心理テスト❻ ネクタイひとつでなりたい自分を演出できる
◆見た目で自分を作り替える ◆かけるだけで変身できる眼鏡の魔法 ◆できる自分はスケジュール管理に表れる ◆たった 1枚の紙に人格は表れる ◆携帯電話も小物で演出する ◆なぜ大統領は赤いネクタイを締めるのか ◆返事は「なるほど……」から始める
◆「具体的な言葉」ができる自分を演出する ◆「私は」「俺は」で熱意を伝える
周りのイメージを変えると自分も変わる これまで説明してきたとおり、人は自分の心にある気持ちや欲望をコードとして変換(エンコード)して、身体の外へと送り出しています。
そして周りの人は、このコードを無意識的あるいは意識的に読むことで、相手のことを認知しているわけです。
ということは、エンコードされたコードを書き換えるか上書きすれば、自分の思い通りのイメージを相手にすり込むことができるということです。
そんなことを言うけれども、ただ見た目が変わっただけじゃないか、という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし見た目が変わると、周りの自分を見る目が変わります。
そして、周りの見る目が変わると、自分の行動まで変わってきます。
これは前にもお話しした、自己成就予言の働きによるものです。
心を変えるということは、真っ正面からぶつかっても難しい仕事です。
しかし、見た目を変えることによって、周りの認知イメージが変わり、それが自分の心に作用するというのは充分にあり得ることです。
今の自分を変えたい、自分の特徴の中でもここを中心にアピールしていきたい、とお考えならぜひ活用していただきたいと思います。
知性でいくか、個性でいくか 一番簡単な変身法といえば、眼鏡をかけることではないでしょうか。
人の印象形成に大きな役割を果たすのは目です。
そしてその目のイメージを変えてしまうのが眼鏡です。
眼鏡屋さんでいろいろとかけ替えていただけるとよくわかりますが、フレームによってまったく違ったイメージになることができます。
芸能人がお忍びで遊ぶとき、眼鏡をかけて顔をごまかそうとするのも、そんな眼鏡の力を知っているからです。
特に、メタルフレームは繊細で知的というイメージを醸し出してくれます。
ただ、メタルフレームでも、ビル・ゲイツ氏がかけているような質実剛健なメタルフレームは、仕事以外は興味がないというイメージを与えます。
仕事のときはその「フレームでもいいかもしれませんが、プライベートでは変えたほうが無難です。
眼鏡といえば、個性的な自分をアピールすることもできます。
奇抜なデザインの眼鏡や、大きすぎるレンズがついた眼鏡はどう見ても知的というよりは個性的です。
自分という商品を売り込まなくてはいけない芸能人や、持っている技術のオリジナリティを示す必要のあるクリエイターなどがよくかけていますが、かけるだけで何か世界が変わった気分になるものです。
もっと面白い人間になりたいと思うなら、まず、眼鏡を奇抜な物にしてみて周りの度肝を抜くという方法もあるでしょう。
なぜ島耕作は七三分けなのか 想像してみてください。
漫画『課長島耕作』の主人公・島耕作がアフロパーマで熱く語っているところ。
彼の成功は実力もさることながら、七三分けという髪型のおかげなのではないでしょうか。
七三分けは髪型の中でも一番オーソドックスな髪型です。
言い換えると相手が一番安心できる髪型なのです。
どんな人であれ、初めて会う人には「どんな人だろうか」とある程度構えてしまうものです。
つまり島耕作は「七三分け」という見た目から相手の信頼を勝ち取り、実際の行動でそれを相手に確信させることで出世の階段をのぼっていったと言えます。
彼は部長、常務、専務と出世して、いまでは『社長島耕作』として連載が続いています。
派閥に属さず、自分の力で成功への道をのぼっていく彼の姿はサラリーマンの憧れなのではないでしょうか。
これがアフロパーマなら、自由な発想と機動力で勝負する『起業家島耕作』になれたとしても、大企業初芝電産の社長になれたかどうかわかりません。
相手が受けた第一印象は長らく消えず、その人につきまといます。
リスクを踏まえた上でインパクト勝負というのもなしではありませんが、相当の大ばくちであることは覚悟しておいたほうがいいでしょう。
