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無限の富を生み続けるリーダーの思考

目次

1仕事を成功させる四つの原理

会社で営業などの仕事をしている者が、仕事中も宗教的な精神を保ち続けるためには、どのようなことを心掛ければよいのでしょうか。

営業的な仕事と宗教的精神を両立させる道

宗教というものを、非常に静かなというか、クワイエット(静謐)なものとして捉えると、営業的な仕事と宗教的な精神とは、あまり合わないようにも見えます。

しかし、そのような仕事であっても、幸福の科学の基本的な教えである「幸福の原理」、すなわち、「愛・知・反省・発展」の四正道とは、両立できる面があるのです。

まず、「人に対して愛を与えなさい」という「愛の原理」は、仕事においても大事です。

次に、「知の原理」では、知識やその〝上澄み〟である智慧、奥なる智慧の大切さを説いていますが、それを仕事に生かす場面はかなりあります。

そして、仕事で失敗した場合には、「反省の原理」が十分に使えます。もちろん、個人や社会などの向上・発展を説く「発展の原理」も使えます。このように、基本原理である四正道は、仕事のなかにも持ち込めるのです。

相手の立場に立ち、サービス精神を発揮する

「愛の原理」との関係で述べると、営業的な仕事においては、人と接する販売活動が多いので、サービス精神の部分が最も大事だと思います。

それは、売上実績をあげるためだけの、見せかけのサービス精神ではなくて、相手の立場に立ったものでなくてはなりません。

顧客オリエンテッド(志向)の考え方でサービス精神を発揮すれば、相手の役に立つ仕事ができるでしょう。

例えば、証券会社の営業マンであれば、まったく値上がりしないことが分かっている証券を客に押しつけるのは、よいことではありません。

相手の立場に立って、「本当によい」と思うものを勧めなくてはなりません。

自分の全身全霊を傾けて研究し、「これがよい」と思うものを相手に勧めることは、サービス精神の発揮でもあれば、実際に相手のためになることでもあるのです。相手に与えた製品やサービスが、本当によいものであるかどうかが大事です。

業務知識を身につけ、仕事の仕方を工夫する

「知の原理」との関係で言えば、営業活動をするに当たって、自社の製品やサービスについての業務知識がどの程度あるかが非常に大事です。

現代は専門分化のかなり激しい時代であるため、業務上の専門知識をどのくらい持っているかによって、どれだけ相手の役に立てるかが決まってくるのです。

猫なで声で、優しい言葉をかけることだけが愛ではありません。相手の役に立つこと、相手が願っていること、相手が「こうしてほしい」と思っていることをサービスしなくてはならないのです。

営業の仕事ではありませんが、海外旅行者に対する観光ガイドの仕事を例にとると、英語があまりできないような人では、旅行客が迷惑します。

また、英語は使えても、観光地の建物や場所、行事などについての知識を持っていないガイドも困ります。それでは相手に不満感を与えます。

営業の場合もこれと同じです。

専門技能に精通していることや、相手が必要とするものを、必要なときに提供できることが大事なのです。

それから、仕事能力を上げていくためには、常日ごろ、自分の仕事の仕方をよく振り返り、「この点を改めればよいのではないか」と思う部分を改良していく精神が必要です。

それは、「知の原理」であると同時に「反省の原理」でもあり、また、「発展の原理」にもつながっていきます。このように、本当に相手のためになることをいつも考えていれば、仕事と宗教精神とは両立するのです。

「精神統一」で霊的エネルギーを充電して仕事に臨む

忙しく働き、いつも誰かと話をしている人の場合は、若干、心が波立ったり、ザラザラしたりするのは、やむをえない面もあります。そういう人は、家に帰ってから、精神統一の時間を取るとよいでしょう。

また、幸福の科学の精舎や支部では、研修やセミナー、祈願など、さまざまな行事を行っていますが、そういう行事に参加することは一種の充電です。

霊的なエネルギーが〝バッテリー〟に充電されるのです。そうすると、それが一カ月ぐらい持ちます。やがてエネルギーが枯れてきたならば、再び行事に参加して充電する。

こういうかたちで、霊的エネルギーを充電し続けることができます。自宅で精神統一をしたり、自己反省をしたりすることも大事ですが、それだけでなく、当会の行事に参加して霊的エネルギーを充電し、宗教性を高めて、再び仕事に戻ることも大事なのです。

