■「複利」の効果で富をもたらす 本の買い方 貯金をするな!知識を貯金しろ!
ユダヤ人の教えに「財産を全て奪われても、知識だけは奪えない」というものがあります。実はユダヤ人は、「お金」よりも「知識」を重視します。ですから、ユダヤ人は子供の教育に物凄く熱心でお金もかけます。
結果として、「知識」が「お金」をもたらすので、世界中で成功しているユダヤ人が多いのです。知識は最高の貯蓄である。
私は、この考え方に大賛成です。
私は大学生の頃から、本を買うことと、映画を見ることには、お金に糸目をつけないでやってきました。もしあなたに 100万円の貯金があるのなら、銀行に預けておくよりも、 100万円分、本を読んだほうがいいと思います。
もし、 10年前からそれを実行していたのなら、貯金は 100万円ではなく、きっと今では 1000万円になっていたはずです。100万円あれば、約 1000冊の本が読めます。
1ヶ月で約 10冊、 10年分です。
1000冊の結晶化した知識は、あなたにどれだけの「富」をもたらすでしょう? 一方、 100万円を銀行に 10年預金して、何円、利息がつきますか? 今の利率だとほとんど、利息はつきませんね。
しかし、 1ヶ月約 10冊の読書は、「複利」で、日々の生活に「富」をもたらしてくれるのです。それは精神的な充実感のみならず、時に収入のアップや、昇進といった現実的な利益につながるはずです。
この章では、あなたに「富」をもたらす本の買い方についてご説明していきます。
■「読みたい」「買いたい」と思った本は躊躇せず買う〜「年間予算購入術」 1冊ずつ元をとろうとしない
「本を買おうと思ったけど、高いからやめた」という経験は誰にでもあると思います。今、財布の中に 3000円しかないとしたら、 1500円の本を買うのは、躊躇するかもしれません。しかし、財布の中に 3万円あるとき、そこに「読みたい!」 1500円の本があれば、多くの人は買うと思います。
あなたが「読みたい!」と思ったということは、あなたの直感が働いた証拠。潜在意識が「読め!」という指令を出した本なので、読むべきだと思います。
そして、「読みたい!」と思った瞬間に、すぐ買って読んだ本こそ、最も内容を吸収でき、自己成長の糧にできるのです。
そんな貴重な 1冊を「高いから」という理由であきらめるのは、もったいない話です。知的な自己投資をケチるべきではありません。
読書は、 10年複利の定期預金のようなもので、後から必ず大きく利子がついて返ってくるのです。
あなたが「それなり」の本しか読まないとするのなら、将来の自己成長も「それなり」のものにしかなり得ないのです。
今、ここにあるこの本が「 1500円の価値があるかどうか」を考えるから、「買おうかどうしようか?」と悩みます。
本にはどうしても当たり、ハズレがありますから、ハズレ本を引く可能性はゼロにはできません。私のように年に何百冊も読むと、どれだけ吟味して購入しても、どうしてもときどきは「残念な本」を買ってしまいます。10冊連続で「当たり」を引くことは不可能です。
ですから、「 1冊ずつ元をとる」ことを考えずに、トータルで元をとればいいのです。
私は、「年に 30万円の予算で 300冊本を読んで、 10冊のホームラン本と巡り会えればいい」と考えます。つまり、本を買うための年間の予算を決めるということです。
高い本も安い本もありますし、文庫本も雑誌もありますし、電子書籍もありますから、だいたい平均すると本 1冊 1000円です。
10万円の予算があれば、 100冊読めます。100冊読んでいれば、日本人の上位数%に入る、物凄い多読家です。
ですから、まず読書予算として月 1万円、年 12万円を確保しましょう! 一万円札が 12枚入ったリッチなお財布を用意するわけです。
そうすると、「この本は、 1500円の価値があるだろうか?」といちいち考えることはなくなります。
「買いたいから買おう!」「この本は自分に必要だから買おう!」というあなたの直感が 100%、そのまま購入につながります。
年間予算を決めて本を購入していくのが、「年間予算購入術」です。これによって、心に余裕ができます。圧倒的に「多読」になっていきますし、結果として「ホームラン本」と出会う確率も飛躍的に高まります。
1ヶ月 1万円の「アマゾンお財布作戦」とは?