ちょいワルがモテた理由 ちょっと乱暴な人だなと思っていたら意外と優しい人であることがわかって、見る目が変わったという経験はないでしょうか。
数年前、ちょいワルオヤジがはやったのも、オヤジだけどかっこいいというギャップのためです。
第一印象が重要だというお話をしましたが、ちょっと失敗しても第二印象や第三印象で組み立て直せばリカバリーは可能ということです。
これは新近効果の一つと言えます。
逆に言うと「ちょっと失敗しちゃった」ぐらいのほうが、メリハリがついていいかもしれません。
ただ、ここで気をつけておきたいのが「はじめは良い人だと思ったのに、実はそうではなかった」というパターン。
要するに自分を作りすぎたということですが、逆の場合と比べてもこちらのほうが悪いイメージを与えてしまいます。
コードを使うことで「なりたい自分」を作ることはできます。
しかしそれが効果を発するのはほんの一瞬。
シンデレラの馬車が真夜中を過ぎるとカボチャに変わってしまうように、化けの皮はすぐにはげてしまいます。
そのときに何ができるかということを考えておくと、あなたの魅力を定着させることができるでしょう。
小物で魅力のかけあわせ 小物に自分の個性を忍ばせるという方法もあります。
髪型にしても服装にしても、相手にはもともとあからさまになっています。
しかし、鞄やポケットから取り出す小物には隠れた個性が表れるとも考えられます。
たとえばシステム手帳かビジネス手帳かによっても、相手への伝わり方は違います。
合理的にものごとを考える人間だと印象づけたいなら、システム手帳がおすすめです。
単純に備忘録として書き込むだけでなく、一つのビジネスツールとして活用しているわけですから、合理的にものごとを進め、計算ができる人間だということがうかがい知れるでしょう。
このとき、最近のマーケティングデータを手帳に挟み込み、ときおりそれを参照しながら話すと説得力も高まります。
「よく勉強しているな」ということが伝わり、相手の心に信頼感を植え付けるのです。
これはハロー効果と呼ばれる現象です。
医者や弁護士といったステイタスの高い職業や大手企業の役員などをやっている人には、肩書きだけでなんだか偉いようなイメージを覚えます。
仏像には後光が差していますね。
同じように本人の実際の能力以上に、周りが勝手にすごいと思ってしまう現象のことを指します。
もちろん、「役員」という肩書きの威力ほど効力を発揮するわけではないので、プチハロー効果ぐらいなのですが、それでも相手にプラスのイメージを与えることは可能です。
アイデアあふれる自分を 100円ノートでアピール 新規事業立ち上げのコンサルティングなどを行う小山龍介さんは、自分辞書という方法を提唱しています。
どんなことかというと、自分が興味のある情報や図版を 100円ノートにペタペタと貼っていくのだそうです。
アメリカの心理学者ワラスによれば、大発見や発明は「準備期」「孵化期」「啓示期」「検証期」の四つのステップを経て行われます。
つまり問題解決のためにできるだけ情報を集め、それをじっくりと寝かせアイデアの芽が育つのを待ちます。
そしてひらめいたアイデアが実証可能かを検証することで、大発明は日の目を見ることになります。
その点で考えると、自分辞書は情報を 100円ノートにため込むことで、アイデアを生み出させる役目を果たすということになります。
そうして生み出したアイデアを時折話していくことで、企画力のある自分を相手に印象づけることができます。
つまらないアイデアばかりだから、などと引っ込み思案になる必要はありません。
ヒットメーカーと呼ばれる人でも、ヒット率は 3割と言われています。
なにより「たくさん意見が出る自分」というのをアピールすることが大事なのです。
アイデアあふれる自分をアピールする意味でも、 100円ノートという小物を使った知識のストックが必要となってくるでしょう。
名刺はその人自身のように扱う コミュニケーションは自己開示から始まります。
「私はこういうものです」と自分を紹介する名刺交換は、一番最初の自己開示と言えるかもしれません。
仕事ができない人は、せっかくもらった名刺を適当に打ち合わせテーブルに置いたりします。
名刺は本人の分身のようなもの。
それをぞんざいに扱うわけですから、口で何と言おうと相手は不快に思うだけです。
