Q.レイキは科学で証明可能?
レイキは世界で数百万人の実践者があり、国によっては一定条件のもとに健康保険の適用が認められていると聞きました。ということは、レイキの本質やヒーリング効果について、科学的もしくは医学的な解明がなされているのでしょうか。
A.臼井先生の残された公開伝授説明の中に、「臼井霊気療法は如何なる理由で治りますか」という設問に対して、次のように答えた記述があります。
《断食中に大気に触れて不可思議に霊感し、治病の霊能を得たことを偶然発見したのでありますから、肇祖の私にも確然と説明を申し上げるに苦しみます。学者も識者も熱心に研究しておりますが、現代の科学に頼って断定することは困難にせよ、科学と一致する時代の来ることは当然であります》
このように臼井先生は将来の科学的解明に期待されていますが、現在も宇宙エネルギーの本質について十分な解明に至っていません。
したがって現時点では、レイキの本質については「宇宙からの愛のエネルギー」と認識するにとどめ、レイキの効果に関する医学的な検証を積み重ねることが重要と思います。
その意味で、ヒーリングに関心のある医療機関が増えていることに、心強さを感じています。もちろん、海外で検証済みのデータも入手して、地道な確認作業も積み重ねていきたいと考えています。
Q.癒しと治療は違いますか
ヒーリングでは「病気を治す」「治療する」という表現はしないと聞いていますが、そのように PRしているところを見かけます。また本を読んでも、癒しと治療を同じ意味で使っている人もいます。言葉が違うだけで、同じ意味なのでしょうか。
A.確かに「癒す」という言葉は、さまざまな意味合いで使われています。辞書を引くと、「病気や苦痛などをなおす」とありますので、「病気を治す」という意味で使う人もあります。
身体の痛みを即効的に解消するという治療家の本に「レイキは癒し以上のものではない」と書いていますが、この先生は癒しを「リラックス」ととらえているようです。
もっと軽い使い方では、癒し系の女優というような表現もありますが、これは「ほっとさせる雰囲気をもっている」(心理的な安心感を与える)というほどの意味でしょう。
私たちは、癒しを「本来の健やかな状態に帰ること」と定義しています。病気や症状は、その中に重要なメッセージを内在しています。それを無視して「壊れたら治せばよい、痛みがあるなら取ればよい」とは、レイキヒーリングでは考えません。人はさまざまな要因で病気になります。
心と身体の相互関係、環境との関わり方、地球やあらゆる生命体との調和ある共存関係など、バランスを崩す要因は各所にあふれています。
しかし、本来の健康な状態を取り戻す方法も数多くあります。病気になった人の数と同じだけあるといってもよいでしょう。これらのすべての方法を、まとめて「癒し」と呼んでいます。この広大な癒しの方法の中に「治療」という分野があります。
治療は「現代医学(西洋医学)の理論と技術に基づき、一定の資格を与えられた医師(メディカル・ドクター)」だけに許される医療行為です。この意味から、レイキヒーリングは「癒し」の技法の一つですが、治療ではありません。
Q.レイキで治れば医者は不要?
レイキに関心があって学びたいと思い、友人を誘ったところ、「レイキで病気が治るなら医者も薬も病院も要らないよ」と言われました。どのように理解すればよいのでしょうか。
A.以前のことですが、私にも同じ経験があります。
親しくしている三組の家族と食事会をしたとき、出席者の一人から「手当て療法をしておられるそうですが、それで効くのなら医者も薬も要りませんね」と言われたことがありました。
「医者と薬だけですべての病気が治るのなら、手当て療法は要りません」と答えたかったのですが、「有名な医師に治療してもらっても、治らない病気はたくさんありますよね」と答えました。
私たちの周囲にも、がんをはじめ、難病といわれる患者が多数存在しています。人がかかる病気の総数は、江戸時代以前は四百四病といいましたが、現代では二万以上もあるようです。
インターネットや書籍などにはさまざまな数字がありますが、病気の数は、数十万あると言っている医師もいますので、医師の間でも定説がないのかもしれません。
それくらい病気の数が多いということでしょう。その中で、心因性、ストレス性の疾患がとくに多くなってきています。
西洋医学は、科学技術の進歩による高度な検査技術をもち、感染症に対する処置や救急医療において非常にすぐれたシステムを備えています。
しかし、急速に増えつつある心因性、ストレス性の疾患には、効果的に対応しきれていません。
前の項でも触れたように、西洋医学を尊重しながら、レイキによって生命力を高めていこうというのが、レイキヒーラーのとるべき立場です。
Q.レイキは宗教の一種ですか?