2無限の富を引き寄せる考え方と仕事とは

「富についての悟り」をお訊きしたいと思います。私は富を引き寄せたいと思って、いろいろ自分の心の持ち方を変えようとするのですが、なかなか明るい気持ちを維持することができません。どのようにして、明るい心境を維持し、富を引き寄せていけばよいのでしょうか。

すべてを「成功の種」と考え、向上を目指していく

実を言えば、私は幸福の科学をつくるために、一円も使っていないのです。

今から三十年以上前に会社を辞めたとき、教団をつくる資本金にしようと思って、独身にもかかわらず、退職金や貯金を三、四百万円は持っていました。

しかし、幸福の科学を始めて何年かたってから預金通帳が出てきて、「あれ?私は、こんなにお金を持っていたんだ」と言ったぐらいです。

そのお金はまったく使うことなく幸福の科学を始めて、ここまで大きくしました。

すでに、会社で言うと、おそらくかなりの規模の大企業の総資産に当たるぐらいのものを持っている教団になっていると思います。

これをどうやって成し遂げたかということですが、『ThinkBig!』(幸福の科学出版刊)「」、。

、BePositive常に積極的に考えるということ非常に大事だったと思います、さらに。

、BeConstructive。世の中のことは、悪いほうに取ろうと思えば、いくらでも悪く取ることはできます。

けれども、すべてを「成功の種にならないか」と考えていくことです。それから、めげてもめげても、立ち直る速度を速くしていくことです。

「失敗した」と思っても、「ただでは起きないぞ」「この失敗から何かをつかんで上がっていくぞ」と考えることです。

また、常に仕事に何かプラスアルファを見いだして、何かをつけ足し、よりよくしていこうと努力していると、周りにちゃんと伝わっていきます。

例えば経営者なら経営者が、「今日よりも明日、明日よりも明後日、今年より来年を、もっともっとよくしていこう」と思って発信し続けていたら、必ず他の人に伝わっていきます。

ですから、明るく、建設的で、積極的な考え方を持ちながら、そうやって向上を目指していれば、必ず大きくなっていくし、それは必ず収入の増加を伴うものです。

人の役に立つ仕事をしていれば、富は必ず集まってくる

個人においても会社においても、収入をあげたければ、要するに、富を引き寄せたければ、他の人へのサービスをよくしていくことです。

「自分」という観点から言えば、自分の魅力を増していくこと、他の人を惹きつける魅力を持つということです。とにかく、人のために役に立つことをしたら、お金は貯まることになっているのです。

お金が逃げていくということは、人のためにならないことをしているということです。

人の役に立つことをやっていて、それがどんどん積み増しているというか、もっともっと役に立つようになっているようだったら、絶対にお金持ちになっていきます。

それに、目標を設定すれば、さらにいいかもしれません。自分で目標を貼り出して、これに向けて、ThinkBig.BePositive.BeConstructive.と考えながら努力していれば、必ずお金持ちになっていきます。

他の人の役に立つ仕事をしていて、世に認められないということは、絶対にありません。

それから、他の人の役に立つ仕事でも、同じことだけ繰り返すのではなく、さらによくしていこうと常に考えていれば、絶対に大きくなる。

富も大きくなれば、仕事も大きくなる、組織も大きくなるということ。これが永遠の真理です。「人の役に立つ仕事をする」ということだけをいつも考えていれば、どんな業種でも、絶対に成功できると思います。

例えば、今は公務員のようなところは、仕事の成果が収入に関係ないとおっしゃるかもしれません。

しかし、今、国は税金を上げようとしていますが、公務員のサービスがもっとよくなれば、もっとスムーズに税金を上げられるかもしれません。

あるいは上げなくても、もっと民間が活性化して、結果的に税収が上がる可能性だってあるわけです。ですから、どの世界においても、この考え方は一緒です。人の役に立つことをやること。相手が願っていることを一生懸命奉仕すること。これさえ心掛けていれば、すべてはよい方向に循環します。

富は循環し、そして、必要な人のところに集まってきます。富は、その人に任せておけば、もっとよい循環が起きるような人のところに必ず集まってくるようになっています。これを信じることが大事だと思います。絶対に大丈夫です。「富、無限」です。間違いありません。

