみてください。

それで困るようなら、改善すればいいのです。

几帳面に準備万端整えようと、あれもこれもと鞄に入れる行為は、「携帯するオフィス」を使いづらいものにし、かえって仕事の効率を落とすことになります。

「入れ過ぎ」には要注意です。

「ここには、これだけ」で中を整理する「機能的」と謳われた鞄は、多くのスペースに分けられて、一見、使い勝手がよさそうですが、逆に使いづらくなっている場合もあります。

その原因は、入れるモノの定位置を決めていないからです。

「筆記具はここ」「メモ帳はここ」「書類はここ」といったように「ここには、これしか入れない」というルールを必ずつくっておきましょう。

使用頻度の高いモノを一番取り出しやすいところに入れるのは大前提です。

こうすることによって、鞄の中でモノが迷子になってしまうのを防ぐことができます。

また、書類や小物は中身の見える透明のクリアホルダーや袋に入れておくことも、紛失防止には効果的でしょう。

デスク回り同様、鞄の中も「機能的に仕事をするための配置」を考えることが、ビジネスパーソンの常識です。

5 「紙モノ」は整理のいちばん難敵書類の整理には、役立つグッズが欠かせない 一番頭を悩ませる整理が、書類の整理です 書類や資料といった「紙モノ」は、整理の習慣がない人にとっては一番頭を悩ませる〝難敵〟ではないでしょうか。

書類・資料は、日々の仕事の中で常に増え続けます。

毎日数枚ずつ増えていったとして、年間ではかなりの量になります。

日々の量は少ないので、気がつかないうちに増えていってしまいます。

しかも、そこに記されているのは、仕事に直結するであろう、さまざまな情報です。

これを簡単に捨てるわけにもいきません。

ビジネスパーソンにとって、書類・資料をどう扱うかは、まさに死活問題なのです。

では、書類・資料はどのように扱われるのが理想かといえば、「必要なときに、必要なものをすぐに取り出せるようにすること」と「不要なものをため込まないこと」です。

このためには、明確に整理のやり方を決めて、日々それを守ることが大事です。

まずは大まかな分類の手順を見てみよう 必要なときに必要な書類・資料をすぐに取り出すことができ、紛失も防ぐようにするには、最初に書類を分類します。

ただし、最初からいきなり細かい分類に取り組む必要はありません。

まずは大まかな分類を。

「テーマ別」(プロジェクト別)に分けるのが一般的ですが、「緊急」「ペンディング」「保管用」など、大まかな分け方でもいいでしょう。

①ボックスファイルを 3 ~ 6個用意し、タイトル(分類名)を書き込む。

分類に迷った書類用に「その他」のタイトルのものもひとつ用意する。

②これを、デスク上に余裕があればデスク上に縦に、あるいは引き出し下段などの高さのあるスペースに並べる。

③クリアホルダーに入れた書類・資料を分類しながら、厚めのファイルケースなどに入れる。

クリアホルダーに入らない書籍などの資料などがある場合は、箱形の透明のファイルケースが便利です。

④これを ①のボックスファイルに分類する。

放り込んだ書類・資料は、定期的に(最低でも月 1回)チェックする。

ボックスファイル、クリアホルダーなどを活用しよう これで、ゴチャゴチャになった資料や、デスクの上の書類の山は、とりあえず解消されるはずです。

このように大まかな分類をする際には、ボックスファイルやクリアホルダー、クリアケースなどの「道具」を揃えることが必須です。

このようなものに入れないとバラバラになります。

書類・資料は「立てて」保管しなければ、結局はまた積み重ねてしまい、山をつくるだけです。

また ④の「チェック」も忘れずに。

ボックスファイルの中身を見直し、不要なものは捨てなければ、書類・資料は増え続けるだけです。

6 ファイルを並べる時の幅は 90センチ以内!ファイルにタイトルを書くだけで、探しやすさが一変する ファイルのタイトルは必ず書くこと 必要な書類・資料をより取り出しやすくするためには、どこに何があるのかを一目瞭然にしておくことが大事です。

