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第 1章 外見だけで人を見抜く

外見だけで性格を見抜く技術

外見だけで性格を見抜く技術 目次

第 1章 外見だけで人を見抜く

心理テスト❶ シャツの好みであなたの社交度がわかる

◆まばたきは緊張と比例して増える ◆生活能力からセックスまでわかる ◆背の高さと自信は比例する? ◆警察官はなぜ制服を着るのか ◆取引相手の服の色で提案を変化させよ ◆相手の変身願望は髪型でつかめ ◆身を飾る物で恋愛の傾向がわかる ◆自分を触るのは心が弱っている証拠 ◆腕の位置でわかるイエスとノー ◆人は顔で嘘をつき、手で真実を語る

急に増えたら嘘のサイン 顔は人間の第一印象を司ります。

私たちがある人のことを「優しそうな人」「まじめそうな人」「だらしなさそうな人」と判断するのは、顔から発せられるコード(暗合)を受け取っての結果です。

つまり、顔には相手の本音をつかむためのさまざまなヒントが隠れています。

中でも目の動きには、その人の性格や心理が色濃く表れます。

たとえば、まばたき。

まばたきの回数は、その人の緊張の度合いと比例します。

もし急にまばたきが多くなったとすれば、その人の心に何らかの不安が生まれた証拠です。

特に、本人が話しているうちにまばたきが増えてきたというケースは、その話自体が嘘の可能性があります。

相手に見抜かれないだろうかという不安が、まばたきに表れているのです。

また逆に、こちらの質問に対して急にまばたきが増えたケース。

相手は、その質問の答えについて知らないフリをしたいか、ごまかしたいと考えています。

その話題にコンプレックスを持っているケースも多いので、友好的な関係を保ちたいならさっと話題を変えたほうがいいでしょう。

見くびると痛い目に遭う可能性も ところで、しきりにまばたきをする人は、緊張しやすく心に不安を抱えやすい人と言えます。

一般に緊張する人は、気が弱かったり、相手のことを怖れているように思われがちですが、攻撃は最大の防御とばかりに、かえって攻撃的に出ることもあります。

追い詰められたネズミが猫に向かっていくように、彼らは相手に向かっていきます。

このタイプは競争が好きであったり、負けずぎらいであることが多いのですが、それは心の中の不安と闘っているためです。

相手を甘く見ていると、思いもかけないところで痛い目に遭うのでご注意ください。

大口タイプは行動派 SMAPの香取慎吾さんの特技は、口にゲンコツを入れることだそうです。

その口の大きさで、彼はドラマ「新選組!」の主役の座を射とめたのではないかという噂までありました。

見ているだけで元気になるような香取さんのパワーの源は、その口にあると言ってもいいでしょう。

口はその人の愛情の深さや、生活力、セックスを暗示します。

少なくとも精神科医のフロイトはそう考えていました。