3経営を発展させるただ一つの法則

福井県は、橋本左内をはじめ、幕末に活躍した明治維新の志士たちを生んだ県でもあります。

私は食品会社を経営していますが、企業経営を頑張っている仲間たちと連携を取って、企業の輪をつくり、広げ、福井から日本に経済発展のうねりを起こしていきたいと考えています。

五十代半ばを過ぎた自分ですが、今後、一企業として、どのような点に注意し、何を進めるべきか、ポイントをお教えいただければと思います。

「お客様の幸福」を考えること

福井県は意外に会社がたくさんあって、社長も多いということですが、日本を代表するような経営者がそれほどいるわけではないと思います。小さい会社はたくさんあるのでしょうが、もう一段、力のある人が出てくる必要があると思うのです。

そういう方が、まず何人か先頭を切って出てきて、自分の会社を大きくすることで、全体を引っ張っていくことができるだろうと思います。

「一人が国を興し、一人が国を潰す」とも言われていますから、会社でも同じです。会社を今以上に大きくする基本的な法則は一つです。「お客様のためを考えること」、この一点なのです。「できるだけ多くのお客様に幸福になっていただきたい」ということを、自分の事業を通して実践すること。

それを受け入れられたときに、会社は大きくなるのです。それ以外の技術的なものは別の問題で、基本的には、多くの顧客に支持を受けたものは必ず成長するのです。

成長しないということは、支持が一定のところで止まっているということです。

多くの人に支持を受けるものをつくって、福井県を超えて他の県からも支持を受けるようになれば、全国的な規模の企業ができてくるわけです。

福井から偉大な財界人や経済人が出てきたら、それに続く方もきっと出てくると思います。そういう人が、今、求められているのではないでしょうか。

「自分たち中心」が会社を潰す

ポイントは、先ほど言ったように「顧客重視」、これ一つです。顧客重視とは何かということを知りたければ、基本的には、役所のやっていることの反対をやればいいと考えて構いません。

役所、もしくはそれに近い経営体が本能的にすることの反対をすれば、だいたい顧客重視に当たると思って結構です。

私は、飛行機をよく利用しますが、空港で某航空会社の待機部屋を使わせてもらったときに、そこの会社の営業部の方が、あとで私の秘書に電話をかけてきて、「入れるのは四人までと内規で決まっています。おたくは五人連れてきたでしょう」とクレームを入れてきたことがあります。

ほかの部屋は、実は、ガラガラで客は入っていませんでした。

「満員なので困ります」というなら分かります。

ガラガラで空いているのに、「一人余分に入れただろう、内規では四人なので、それ以上来てはいけない」と言うなら、客に来るなと言っているようなものです。

余った一人は、外で待機しなければいけないのです。

それで、「財政再建のため、国から税金を投入してもらわないと潰れる」と言うのはおかしいのではないでしょうか(注。その後、補助椅子が置かれて五人とも座れるようになり、サービスが改善した)。

だいたい、役所に近づいていくとそういうふうになってきて、お客様のほうが見えなくなるのです。たとえて言えば、そんなことがあります。

やはり、商品を買ってくださる方や、サービスを利用してくださる方の気持ちを常に考えることが大事なのです。

どの部屋もガラガラで空いているのに「四人に決まっています」などと答えるのではなく、部屋が空いていたら入れてあげたらいいのです。

そんなことは当たり前で、サービスでも何でもありません。

そういうことをしていながら、経営不振に陥って、「国の税金がたくさん要る」とか、「大勢をレイオフしたり、クビにしたりしなければいけない」などというのなら、はっきり言って経営がなっていません。

根本は一つなのです。自分たち中心で、「自分たちで決めたことや考えたことは全部正しい」と思って変える気がない人たちは、赤字をつくったり、不況をつくったり、会社を潰したりするのです。

こういう考え方は、何度言われても、自分の会社に関しては、なかなか信じないものです。

よそ様について言われると「そうかな」と思うのですが、自分の会社について「お客様重視になっていませんね」と言われても、納得しないのです。

納得しない理由は、自惚れがあるからです。「自分のところの商品やサービスはいい」と自惚れるので、なかな聴かないのです。

基本的には、「お客様が会社を大きくしてくださるのだ」という思想を持っていれば間違いありません。お客様の支持を受ければ、必ず大きくなります。

ホテルを潰すのだって簡単です。リピーターの客が来なければ潰れますが、リピーターが来続けてくれたら大きくなります。それだけのことです。

厳しい現実は、何かを教えてくれている

人生は厳しいけれども、ある意味で、「教えてくださっている」ということです。好況や不況、あるいは、会社の成長や倒産も、厳しい現実であるけれども、そこに何か、教えてくれているものがあるということを知らないといけません。

