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第 4章ぶり返さない・他人にうつさないためにやるべきこと

目次

27「重力に逆らわない」が回復への最短距離——身体を回復に集中させるためにできること

ここまでさまざまな風邪対策を紹介してきました。しかし、人は、いろいろなしがらみから避けられず風邪をひいてしまうものです。

ここからは、「完全に風邪をひいたらどうするか?」ということに話を移します。

正しい治し方を知ることで、風邪という「倒せない敵」への戦闘体制が整います。

●できる限り「身体を横たえる」

いうまでもありませんが、睡眠は風邪からの回復法の基本中の基本です。寝られるだけ寝ることが、回復への最短距離です。

とはいえ、寝ようと思っても寝られないときもあるでしょう。そんなときも、寝られないことにストレスを感じる必要はありません。

ベッドで横になっているだけで、回復効果があるからです。風邪だけでなく、疲れが溜まっているときや体調不良の際は、「横になる」が鉄則です。

座位や立位は、それだけで身体への負担が増えます。座ったり立ったりしていると、身体は姿勢を保つために筋肉が緊張します。

その緊張を維持するために筋肉に血流を送らなければならず、回復に集中させるべきエネルギーを消費します。

私は、産業医として企業のビジネスパーソンと接する機会も多いのですが、風邪をひいているにもかかわらず、無理して動き回ったり、デスクに向かって仕事したりして、さらに風邪を悪化させる人がとても多いのです。

朦朧とした頭で仕事をこなすよりも、完全復活を期したほうが結果的にはパフォーマンスは上がるとわかっているのに、つい机に向かってしまうのです。

風邪ひきの状態は、身体にとっての非常事態です。財務状況が悪化しているのに、さらなる投資に踏み切れば、経営環境は悪化します。非常事態に貴重なリソースをほかに割くのは、賢明な戦略ではありません。

横になって体力やエネルギーの温存を図り、風邪対応に身体を集中させるのです。

●1つ仕事をやろうとするだけで回復が遅れる

眠たくならなければ、無理に眠ろうとする必要はありません。身体を横たえることで血圧の変動は小さくなり、呼吸も整い、筋肉の緊張もとれていきます。

安静にしている身体の中では、一生懸命に免疫システムが作動し、風邪ウイルスを排除する働きをしてくれています。

「ちょっとだけ仕事を」と一度思い始めると「あれも、これも」と、脳が仕事モードに移行し始め、それに伴って身体が緊張し、回復を遅らせます。

普段の生活では、副交感神経が優位になるとリンパ球が活性化し、身体の抵抗力がより強まるとされています。常にピリピリと緊張しているより、リラックスすることを心がけたほうがよいでしょう。

横になっているのが退屈なら、好きな音楽を聴いても良し、本を読んでも良し。時間が経って目や耳が疲れたら、自然と眠りに落ちるでしょう。風邪をできる限り早期に治すことは、今注力すべき最大の仕事です。きちんと風邪を治してから、フルスロットルで追い付けばいいのです。

熟睡できないと風邪をひきやすくなる——「睡眠不足」と風邪の関係

睡眠そのものの話にも触れておきましょう。

そもそも、睡眠不足は、風邪の発症リスクを増加させます。これは、ギリシャやアメリカなど世界中の研究結果として明らかになっています。

メールや SNSなどが爆発的に普及し、 24時間仕事ができる社会になりました。

寝る直前までスマートフォンやパソコンに触れていると、睡眠が浅くなったり断続的になったりして、自分でも気づかないうちに睡眠が不足しがちになります。

また、人間関係上のストレスを抱えると、風邪の発症リスクを増加させることもまた、複数の研究で示されています。ストレスは睡眠によって解消される部分が非常に大きいため、ストレスと睡眠不足と風邪は、密接な関係にあるのです。

●「徹夜」の恐ろしいリスク

とくに「徹夜」は悪影響のオンパレードです。徹夜は昼間の眠気や全身倦怠感、頭重感、不安など身体・精神に悪影響を及ぼします。

また、血圧や血糖や中性脂肪の値を上昇させ、高血圧、糖尿病、脂質代謝異常症(高脂血症)などの生活習慣病や、心筋梗塞や脳血管障害のリスクを高めることが明らかにされています。身体の抵抗力を低下させ、インフルエンザなどの感染症、がんの可能性も高まります。

