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終章 「見た目」が発する暗号を解読せよ

終章 「見た目」が発する暗号を解読せよ

心理テスト ❼ 寝相であなたの深層心理がわかる

◆秘密の 9割は見た目からバレている ◆インチキ商法にだまされる理由 ◆夫婦に「あうんの呼吸」をもたらす共通コードとは ◆顔の左側に心の内側が表れている ◆答えがない時代は E Qが勝負を分ける ◆「見た目」が法律までゆがめてしまう ◆寝ている間に本性は表れる? ◆決まりをつくってものごとを見よう ◆参考文献

なぜか虫が好かない奴「秘密情報の 98%は、公開情報を再整理することによって得られる」 外務省官僚で作家としての著作も多い佐藤優さんは、著書の中でこんなことを言っています。

心を読むという行為においても、同じことが言えます。

その人が心の奥に隠そうとしている秘密は、実はその人の外見に表れる反応や、しぐさ、ちょっとしたときの発言などの情報を再整理すればわかってしまうものなのです。

初対面の人に会ったとき、「何だかこの人とは気が合う」「理由はないが虫が好かない」と感じることはないでしょうか。

話もしていないのに「この人と話をするのは面白そう」と感じることはないでしょうか。

これらは、動物としての人間が「敵」と「味方」を区別するための無意識的な行動とも言えます。

心の中にあるセンサーが発動して、相手と付き合っていいのか悪いのかを私たちに知らせているのです。

ただ、無自覚な反応であるため、たいていの人はその情報を人間関係づくりに有効活用できていないのです。

見た目には本音がひそんでいる 人間観察に長けた人は、相手のしぐさや言葉などから、不安や隠そうとしていることを読み取ります。

情報分析のプロが公開情報をつなぎ合わせて機密情報を手に入れるように、彼らは情報をつなぎ合わせることで心を見抜いてしまうのです。

言い換えると人間の本音というのは、バラバラのジグソーパズルのような形ですでに目の前に表れているわけです。

しかしピースの読み方や組み合わせ方を知らない人には、ただのガラクタの集まりのように見えてしまうのです。

もちろん、その人のことを本当に深く知るには話をしたり、長い時間を過ごすことが必要でしょう。

ただ、その人の本質は「見た目」だけで、ある程度知ることができるのです。

気になる人の本音を、相手に気づかれることなく探る。

さりげなく、自分の意見に賛同してもらえるように誘導する。

そんな、映画に出てくる秘密工作員のようなことも、心理学を駆使すれば不可能ではありません。

占い師に必要なのは、超能力より洞察力 インチキ占い師もまた、見た目や会話から相手の心理を読み取る達人です。

「大丈夫。

私はあなたのことなら何でもわかります。

星の導きがありますから」 などと言って、さりげなく相談者に話しかけます。

実はこの時点で、彼らは何も知っているはずがありません。

そこで、「あなたは落ち込みやすいタイプのようですね。

最近も何かあったのではないですか?」 と、誰にでもあてはまるようなことを言うのです。

「そうなんです。

実は仕事のことで悩んでて……」 とでも相談者が言おうものなら、儲けものです。

彼らはそれを中心にさらに質問を進めます。

相談者が返答をしない場合でも、手足の緊張や表情の微妙な変化を読み取って事実を突き止めていくのです。

もし間違っていれば、「そうですか。

ではこれはあなたの未来の姿かもしれませんね」 とごまかして、他の質問にうつります。

このようにしているうちに、占い師の頭には相談者の情報が次々とたまっていきます。

その結果、占いの精度がどんどん高まるのです。

すると、「どうしてこんなに私のことがわかるんだ」と、相談者は誤解していくわけです。

詐欺師は信頼させてから嘘をつく ここまでいくと、占い師が何を言っても信じます。

どんなにいいかげんな予言をしようが疑いません。

挙げ句の果てに、「この壺さえ買えば、あなたは救われる」 と言われ、平常の精神状態なら信じもしないことまで正しいと思ってしまうのです。

この方法は「何の準備もなく」( COLD)「相手の心を読む」( READING)ことからコールドリーディングと呼ばれています。

詐欺師もこの方法を使って自分を信用させ、インチキ商品を売ったりします。