この法則を知らないで、単に、「補助金だけばら撒く」というような財政政策を取ると、政府が赤字になって、今度は政府のほうが潰れることになります。

だから、自分たちで原因をつくっているものについては努力するべきで、その本質は、多くの顧客に支持してもらうということにあります。

これ一本しかないということです。

私たちも、「何とか、できるだけ多くの人たちに必要とされる幸福の科学でありたい」と思っています。

気をつけないと、生産者サイドというか、つくるほうの側が自己陶酔して、「これは最高だ」と思って押しつけてしまうのですが、何か間違いがあれば、反省して、改善を繰り返していく努力をしなければいけないと思います。

会社を経営で大きくする方法はそれ一つ、「顧客の支持を拡大すること」、これしかありません。常に、お客様のことを考えておくことです。寝ても覚めても考え続けることです。

(ここで、質問者が「今日は店を休みにして来ました」と言葉を挟んだ)では、その分は、明日以降、また頑張りましょう。

今日学んだことを活かして、明日以降、一段と笑顔とサービスで頑張ればいいと思います。勉強も大事です。

ときどき内容をよくしていかないと、新しい発想や気づきがないので、不況期には特に、企業経営者たちは勉強しなければいけません。勉強の時間は、決して無駄ではありません。

今日は店を閉めて、お客様に対しては申し訳ないことをしたかもしれませんが、その分は明日以降、十分にお返しください。

4人々は感動を求めている

私は、これまでの人生で小さな奇跡を積み重ねてきたと感じています。今後、それにとどまらず、事業経営の成功など、大きな奇跡も呼び込みたいです。そのための心構えについて教えてください。

目標管理の目的は現状維持ではない

事業経営で気をつけるべき点に、目標管理についての考え方があります。現状維持をすることが、目標管理ではありません。

例えばユニクロのような大企業でも、「店舗を幾つ出す」となったら、「売上高はこれだけ増やす」などの目標をつくって、「利益はこれだけ出す」などと打ち出しています。

実際に、社長がそれぞれの店舗で営業しているわけではないのですが、例えば百店舗出したら、売上は幾ら増やして、利益を幾ら増やす、と考えて、一店舗当たりで割ると、このくらい売る必要がある、という数字が出てきます。

それを達成すべく、新しい店舗を営業しますが、現状維持を目指して過去の成果と比較して百パーセントになるようにだけやっていたら、これは目標管理としては低すぎます。

目標管理をしても発展しない、というかたちになります。

実際に発展のための目標があって、それを達成するようにやっていくのであれば、目標管理としてはよいのです。けれども、現状維持のための目標管理にしてしまってはいけません。それだと、市役所や町役場、村役場などと変わらなくなります。

二〇一五年の夏には、公務員が町おこしで革命を起こそうとするドラマ「ナポレオンの村」も放映されました。

そのなかで主人公が「役人というのは、役に立つ人なんだ」と言っていました。公務員に対しても、世間はそう思っているということでしょう。

「必要なものをつくる」だけでは足りない

会社で働いていたり、事業を起こしていたりする方が、これから先、生き残っていくため、そして、事業をさらに大きくしていくために、必要な考え方があると思います。

物がない時代や、経済発展が十分ではない時代には、「必要なものをつくれば売れた」わけです。つまり、みなが必要とするものを見つけて、それをつくって売ればよかったのです。けれども、これからの時代は、そうはいきません。

日本経済で言えば、過去二十五年間、GDP(国内総生産)がだいたい五百兆円で止まっているのです。

二十五年間伸びないというのは、けっこう珍しいことです。日銀はゼロ金利をやっています。銀行金利はゼロではないけれども、低いです。とっても低い(注。二〇一六年二月からは、マイナス金利政策も導入された)。