名刺を丁重におしいただき、「田中さんとおっしゃるんですか。
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします」 と一言付け加えたり、名刺を名刺入れにしまうときも、一度名刺を見て会釈するようにしてからしまうと、いかに自分が今回の出会いを大切に思っているかが伝わります。
パーソナル名刺でセルフプロデュース 仕事柄、私はさまざまな人から名刺をいただきます。
会社名と自分の名前が入っただけというシンプルなビジネス名刺が多いのですが、中にはユニークな名刺もあります。
たとえば自分の顔写真入りの名刺。
インパクトがありますし、顔を忘れずにいてもらうことができます。
とにかく有権者に顔を知ってもらう必要のある政治家の方が、多く使っています。
名刺の名前を花柄で囲ってみたりと、デザインに凝る人もいます。
これはファッションが与える効果と同じです。
相手に与えたいイメージに合わせてデザインするといいでしょう。
ただ、仕事で使う名刺というのはあくまでオフィシャルなものです。
よほどさばけた業界でもない限り、仕事に短パンでは行けないのと同じで、品位を保つことは必要です。
もし自由に名刺を作ることができる仕事なら、デザインに気を遣うことも好感度アップにつながるでしょう。
それから、名刺の裏に今まで手がけた仕事を印刷している人もいます。
名刺を見れば、自分の実績が一目瞭然というわけです。
しかも会話の中で説明するのに比べて、嫌みなく自分の能力をアピールできます。
会話がはずむ有効な武器 携帯電話もまた、さりげなく自己主張するのに使える小物と言えます。
一番典型的な使い方で言えば、ストラップではないでしょうか。
手首や指を通して使うためにストラップはあるのですが、実際にそうやって使うことはあまりありません。
むしろ使わないものだからこそ、そこに性格や個性が表れると言えます。
話のネタとして活用したいなら、地方限定のキティちゃんなどすぐには手に入らないストラップをつけるといいでしょう。
相手の出身地がわかるなら、それをつけると相手との接点ができますし、なければ「京都府は舞妓さんですよ」などと話を広げることもできます。
またミニチュアのカメラやギターなど、趣味のものをストラップにつけても会話は広がります。
この場合、ホームアドバンテージの力を使って、心を落ち着けることもできます。
人は自分が慣れ親しんだ場所(ホーム)にいると、自分の力を発揮しやすくなります。
これがホームアドバンテージの力です。
なぜこのような力が発生するかといえば、その場所が他人に侵されることのない自分の「なわばり」であるからです。
自分が慣れ親しんだり、見るとリラックスのできるストラップを身につけておくと、そこがアウェーであっても、上手に自分のなわばりを作っておくことができます。
仕事というのは基本的にアウェーで始まるものですが、このような策を施すことで、仕事が成功する可能性は飛躍的に高まります。
勝ち抜く自分をイメージさせる赤 パワータイという言葉をご存じでしょうか。
赤いネクタイの別名として使われる言葉です。
赤は情熱や生命力を感じさせる色です。
そして、身につける人にエネルギッシュな印象を与えてくれます。
アメリカの大統領選挙戦で頻繁にパワータイが使われるのも、赤のこうした色の力を認めているからでしょう。
オバマ大統領も、就任演説ではこのパワータイを締めていました。
「 Yes, we can」「 Change」が彼のキーワードでしたが、赤のネクタイには彼らしさが表れていました。
この交渉は負けられないというときに勝負ネクタイとして使うと、行動力あふれる自分を強く印象づけることができます。
ただ、強すぎる赤は押し出しの強さをも表現してしまいます。
オーソドックスな柄を使うことで、バランスをとることもできるでしょう。
しかし、いくらパワータイだからといって、初対面から赤のネクタイというのはおすすめできません。
赤は感情を駆り立てる色です。
それでなくとも初対面とは緊張するものです。
元気が良いと受け取られることもありますが、押しつけがましいと思われることもあります。
そうした意味では黄色のほうが初対面には向いています。
「幸福の黄色いハンカチ」などという映画が昔ありましたが、黄色は希望や開放感をイメージさせる色です。