私の親戚に、手当ては宗教だと誤解している人がいて、いろいろ言われています。「レイキは宗教と無関係」と説明しても、信じてくれません。このように思い込んでいる人に正しく理解してもらうには、どのように説明したらよいでしょうか。
A.レイキと宗教は無関係ですが、手かざしを取り入れている宗教があるため、混同する人もいます。また、レイキ(霊気)という語感から、霊的なものを連想する人もいます。
宗教は本来「人生を、よりよく生きるための指針を与えること」に存在価値があり、この点はレイキの思想と似ています。人は信仰の有無に関係なく「不安や迷いのない心の状態」を求めているからです。
しかし、このような説明では、短絡的に「やはりレイキは宗教と同じではないか」と思う人がいるかもしれません。そこで、少し視点を変えて説明してみては、いかがでしょうか。現在、レイキと名前のつく NPO(特定非営利活動法人)は五つあります。
NPOは都道府県知事認証と、内閣府認証の二種類あり、私たちの仲間は「 NPO現代レイキの会」として内閣府の認証を得て活動しています。
ご承知のように、 NPOは「政治、宗教とは無関係で、社会貢献活動を行う法人」として認証するもので、レイキが宗教活動を行うものであれば認証されません。
このような説明をしても、レイキを宗教だと主張するのであれば、「では、レイキが宗教だという根拠を示してください」と、ご高説を拝聴するしかないでしょう。
Q.レイキはインチキと言われたが
私は今まで気功を学んできましたが、私の先生は気功、ヨガを指導されており、密教や修験道の修行経験も豊富な方です。私がレイキを始めたと伝えたところ、「今のレイキは、はっきりいってインチキです」と断定的に言われ、ずいぶん悩んでしまいました。
A.その方が、レイキをどれだけ理解された上での発言かわかりませんので、ちょっと真意が理解できません。本当に価値がないものであれば、世界で数百万人に普及するはずもなく、医療の現場で採用されることもないでしょう。
自分が関係しているものを最高と思うのは当然ですが、それ以外のものを排斥する心の狭い人も大勢います。
正確には「私はよく知らない」「私の習ったものはこうだった」というべきところを、中途半端な理解で「あれはインチキだ」と言ってしまうのです。
日本にレイキが逆輸入されたときも、「そんなに簡単に能力が身につくはずはない」「インチキに決まっている」と攻撃したのは、長期にわたって気功を学んでいた人たちでした。
そして実際にレイキを学んでみて、効果をいちばん感じてくれたのは気功関係者でした。意念を使って訓練(練功)する人たちは、レイキのように念を使わないヒーリングの経験がなかったからです。
現代レイキのマスターの中には、中国の気功の大家から十数年にわたって指導をうけた人や、北京大学名誉教授などもいますが、皆その効果を熟知しています。
最初の著書出版後、気功を長期間学んでいる鍼灸師の会に招かれて二時間のレイキ体験会をしましたが、出席した二十数名の気功師たちは、「こんなに簡単にできるのに、今まで長い時間をかけて何をやってきたのかと思う」という感想も出ました。
Q.レイキと気功はどう違う?