長らく金利は低いのですが、投資意欲がなく、新規の事業が伸びていきません。まことに不思議な状態が二十五年続いていて、これは何かが抜けていると思うのです。

それは、「必要なものを満たす」という、従来の工業や商業の活動によってでは、経営発展、あるいは、経済の発展が見込めないという視点です。

日本では、必要なものは一通り、もう満たされているのです。これからのものは、その上を行かなければいけません。

その上を行くものは何か、と言いますと、「必要なものをつくって供給する」という考えではなくて、「人々に感動を与えるものを供給する」ということなのです。

感動を与える商品、感動を与えるサービスを供給することで、マーケットが大きくなっていくわけです。

満たされた時代に必要な「感動」

幸福の科学の支部を例に挙げると、支部ができることによって、周りに住んでいる方々や、支部を訪れる方々に感動を与えることが大事です。

もちろん、本を読んでいただいたり、ビデオを観ていただいたりすることによって感動を与えることもできるでしょうけれども、人と話をして感動を与えることもできます。

それから、もちろん、研修などで感動を与えることもできます。いずれにしても、やはり感動を与えていただきたいのです。それも、霊的な覚醒につながる感動を与えていただきたいと思っています。

そうすれば、支部は、弾けたように大きくなるでしょう。ですから、今の日本経済に足りないのは「感動」だと思うのです。

感動を起こそう、ということを大事にしていただければ発展します。自分の仕事も発展し、会社の仕事も発展します。繰り返しますが、キーワードは「感動」です。今必要なものはだいたい満たされています。それ以上のものが要るのだ、ということです。

支部でも、幸福の科学に出会って、その人にどんな感動を与えられるかということを、みなで考えていただきたいのです。それが大事だと思います。

また、幸福実現党の立候補者がいらっしゃれば、その人が出てくることで、どういう感動を周りに与えることができるかを、みなで考えていただきたいと思います。

その人の持ち味や発想、打ち出し方などで、いかなる感動を人に与えることができるかを考えていただきたいのです。そういうものは、必ず、人々が必要とするものになってくるわけです。

「感動」と「喜び」を与えるものは何かを考え続ける

例えば、私もみなさまに感動を与えるために、今日の服装は緑で統一してきています。分かりますでしょうか(会場拍手)。靴まで緑で統一しているのです。

緑でまとめるというのは、今日がどしゃぶりの雨だったら、全然、面白くないコーディネートですが、晴れると読んで緑を用意しているのです。

感動を与えるためには、ちょっとした気配りや努力は要るのです。この上着の外側は緑ですが、実は裏側も緑です(会場笑)。

本来は見せないところではありますけれども、女性のためにチラッと見せますが、こういうふうに、隠されたところに感動がなければいけないわけです。

これで人は、「また東京正心館(*)に来てみようかな」「博多からでも出てこようかな」と、こう思うわけです。

「この次は緑ではないだろう。何だろう」と考えさせられれば、これも一つの感動につながります。ささやかな例で申し上げましたけれども、とにかく、いろいろな宗教があり、活動や人を呼び込むものはいろいろあります。

人々に「感動」、あるいは「喜び」を与えるものは何か、ということを考え続けることが大事です。そうした新鮮さを与えれば、やはり、多くの人々の目に留まってくると思うのです。それをキーワードにして、考えていただければ幸いです。

(*)東京都にある幸福の科学の精舎。本節のもとになる質疑応答はここで行われた。

5成功を長く続けるための「三福」の思想

私は、無限の富を引き寄せて多くの方を幸福にできる大富豪を目指しています。一般の人と大富豪では、思いの持ち方や考え方に何か違いはあるのでしょうか。また、大富豪の信仰生活のなかで、絶対に外せないポイントとは何でしょうか。

大富豪とは「大勢の人を船で渡したい」

それは、思いの強さの違いでしょう。

その思いの強さは何かと言うと、結局、「自分一人がボートに乗って漕げばいい」、あるいは、「自分や自分の家族が何とかなればいい」と思っている人と、「できるだけ大きな筏なり、大きな船をつくって、大勢の人を乗せて、向こう側に渡したい」と思うかどうかの違いでしょう。

一般の人は、自分のボートが泥船でなくて、沈まずにちゃんと向こう岸に着けたら、それで十分、あるいは、家族が乗れたら十分だと思っています。これが普通の人の負っている義務です。

しかし、大富豪は、昔の言葉で言えば、「大きな筏に大勢を乗せたい」、今の言葉で言えば、「大きな船で渡したい」という希望を持っている人たちです。この違いが一つあります。