相手に親しみを感じさせる色でもあります。
花柄ネクタイで個性は主張できるか スーツは Vゾーンがすべてとも言われます。
そしてその Vゾーンのアクセントとなるのがネクタイです。
無地や水玉、斜めストライプのレジメンタルなどさまざまな柄がありますが、そんな中で他と同じ柄は嫌だという人は、ペイズリー柄や花柄などの大きな派手めの柄を選ぶ人がいます。
本人としては個性の違いを見せたつもりかもしれませんが、大きな柄は動きがありすぎるため全体的に落ち着かない印象を与えます。
つまり、信頼感がないのです。
みんなで遊ぶには良いかもしれませんが、真剣な相談はできないなと判断されかねません。
だからといって、小物のように気軽にポケットにしまって隠すこともできません。
あまりにもあからさまなため、話題作りのために締めたつもりが「そこまでして気を引きたいなんて、友だちがいないのかな。
きっと虚勢ばっかり張っているからできないんだろうな」などと余計な詮索をされる羽目にもなってしまいます。
どうしても凝りたいのなら、小さな柄で「よく見ると、変わってる」といったさりげない主張の仕方がおすすめです。
まず受け止めることで、誠意ある自分を伝える 人間関係は反応でつくられます。
つっけんどんな返事をすると、つっけんどんな返事が返ってきます。
気持ちの良い返事をすると、気持ちの良い返事が返ってきます。
人は自分の鏡と言いますが、人を遠ざける原因を自分で作ってしまって、しかもそれに気がつかずにいるということも多いものです。
返事の仕方に気を配ると、「自分のことをきちんと受け止めてくれる人」というイメージが刻み込まれ、人間関係が大きく変わっていきます。
第 5章でもお話ししましたが、相手の意見は一度心に受け取ってから返すことが大切です。
「でも……」という返事は、相手に拒絶の意思を伝えてしまいます。
「なるほど。
それは考えてみる余地があるかもしれませんね。
ところでこの商品は……」「お話よくわかります。
それでは、この場合は……」「それは気がつきませんでした。
ありがとうございます。
その点から今回のプロジェクトをご説明させていただきますと……」 と、相手の話をいったん受け入れることで、こちらの懐の深さを相手に印象づけることができますし、なにより相手にこちらの話を聞いてもらいやすくなります。
YES、 BUTで説得する この方法を説得テクニックとして使ったのが「 YES─BUT法」と呼ばれるものです。
「自分の意見をとりあえずは聞いてくれている」と思われるので、相手の気持ちを満たすことができます。
「詳しくお話しいただきありがとうございます。
現在のご事情も ○ ○様のお気持ちもよくわかりました。
その上で申し上げたいのですが……」 と相手の気持ちに添っているわけなので、相手は「違うよ」とも言いづらくなります。
説得とは、無理矢理するものではありません。
YESと決断することによるメリットを本人が充分納得した上でそう言わせることが、本当の説得です。
そうでなければ、後で相手は「口車に乗せられた」とこちらに悪い感情を持つことになります。
もう一つ、「できることとできないことはしっかり言うが、柔軟性がある」と相手に印象づけられるのが「 NO─BUT法」です。
「この方式だと今回は見送らざるを得ないのですが、たとえば ○ ○という方法をとれば会議でも説得しやすくなると思います」 と言えば、ただ否定するだけではなく代案を出しているので「こちらのこともしっかり考えてくれている」というイメージも伝わります。
仕事が進まない人の言葉はいつもあいまい 話をしていると、消え入りそうな口調の人がいます。
何か言いたいことがあるのでしょうが、モゴモゴしていて結論がはっきりつかめない人がいます。
いいことを言っているかもしれないのに、口調で損をしてしまうタイプの人と言えるでしょう。
仕事ができる人の話し方というのは、聞き取りやすくリズミカルです。
「出席できると思いますが、この日は他の会議もあるんですよねぇ。
時間が読めないところがあるので何ともわかりません」「承知いたしました。
ただ、この日は他の会議もあるため、もし遅れる場合はご連絡します」 どちらの返事が相手に好感を与えるかといえば、後者ではないでしょうか。