せっかくファイリングできれいに分類したとしても、そこに何が入っているか……がわからなければ、ただ単に「整頓」されただけです。

当然のことですが、書類・資料をファイリングするということは、ファイルによって「中身が見えなくなる」ということです。

ですから、ファイリングをしたら、必ず見える位置にタイトルを記入しましょう。

ファイルを揃えた際の読みやすさにも気を配り、タイトルの位置も「ファイルの上から〇センチ」と統一させるとベストです。

また、テーマごとにラベルの色分けをしてもいいでしょう。

「何が入っているかわからないもの」をつくらないことが、探しやすさにつながるのです。

ファイルにタイトルを書くことは、大変な作業ではありません。

この簡単なひと手間を惜しむと「謎のファイル」が増えてしまいます。

使用頻度で置き場所を決める ファイルは、サイズを統一させたほうが収納しやすくなり、また見た目もきれいになります。

「どこに置くか」に関しては、ファイルの使用頻度や作業〝動線〟を考えて、収納場所を決定しましょう。

・使用頻度の高いもの(いつも使うもの、進行中のもの)は、デスクの上に並べる。

・デスクに並べきれないもの、使用頻度があまり高くないものは、デスク下段の引き出しに(もちろん背を上にして)収納する。

・保管しておくもの、すぐには使わないものは、本棚に並べて立てる。

こういったルールを設けて、どこに何を置くか、を明確にしておきましょう。

並べ方は「見やすさ」を重視する ファイルを並べる際には、「幅」にも気をつけましょう。

背表紙に書かれたタイトルを一覧できる数には、限界があります。

幅 90センチ、ファイルの冊数にして約 30冊程度が、ひと目ですべてのファイルを見渡せる限界です。

これ以上の幅でファイルを並べても、一覧できないばかりか、使っていないファイルが多くなります。

ここでも常にファイルの中身を見直し、書類の処分を心がけましょう。

ファイルはきれいに並んでいるが、中には不要なものが入っている──というケースはよくあります。

ファイルを無駄に増やさないことを心がけましょう。

並べられたファイル群を常に眺めていると、その見た目があなたの仕事の意識を高め、やる気を出させてくれます。

ビジュアル的にスッキリ分類・整理されたファイルが並んでいる仕事環境は、あなたのモチベーションに直結しているのです。

7 分類に正解はない分類を細かくしすぎないことが整理のコツ 細かすぎる分類は本末転倒になる よりスピーディーに必要な書類・資料を取り出すためには、分類にこだわる必要があります。