「福を惜しむ心」の大切さ

そして、大富豪の信仰生活で「絶対、外してはいけないこと」は何でしょうか。お金が儲かり始めると、それが面白くなってきます。

しかし、その面白くなっていくときに、もう一度原点に帰って、「三福(惜福・分福・植福)の説」を思い出していただきたいのです。

お金が儲かってくるということは、要するに、福が自分についてくるわけです。そのときにはまず、自分に入ってきた富の一部を惜しむ「惜福」が大事です。

「一時金が入ってきたから、これをバッと、難波(大阪の歓楽街)で使っちゃおうか」という思いが出てきても(会場笑)、それをグッと抑えて、「いや、待てよ。今後まだ、投資しなければいけないものや、寄付したいことがある。一晩でパッと散らしたいところを、ここはグッと我慢して、近くの喫茶店に行って終わりにしよう」というのも惜福です。

子供にもパッと何か買い与えてやりたいところを、「学校に受かってからにしようか」ということだって惜福かもしれません。このように、「福を惜しむ心」を持っていなければいけません。

よいことが起きたら、「おすそ分けの気持ち」を

また、「分福」といって、自分が運よくいろいろ儲かったり収入が入ってきたりしたときに、「ああ、自分一人のものにしてはいけないんだ」と考え、他の人にも、その恵みを少しずつおすそ分けすることです。

昔で言うと、何かお祝いごとがあったときに料理をいっぱいつくったら、隣近所にもおすそ分けするようなことがありましたが、ああいうことは分福です。

自分に何か、他の人にあらざるようないいことが起きたら、それを少しおすそ分けしようとする気持ちを持つことです。あるいは、お金や物でなくても、成功するための考え方をお分けするということでもいいと思います。

自分の会社が成功したら、「こういうことでうまくいった」「こういうことをしたら、リピート客が増えるようになった」「こういう挨拶や接客の仕方をしたらすごくよくなった」など、成功談の一部を話してあげることです。

普通の人は、「なぜ成功したか」は隠したいものです。ずっと隠したまま、死ぬまで持っていきたいところですが、それを他の人にも教えてあげるのは「分福」に当たります。

「植福の気持ち」があると、成功が長く続く

さらに「植福」とは、「自分の儲かったものを全部自分だけのものにしないで、その一部を世の中にお返ししたり寄付したりする」ということです。これは匿名であってもいいし、多少は知られてもいいと思います。

アメリカのほとんどの企業でも、利益のうち一パーセントぐらいを寄付するぐらいのことは、みなやっています。

また、政治家や大統領などになっていくような人もみな、本人もしくは奥さんなどが、休日や夜に何らかの奉仕活動をするなど、自分の時間や労力、お金などいろいろなものを、自分の本業と関係のない公共のところに差し出していくということをやっています。

そういうところは大事だと思います。

儲かったら儲かったなりに、少しずつそうやって、縁があったところへ寄付していく気持ちは持っておいたほうがいいでしょう。自分が信仰している宗教もあるでしょうけれども、ほかのものにまで、それが及ぶ場合もあるでしょう。

そのように、「お金が貯まったら、それをいろいろないいことのために使いたいな」という気持ちを持っていると、その成功が長く続くということは言えると思います。

ですから、成功者になった場合、絶対忘れてはいけないのは、この「三福の思想」を繰り返し思い返すこと。これだけ忘れなければ、成功は続いていく可能性が高いと言ってもいいと思います。

宗教も具体的な公益活動を見せる義務がある

成功は、一時的なものにならないようにすることが大事です。一時的にバーッと成功して、あっという間に倒産するというのはよくあるケースです。

ものすごく有名になり、大金持ちになったかと思ったら、その何年か後に、「あの人はどうなったか」と調べたら、「こんなに大変な状態になっていました」と分かることがあります。

最近であれば、大金持ちになって、拘置所に入るというのもよくあるケースです。ただ、これは世間に対する見せしめも入っています。

「ほかが儲からないで、みな苦しんでいるので、濡れ手に粟で儲かったような人を捕まえてきて拘置所に放り込むと、みながスカーッとする。だから、そういった人を捕まえる」ということをやっています。