前者の場合、 OKなのかそれとも無理なのかがすぐに判断できません。
すると相手としては、ぎりぎりまで来るのか来ないのかと悩まされることになります。
YESと言うにせよ、 NOと断るにせよ、できる人というのはあいまいな言い方をしません。
判断の保留が相手の時間を奪い負担をかけてしまうからです。
もちろんすぐに判断できないこともありますが、たいていのことは「わかりました」「ごめんなさい。
今回は見送ります」と返事ができることが多いのではないでしょうか。
もったいぶることで、無意識のうちに自らの価値を高めようとしているのかもしれませんが、相手にとっては迷惑なだけです。
人と話をするときには、あなたの言葉を受けて相手がすぐに何らかの行動ができるように心がけることです。
すると「仕事ができる人」「話が早い人」という印象が形成されて、人間関係はさらにうまくいくようになります。
やる気は「私」に宿る「何度言ったらわかるんですか。
私は本当にやってません」 刑事ドラマの取調室でよく出る台詞です。
この台詞で「私」がなかったら、どんな印象を受けるでしょうか。
「やってないにしてはあまり否定しないな」と感じる人もいるのではないでしょうか。
代名詞は、何かを訴えかけたいときに使われます。
たとえば会議でそれぞれの意見を出しているとしましょう。
「まだ調査不足のところがあるので、専門家に話を聞いてみましょう」「いまはスピードの時代。
面白いと思ったらすぐやるぐらいでないとダメ」「私は、若者向けにすることで市場は増えるように思います」 この中で一番やる気が感じられるのは、一番最後ではないでしょうか。
前の二つも意見としては正しいのかもしれませんが、どちらかというと客観的な立場に立った提案です。
対して最後のケースは「とにかく私はやりたい」という意志が感じられます。
仕事の成功の鍵は何より熱意という話もあります。
おそらく上司としては、内容的に他と差がなければ熱意をとるのではないでしょうか。
あえてぼかす作戦も この「私」が相手に向かうと、相手に対する特別な賛意や異論を伝えることになります。
訴える対象が、その意見ではなく相手に向かっているからです。
「部長の意見が一番面白いと思います」「進めるべきですよ」「私は部長の意見に賛成します。
なぜなら……」 同じように三つ比べてみると、最後の場合は「他の人のことはわかりませんが、私はあなたの意見に賛同します」というニュアンスが含まれます。
しかもこの場合、論理的に理由を説明しようとしているので、「こびを売りたいのではなく意見としても正しいから賛同しています」ということまで伝えてくれます。
逆に「私」を入れないことで人間関係に傷をつけない方法もあります。
さっきとは逆の話で、「現状としては難しいかもしれませんね」と意見を否定するときに使うのです。
意見に反対することは勇気のいることですが、反対意見がないと違った視点からものを見ることができなくなります。
となると結論はかたよったものになりがちで、組織にとってあまりいい結果を生みません。
江戸幕府で口うるさい大久保彦左衛門が重用されたのも、こうしたことをにらんでのことでした。
さりとて反対意見を言って、印象を悪くするのも意味のない話です。
そこで意見から「私」をとってしまうことであいまいにしてしまうわけです。
すると相手も、客観的な意見としてとらえるため発言者に対してなにか思うことも少なくなります。
ちなみに「俺」というのは、心の近接度が高い言葉と考えられます。
いつも「私」で通している人が、飲んでいる席で「俺は」と使うと「本気で言っている」と受け取られるのです。
第 6章のまとめ見た目を変えると周りが持つイメージが変わり、それが自分の心に作用して内面も変わっていく。
一番簡単な変身手段は眼鏡。
知的さやオリジナリティをアピールできる。
仕事でよく使う数字データを手帳に挟んでおくと、勉強熱心さを自然に演出できる。
携帯電話のストラップに趣味のものや好みのものをつけておくと、自分のなわばり代わりになって、外でもリラックスしやすい。
決断しないあいまいな言葉は、相手の時間をむやみに奪う。
相手がすぐに行動できるように、明確な言葉を伝えることが大切である。
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