「月 1万円、年間 12万円を図書費として確保しよう!」といっても、本を買うためだけの専用のお財布を作って、それを持ち歩くのも面倒です。
また、「お小遣い帳」のように、本を 1冊買うごとに記録、集計するのも大変です。そこで、簡単に図書費の管理ができる方法があります。本を買う場合、書店で買う人もいますが、ネット書店で買う人も多いでしょう。
私の場合は、 8、 9割はアマゾンで買って、「雑誌」と「どうしても、今日読みたい本」を書店で買うイメージです。そこで、まずアマゾンのギフト券を 3万円分、コンビニで買ってください。
そして、それを自分のアマゾン・アカウントに入れ、本を買うごとに、そこから引き落とされるようにするのです。
これをすると一回ごとにクレジット決済をしたりコンビニで支払ったりする必要がなくなるので「お金を払っている」という感覚が弱まり、気楽に読みたい本を読みたいだけ買うことができます。
3万円は、 3ヶ月分の図書費です。
ですから、 3ヶ月でこの予算内で好きなだけ買っていけばいいのですが、実際にやってみると、 3ヶ月で 3万円の予算を消費するのは結構大変です。
もちろん買った以上読まなくてはいけませんし、ただ読むだけではなくアウトプットもしなくてはいけません。月 10冊ペースで読むには 3日に 1冊ですから、かなりのハイペースです。
一般的にはなかなかそこまで読めないので、「好きな本を好きなだけ読める」充実感と満足感を味わうことができますし、今まで「この本、買おうかどうしようか」と迷っていた時間と精神的労力が、どれほど無駄だったのか、本を読まないことによる機会損失のデメリットについても、実感できるはずです。
ちなみに、私のアマゾン・アカウントには、常に 5万円以上の金額が入っています。
■本を買うときは、即断即決しなさい 買うか買わないかは 1分で判断する
本を買うときに「買う」か「買わない」か迷う人が多いと思います。「変な本を買ってしまったら、お金がもったいない」と思うのでしょうが、私にしてみるとあまり迷いすぎるのは「時間」がもったいないと思います。
サラリーマンの平均時給は、約 2000円だといわれます。ですから、単純に考えて 10分迷ったら、 330円の損失です。
年収の高い人は時給 4000〜 5000円の人もいるでしょう。そんな人が、 10分悩んだら 600〜 800円ほどの損失ですから、文庫や新書の値段になってしまいます。私の場合は、本を買うかどうかは 1分以内で決めます。
ネット上で誰かが紹介して「おもしろそう!」と思った本があれば、とりあえずアマゾンでチェックします。
目次を見て、「自分が知りたいことが書かれているか」を確認して、自分の「目的」に合致した本だと思ったなら、即、購入します。この作業に要する時間は、だいたい 1分くらいです。
ただ、「買おうかどうしようか?」「今の自分に必要だろうか?」「自分の知りたい内容が書かれているかどうか、目次やレビューからはわからない」という場合もあって、購入に迷う場合もあります。
その場合は、「保留」ということで、「ほしい物リストに追加する」ボタンをクリックします。やはりこの場合も、判断までの所要時間は、 1分です。
もちろん、アマゾンのページで 1分ほど物色して、「買わない」と判断することもあります。本を買うか買わないかで迷っているのは時間の無駄だから、本を買うかどうかは、 1分で決めなさいということです。
「買う」「保留」「買わない」のどれかに決める。迷ったら「保留」ということで、「ほしい物リスト」に入れて、後から検討します。
「ほしい物リスト」をフル活用する
ネット書店で本を選ぶ場合、現物を見られないので、買うべきか買わないべきか迷うことがあります。しかし、書店で現物を見れば、それが自分にとって必要な本かどうかは、 1分で判断できます。
「ほしい物リスト」に入れると記憶に残るので、書店に行ったときに「この間、アマゾンで見た本だ!」と反応することができます。
実物を手にとって、必要なら買えばいいし、必要なければ買わない。この手順を踏むことで、「ハズレ本」を買う確率は激減します。あるいは、 1ヶ月に 1回くらい、暇なときに「ほしい物リスト」を整理します。
リストに入れてから、 1ヶ月か 2ヶ月してもう一度「ほしい物リスト」を見てみる。そうすると、それぞれの本に対して「欲しい」か「欲しくない」かが、瞬間的に判断できるようになっています。
