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第4章ノートをとる前の準備と基本を押さえよう

目次

準備①どんなノートを使うべき?

基準は「ストレスなく使えるかどうか」ここからは、ノートをとる前の準備について話をしていきましょう。

まずは、「ノート選び」からです。

皆さんは、普段、学校やスクールの授業、あるいはセミナーなどを受講するときに、どんなノートを使っていますか?何を選択するかは、もちろん、人それぞれだと思います。

つくりがしっかりした大きめのノートを使いたい人もいれば、コンパクトで薄いノートを使いたい人もいる。

一方、ルーズリーフを使いたい人もいれば、重厚な綴じノートを好む人もいるでしょう。

ちなみに私は大学ノート派ですが、それはあくまで私にとって一番使いやすいということであって、皆さんもそうだとは限らないと思います。

ただ、どんなものを選ぶにせよ、「自分にとって、ストレスなく使えるノートかどうか」という目線で選んでいただきたいのです。

ですから、「使いづらい!」と感じたら、たとえそのノートが使い始めでも、使用をやめて別のノートに乗り換えましょう。

第2章でお伝えしたように、「もったいない」と考える必要はありません。

愛用はコクヨのキャンパスノート先ほど述べたように、私自身はどんなときも大学ノートを使っています。

そう、横に罫線が引かれ、左から右に書いていく、あのオーソドックスなノートです。

私は用途に応じてB5判とA4判とを使い分けていますが、これも皆さんにとって使いやすいサイズを選べば良いでしょう。

さらに私の場合、罫線ができるだけ薄いものを使っています。

罫線が濃いと、どうもそれに縛られてしまう気がして落ち着きません。

ノートから「この罫線に沿って書け!」と言われている気分で、それが押し付けがましく、反発したい気分になるのです。

また、罫線にドットの入ったいわゆる「東大生ノート」も、同じ理由であまり使いません。

ドットがあまりにも主張しすぎていて、使いづらいのです。

罫線は、私にとって、あくまでもガイド。

「便利な横線がある」くらいの存在であってほしいのです。

その意味で、私がもっとも気に入っているのは、コクヨの「キャンパスノート」です。

具体的には、「A罫」と呼ばれる赤色のノートです(罫幅7ミリ/普通横罫)。

「キャンパスノート」の最大の魅力は、罫線が薄く、その存在が気にならないことでしょう。

かといって、無地のように「すべて自分で何とかしなさい」というプレッシャーもない。

罫線が温かく見守ってくれる中で、自由に書いていける感じなのです。

なお、ここで提示した例は、あくまでも私個人の感想です。

皆さんは、ご自分で試してみて気持ち良く使えるものを選んでください。

準備②どんな筆記用具を選ぶ?

私がボールペンをすすめない理由次は筆記用具です。

勉強するときの筆記用具は、何を使ってもいいというわけではありません。

というのも、ものによって記憶に残る度合いに差が出るからです。

あくまでも私の個人的な感想と、生徒を教えている中での実感ですが、皆さんが普段使っている筆記用具なら、ボールペンよりもシャープペン、シャープペンよりも鉛筆という順番で記憶に残るように感じます。

理由は、ボールペンより鉛筆やシャープペンのほうが、「表現力が高い」からです。

「表現力が高い」とは、要するに濃淡、線の太さ、筆圧の強弱を調整できるということ。

ボールペンの字では、そこまで表現の幅を出せません。

線の太さも濃淡も、どこか均一な印象を受けます。

また、「表現力が高い」とは、より多くの情報を残せるということでもあります。

たとえば、太い線で濃く書かれた文字は、「絶対に覚えよう!」と、視覚に強く訴えかけてきます。

逆に、薄く細い線でニョロニョロと書かれた字を見れば、「頭の片隅に入れておく程度でいいか」と思うでしょう。

鉛筆やシャープペンは、簡単にこうした書き分けができるのです。

デキない生徒ほど筆圧が弱いという事実また、鉛筆やシャープペンのほうが、ボールペンなどに比べて、書いている感触を強く感じられることも、私がすすめる理由のひとつです。