つまり大きな口の人は、エネルギッシュで豪胆な人。

考えるよりも先に動くタイプです。

どんどん人を引っ張っていって、ものごとをなしとげていきます。

ただ、詰めが甘いのでちょっと突っ込まれると反論ができなかったり、時には計画倒れに終わってしまうこともあるでしょう。

ここをフォローするのがおちょぼ口の人です。

おとなしくて細やかな神経をしているので、大きな口の人が見落としがちなところを見つけてくれます。

口の形は生まれつきなのだから変えられないと、がっかりすることはありません。

口輪筋(口を取り巻く筋肉)を鍛えれば口の形が変わり、意識的に印象を変えることも可能なのです。

口もとに意志の強さが表れる 何かに見とれている人の口をよく見てください。

心なしか、ゆるみ気味ではないでしょうか。

緊張感がゆるむと、人の口は開きがちになります。

特に理由もないのにいつも口もとにしまりがない人というのは、緊張感に欠けるタイプと言えます。

逆にきりりと口もとが引きしまっている人は、意志が強く、何物にも流されない印象を相手に与えます。

実際、性格的にもそうした傾向を持っています。

だらしなく思われるのが嫌なら、意識的に口もとを引きしめること。

上唇と下唇をつなぐ両脇の部分を口角と言いますが、魅力的な人はたいてい口角が上がっています。

たらこ唇は情熱派 恋愛も損得勘定と考えるのが、唇の薄いタイプです。

客観的で合理的な判断を重視し、「この人と一緒にいても私にメリットはない」と考えると、あっさり三行半を突きつけたりします。

感情に流されて判断を誤ることもないので、冷静な状況把握にもとづいた客観的な判断を必要とする場合、これほど頼りになる人はありません。

一方、唇の厚いタイプは情熱派です。

人並み外れて愛情量が多く、恋愛にしても仕事にしても「これ」と思ったことには全精力を傾けて尽くします。

厚くぼってりした唇が魅力的なアンジェリーナ・ジョリーさんは、女優として活躍するほか、国連難民高等弁務官事務所( UNHCR)の親善大使としても慈善活動を続けていますが、こうした活動もまた愛情の深さからくるものなのでしょう。

お願いごとがあったら、唇の厚い人に相談してみると良い返事を返してくれるかもしれません。

なぜ金メダル選手は一番高いところに上がるのか オリンピックなどでもそうですが、優れた成績を残した人は表彰台の上にあげられてメダルを受け取ります。

つまり高さとは、地位や権力や自らの能力の高さを無意識に表すものなのです。

身長の高い低いについても、同じような心理的影響があります。

背の高い人というのは往々にして自信家です。

それも自然に心の奥から自信が出てくるというタイプです。

心にもゆとりがあり、前向きにものごとに取り組みます。

実際、ピッツバーグ大学の卒業者を対象とした研究では、背が高い人(身長 185 ~ 190センチ)は、そうではない人よりも平均して 12・ 4%ほど初任給が高いという結果が出ています。