つまり彼らは相談者の言葉もさることながら、相手の外見に表れる反応をじっと観察して、推理しているだけなのです。

うかつに信じ込んで被害を受けないようにご注意ください。

なぜ秘書は咳払い一つで社長の心が読めるのか 私たちの中にある感情や、意思が、表情などに符号化されて外見に表れ出たものが、コードと呼ばれるものです。

人はそれぞれ違う人生を生き、違う人と出会い、違う経験を重ねていきます。

当然ながら表に出るコードというのは、人それぞれに違います。

ところが優秀な秘書というのは、社長が「あれ、どこかな」と言うだけで、当人の目当てとする「あれ」を探し当てます。

またある時は、「いいんじゃない」という言葉の中にある、「本当に、これはいい」と「気に入らないけれど、まあしょうがない」という微妙なニュアンスを区別できます。

咳払い一つで、怒っているのか、場を和ませて欲しいのか、わかります。

あうんの呼吸の心理学 相手の一歩先を読み、仕える人が仕事をしやすい環境をつくるのが秘書の仕事と言えますが、そのためには相手の目でものを見ることが必要です。

つまり、相手が何に興味を持ち、何を喜び、何を嫌がるかをきちんと把握しておくことが大切なのです。

言い換えると、相手と自分の間に共通コードをたくさん持つことで「あうんの呼吸」の人間関係をつくり出しているわけです。

夫婦や付き合いの長い友だちが、お互い何も言わなくても気持ちがわかってしまうのも同じことです。

人に好かれる人というのも、共通コードをたくさん持った人です。

一緒にいると元気になったり、リラックスできたりする人がいませんか? 彼らは相手のツボを熟知しています。

だから相手を不快にさせることがありません。

共通コードを身につければ、どんな人でも好かれる人になることができるのです。

外見から心が読める「マジックコード」 共通コードについての知識を深めると、相手との距離がどんどん縮まります。

言い換えると人間関係を改善するには、相手と自分の共通コードをできるだけ多くつかむことが大切と言えます。

しかし、ここで一つ問題があります。

こうした共通コードは人間関係を育んでいくプロセスの中で発見し、身につけていくものだということです。

つまり、人付き合いが苦手な人の場合、最初の出会いを含め、他人と関係すること自体が苦手なわけなのですね。

共通コードがわからないというのは、地図もないままに航海に出るようなものです。

どんな名の知れた海賊でも、そんな無謀なことはしません。

付き合いベタ、話しベタを自認する人ならなおのこと、前に出るのが怖くなってしまいます。

そんなとき、道を指し示す羅針盤として活用できるのがマジックコードなのです。

マジックコードとは、厖大な実験と観察から人間関係の改善に「普遍的に有効である」と考えられるものです。

今も昔も人間関係に悩みを抱える人は多いものです。

悩みを抱えているからこそ、何とか解決するための手がかりが欲しいと考えています。

マジックコードは、その手がかりを私たちに与えてくれるのです。

嘘をつくと顔の左側がゆがむ ボディ・ランゲージの専門家であるアラン・ピーズ夫妻は著書『本音は顔に書いてある』(主婦の友社)の中で、こんな話を紹介しています。

ある女性が面接官をしていたときのことです。

一人の男性が面接にやってきました。

男性は前の会社を辞めた理由について、「人間関係には不満はなかったのですが、会社の将来性が気になって……」 と話していました。

しかし、面接官は何となく気になりました。

もしかすると彼は、会社とモメて辞めたのかもしれない。

そこで、録画しておいた面接の様子をもう一度見てみることにしたのです。

すると、男性はなぜか元の上司の話になると、顔の左側に一瞬、皮肉めいた笑いを浮かべることが見つかりました。

詳しく調べてみると、男性は前の会社で同僚に麻薬を販売して、解雇になっていたことがわかりました。

どれだけ自信満々でごまかそうとしても、嘘は身体に表れるということでしょう。

この男性の顔の左側に浮かんだ笑みこそが、マジックコードです。

人間の感情は右脳が担当する分野であり、右脳は左半身に信号を送り出すので、わざとらしい笑顔は顔の左側に表れやすいのです。

マジックコードの中には、口を押さえる、鼻を触る、といったわかりやすいもののほかにも、一瞬表れる視線の変化など、注意して見ておかなければ気づかないものもたくさんあります。

