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瞑想の実践STEP1

目次

①時間を見つけて瞑想に取り組んでみましょう

家にいるとき、家事をしているとき、通勤中などでも、時間を見つけて瞑想してみましょう。瞑想は座るだけではありません。

体の感覚や周囲の音、呼吸などに意識を向けて、不必要な思考からできるだけ離れるようにすれば、いつでもどこでも瞑想をすることができます。

例えば、

●掃除をするとき、他のことを一切考えず掃除に集中する。

●料理を作るとき、他のことを一切考えずに料理に集中する。

●通勤などで駅まで歩くとき、何も考えないようにして、体の動きや周りの音に集中する。

●ベッドに入ったら、眠りにつくまで呼吸や音などに集中して何も考えないようにする。

など、時間や場所を選ばずにできるだけ実践するようにしましょう。一日の多くの時間を、思考を止めて過ごすことができるようになると、心はとても楽になります。

②何か問題や嫌な事が起きた時こそ瞑想のチャンス

心に何も問題が起きていないときは瞑想しやすいのですが、何か問題が起きると意識のチャンネルはすぐその問題に切り変わってしまいます。しかし、こういったときほど、その問題から離れるように、別の対象に集中してみましょう。

例えば、会社で嫌な出来事があったとします。仕事が終わって家に帰ってもその事が何度も思い出され、その度に考え事が始まります。

このようなとき、心はその出来事に強く引き寄せられてしまいますが、そこでくよくよ考えずに意識に別の対象を映すように集中してみましょう。

別の対象とは、そのとき集中しやすいもの、動画を見たり音楽を聞いたり掃除をしてもよいですし、あるいは全く別の事を考えてもかまいません。

とにかく一度完全にその事を意識から離し、またそれが思い出され引き戻されそうになっても、できるだけそこに集中しないようにします。

この場合の瞑想とは、問題のある出来事とは別の対象に集中するということです。

ですから、座って呼吸に集中するということだけでなく、日常的にあなたがもっとも集中しやすい方法を選ぶようにしましょう。

嫌な思い出などが想起されたときも同じように対処していきます。その事をできるだけ考えないようにして、別の対象に集中していきます。

想起された瞬間は、そのイメージにピントが合っていないおぼろげな状態です。そのイメージに思考を集中し鮮明にすればするほど、自分の不快感や後悔が起きてきます。

ですから、できるだけ想起された瞬間に、意識のチャンネルを切り替えてしまう事が大切です。このように、想起されたらすぐにそこから離れるということを続けていくと、嫌な思い出も次第に思い出されなくなっていきます。

嫌な思いや問題が起きて自分の意識がそこに引き寄せられるとき、それを強い意志で引き戻すというトレーニングは、瞑想の集中力を高めるために非常に効果的な方法です。

③考える時はできるだけ集中する

瞑想は単に思考を止めることだけではなく、ある対象に思考を集中するという考え方もできます。これは、ラージャ・ヨガの八支則の中でダーラナ(一心集中)の一つの面です。

つまり、わき目を振らず、ただ目標を達成することだけに集中するのです。例えば仕事などで書類を作成しているとき、何か別の用事を思い出して考え始めてしまう事があります。

そしてもう一度書類に向かうと、さっきどこまで進んだのか分からなくなり、同じ作業に戻るためにしばらく時間がかかってしまうことがあります。

このように、思考があっちに行ったりこっちに行ったりまた戻ったりということを繰り返すと、仕事の効率は非常に悪くなってしまいます。

このような場合、書類の作成が終わるまではそれだけに集中し、余計な思いが浮かんでもそこから思考が離れないようにします。

一度に終わらないような仕事でも、次はここから考え始めると分かりやすいという所で区切っておけば、「この前どこで終わったかな?」と余計な思考を使う手間が省けます。

複数の仕事を抱えている時なども同じように、一箇所づつ集中していくことが大切です。

例えばA・Bと二つの仕事を同時に抱えているとき、Aについて考え始めたと思ったらBが気になってしまったり、Aを終わらせてBを始めたのに、Aが気になってまたAについて考え始めてしまうことがあります。

このようなとき、できるだけ一つの所に集中して他を考えないようにします。

つまり、Aを始めたらそこに集中してBの事は考えないで終わらせ、Bを始めたらBだけに集中してAのことは一切考えないようにします。

以上のように、瞑想で練習した集中するというテクニックを使うことで、仕事のミスも少なくなり効率も上がります。

④考えている時間を減らす

集中することに慣れてきたら、今度はできるだけ日常生活の中で考えている時間を減らしていきましょう。

体を動かしているときはその動作は目に見えるので、「今日は色々動いたから疲れたな」とか、「あっちに行ってまた戻ってこれをやると無駄だから、これを終わらせてからあっちに行こう」と効率を考えやすいのですが、思考は目に見えないのであっちに行ったりこっちに行ったりと非常に無駄な動きが多いのです。

しかし、体を動かすことと同じように、あるいはそれ以上に私たちは考えることでも疲労しています。体をある一定時間働かせれば休憩するという発想がありますが、思考を使ったあと休ませるという習慣はほとんどありません。

仕事の休憩時間でも、体は休ませているのに思考はひっきりなしに働いているという事がよくあるのではないでしょうか。しかし、体と同じように心にも十分な休憩を与えなければいけません。

日ごろ考えすぎているなと感じる方は、まずはその思考の量を半分ぐらいまで減らす努力をしてみましょう。

思考の量を減らしたとしても、日常生活には全く影響がないことが分かるでしょう。それほど、私たち現代人は考えすぎているのです。考える時間が減ると疲労も少なくなり、日常生活は快適なものとなります。

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