逆に身長が低い人というのは、高い人に比べると自然にわき出る自信というものがありません。

周りから見下ろされる視線の中で長年暮らしているため、低い社会的評価を自分に与えてしまうのです。

威張り散らしたり、わざと人をぞんざいに扱う人がいますが、それは自尊心の低さの裏返しとも言えるでしょう。

「何をエラそうな」とムカつくこともあるかもしれませんが、彼らは自信がないだけなのです。

何を言われようがあまり気にする必要はないでしょう。

むしろムキになって反論するほど、相手を刺激するだけです。

体型でわかる人付き合いの傾向 外見ですぐ目に飛び込んでくるのは、体型ではないでしょうか。

ドイツの精神医学者クレッチマーは、体型と性格には何らかの関連性があると考えました。

そして大きく分けて、三つのタイプに人間を分けました。

まずやせ型は、空想好きで自分の殻に閉じこもりがちなタイプ。

非社交的で神経質、他人に対して興味が薄く、冷酷な行動に出ることもあります。

肥満型は、その体型が表すように親しみやすいタイプ。

他人と交わることが得意で、世話好きです。

反面、元気なときと落ち込んだときに差があり、気分にむらがあるタイプです。

筋肉質型は、「これ」と決めたらまっしぐらで、突き進んでいきます。

頑固一徹で他人の言うことには耳を貸しません。

とても粘り強くものごとを成し遂げるタイプです。

クレッチマーは、精神に問題を抱えた患者と面談を繰り返す中でこの 3タイプを発見しました。

派手な服装の人は派手な性格? 顔や体型と違い、自分で選ぶことのできる服装は、その人の生き方を表します。

自分とはどういう存在であるかを、目に見える形で打ち出しているのが服装が発するコードです。

では、派手な服を着る人はどうでしょうか。

チカチカするような色の服を身につけてみたり、鎖や鋲のついた服を着てみたりする人は、単なる目立ちたがり屋かというと、必ずしもそうとは言えません。

その根底にあるのは不安です。

自分を何かから守りたいという自己防衛的な傾向が強くて、こうした服装をするのです。

警察官やガードマンが身につける制服にも、同じような意味があります。

基本的に彼らの仕事には危険がつきものです。

銃や刃物や暴力などが、彼らの行く先には待ち構えています。

制服とは、そうした危険な状況から自分を守る鎧なのです。

いかついイメージの制服を身につけることで、自分を鼓舞し、不安に負けずに職務が果たせるようにしているのです。

心理学者のフィッシャーは「人間は裸の時が一番不安だ」と言っていますが、こうした不安をなくすためにも人は服を身につけるのでしょう。

そういえば映画「ランボー」だったと思いますが、捕まって敵の捕虜になると、裸にされた上で拷問されるという場面がありました。

人間が心細く不安になる状況としては、究極だと思います。

ブランド好きの三つのタイプ またブランドの選び方にも性格が表れます。

アルマーニなら靴下までアルマーニ、ポール・スミスなら下着までポール・スミスというブランド統一派は相当に頑固で保守的です。

自分のやり方にこだわりとプライドを持っており、それ以外のやり方はなかなか認めようとしません。

一方、複数のブランドを身につけるタイプは二つに分類できます。

一つはとにかくブランド好きというタイプ。

彼らにとってブランドとは、自分の価値を高く見せるためのコードです。

組み合わせも考えず闇雲に身につけているだけなので、何だかよくわからないことになっています。

似合わない服を着ている人というのは、基本的に自分のことをよく知っていません。

特にこの闇雲ブランドタイプというのは、ブランドの権威に寄りかかって自分を守ろうとしているだけで、自分というものがありません。

他人がつくった価値観の中で満足している人と言えます。

対して、複数のブランドをうまく組み合わせている人は、物の本質を見抜ける人と言えるでしょう。

おしゃれな人の中には、シャネルとユニクロを組み合わせて着こなす人もいますが、こうした人は何事に対しても柔軟に対応できる人です。

仕事でも臨機応変に物事に対処するので、信頼されることも多いでしょう。

スーツの選び方でわかる相手の実力 会社勤めなら、スーツやジャケットを着ることも多いのではないでしょうか。

いわば社会人の制服のようなものですが、どんなものを選ぶか、どんなシャツを選ぶかによって、その人の心も見えてきます。

まず、上下セットのスーツではなく、ズボンとは違う色のジャケットを着る人は、概してきゅうくつなことに縛られたくないと考える人です。

企画や宣伝といった比較的柔らかい職種の人に多いようですが、他と違う自分というものを大事にしています。

また、昔よりもいくらか風通しが良くなったとはいえ、やはり「長いものには巻かれろ」の風土が強い会社社会で自らのスタイルを貫いているわけですから、相当な実力者とも考えられます。