「テーマ別」にボックスファイルで分類したとしても、紙は日々増え続けるもの。

ひとつのボックスに入りきらないほど書類・資料がたまってしまったら、必要な資料は簡単には取り出せなくなってしまいます。

そうなったときには、改めて同テーマ内でさらに細かい分類をする必要があります。

ただし、あまり細かすぎる分類は要注意です。

必要な書類・資料が「どこに行ったか」がわからなくなってしまう……つまり細分化された分類の中で、書類が迷子になってしまうのです。

こうなっては本末転倒です。

分類はあくまでも「すぐに探し出せるように」ということを基準にしなければなりません。

「別の視点」での分類を考える また、細かすぎる分類は、いたずらにファイルの数を増やすことにもなります。

不要なものがあったとしても、それを発見し、処分するまでには、いちいち数多いファイルを確認していかなければならず、また無駄な時間がかかってしまうでしょう。

分類が細かくなり、ファイルも多くなってしまいそうなときには、「別の視点」で大きなくくりを使ってみましょう。

たとえば「時間軸」を使った分類では、「すぐに使うもの」「よく使うもの」「将来使うもの」をボックスファイルのタイトル(大分類)とします。

進行中の企画資料や日々使用する営業資料は「すぐ使うもの」、顧客データや売上データ、社内文書などは「よく使うもの」といった分け方です。

もちろん中に入れる資料は小分類として分けられていますが、わざわざボックスファイルを設けるのではなく、クリアホルダーやクリアケースを使えばいいのです。

「これが絶対!」という分類はない そもそも分類には、「必ずこうでなければならない」というものはありません。

多くのお客様を抱える営業マンと、決まったクライアントとがっちり組んで仕事をするクリエイターとでは、顧客リストの数も違いますし、使用頻度の高い資料も異なります。

人によって、職種によって、さまざまな分類方法が考えられるでしょう。

自分なりに決めた分類のルールは、守らなければ整理になりません。

分類に「これが必ず正しい」というものはありませんから、「探し出しやすさ」「ため込まないこと」を条件として、見直しと改善に取り組みましょう。

ただし、ルールなき「何となく」の分類は、混乱のもとです。

「自分はこういう分類の仕方をしている」と、人に説明できるくらいのスタイルは持つべきでしょう。

8 クリアホルダーとボックスファイルは最強の組み合わせ書類は必ずクリアホルダーに入れる習慣をつける クリアホルダーは書類整理の定番です! 書類をまとめる際、一番使い勝手がいいものは、これまで何度も触れてきた「クリアホルダー」でしょう。

項目ごとにクリアホルダーを使い、書類を中に入れておくだけ。

そしてファイルボックスの中に立てて保管すれば、デスクの上が書類でゴチャゴチャになることはありません。

逆に言えば、「書類」と名のつくものは、必ずクリアホルダーに入れることを習慣づけるのです。

たとえば、ある案件の種類が 1枚しかなかった場合でも、その 1枚の書類のために、クリアホルダーを使用し、そのまま保管するようにします。

ホチキス留めされた書類も同様です。

「1枚や 2枚のためにクリアホルダーを使うのは無駄ではないか」 と思われるかもしれません。

しかし、実は最もなくなりやすく、探しづらいのが、「 1枚の資料」なのです。

つまり、書類を保管する際の「最小単位」は、クリアホルダーへの保管、ということです。

書類保管の基本は、「積み重ねず、立てておく」ということです。

〝裸のまま〟では、書類整理の最悪の状態である〝積み重ねておく〟保管になります。

このときのポイントは、ボックスファイルを併用するということ。

ボックスファイルにクリアホルダーを立てておくだけでデスクの上は、驚くほどきれいになります。

さらに使い勝手が広がる工夫をしよう また、クリアホルダーは薄く、持ち運びにも便利です。

打ち合わせや会議の際に、必要書類をもれなく持っていける、鞄の中にも楽に入れられるので、外出にも最適です(ただし、外出先から戻ったら、必ず鞄から出して、元の位置に戻しましょう)。

クリアホルダーはプラスチックの〝袋〟とも言えますし、入れやすく取り出しやすいので、書類に限らず、何でも入れてしまえます。

引き出しの中に乱雑に収められている領収書を、本格的整理の前に一時入れておくこともできます。

案件別に分ける際には、書類だけでなく CDなどの記録媒体も一緒に入れておけます。

また「ポーチ」代わりとして、ちょっとした手回り品を入れておくこともできます。

出張の際、乗り物のチケットやメモ、地図などを入れておくと、取り出しやすく便利です(このときは基本の A 4サイズでなく、小さ目の A 5サイズのものも重宝します)。

色つきのものではなく透明のものが整理には便利! クリアホルダーには、さまざまな色のものがあります。

そこで、「この類の書類は赤に、この類の書類は青に」と、色分けでの分類を考えがちですが、色分けはかえって煩雑な作業となります。

それよりも、中に何が入っているかが一目瞭然、というほうがずっと効率的。

クリアホルダーは透明のものを使うことをおすすめします。

決まった位置にラベルを貼って、内容を書いておけば探すときにも迷いません。

9 100円ショップやホームセンターにも優れたモノが眠っている便利グッズの活用で整理が 10倍うまくいく 整理にはさまざまなグッズが必要 いろいろなモノの整理には、収納を効率的にさせる「道具」が欠かせません。