ほかにも、食欲を抑えるレプチンを減少させる一方で、空腹感を感じ食欲を促進するグレリンを増加させるため、肥満を引き起こすことも知られています。

おまけに、記憶力や集中力を低下させます。学生であれば成績を下げることに、社会人であれば仕事上の能率や生産性を下げます。交通事故や産業事故のリスクを上げることにもつながるのです。

徹夜は何としても避けるようスケジュール管理をしましょう。

とくに、風邪やインフルエンザが流行るシーズンは、体力低下を防止するとともに、しっかりと眠ることで日々溜まっていくストレスをきっちりとリセットしていきましょう。

29のどの痛みは「黙れ」のサイン——炎症からの回復法の基礎知識

プレゼン、電話、会議、同僚との雑談、カラオケ、喫煙……。私たちは、日常生活を送っているだけで、想像以上にのどを酷使しています。

のどの痛みが強いときは、「しゃべらない」が立派な治療になります。口を開けて話をすると、のどが乾燥し、さらに、風邪ウイルスをばらまきます。のどが痛いということは、のどに炎症があるということです。

炎症は身体の修復作業が正常に機能し始めた証拠ですから、しゃべることでのどを酷使すると、炎症を助長します。

炎症治療の基本は、 Rest(休息)です。

風邪をひいて、のどの痛みが出たら、できる限り face to faceの会議を入れず、メールや SNSなどのテキストベースのコミュニケーションにシフトチェンジしてください。

のどの粘膜が弱っているのに口を開ける回数が増えると、乾燥を助長しかねません。弱っている身体の部位は、病原体の格好の攻撃対象です。風邪に加え、さらに別の病原体を重複感染させてしまうリスクも否定できません。

●「刺激物で消毒」は最悪

のどが痛みが悪化すると、唾を飲むのも辛くなります。水ですら痛みを増幅する可能性がありますから、刺激物は絶対に避けてください。特に、アルコールやタバコ、香辛料は絶対にやめましょう。

アルコールは粘膜刺激性があるため、弱っているのどの粘膜に過度な負担をかけます。

さらに利尿作用があるため、身体の水分を体外に排出してしまいます。口当たりがよいなめらかな食べ物を選んで、のどの修復を待ちましょう。

また、愛煙家には、マスクをつけながらタバコを吸う人も少なくありません。

喫煙者は慢性的に呼吸器系器官に炎症があるため、せきが長引きやすいと言われます。

実際、風邪をひいたとき「せきが止まらない」と訴える患者さんは、喫煙者であることが少なくないのです。のどの痛みを感じ始めたら、タバコを控え、会話をできるだけ減らし、刺激物を避けましょう。

30「鼻のかみ方とティッシュの捨て方」のルール——医療従事者の感染防止法のエッセンス

鼻をかんだあとのティッシュには、膨大な風邪ウイルスが含まれています。ウイルスと戦った白血球等の残骸やウイルスのかけらなども含んでいます。「汚い」という感情的な面だけでなく、実際に感染源の塊のようなものなのです。

鼻をかんだティッシュを丸め、ゴミ箱に「シュート」する人がいます。ナイスシュートならまだしも、落ちたり誰かに当たれば、職場でウイルスをばら撒いているようなものです。机の上に放置すれば、乾燥したウイルスが空気中に飛散するリスクも上がります。

インフルエンザ患者のティッシュの中で、ウイルスが 8〜 12時間生存しているという研究すらあるのです。

●フタ付きゴミ箱の奥に押し込め!