もし取引先の担当者がジャケット派なら、オーソドックスな提案に併せてちょっと毛色の変わった提案をすることで、好感度が上がる可能性が高くなります。

また、黒や紺、グレーといった色が多い中で、あえてダークグリーンやベージュのスーツを着ている人は、自分を大事にしている人です。

誰もが会社のほうを向き、右にならう中で、「自分のことは自分で決める。

そのためにやるべきことをやるだけだ」と考えています。

人脈が広いのは黄色のオープンカラーシャツの人 ひとくちにシャツといっても、襟の形や色によってさまざまな表情が表れます。

そこには当然性格も反映されると言っていいでしょう。

たとえば、襟と袖部分が白いクレリックシャツや、ピンホールカラーのシャツが好きな人はこだわり派です。

外見にも気を遣い、プライドも高い人と言えるでしょう。

同じこだわり派でもボタンダウンを身につける人は、自分なりのスタイルを大事にし、流行に踊らされない部分を持っています。

ラテン系で開放的なのが、オープンカラーのシャツを身につける人です。

来る者は拒まず去る者は追わずといったタイプで、「なるようになるさ」が信条です。

いわゆる普通の白いワイシャツを身につけている人は、あまりこだわりのないタイプ。

無難であればそれでいいというタイプなので、おもしろみはありません。

ピンク色のシャツの人は穏やかな人間関係を望みますし、黄色やクリーム系が好きな人は社交的にたくさんの人と付き合いたいと思っています。

ブルーのシャツはスマートに仕事をしたいと思っている人です。

街中にキムタクが増えた理由 ひところ、 SMAPの木村拓哉さんの髪型をまねた、いわゆる「キムタクカット」がどこの街でも見かけられたものです。

いまでも、憧れのミュージシャンやアーチストの髪型をする人は多いのではないでしょうか。

彼らは憧れとする人のイメージと自分を一体化することで、心を満足させようとしているのです。

「心を読む」という立場から考えると、髪型にはその人が考える「憧れの人生」が映し出されているということにもなります。

今の人生が悪いというわけではないけれど、もっと他の人生もあったのではないか。

人間なら誰しもそんな風に思うときがありますね。

トラブルを抱えて自己嫌悪になって、こんな自分を変えたいと思う人もいるのではないでしょうか。

そんなとき髪型は、簡単に自分のイメージを変えてくれます。

たとえば今まで長かった髪を切る、というのも一つのリセット願望です。

つまり髪型を見れば、その人の価値観がかいまみえてくるということなのです。

坊主頭の男性は童顔が多い 漫才師の松本人志さんは、あるときを境に丸坊主になりました。

いまでは松本さんといえば坊主頭というイメージが一般的です。

「不必要な物を排除したかった」と理由を述べられているのを目にしましたが、おそらく何か大きなリセットの時期だったのでしょう。

それを証明するかのように、松本さんはその後、自らの原案によるドラマ「伝説の教師」や、お笑いの枠を越えた活動を始めています。

最近では映画も監督し、その作品がカンヌ国際映画祭に招待されたことが話題になりました。

その松本さんの影響なのか、最近は大人でも丸坊主にする人が多いようです。

大人になってから男が坊主になる理由は、「迫力をつけたい」ということに尽きます。

正確に調べたわけではありませんが、丸坊主の人の中にはかわいらしい顔の人が多いように感じます。

かわいいというのは美点ではありますが、時によりけりです。

仕事の場では、逆に相手につけこまれることさえあります。

坊主頭はそのための鎧です。

相手を威嚇することで、優位にことを進めていこうという気持ちの表れなのです。

周りに対する不安やナイーブな心を隠し、インパクトでごまかそうという意味もあります。

いかつそうに見えて実は繊細な人なのです。

丸坊主は、男の照れかくしなのかもしれません。

松本さんはまさにそんなタイプの人ですね。

髪型をころころ変える人には自分がない? ところで、流行に合わせて髪型がころころ変わる人というのは、どんなタイプなのでしょう。

一つ言えるのは、自分がどうかというよりも、周りがどう思っているかが気になるタイプだということです。

一般に人は「自分とはいったい何者であるか」というアイデンティティを思春期に築きます。

自分というものが確立されていれば、周りに影響されることはないのですが、このタイプはそこまで心が成熟していません。

自分に対して自信がないため、「誰もがかっこいいと思っているこの髪型にすれば間違いない」と思っています。

つまり好き嫌いではなく、周りに受けるか受けないかだけで髪型を選んでいるのです。

そうまでしてこの人が何を手に入れたいかというと、周りの人の注目です。

「あら、髪型変えたんですね」「その髪型、いま流行のものですね」 という声をかけてほしくて、「チェンジ」しているというわけです。

本当は寂しい人なのですね。