こうしたマジックコードに意識を向ければ、これまで見えなかったものが見えてきます。

そして、相手との付き合い方も見えてきます。

幸せな人間関係をつくる上で、マジックコードはまず第一に押さえておくべきポイントと言えます。

不況に強いのは「心の I Q」 人間の知能というのは、 IQと E Qによって推し量られると言われています。

I Q(知能指数)が高い人というのは、要するにさまざまなことを知っていて、それをもとに一つの決まった正解を見つけるのが早い人です。

集中的思考能力の使い手と言えます。

学校での勉強などがそうですが、問題がすでにあって正解もある問いに対してどれだけ早く解くことができるかという能力なのです。

一方、 E Q(心の知能指数)が高い人というのは、正解がない問題に対して斬新な解決法を見つける人です。

ときには問題がまだ見えていない場合もあるので、まず問題を発見する力と、解決のための答えをつくり出す力が必要です。

つまりは拡散的思考能力、クリエイティブな能力の使い手です。

言い換えると、 E Qの高い人たちは「処理する人」ではなく「生み出す人」なのです。

「生み出す人」に不況は関係ありません。

いつでも困っている人を見つけて、その人に価値ある物を提供し、その対価でますます豊かになっていくことでしょう。

拡散的思考能力を鍛えることは、これからの時代を生き抜くために大変重要なポイントと考えられます。

脳トレでコミュニケーション力は身につかない コミュニケーションというのも、数学の定理のように正確無比な解答があるわけではありませんから、拡散的思考能力、そして E Qで推し量られるものと言えます。

いまや勉強法ブームで、 IQを高めるという意味ではみなさんたくさん本を読まれていると思います。

しかし、 E Qを鍛えるという意味ではいかがなものでしょうか。

日々を幸せに生きるにはコミュニケーション能力が大切と言われながらも、人間関係に悩む人が減ったという話は聞きません。

だからといって、いきなり人間関係の本を読んでそのマニュアルを使えばよいかというと、そううまくはいきません。

人付き合いが苦手な人というのは、人間の性質を知りません。

相手のことをよく見ていないから、人はどんなときに笑うのか、どんなときに怒るのかをきちんと把握していないのです。

だから、とんでもなく失礼なことをしてしまったり、逆に緊張して何もできなくなってしまうのです。

そんな人がテクニックだけまねても、うまくいくわけがありません。

マニュアルはあくまでマニュアル。

まず大切なのは自分を知り、相手を知るということです。

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」と、ことわざにもありますが、相手のことを知ってしまえば変な緊張はなくなります。

心のこわばりがとければ、さまざまなものが見えてきます。

マジックコードを知ることで、 EQもまた高まることは間違いありません。

スーツとネクタイにだまされるな 心理学にこんな実験があります。

ある男性にビジネスエリート風の服装と、ジーンズとTシャツのラフな格好をさせます。

そして横断歩道でまだ信号が変わりきらない前にフライングして横断させると、何人の人がつられて渡るのかを、それぞれの服装の場合ごとに調べるというものです。

結果から言うと、スーツで決めてアタッシュケースを持ったビジネスエリート風の格好で渡ったときのほうが、後追いでついて行く人が多くなりました。

こうした服装をしている人はおそらく社会的地位も高いし、お金持ちである場合も多い。

人間的に信頼できるような気がする。

だから「こんなきちんとした人がしているのだから」と、信号が変わらないのに横断歩道を渡ってしまう人が多くなる、ということでした。

このように、周りの人の行動を変えてしまう影響者の力をソーシャルパワー(社会的勢力)と呼びます。

デコーディングは誰にでもできる 彼のソーシャルパワーの源となっているのは、その見た目です。

「私はお金持ちで、社会的地位も高い人間です」というコードを周りに発信することによって、周りの人たちの行動を支配してしまっているわけです。

言葉やコードは、それを通して共通の意味を認識することで意思の疎通の手助けになります。

ということは、ソーシャルパワーのある人や自己プロデュース力のある人というのは、デコーディング(暗号の解読)にも習熟しているはずです。

つまり「見た目」から心を読めるということは、「見た目」で人を動かすことができるということにもつながります。

デコーディングは、何か特殊な才能というわけではありません。

もちろん天才的にデコーディングがうまいという人もいますが、どんな人でもこの本を読むことで知識を身につけるように、デコーディング力を身につけることができるのです。

人間は見たいものしか見ていない 二人の人が、駅から会社まで同じルートで歩いてきたとします。

目に入る風景は同じはずなのに、「途中に何がありました?」と聞くと、互いに違うことを言って「そんなものあったっけ?」とびっくりすることがあります。

こんなことがなぜ起こるかと言えば、私たちは見ているようでいて、すべてを見ているわけではないからです。

人は自分に関心のない情報は素通りさせます。

符号は目に入っているのだけれど、処理をしないので記憶に残らないのです。

たとえば、ガーデニングが好きな人なら、「もみじを植えてある家があって、風情がありました」 と答えるし、食べものに興味があれば、「意外とイタリアンの店が多いんですね。