幸福の科学も、できるだけいろいろなところに活動の幅を広げるようにしています。自分たち自身が活動していくためにもお金が必要ではありますが、少しずつ、いろいろな関連活動をやっています。

子供に勉強を教える事業や、あるいは不登校児や障害を持つ人を救う活動もしています。海外でも、津波や地震の被害を受けた人を助けるなど、いろいろなことをやっています。そういう心掛けを少し持っておくことが大事です。

世間の人は具体的な行動でしか判断ができないことがあるので、そういうところをお見せすることです。

あなたは幸福の科学の教団にも寄付をされると思いますが、教団としては、その寄付されたものを、ちゃんと公益活動に使っているところを見せる義務があるだろうと思うのです。

この「三福」を忘れなければ、成功は間違いなしです。

6「無欲の大欲」が大きな理想を実現する

明治維新の志士たちのように、大きな理想を実現するには、どのような心掛けが必要でしょうか。

「素直な心」が無限のパワーを引き出す

自力というものは、他力と呼応するときには、非常に大きな働きをします。

しかし、頑張ってはいても、自力が「自助努力」ではなく「自我力」になって、無理、歪みが生じ、心が狭くなったり、心に曇り、執着をつくったりすると、自我の殻ができてしまいます。

そうなった場合は、天上界からの霊的支援としての他力があまり働かなくなります。

このように、自分では「一生懸命やっている」と思っていても、自助努力とは少し違った自我力に陥り、七転八倒して苦しんでいる場合がよくあるので、そうしたときには、「神仏の光が仕事をする」ということについて考えなくてはならないのです。

頑張れば頑張るほど、素直さ、透明感が出てくるようにしなくてはなりません。無我になり、天上界に向けて心を開いていると、常に神仏の光の供給があるのです。

西郷隆盛の偉業を支えた「無欲の大欲」

なかには、「無我という言葉を聞くと、何となく力が出なくなります」と言う人もいますが、それは無我についての理解が違うのです。

「無我」の反対は「自我」です。あるいは、「偽我」と言ってもよいでしょう。要するに、「自分」という殻があまり強くなりすぎると、神仏の光が降りてこなくなるのです。

したがって、大きな理想を持っている人は、己を空しくする必要があります。そうした人ほど、大きな理想が実現できるのです。

これを「無欲の大欲」といいます。大欲を持っている人は、個人的な面では無欲であることが多いのです。それは過去の偉人を見れば分かります。

例えば、イエスにどのような個人的欲があったでしょうか。また、明治維新の志士たちもそうです。西郷隆盛は個人的には何の欲もない人ですが、田舎に引っ込んでじっとしていたかといえば、そうではありません。

実に大きな仕事をしています。したがって、大欲はあるのです。ただ、その大欲のほかに自分の個人的欲がないわけです。個人的な面で無欲であればあるほど、大きな仕事ができ、大きな理想が実現できます。無我は、このように理解すべきなのです。

神仏と一体になると、他力の応援が必ずある

自我が強い人は、神仏の理想実現のための手足にはなれません。しかし、自我を抑え、「あくまでも、神仏の光を受け、それを流していく存在として自分があるのだ。『神仏の光が仕事をする』というのは、『自分を通じて神仏の光が現れてくる』ということなのだ。神仏の手足、細胞として、自分は仕事をしているのだ」と常に思っていると、自分ならざる力が湧いてきます。

例えば、他の人と話をしているときに、「あれ、これは自分の言葉だろうか」と思うような、光の言葉が出てくることがあります。

また、「自分はもっと弱い人間だと思っていたのに、なぜこんなに自信と勇気が湧いてくるのだろうか」「自分はそれほど頭のよい人間ではなかったはずなのに、なぜか智慧が湧いてくる」などと、不思議に思うこともあります。

大きな理想を実現するには、この世的な努力も必要ですが、それだけではなく、天上界への扉を閉ざさないようにし、常に神仏の光の供給を受けながら生きなくてはなりません。

天上界から神仏の光の供給を受けている人は、例えば伝道をしても効果が早く、相手の心の開き方がまったく違います。相手の心が実によく開くのです。

ところが、伝道を単なるセールスのようにやっていると、相手の心はなかなか開きません。

なぜなら、それは自我力でやっているのであって、神仏の光が仕事をしているのではないからです。神仏と一体になっているときには、他力の応援が必ずあります。それに感謝しつつ、さらに精進していくという、この繰り返しが大事なのです。