こんなことを言うと「私は好きだからやっているだけ」と反論する人がいます。

確かに好きだからやっているということ自体は、間違いないでしょう。

ただ、「好き」という背景にはこれといった自分がないという心理が必ず働いています。

不安は指輪の数でわかる 好きなもの、きれいなものを身につけていたいというのは、人間として自然な欲求です。

しかし過剰なまでに飾りたいというのは見栄の表れであり、はっきり言えば自信のなさの裏返しです。

つまり、身につけるアクセサリーの数が多いほど、その人の心の中には満たされないものや、なんらかの不安があると考えられます。

いつもイライラしている人の指先を見てください。

指輪が複数はめられていないでしょうか。

手首にいくつも腕輪をしていないでしょうか。

こうした人は、顔ではニコニコと笑っていても、実は心の奥底では悩みや不安を抱えています。

アクセサリーは、そうした悩みや不安から身を守るためのお守りのようなものです。

占いの一種なのでしょうか、女性の間ではパワーストーンといって特別な効果のある宝石を選んで身につけることがあります。

あれもまた、持っていることで自分に自信をつけて、日々を乗り切ろうという生きる知恵なのかもしれません。

また、好きな物に囲まれていないと安心できないということは、かなりの寂しがり屋です。

話し相手にも飢えているのではないでしょうか。

「いつもお仕事大変ですね」と優しい言葉をかけつつ、共感を持って相手の話を聞いてあげると距離も縮まります。

結婚指輪をしない男は束縛を嫌う 指輪を身につけている人は、基本的に人に頼りたい気持ちが強い人です。

恋愛となれば常に相手を一番に考えます。

その代わり相手にも同じことを求めます。

一言で言うなら、嫉妬深い人なのです。

指輪の数が多ければ多いほど、その傾向は強くなるでしょう。

永遠の愛を誓う結婚指輪ともなれば、その傾向はさらに強くなります。

浮気は絶対許しません。

もし許してくれたとしても「あなたはあのとき浮気をした」と責められ続けます。

逆に結婚指輪をしない人というのは、誰からも自由でありたい、指図されたくないという思いが強い人です。

こうした人に「昨日はどこへ行っていたの?」「最近誰と会っているの?」などと細かく問いただすのは逆効果です。

もともと本人にそんな気がなくとも、「息苦しくって仕方がない」と浮気心が目覚めてしまうかもしれません。

ちなみに、合コンのときにだけ指輪を外す男性がいますが、これは本人がなんといおうと浮気心が見え見えです。

アンクレットに表れる女豹度 最近草食男子と肉食女子という言葉を、新聞や雑誌で見かけるようになりました。

特に恋愛に消極的な男子と、逆に積極的な女子を表す言葉として有名になりましたが、アンクレットをした女子は、多くの場合肉食系の女豹女子と考えられます。

彼女たちは心にとまった男性がいれば、じっくり観察しながら相手を落とす機会を狙います。

そして、チャンスを見つけてはすかさず相手の心に入り込み、わがものにしていくのです。

もともとアンクレットは足かせを意味し、その女性が恋人や夫のものであることを示すとされてきました。

しかしいまでは、ファッションとしても身につけられるようになっています。

小股の切れ上がったいい女などと昔から言いますが、脚線美に自信のある女性でなければ、身につける勇気がなかなか出ないのではないでしょうか。

つまり、足下に注意を向けさせるアンクレットをつけている人は、女としての自分の魅力に自信があると言っていいでしょう。

恋愛をゲームのように楽しみ、一夜限りの恋を楽しむこともやぶさかではないタイプです。

ただ、誰でもいいというわけではありません。

アンクレットをつけたいという人は、他の人とは違う自分でありたいと常に考えています。

そんな自分の価値基準を満たしてくれるいい男を、そしらぬふりで見定めているのです。

大人の恋愛を楽しみたいタイプなら、うってつけの人と言えるでしょう。

退屈・無気力・不満のサイン 赤ちゃんが泣くと、親は優しく抱きしめたり身体をさすったりします。

そうすることで赤ちゃんは安心しておとなしくなります。

実はほおづえというのは、同じような意味を持っています。

自己接触行動と言われますが、自分で自分の身体を触ることで、赤ちゃんの頃お父さんやお母さんに抱かれていたときの快感や安心感をつくり出すのです。

この状態にある人は、目の前のことや相手に興味を失っていたり、満たされない気持ちを抱えています。

だからこそ、その気持ちを埋めたくて自分の身体に触れようとするのです。

このように自らの身体で、自らに触れ、仮の親密さを持とうとすることを自己親密性と呼びます。

ところで、自己接触行動はほおづえだけに限りません。

動物行動学者のデズモンド・モリスは、一般的な自己接触行動の例として、頻度の順に「あご支え」「下あご支え」「髪さわり」「ほおづえ」「口さわり」「こめかみ支え」を挙げています。