鼻をかんだティッシュの理想的な捨て方は、まずフタ付きゴミ箱を選ぶことです。ゴミ箱の表面寄りではなく、隙間を見つけて奥の方に捨てましょう。

フタつきゴミ箱がなければ、ビニール袋に入れて縛ってから捨てるのもいいでしょう。

とくに子どものいる家庭では、お子さんが遊んでティッシュの入ったゴミ箱を倒してウイルスを飛散させる可能性があります。

ビニール袋は家族内感染を防ぐ意味でも有効です。そして、捨てたあとは手指衛生をきっちりと行なってください。

医療現場で手指衛生が重視されるのは、「鼻水や唾液などの体液は感染源である」という前提があるからです。

●医療従事者の常識「咳エチケット」

医療従事者や飲食業従事者、保育園や幼稚園の職員にとって、ウイルスを撒き散らすことは許されない行為です。

良識ある業界人は、自分のくしゃみやせきにウイルスが含まれているのを前提に、周囲にそのウイルスをばら撒かないよう「咳エチケット」の 4行程を徹底しています。

① マスクの着用 ② せきやくしゃみをするときは、ハンカチやティッシュで覆う ③ フタ付きゴミ箱へのティッシュ等の破棄 ④ 手を洗うせきを防ぐことが目的ではなく、すべては周囲にウイルスを撒き散らかさないための配慮です。

できる限り拡散を防ぎ、最後に手を洗うことで完結します。

何気なくしているせきやくしゃみ、そしてティッシュの捨て方の所作に、その人の周囲への配慮が現れるのです。

31もし家族が風邪をひいたら——ウイルスだらけの「家の中」のリスク管理法

ここまで、主に働くビジネスパーソンに向けた風邪対策を紹介してきました。しかし最大のリスクは、同居する家族やパートナーが風邪をひいたときです。とくに、受験生がいる家庭などでは、風邪は脅威です。私にも家族がいます。

「家族が風邪をひいたら、うつっても仕方がない」という気持ちもよくわかりますし、私にもその気持ちはあります。

とは言え、一緒に住んでいれば、「今は絶対に風邪をひけない」というときに限って家族が風邪をひく、というタイミングが訪れます。

もし、あなたの子どもやパートナー、身体の弱い親御さんなどが風邪をひいて、あなたにまで感染してしまったら、誰も看病できない危険な状態になります。

家族を愛すればこそ、あなた自身が感染するリスクをできるだけ減らすことが大切です。

●部屋を分離し、共有物もできる限り分ける

風邪をひいた家族から、ウイルスは絶え間なく排出されています。寝ている部屋にはびっしりウイルスは漂い、布団にもウイルスは付着しています。着替えるパジャマにも、汗を拭いたタオルにも、水分補給したコップにもいるのです。

ウイルスは目に見えないからこそ、「そこにいるかも」という意識で行動をコントロールする姿勢が大切です。まず、風邪をひいた家族は、できるだけ特定の部屋にいてもらうことが大切です。

食事も、着替えも、決まった部屋で済ませ、できるだけウイルスの飛散を防ぐのです。

もちろん、トイレ等の移動は仕方ないですが、「部屋で一人は寂しいからリビングで寝たい」と言われても、勇気を出して断るのが優しさだと思ってください。

そして、風邪をひいた家族が使うものは、できるだけ分離してください。手を拭くタオル、歯磨きのコップ、食事のお皿や箸も共有せず、ティッシュを捨てるゴミ箱を隔離した部屋に常設してもいいでしょう。

そして、風邪ひきの家族と接点を持ったら、その都度、手洗い・うがい・アルコール消毒を徹底しましょう。

部屋の出入り、会話、物の受け渡し等の接点で、ウイルスは健康な家族にうつる可能性があるのです。

● 1週間のスケジュールを組み直す

それでも、家の中のウイルスを完全にシャットアウトすることはできません。最悪を想定して、万が一自分も感染した場合のことを考えておきましょう。

潜伏期間から計算して、家族が風邪をひいたときから 1週間はヘビーなタスクを入れないでおこうと決めて、頭の片隅に入れておくのです。

確率が見込めるリスクには備えるのが、リスクマネジメントの原則です。「そこまでする必要があるの?」と思う人もいるかもしれません。でも、厳密にすることで風邪を回避できる可能性があるのなら、トライする価値はあると思うのです。