とりわけ鉛筆の場合、書いているときに、鉛筆の芯が紙をガリガリと押している感触が強く手に伝わってきます。

それが手を通じて脳にも伝わり、書いている内容がガリガリと頭に入ってくるような気がするのです。

これがボールペンになると、サラサラと書けるせいか、そこまで強く脳に入ってくるような気がしません。

実際、成績が伸びない生徒のひとつの特徴として、「筆圧が弱い」ということが挙げられます。

ノートを見せてもらうと、ヘロヘロとした薄い文字が並んでいて、文字に力がないのです。

逆に成績の良い生徒は、堂々と力強く、はっきりした文字を書きます。

こうした例は、家庭教師をしていて、よく目にしてきました。

科学的な因果関係についてはよくわかりませんが、生徒たちのノートを見るにつけ、筆圧と学力との関係を強く実感します。

ですから、とりあえず書く場合はボールペン。

さらに強い意志で学ぼうというときには、鉛筆やシャープペン。

特におすすめしたいのは、鉛筆です。

強く濃く書いて、頭に知識をどんどんインプットしましょう。

準備③どんな色を使えばいい?

色の使い分けは必要に応じて次は筆記用具の色についてです。

私のノートは、白い紙に黒い文字というとてもシンプルなものです。

文字も黒、アンダーラインや枠線を引くときも黒。

黒が一番見慣れている色であり一般的だからですが、それ以上に、色を多用しすぎると、かえって内容が頭に入らない、という理由もあります。

学生のとき、「強調したい部分に色を使ってみよう」と思い立ち、試してみたことがあります。

覚えたいところや間違えやすい部分に、思いつくままに目立つ色をつけて他の部分と差別化しました。

ところが、実際にやってみると逆効果でした。

目がチカチカしてしまい、色に意識が奪われてしまうのです。

「これではノートが見づらくなって、覚えるどころではないな」と感じ、それ以来、色を多用するのはやめました。

ただし、まったく「色」を使わないわけではありません。

必要に応じて、ときどき使います。

それはたとえば、次に挙げるような3つのケースです。

◎強調させたいとき黄色の色鉛筆私がノートの中で使うのは基本的に「黒」だと書きましたが、本当に目立たせたいときには、例外的に色を使います。

色は「黄色」。

ただし、サインペンや蛍光ペンは使わずに、色鉛筆を使います。

強調したい部分には、黄色の色鉛筆でアンダーラインを引きます。

強調するためには、ある程度、目立たせなければいけません。

でも、チカチカして目に痛いようでは逆効果でしょう。

そこで、「目を刺激しないで強調できる色」という条件で探したところ、最終的に黄色の色鉛筆に行き着いたのです。

ちなみに、蛍光ペンを使わないのは、同じような使い方をした場合、鉛筆の炭素がにじんでノートが汚くなってしまうからです。

なお、強調させたい箇所として「見出し」がありますが、私の場合、見出しは太い「赤」で書くようにしています。

◎問題を解くとき赤と青のボールペン学生のときには、ノートに問題集などから良問を抜粋し、そこに自分で答えを書いて、採点するということをしていました。

そうすれば、そのノート自体が優れた問題集になるからです。

このとき、問題文を青のボールペン、自分の答えを黒の鉛筆かシャープペン。

間違えたときは、正しい答えを赤のボールペンで書いていました。

色分けしたのは、問題文と自分で導いた答え、そして正答を区別するためです。

問題文は、自分の言葉ではありません。

一方、答えは自分の言葉です。

そこで、「他人の言葉」と「自分の言葉」を区別するために、青と黒で色分けをしました。

「青」にしたのは、他の色より頭に入りやすいから。

また、正答を「赤」にしたのは、赤には警戒や注意というイメージがあるからです。

ここで注意したいのは、間違えたときに単に「×」をつけるのではなく、きちんと正しい答えを書いておくことです。

「間違えたという事実」よりも、「正しい答えは何か」のほうが大事なのです。

なお、問題文も正答も鉛筆以外の筆記用具ですから、消しゴムで簡単に消すことができません。

間違えたときには、グチャグチャと消さずに、修正液できれいに消しましょう。

大切なのは、情報をスッキリ整理してから脳にインプットすることなのです。

◎種類分けをするとき製図用の色ペン種類分けをするときには、複数の色で区別をします。

たとえば私は、高校時代、数学で図形を書くときに5色くらいの色を使って線の種類を区別していました。

黒一色だと、線が増えるにしたがって、どの線とどの線がつながっているのかがわからなくなります。

そこで、色を使い分けて見やすくしていたのです。

色で種類分けができるのは、数学だけではありません。

歴史の場合であれば、特定の時代・エリア(たとえば19世紀のヨーロッパなど)の地図を国ごとに色分けできますし、地理でも地域図をテーマごとに塗り分け

ることができます。

社会人であれば、セミナーを聴いて得られた情報をもとに、「とるべき行動」を色分けするといいと思います。

たとえば、「すぐにやること」「将来やるべきこと」「他人に働きかけること」といった具合です。

私がスカイプ(インターネット経由のテレビ電話)でコンサルティングをするときには、手元のノートを次のように色分けしています。

●コンサルティング中にアドバイスすること→緑(アドバイスしたら赤で囲む)●次回までにやってもらう課題→太い赤●終了後に自分がやること→細い赤これも、将来の行動のタイミングに合わせて色(太さ)を分けているのです。