●クリアホルダー 前述した整理の定番の便利グッズ。

書類や資料を分類する際に使うほか、バラバラになっている領収書類やメモなどを「一時的に」入れておく役割も果たします。

鞄の中でも書類入れとして重宝する「万能整理グッズ」です。

ただし保管の際に単独で立てるには薄いので、ボックスファイルやブックエンドとともに使うことが望ましいでしょう。

●各種ファイル(表紙つき) 書類の量が多くなったら、クリアホルダーではなく、表紙と背のついた通常のファイルを使います。

穴をあけるタイプのもの( 2穴ファイルなど)は書類がバラバラにならずにきれいに保管することができますが、書類の順番を入れ替えるのに手間がかかります。

しかし時系列で保存したいもの(毎週の売上データなど)には最適です。

表紙つきのファイルは他にも穴をあけずにはさむものなど、さまざまな種類がありますので、仕事のスタイルや用途に合わせて使い分けましょう。

ただし、なるべくサイズは統一させること。

標準的な A 4サイズがいいでしょう。

●ボックスファイル さまざまな「小分類」の書類を入れておく「大分類」の入れ物として、あるいはデスク下段の引き出しなどの高さのあるスペースでの間仕切りとしても使用できます。

●ブックエンド 書類を保管する際の鉄則は「立てて置くこと」。

デスクの上などに書類を置く際には、ブックエンドが欠かせません。

●見出しラベル クリアホルダーなどには、普通はタイトルを書き込む欄がありません。

こういうものには、見出しラベルを貼ります。

貼る位置は、統一しておくとタイトルが見やすく、すぐ発見できます。

その他の、あると便利なグッズたち 他にも、仕事の内容に合わせて、いろいろとグッズを工夫しましょう。

●メモ用付箋 大き目サイズの付箋は、メモ用紙として活躍します。

メモは取っておいて読み返すこともできますから、台紙に貼って保存しましょう。

●卓上ミニゴミ箱 これは、名刺の空き箱や綿棒の空きケースで充分でしょう。

デスクの上の消しゴムのカスやホチキスの使用済み針など、作業中に出る細かいゴミをさっと入れておき、終業時に普通の大きいゴミ箱に中身を捨てます。

COLUMN 100円ショップは、整理の味方! あなたの住んでいる街や、職場のある街にも、きっと「 100円ショップ」があるでしょう。

日用品、文具やお菓子などが豊富で安い……「毎日利用している」という人もいるのでは? この 100円ショップ、まさに「整理用品」の宝庫なのです。

クリップや、ちょっとしたファイル類、大小の封筒類、付箋、さらにはブックエンドや小物ケースまで……整理に必要なグッズのほとんどは、 100円ショップで入手することができます。

100円ショップを有効活用するポイントは、とにかく「いろんなコーナーを見て回る」ということ。

オフィス用品、文具のコーナーだけに〝使える〟整理用品があるとは限りません。

たとえばちょっとしたデスクの引き出しの中で「仕切り」として活躍するトレイ。

これは専用のものもあるでしょうが、もし見つからなかったら、食器・台所用品のコーナーにあるタッパー類が利用できます。

また、工具のコーナーには、パソコンをはじめとしたデスク回りの電化製品のケーブルをすっきりまとめるための結束バンド(車などの機械いじりでは必需品だそうです)などがあるでしょう。

さらに、「整理」とは言えませんが、デスク周辺の掃除に適したウエットタイプのシートなどの「清掃用具」も、何かと使えるモノです。

100円ショップにはさまざまなコーナーに使える整理用品が潜んでいます。

デジタル全盛の今日ですが、身の回りの整理は、とてもアナログな作業です。

最新鋭 I T機器を使いこなすことよりも、ちょっとした道具を、あなたのちょっとした工夫でカスタマイズして使う、ということが、ある意味でよほど効率的でストレスのない仕事につながるのです。

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