オーガニックの店があって、入ってみたくなりました」 という具合に変わってしまいます。

コミュニケーションとは、その「同じものを見ているようでいて、見ていない」二人が行っているわけです。

当然、誤解やすれ違いも起こります。

ときに話がかみ合わない人というのがいますが、それはお互い相手とまったく違うものを見ているのです。

実は誰もが付き合いベタ コミュニケーションをはかるためには、相手に何が見えているのかを理解することが大切なのです。

そのために必要なのは、コードに注目することです。

そうすることでようやく人は、相手の視点に立ってものごとを考えられるようになるわけです。

「それは嫌だ」という言葉の裏には何があるのか、「よくわかりません」という言葉の裏には何があるのか。

マジックコードを知ることで、今まで見えていなかった他人の素顔がわかるようになります。

人付き合いが苦手な人は、どうして自分はこんなに人と付き合うのが苦手なのだろうと思いがちですが、コードの読み方を知ると、じつは自分だけが付き合いベタではないことがわかります。

すると人と付き合うのもずっと楽になるのではないでしょうか。

性格と心理は寝姿で知ろう 大の字になったり、丸まったり、ときにはゴロゴロ転がって人に迷惑をかけたり。

寝相というのは本当に人それぞれです。

この、寝相にあなたの深層心理が表れていると言ったらどうしますか。

アメリカの精神分析医サミュエル・ダンケルは、寝相とその人の深層心理の間に、何らかの関係があると指摘しました。

人は一晩の間にレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返します。

レム睡眠は身体は休んでいるけれども、脳は覚醒しているという状態です。

そしてノンレム睡眠は、脳の疲労を休めている状態です。

ノンレム睡眠の時には、いつもは心の奥にある隠された本音が「寝相」という形で表れると言われています。

一部ではありますが、以下にいくつか紹介してみましょう。

依存心が強い「胎児型」 身体を丸めて、自分の内臓や顔を守るかのようにして、横向きに寝るのが胎児型です。

自分で行動するというよりも、いつも誰かに守ってもらいたいと思っています。

要は、その人が何歳だとしても、ちょっと甘えんぼうなタイプということです。

バランスのとれた常識人「半胎児型」 同じ胎児型でも、丸まるのではなく、ひざを少し曲げて寝る人は、人に安心感を与えるタイプです。

協調性が高く、やることなすことバランスがとれていて、悩みを抱えることもあまりありません。

目の前で何か問題が起こっても、そつなくこなすことができるタイプと言えるでしょう。

几帳面かつ自己中心的「うつぶせ型」 想定外の出来事が自分のまわりで起こるのを、許せないタイプです。

そのため約束の時間に遅れることはまずありませんし、仕事は丁寧に正確にこなします。

うつぶせはベッドを独占したいという気持ちの表れで、何事も自分が中心でないと気が済みません。

些細なことにも口やかましく、他人のミスを許さない厳しさもあります。

柔軟性のある自信家「王者型」 仰向けで、身体を伸ばして寝るのが王者型。

いわゆる大の字になって寝るタイプです。

開けっぴろげで、何事にも臨機応変に対応することができます。

親の愛を身体いっぱいに受けて大きくなった人に多い、と言われています。

人柄も安定しており、自分に自信のある性格と言えるでしょう。

洞察力にすぐれた「冬ごもり型」 冬の厳しい季節をクマが穴にこもるように、布団にくるまって寝るのが冬ごもり型です。

ほんの些細なことで悩んでしまったり、ふさぎ込むことがあります。

繊細なタイプとも言えるでしょう。

また、ものごとを多方面から複眼的に考える力を持っているので、この人の洞察力には優れたものがあります。

とにかく神経質な「ひざがお山型」 仰向けでひざを立てて眠る様子がお山のように見えるのが、ひざがお山型です。

何かと根に持つ傾向があります。

細かなこともしっかり覚えていますから、この人に変なごまかしは効きません。

短気で神経質なところがある人なので、目をつけられるとやっかいです。

ちなみにレム睡眠のときには人は夢を見ていると言われています。

この夢も深層心理を知るきっかけとなるものであり、フロイトやユングは夢から無意識の世界の手がかりをつかもうとしました。

寝ているときは誰でも無防備なもの。

それだけに、その外見にはいつもは隠している本音が色濃く表れるのです。

ルールが視点を開く 私は大学で「マンウォッチング心理学」という講義を毎年やっています。