ちなみに、種類分けをする場合に使っている筆記用具は細い製図用ペンです。

具体的には、パイロットの「ハイテック」0・4ミリや「ドクターグリップ」4+1など。

これで5色程度の色を使い分けています。

なお、ここでも私が述べたことを鵜呑みにはしないでください。

まずは、自分にとってどんな色がしっくりくるか、探ってみることです。

そして、ここでご紹介している色以外のほうが自分の感覚に合うのであれば、自分の好みに合わせて色を選択すればいいと思います。

あくまでも、自分の「やる気」を引き出すような色を選ぶべきだと思います。

ノートの基本①いきなり1ページ目から使い始めない

「目的」を明記してモチベーションを高めるここからは、私が実践している(指導している)ノートの基本的なとり方について、詳しく述べていきたいと思います。

まずは、「新しいノート」の始め方について。

私は以前から、ノートの1枚目(表裏の2ページ分)を別格扱いしてきました(ちなみに、私が愛用しているコクヨの「キャンパスノート」などは、最初の1枚目に色が異なる紙が挟み込まれていることがありますが、こういう場合は次の白いページを1枚目と考えます)。

1枚目のページというのは、何か特別な感じがしますよね?せっかくなので、この特別なページを生かしましょう。

表紙を開けてすぐの1ページ目には、そのノートを使う「目的」を書きます。

「目的」とは、このノートをとることで、自分が何を手に入れようとしているのか、ということ。

たとえば英語のノートだったら、こんな感じです。

「中間テストで5番以内に入る!」起業講座に通っている社会人だったら、「20××年12月までに事業計画書を書いて、銀行から1000万円の融資をしてもらう」という目的でも良いでしょう。

1ページ目にわざわざノートをとる「目的」を書くのは、ノートを開くたびにそれを見てモチベーションを上げるためです。

「クラスで5番以内」という目的を、英語の授業のたびに目にしていたら、「そうだ。

気合入れなきゃ!」という気持ちになりますよね。

「目的」を明確にすることは、自分で自分の気持ちを高めていくために不可欠な儀式なのです。

ノートをとるメリット・デメリットは何か?「目的」を書いたら、その下に「ノートをとることで生じるメリット」と「ノートをとらないことで生じるデメリット」を書いていきましょう。

「ノートをとることで生じるメリット」は、「必要な情報を整理できる」「新しい知識を身につけられる」という具合です。

「ノートをとらないことで生じるデメリット」には、「せっかく上がった成績が、また落ちてしまう」「公務員試験に合格できない」「同期におくれをとる」など、自分に及ぶデメリットを書きましょう。