不思議なことに、こめかみ支えは 2対 1で男性に多く、髪さわりは 3対 2で女性に多く表れる行動だと言われています。

話をしている相手がもしほおづえをついていたら、かなり退屈している証拠です。

もしかすると、ずっと自分ばかり話したりしていませんでしたか。

相手のほおづえに気がついたらすぐに、相手に話を振りましょう。

女性はなぜ髪をいじるのか 同じような自己接触行動でも、表れ方によってさまざまな解釈ができます。

たとえば唇を指でなでる「口さわり」は、唇に指を入れる行為に近く、心の安定を取り戻そうという意味があります。

子供が泣き止まないとき、母親は自らの乳首を含ませて安らかになるまで優しく抱きしめます。

指はあのときの母親の乳首の代わりなのです。

心に不安が生じたとき、人は指をくわえることで赤ん坊の時のことを思い出して、落ち着きを取り戻そうとするわけです。

指をくわえるだけでは不安がおさまらなくなると、爪や指の関節を噛むといった行動に出ます。

ここまでいくと相当フラストレーションが溜まっているはずです。

この癖のある人の爪を見ると、噛み跡がギザギザになっているでしょう。

また髪を押さえたり毛先をもてあそぶ「髪いじり」も、髪をなでて慰めて欲しいという気持ちの表れです。

ただこれも、髪を引っ張ったりといったことにまでなると、自罰的な行動と解釈することができます。

「どうしてあのときうまくできなかったんだろう」という自分に対するイライラが行動に出たものです。

腕組みしている上司には話しかけないほうがいい 腕を組むというのは、相手と自分の間に壁を作るということです。

つまり、どんなににこやかな素振りでも、本音では相手を拒絶しているのです。

会社で、上司が部下から話を聞いているところを考えてみましょう。

そのとき、腕を組んでいるとすれば、上司の態度と本音にはかなり違いがあるはずです。

もしその話がトラブルの報告なら、「どうしてそんなミスをするんだ」とかなり怒っていますし、通常の報告なら他に気になることがあって頭に入っていません。

そうした悩ましいことに対して拒絶の態度を見せつつ、自らの身体に触れることで心をなぐさめているわけです。

一方、相手が腕組みを解き、さらにあなたの側から相手の手のひらが見える場合は、あなたに好印象を持っています。

あなたを受け入れ、興味を持って話を聞こうとしています。

そして、普段から手のひらを相手側に向けることが多い人は、相手に対して開放的で見ず知らずの人ともすぐに友だちになれる明るい人です。

腕を組む人が腹の内を隠したまま相手と付き合おうとするのに対し、このタイプは腹を割って付き合います。

反面、気に入らないことがあれば、つい顔に出てしまいますし、ときには喧嘩に発展することさえあります。

隠し事をしようとしても、すぐに見抜かれてしまいがちです。

相手の気持ちはコーヒーカップの持ち方でわかる 人は好き嫌いといった気持ちを、そう簡単には表に出さないものです。

しかし、コーヒーカップ一つあればそれを見抜くことも可能です。

「コーヒー、いかがですか」とすすめてみましょう。

先ほどもお話ししましたが、腕というのは防御壁の役割を果たします。

もし相手があなたのことを良く思っていなかったり、距離を置きたいと思っているなら、あなたと自分を隔てるようにカップを持つ腕を置きます。

逆にいくばくかでもあなたに関心を抱いているなら、カップを持つ手を前に向かって出しているはずです。

こんなちょっとしたことからでも、相手の本音を探ることができるのです。

手は嘘をつけない こんな実験があります。

女性の被験者に映像を見せ、見たものをありのまま伝えることと、嘘をつくことの 2パターンをお願いしました。