32取引先が風邪をひいている時の対処法——相手の感情に配慮した4つの防御策

取引先や上司、たとえ家族であっても、目の前に風邪ひきの方がいると、「うつされたくない」という心理的なストレスがかかります。人として自然な反応です。

取引先やクライアントが風邪をひいている場面に出くわすことは少なくないでしょう。

密室での会議、営業同行、プレゼン聴講等、目の前で明らかに風邪をひいているクライアントと接しなければならないこともあります。

しかし、露骨に嫌な顔をすると関係を悪化させるかもしれず、対処に困ります。相手も風邪を押して出てきてくれているわけです。その気持ちへの配慮も起こるでしょう。

●相手に配慮した「風邪ひき相手の対応法」 4原則

そんなとき、私が気をつけている「風邪ひき相手の対応法」は次の4つです。

①接する時間を短くする

2時間の会議と 30分の会議を比較すれば、当然 2時間の会議のほうが風邪ウイルスを取り込んでしまうリスクは上がります。密室では、接する時間が長いほど、相手が発する風邪ウイルスへさらされる時間も増えると考えられます。

そんなときは、会議の最初に「 ○ ○さん、体調が悪いようですね。今日の会議は簡潔かつ効率的に終わらせましょう。早めに終えてゆっくり休んでくださいね」と宣言してから始めましょう。

相手もつらいはずですから、そこに配慮する意志を伝えつつ、自分を守るのです。

②物理的な距離をとる

対面すると、相手のせきやくしゃみがぶち当たり、ウイルスのシャワーを浴びます。そこで、できるだけ平行に並ぶか、対角線のポジションを取るようにしましょう。

プレゼンの登壇者が風邪をひいている場合は、できるだけ遠い位置に陣取ったり、空調等の風上に位置する場所に座ることも検討に値します。

③物品の貸し借りはしない

風邪をひいた人は、無意識に周囲の物品にウイルスを付着させる可能性があります。

ファイルや差し入れなどの物品を手渡しで受け取ると、自分の手指にウイルスが付着する接触感染の危険性があります。

④別れたあとはダッシュでトイレへ

風邪ひきの人と同じ部屋や近い距離である程度の時間を過ごすと、どれだけ意識していてもウイルスが付着することは避け切れません。

別れたあとは、できるだけすぐにトイレに行き、うがいと手洗いを徹底しましょう。打ち合わせが長引くときは、途中休憩のトイレでもうがいと手洗いを意識しましょう。

いずれも、相手との関係性を壊さないよう、さりげなく実践するようにしましょう。

医者が教えてくれない「漢方薬」の効果——漢方の医学的エビデンス

日本で漢方を愛用している人は少数派かもしれません。実は、医者の間では、漢方愛用者は少なくありません。

私も、そのひとりです。

漢方を敬遠する人は、漢方薬よりも西洋薬、いわゆる総合感冒薬や解熱鎮痛剤などのほうが効き目が強い、と思っているかもしれません。しかし、漢方薬は、適切なタイミングで、適切な薬剤を使用すると、より早い回復を助けることがあると言われています。

古来、人類は世界のいろいろなエリアで風邪と戦ってきました。文化の中心に漢方があった中国をはじめとするアジアはもちろん、日本でも、漢方で風邪と戦ってきた歴史があります。その歴史の中で、東洋医学の漢方は鍛えられてきたのです。

東洋医学は、患者の体質に基づいた処方を行うのが基本です。「風邪なら ○ ○を飲め」という単一の答えではなく、「 □ □の体質を持っている人が風邪をひいたら △ △を飲む」といったように、個別の体質に沿った処方が基本姿勢です。体質に合った漢方薬を処方すると、ピタッと効くケースがあるのです。

ここに、いくつかの漢方研究を紹介します。

●驚くべき漢方薬の効果 5選

80名の 37 ℃以上の熱がある患者を対象にした比較試験では、痛み止め・解熱剤などを使用したグループより、適切な漢方薬を飲んだグループは、発熱の持続期間が 1日近くも短縮され、風邪症状の持続期間も短かった、という結果が出ました。