どちらも、ひとつに絞る必要はありません。

複数のメリット、デメリットがあるときは、あるだけ書いてください。

その際に注意したいのが、単語ではなく、センテンスで書くということ。

「メリット合格」「デメリット不合格」と単語を並べるだけでは、内容がぼやけてしまうからです。

「××大学法学部に合格して、弁護士になるという夢に一歩近づく」など、一読して意味が通じるようなセンテンスで書いていきましょう。

具体的に書くことも大切です。

「××大学合格」だけではなく、「合格すれば、好きな英語を使うバイトにつける。

そこで、外国人の知り合いができて、休みの日にホームパーティーに呼んでもらえる!」こんな具合に、シーンがありありと思い浮かぶように書くと一層効果的です。

メリットとデメリットは、「さすがに、そこまでは……」くらいにオーバーにしたほうがいいと思います。

妄想の域に達していてもいいくらいです。

そのほうが、モチベーションが上がります。

「目的」と「メリット・デメリット」を書きあげたら、それを音読してください。

ノートを開くたびにする必要はありませんが、定期的に行うことで、何かが変化するはずです。

「何のために」が見つからなければやめるべき学ぶことにおいて、「目的」や「メリット・デメリット」の意識を明確に持つことは重要です。

人間の「やる気」のエンジンは、ゴールが具体的に示されない限り、なかなか動いてくれません。

皆さんも経験を通して、それは十分感じているはずです。

漫然とした気持ちのままでは、結果はなかなか出ないでしょう。

だからこそ、ノートに「目的」や「メリット・デメリット」をしっかり明記し、自分の「やる気」に火をつけるのです。

「目的」や「メリット・デメリット」がどうしても思いつかない場合は、一度、「学ぶ意味」についてよく考えたほうがいいと思います。

何のために、自分は学んでいるのか?考えても答えが見つからないなら、学ぶことはやめたほうがいいと思います。

思い切って、すっぱりやめる。

なぜなら、それはあなたにとって意味のない行為だからです。

学ぶことにはコストがかかります。

〝コスト〟とは「お金」だけを意味しません。

時間、エネルギーなども、同様に費やされるでしょう。

そうです。

学ぶことはタダではありません。

ですから、どうせコストをかけて学ぶのだったら、自分にとって切実に必要なテーマだけを選ぶべきなのです。

書き換えることをためらわないノートを使っているうちに、「目的」や「メリット・デメリット」が変化していくこともあるでしょう。

私たちは、自分自身に対しても自己開示ができないことがよくあります。

自分に対して建前を言ってしまったり、格好をつけてしまったりする。

ノートに「目的」や「メリット・デメリット」を書いた後でも、そうしたことは起こりがちです。

ところが、ノートを書いているうちに、少しずつ自分の本当の「欲」が見えてくるようになります。

段々と自分自身への理解が深まっていくのです。

だから、最初に書いた「目的」や「メリット・デメリット」にこだわる必要はありません。

新しい「目的」や「メリット・デメリット」が見えてきたら、古い内容は消しゴムで消して、新しく書き換えていきましょう。

あなた自身の情報をどんどん更新していけばいいのです。

目次をつくって検索性を高める続く2ページ目(1枚目の裏)には、「目次」を入れます。

目次を入れるのは、ノートを読み返すときに検索しやすくするためです。

ですから、併せて各ページに「ページ番号」を振っておいてください。

もちろん、目次は最初から書けるものではありませんから、ノートをとりながら、項目をそのつど書き加えていくことになります。

目次づくりのポイントは、簡潔にすること。

特に重要なのは「見出し語」です。

一般的には、内容のまとまりを「見出し語」にすることが多いでしょう。

授業・セミナーを聴きながらノートをとる場合は、毎回の「テーマ」、教科書やテキストの内容をまとめ直すなら、「章タイトル」や「大見出し」を使うといいと思います。

その場合も、あまり長々と書かないように気をつけてください。

なお、目次は可能な限り「1ページ」以内に収めましょう。

増やしたとしても、もう1ページ。

つまり、2ページ目、3ページ目を使うということです。

あえて制約を設けることで、ダラダラ長い目次をつくることを防ぐのです。

ノートの基本②「タイトル+項目」で書く

ノートは「塊」で記録するくり返しになりますが、アウトプット品質のノートとは、「誰にとっても見やすくて、わかりやすいノート」のことでした。

この「誰にとっても見やすくて、わかりやすい」を実現するのは、かなり難しいのですが、それでも、「最低限、これをすればわかりやすくなる」という方法があります。

ここでは、そのテクニックをご紹介しましょう。

それは、講師の言葉であれテキストの解説であれ、「タイトル+項目」という塊で記録していくというものです。

これについては、第3章でも簡単にふれました。

「タイトル」は、〝テーマ〟と言い換えてもいいかもしれません。

「項目」は、そのテーマに関する〝詳細〟だと考えてください。

塊と塊の間にしっかり余白を空けるたとえば、あなたがあるセミナーを受講した際、講師が次のように語り始めたとします。

「今日は、人の話を漏れなくメモする方法についてお話しします。

それには4つの方法があります。

まずひとつ目が……。

次が……」この場合、「人の話を漏れなくメモする方法」というのが「タイトル」、「4つの方法」が「項目」になります。

そこであなたは右のページに、大きな字でまず「タイトル」を書き、その下に、普通サイズの文字で「項目」をひとつひとつ書いていきます。

これでひと塊です。

次の塊を書くときには、そこからある程度空けるか、思い切って改ページしましょう。

こうすることで、塊と塊の区別を明確にするのです。

「タイトル+項目」で階層構造をつくっていく普通、項目のすぐ下には説明や解説文を入れたくなりますが、話の流れによっては、項目がさらに枝分かれすることがあると思います。