そして隠しカメラで彼女たちが嘘をつくところと、真実を言うところを撮ったのです。

記録された表情と動作を分析した中から、人が嘘をつくときにはどんなしぐさをすることが多いかがわかりました。

実験によると、嘘をついたときには手を顔にやる動作が多くなるのです。

特に多いのが口を押さえるしぐさと、鼻を触るしぐさでした。

口を押さえるというのは、見たとおりの意味ですね。

口から出ようとする嘘を隠そうとしているのです。

鼻を触るというのは、口を押さえることのアレンジ系と考えればいいでしょう。

そのほか、下あごを叩いたり、唇を押さえたり、眉毛や耳たぶを引っかくといった動作も嘘をついているときにはよく表れます。

顔は上手に嘘をつく ところで嘘は顔でわかるなどと言われますが、意外とそうでもないようです。

顔のように自分で表情をつくり出したり動かしたりできる場所は、自分でもコントロールできるため、意外と化けやすいのです。

たとえば子供を亡くした母親が、気丈な顔を見せるときがあります。

そのさまはしっかりしているというより、冷たい印象まで与えてしまいます。

これは、顔という部分が自分でコントロールできるからこそ生まれる様態です。

「泣いてはいけない。

ここはしっかりしなければ」という気持ちが顔の筋肉を支配してしまい、本来の表情が失われてしまったのです。

ただ、まったく表情に表れないわけではありません。

たとえば視線の動きを見ると、嘘は一瞬ではありますがきちんと表れています。

スリは見た目で 9割わかる 必要以上に、目を左右にきょろきょろと動かす人がいます。

落ち着きがない性格とも言えますが、なによりもそこには本人の不安が表れています。

人は危険を感じると、周りを見回してできるだけたくさんの情報を得ようとするからです。

そうすることで、どんな行動をとるべきか、不安を解消するためのヒントをつかもうとするのです。

右上を一瞬見た後、急にそわそわし始めたとすれば、解決しなければいけない大切な約束やトラブルを思い出した証拠です。

左下に視線を向けたあと視線がめまぐるしく動くなら、あなたの言葉が相手の痛いところをついたのかもしれません。

その目の動きは反撃態勢を整え、事態を挽回しようとする意思の表れです。

刑事は、こうした視線の動きを参考にスリを逮捕するのだそうです。

スリを働くには、獲物を物色すると同時に、周りに危険がないか確認しなければなりません。

そのためスリの目はめまぐるしく動きます。

そしてお目当ての物を見つけると、その 1点だけに注目します。

刑事はその視線の変化をとらえて「御用!」と捕えます。

つまり、視線の先にはその人が何か行動しようとする理由が隠されているのです。

相手が何を見つめているか、さりげなく観察してみましょう。

思いもかけない顔や、知られたくない思惑が浮かび上がってきます。

第 1章のまとめ第一印象を左右する顔には、人の内面を示すコード(暗号)が多く表れる。

体型も内面と相互に影響し合っている。

やせ型、肥満型、筋肉質型といった体型はそれぞれ神経質、世話好き、頑固一徹な性格と結びつきやすい。

服装や髪型、アクセサリーは自分で選ぶことができるので、心の内が表れやすい。

ビジネスでは相手の服装に合わせて提案を変えると、成功率が高まる。

ほおづえや髪いじりには、自分をなぐさめる意味がある。

また、腕組みしている人は相手との間に壁を作っているので、話しかけないほうが無難。

人は嘘をつくときに、顔では動揺をうまく隠すが、手と視線は嘘がつけずに落ち着かない動作をすることが多い。

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