また、風邪と診断された 3歳以上の外来・入院患者 171名の比較試験では、総合感冒薬を投与したグループに比べて、麻黄附子細辛湯エキス顆粒(漢方薬の一種)を投与したグループのほうが、熱症状が 2日近く、せき・たん症状が 1・ 5日ほど短かったという統計データがあります。

さらに、 192名を対象とした試験では、小青龍湯(漢方薬の一種)による気管支炎に付随するせきの回数、せきの強さ、せき・たんの切れの改善に優れ、くしゃみ、鼻詰まりに関しても優れた改善傾向がみられました。

そして、 26名の非喫煙者を対象とした麦門冬湯(漢方薬の一種)とデキストロメトルファン(西洋薬の一種)を比較した研究では、麦門冬湯群のほうが内服後速やかにせきを抑える効果が現れました。

麻黄湯(漢方薬の一種)はインフルエンザの解熱効果がオセルタミビル(タミフル)より 17時間も早く現われたという実験結果もあります。

●日本には漢方の専門医が少ない

ただ、日本には漢方を専門にする医師が少ないのが現状です。現在、 30万人程度の医師数のうち、漢方専門医は 2148人( 2017年 11月現在)しかいません。

気軽に漢方薬を処方される環境ではないのが現状です。

もちろん、通常の医師でも、漢方薬の処方はできます。漢方専門医資格を取得していない医者でも、漢方に詳しい人はたくさんいます。

風邪をひいた際に、かかりつけの先生に相談してみるといいでしょう。

ちなみに、私の場合は、症状に応じて飲む漢方のパターンが決まっています。のどに超初期症状を感じたら、仕事をセーブして、漢方薬を飲んで、嵐が去るのをひたすら待ちます。

個人的に、西洋薬はほとんど服用しません。西洋薬を嫌うわけではなく、漢方薬が自分の体質に合っているという経験則があるからです。

もちろん、漢方薬も薬の一種ですから、効き目と同時に副作用が出る場合もあります。漢方薬を服用する際は、必ず医者の指示に従って飲むようにしましょう。

おわりに

「毎日栄養バランスのとれた食事を摂りなさい」「毎日 8時間以上寝なさい」「風邪になったら、回復するまで会社を休んで、 1週間休養をとりなさい」それが「正しい風邪対策」だとしても、毎日を忙しく過ごす人にとっては、あまりに非現実的な話ではないでしょうか。

「最先端の医療知識を、いかにわかりやすく一般の人々に役立つ形で提供できるか?」私は、医療とビジネスに携わる人間として、強く、その問題意識を持っています。

医療とは常に、現在の理論に基づいた推測と、不確実性の中で前に進んでいくことが必要な分野です。

完ぺきなエビデンス(医学的根拠)がそろうまでには時間がかかります。それを待っていたら、「今を生きる人々」に不利益が生じる可能性があるのです。

そこで本書では、多くの人々の仕事や生活に即した実践的な内容を目指し、現状で言える限りのエビデンスに基づいた具体策を中心に紹介すると同時に、私自身が実践している方法や、医者や専門家の方々によっては見解が分かれる内容も掲載しました。

また、一般の方にとっての「わかりやすさ」を重視したため、医学用語の定義から少し離れた表現があったかもしれません。

どうか、その点をご理解いただき、お役立ていただければ幸いです。

本書を執筆するにあたっては、たくさんの医療職の方々にお世話になりました。

とりわけ、後町陽子先生、岩本修一先生には多大なるご指導を賜りました。感染症に関する専門家や先生諸氏の書籍や研究も、大いに参考にさせていただきました。この場をお借りして深く感謝を申し上げます。

また、制作段階においては、常に読者の側に立った視点を持ちつつ、最後まで私の医学的なエビデンスへのこだわりにお付き合いくださったダイヤモンド社の今野良介氏に、心より御礼申し上げます。

そして本書を最後までお読みいただいたあなた。本当にありがとうございました。

この原稿を書いている 2018年1月末、日本ではインフルエンザが猛威を振るっています。

本書が、みなさまの健康管理、ご家族への労わり、社会全体のムダや不利益の減少に少しでもお役に立てることができれば、望外の喜びです。

ハイズ株式会社代表取締役社長 医師・医学博士・ MBA裴英洙

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