その中でフィールド研究としてやっているのが、実際に学生たちに街に出てもらって、人間観察を行う実習です。

先ほど紹介した横断歩道の実験は海外での事例ですが、これが日本だと同じ結果になるのか、場所を変えるとどうなるのかを学生に観察してもらったりするのです。

このとき、ただ「横断歩道を渡る人を観察しなさい」と言うだけでは、学生は自分の興味の赴くままに観察をするだけです。

当然結果はばらばらで、そのデータをもとに議論を深めようとしても無理です。

そこで、「信号を渡るときの、歩行者の渡り方を見てきてください」 と、決まりをつくって観察してもらうのです。

すると学生たちは、「同じ場所を毎日歩いているはずなのに、気づきませんでした!」 と目を輝かせていろいろと報告してくれます。

人間の行動を改めて観察すると面白いことがある。

それを学生たちにもっと知ってほしくてはじめた講義なのですが、これをもってみても人間というのはすべてを見ているわけではないのがよくわかります。

子供の手を引く親は左手をつなぐ? 意識して見ると、たとえば横断歩道を歩く人を見ても、「なぜ年配の人ほど歩きたばこをするのだろう」「なぜ子供の手を引く母親は左手をつないでいるのだろう」「なぜ点滅した信号を渡るのは男性が多いのだろう」 と、いろんな疑問がわいてきます。

そうすると、「昔からの習慣だから、いくら禁止されても歩きたばこをやめられないのだろうか」「右利きの人が多いから、危険に対処して子供を守るために右手を自由にしているのだろうか」「男性は女性に比べると、せっかちなんだろうか」 と仮説が浮かび上がってきたりします。

そうした疑問や仮説が、今まで知らなかった人間の一側面を教えてくれるのです。

外見で本音を見抜ける理由「外見から本音を読む」をキーワードに、ここまでお話ししてきました。

人間は見た目通りとは限りません。

すごく清純そうに見える人が陰では悪いこと(のりピーには驚かされました)をしていたり、逆に悪者顔に見えるけれど心の優しい人だったり、本当に見かけによらないものです。

そうした相手の素顔が読めるようになると、「気が弱いから、あんなふうな態度しかとれないんだな」「いろいろ苦しんでいるのかもしれない」と、相手の事情も見えてきます。

自分の常識だけで相手を判断していたときには許せなかったことが、「まあ、わからないでもない」と変わってきます。

そして人間というものの面白さに気がつくはずです。

すると、「代わり映えしない毎日だ」としか考えていなかった目の前の光景が、案外刺激に満ちていることに気がつくのではないでしょうか。

ぜひ、仕事に、恋愛に、さまざまなシーンで今回お話しした心理学を活用してください。

たとえ一歩でも行動することで、世界はどんどん変わります。

第 7章のまとめ私たちは、無意識に相手の外見に表れるコードを読み解いて、付き合っていいのか悪いのかを判断している。

人間関係の改善に「普遍的に有効である」と検証されたもの、それがマジックコードである。

嘘をつくと、顔の左側にゆがみが出ることが多い。

デコーディング力を身につけて見た目から内面を読めるようになると、応用して見た目で人を動かすこともできる。

目にはさまざまな情報が飛び込んでくるが、無意識に「見たいもの」「見る必要がないもの」とを選別している。

つまり、見たいものしか見ていないのだ。

〈参考文献〉相手の「本心」が怖いほど読める! デヴィッド・リーバーマン 三笠書房なぜ、占い師は信用されるのか? 石井裕之 フォレスト出版本音は顔に書いてある アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ 主婦の友社インテリジェンス武器なき戦争 手嶋龍一佐藤優 幻冬舎マンウォッチング デズモンド・モリス 小学館文庫ウーマン・ウォッチング デズモンド・モリス 小学館「婚活」時代 山田昌弘、白河桃子 ディスカヴァー・トゥエンティワン創造はシステムである 中尾政之 角川書店整理 H ACKS! 小山龍介 東洋経済新報社世界一の「売る!」技術 ジョー・ジラード&ロバート・ L・シュック フォレスト出版私に売れないモノはない! ジョー・ジラード フォレスト出版口のきき方私の人間学 斎藤茂太 三笠書房リンカンがひげをはやしたわけ フレッド・トランプ 偕成社人間関係における非言語情報伝達 マーク・ L・ナップ 東海大学出版会 NY流 魅せる「外見」のルール 日野江都子 秀和システム

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