1ヶ月たっても「欲しい本」「読みたい本」は、あなたにとって必要な本なのです。直感がそう教えてくれていますので、買うべきです。
実際には 1ヶ月たつと「ほしい物リスト」に入れた本のうち、 80〜 90%は「欲しい」とは思わなくなっています。
1ヶ月くらいの冷却期間を置くことで冷静に考えられ、「今の自分に必要がない」ということが判断でき、無駄な本の購入を減らすのに役立ちます。
■自分にとって必要な本を分類して、整理する 本は 3種類に分類される
「買い方」とは少しズレますが、「本の整理」の仕方について書いておきます。私は、月に 30冊ほど読書をします。
つまり、年に 300冊以上は読みます。
最近では、電子書籍が出ているものは、できるだけ電子書籍を買うようにしていますが、それでも約 3分の 2は紙なので、 200冊は紙で読んでいるはずです。
200冊というのは、積み上げるとわかりますが凄いボリュームがあり、かなり場所をとります。ですから、定期的に整理していかなくてはいけません。
私が読む本は、主に 3種類に分類されます。
①仕事に関する本(今後、出版・執筆の資料となりそうな本) ②二度以上読むべき本 ③一度読めば十分な本 ①は、私の場合でいうと、精神医学、脳科学、心理学に関する本になりますが、これらの本は一度読んでも、後からまた本や原稿を書くために見返したり、引用したりする必要も出てくるため、保管しておく必要があります。
②は、「深読」で読む本と言い換えてもいい。何度も読み返さないと深い部分まで理解できない本。あるいは、時間をおいて読み返すことで新しい発見が得られる本です。
③は、「速読」で 30〜 60分で、サーッと読める本。その本のエッセンスを知るのに一度読めば十分な本、と言い換えてもいいでしょう。
この 3パターンのうち、 ③は長期間保存しておかなくてもいい本なので、整理・処分する必要に迫られれば ③に手をつけます。
本を処分するためには、古書店やオークションに出す、フリーマーケットなどで販売するといった「売る」という方法、また思い切って捨てるという方法があります。
しかし、捨てるというのは意外と難しいものです。やはりもったいなくなってしまったり、愛着がわいたりして、捨てられなくなります。雑誌の場合は、必要なページだけ切り抜くと、処分しやすくなるでしょう。
本を人にプレゼントすると喜ばれる
私は、本を愛しているので、本を捨てるのは苦しすぎます。結局捨てられないで、本があり得ないほどたまってしまいました。
このように、本を整理し処分する際のメインの方法を「捨てる」に設定してしまうと、結局しのびなくなり、ドンドン本がたまっていく、という問題に直面します。
そこで、捨てるのではなく人にプレゼントすることにしました。具体的には、私が主宰する「ウェブ心理塾」の会合に、 50冊くらいをまとめて持って行くのです。
「この本をプレゼントします。欲しい人は、 1人 1冊持って行ってください」と。そうすると、本が飛ぶようになくなっていきます。
「この本、読みたかった本なんです」「この本、おもしろそうですね」「こんないい本、タダでもらっていいんですか」と、みなさん本当に喜んでくれます。
処分するはずの本を人にプレゼントすると、人から感謝されるのです。もう一度他の人に読まれて、第二の「人生」を送ることができる。2倍活用されるわけですから、本も喜んでいるでしょう。
さらに、ピンポイントで本をプレゼントすると、もっと喜ばれます。
例えば、「話し方」の本を読み終わったら、話下手で悩んでいる Aさんにそれをプレゼントします。そうすると、「わざわざ私のために」と物凄く感激してくれます。
「起業の方法」についての本を読み終えたら、「そういえば Bさんが起業の準備をしていたな」ということで、 Bさんにプレゼントする。そうすると、「ちょうどこんな本が読みたかったのです」と、物凄く感謝されます。
その本を最も活かしてくれそうな人にプレゼントすると、想像を上回るほど感謝されて、逆に恐縮してしまいます。
このように、本を人にプレゼントすると、「なかなか捨てられないで本がたまっていく」状況から脱出するのと同時に、人からも感謝されていいことずくめです。
次回会ったとき、「あの本どうでしたか?」と感想を聞くと、その本の話で盛り上がります。自分が本から得た「気づき」を人とシェアできるチャンスが増えるのも、本をプレゼントすることのメリットです。是非、やってみてください。
コメント