あとがき

仕事ができる人はいい。何らかの面で社会の役に立っているし、家族の幸せのためにも、いく分か貢献できているだろう。しかし、仕事ができて、さらに、人物としても練れてくるなら、一層、申し分のない成功といえるだろう。

本書では、ビジネスマンたちの陥りやすい罠をどう切り抜けるかを論じつつも、個人として、組織人として、どう「世界愛」を築いていくかに言及している。

意外にシンプルな考え方の中に、数多くのヒントが潜んでいる。

たとえば、人は環境や他人が変われば、自分はもっと幸福にもなれるし、成功できると考えがちである。

しかし本書は、「自分の能力が変化すれば必ず環境も変化する」と論じている。六十余年の実体験から来た実感である。まずあなた自身を変えよ。言い訳を重ねても、未来は拓けないのだ。

二〇一八年五月二十三日幸福の科学グループ創始者兼総裁大川隆法

本書は月刊「ザ・リバティ」(幸福の科学出版刊)掲載の左記の質疑応答をとりまとめ、加筆したものです。

タイトルは、掲載時と異なるものもあります。

第1章情報洪水から智慧をつかみ出す習慣1将来の夢を描く方法…………二〇一四年九月号2意志が弱いからこそ習慣をつくる…………二〇一五年三月号3自家発電できる自分になるには…………二〇一四年九月号4「情報」を「智慧」に変えるには…………二〇一四年二月号5忙しい人ほど孤独の時間を持とう…………二〇一〇年十月号6若手の経営者に必要な勉強とは…………二〇一〇年四月号第2章チームで成果を出すための人間関係学1上司に対する不満を成果に変えるには…………二〇〇〇年五月号2流す涙の分だけ、リーダーの器は大きくなる…………一九九九年二月号3「攻めの人」と「守りの人」の生かし方…………二〇〇一年十一月号4「優しさ」と「厳しさ」をブレンドして人を育てる…………一九九九年八月号第3章リーダーをつくる心の鍛練法――『感化力』講義…………二〇〇八年一月号~八月号第4章無限の富を生み続けるリーダーの思考1仕事を成功させる四つの原理…………二〇〇〇年一月号2無限の富を引き寄せる考え方と仕事とは…………二〇一三年二月号3経営を発展させるただ一つの法則…………二〇一三年四月号4人々は感動を求めている…………二〇一六年四月号5成功を長く続けるための「三福」の思想…………二〇一三年五月号6「無欲の大欲」が大きな理想を実現する…………一九九八年三月号

『人格力』大川隆法著作関連書籍『太陽の法』(幸福の科学出版刊)『幸福の法』(同右)『希望の法』(同右)『復活の法』(同右)『創造の法』(同右)『未来の法』(同右)『智慧の法』(同右)『光ある時を生きよ』(同右)『世界を導く日本の正義』(同右)『感化力』(同右)『ThinkBig!』(同右)『硫黄島栗林忠道中将の霊言日本人への伝言』(同右)

【大川隆法(おおかわりゅうほう)】幸福の科学グループ創始者兼総裁。

1956年(昭和31)年7月7日、徳島県に生まれる。

東京大学法学部卒業後、大手総合商社に入社し、ニューヨーク本社に勤務するかたわら、ニューヨーク市立大学大学院で国際金融論を学ぶ。

81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。

86年、「幸福の科学」を設立。

信者は世界100カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700ヵ所以上、布教所を約1万ヵ所展開している。

説法回数は2700回を超え(うち英語説法は100回以上)、また著作は30言語に翻訳され、発刊点数は全世界で2300書を超える。

『太陽の法』(幸福の科学出版刊)をはじめとする著作の多くはベストセラー、ミリオンセラーとなっている。

また、映画「さらば青春、されど青春。

」(2018年5月公開)、「宇宙の法―黎明編―」(同年秋公開)など、13作の劇場用映画を製作総指揮している。

ハッピー・サイエンス・ユニバーシティと学校法人幸福の科学学園(中学校・高等学校)の創立者、幸福実現党創立者兼総裁、HS政経塾創立者兼名誉塾長、幸福の科学出版㈱創立者、ニュースター・プロダクション㈱会長、ARIProduction㈱会長でもある。

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