先ほどの例なら、「人の話を漏れなくメモする方法、3つ目は『相手の話の中からキーワードだけを抜き書きする』という方法です。

これには2つのパターンがあります……」という感じでしょうか。

こういう場合、私が生徒に指導しているのは、新しい塊をつくることです。

それまで「項目」だったものを「タイトル」に、「説明」を「項目」に格上げするという方法です。

ただし、もともとの「タイトル+項目」と階層が違うことを明確に示しておかなければ、後で混乱してしまいます。

階層の差は、文字の大きさや見出し番号で表現しましょう。

新たに「タイトル」となった旧「項目」は、かつての「項目」と同サイズにし、「説明」は、それより小さいサイズの文字で書いていくのです。

こうすると、新たな「タイトル」が旧「項目」から派生したものであることがはっきりとわかります。

さらに、授業が終わった直後に、左ページの隅っこに、その日学んだことを簡単な階層構造のリストにして書き残しておくといいと思います。

後から読み返したときに、全体の構造を理解する助けになります。

ただし、すべての講師や先生が「タイトル+項目」を明確に示してくれるわけではありません。

「タイトル」を言わずにすぐに「項目」から入る人もいますし、「タイトル」とはまったく関係のない「項目」を話す人だっています。

これでは、ぶっつけ本番で右ページに「タイトル+項目」で書いていくのは難しいでしょう。

そんなときには、左ページの出番です。

まずは先生の話を左ページに走り書きしてから、時間を見つけて、右ページに「タイトル+項目」でまとめていけばいいのです。

ノートの基本③余白は大胆にとる

詰め込みすぎのノートは誰も読み返さないノートを書くときには、余白をたっぷりとってください。

文章は、1行空きで書いてもいいくらいです。

実際、アウトプット品質のノートをつくろうとすれば、後から追加で書き込むことが多くなります。

そうやって情報を追加していくことで、アウトプット品質の完成度が高まっていくのです。

しかし、余白が十分にないと、せっかくの追加も単にノートをグチャグチャにするだけになりかねません。

そもそも、書き込むスペースさえも残っていなければ、アウトプット品質のノートがつくれなくなってしまいます。

とにかくノートを書くときには、詰め込みすぎないことです。

たとえて言えば、ノート全体に空気を通すような感じ。

家だって、ゴチャゴチャしているとカビが生えてきます。

それはノートだって同じことなのです。

全体がグチャッとした汚らしい印象になれば、後で読み返そうとは思わなくなるでしょう。

せっかく記録した有益な情報も、くり返し参照しなくなるなら、何のためにノートをとったのかわかりません。

ノートに余白をとらない生徒は成績も伸びない?家庭教師をしていると、ノートを見るだけで、その生徒の成績が何となくわかります。

成績が良い生徒とそうでない生徒とでは、ノートにはっきりとした違いがあるのです。

違いは、言うまでもなくノートがきれいかどうか。

成績が芳しくない生徒は、たいていノートが汚いのです。

字がグチャグチャしていて読みにくいのもさることながら、余白がほとんどなく、見た目が「息苦しい」ノートになっているのです。

おそらく、余白が少ない→圧迫感がある→読み返さない→復習せずに放置……という、悪い循環に陥っているのでしょう。

消しゴムのカスと成績の意外な関係ちなみに、ノートに消しゴムのカスがやたらと挟まっている生徒は、たいてい、成績の伸びがイマイチだったりします(もちろん、全員というわけではありませんが……)。

一方、成績の良い生徒は、消しゴムのカスがノートにほとんど挟まっていません。

授業中の様子を見ていても、消しゴムのカスはノートの外にきれいに払い、机の上にまとめています。

そして、授業が終わったら、きちんとゴミ箱に捨てているのです。

一見、消しゴムのカスと成績は関係ないようですが、学ぶ際には、「整理されている」ということがとても重要なのだと思います。

消しゴムのカスをそのつど片付け、常にノートをきれいに使っている生徒は、ノートを読み返すことが苦になりません。

だから、書いたことが自然と頭に入っていく。

一方、消しゴムのカスをそのままにしてしまう生徒は、ノートを読み返したいという気持ちにはなりにくいと思います。

だから、結局は読まずじまい。

これでは、覚えられるはずがありませんよね。

話が脱線しましたが、いずれにせよ、ノートが読みづらいと、書いてある内容もなかなか頭に入ってきません。

皆さんのノートはいかがですか?スッキリしていて見やすいノートですか?もし、見づらいというのでしたら、余白をとることから始めてみてください。

「ゆったり書こう」と意識するだけで、あなたのノートは格段に見やすくなるはずです。

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