「レイキ法は気功の一種だ」と言う人がいますが、本当にそうなのでしょうか。私はどちらも学んでいるのですが、両者の違いが明確には理解できていません。その違いと共通点を教えてください。
A.気功というのは中国式の表現です。
中国では、気に関するすべての技法を一括して「気功」という用語で表現することにしているので、その立場からいえば「レイキ法も気功の一種」ということになるでしょう。
気功は、大まかに分けて硬気功(武術気功)と軟気功(医療気功)の二つがあり、軟気功には外気功(気功師の気による治療法)と内気功(自分の体内に気を巡らせる養生法)がありますが、その種類は三千以上といわれるため、一口に定義することは困難です。
気功という言葉は「気の訓練」という意味で、訓練に適した気(宇宙エネルギー)を意念や呼吸法、手の動きなどで誘導して体内に取り込み、それを体内で練って精妙な生命エネルギーに昇華させ、養生法(健康法、自己治療法)として活用しようとするものが多いようです。
そこには古代中国人のめざした不老不死の願望があります。
レイキは、宇宙エネルギーの中でも、すべてを健全な状態に戻そうとする最高次元のエネルギーに意識を合わせ、その通路となって、宇宙の意思を伝えていこうとするものです。
体内で練り上げたりしなくても、それ自体が宇宙意識を内在するエネルギーですから、通り道を妨げたり、不調和な波動と共振させてレベルを落としたりしないように、自分自身をクリアにしていきます。
宇宙の愛を信じ、それを感じながら、宇宙にすべてをゆだねるトレーニングをヒーリングを通じて実践していきます。
これは、どちらが優れているというものではなく、何を重視するかという選択の問題なので、両者を単純に比較しても無意味ですが、レイキ実践者にとって気功は、「気感を開発する」(気を感じ取れるようになる)という意味からは、非常に有効と思います。
気功も、必要があって縁を得られたと思われますので、今それを学んでおかれることが、将来大きな意味をもつものと思います。
Q.手が温かいほうが効くのですか
私は病院でヒーリングボランティアをしていますが、レイキは老人性難聴に効果がありますか。老化による腰痛をもつ女性にヒーリングしてあげたとき「手が温かくて気持ちよい」と喜ばれたのですが、手の温度が効くのでしょうか。
A.レイキは医療ではないので、何に効くという表現はできませんが、生命エネルギーが高まるので、さまざまな改善効果が報告されています。
ヒーリングでは温かさやリラックス、安らぎなどを感じる人が多く、眠ってしまう人もいます。それによって、その人のもつ自然治癒力を阻害しているものが溶かされ、本来の力が働き始めます。
手の温度が効くのであれば、温湿布でもしておけばよいわけですが、癒しの波動であるレイキが人には温かさとして感じられることが多いということです。
また、手の温度といっても、手そのものが熱くなるわけではありません。ヒーラーはあくまでも電流を伝えるコードのような役割です。コードから電気を受け取ったアイロンは熱くなりますが、コードそのものは熱くならないのと同じです。
Q.ヨガや催眠療法と似ている?
レイキは催眠療法と似ている気がします。浄心呼吸法は自律訓練法の一種で、終了後に手を振ってトランス状態から覚醒する、シンボルもある種の図形をイメージして痛みを除去する方法があり、光の波動の言葉が肯定的な暗示であり、アファーメーションも同様に思えます。
A.レイキヒーリングは、レイキを中継することによって、その人の生命エネルギーを高めるものです。催眠療法のように、誘導したりコントロールしたりすることなく、すべてをレイキエネルギーに委ねます。
レイキを別の技法と比較するとき、注意すべき点があります。それはどの技法でも、類似点(共通点)があることです。気功家は「レイキは気功と似ている点がある」と言い、ヨガの実践者は「ヨガに似ているところがある」と言います。
催眠療法家が同じ印象をもつのも自然でしょう。大切なのは「似ている」点を重視しないことです。「似ている部分はあるが本質とは無関係」なのです。
似ている点に引っかかってしまうと、それを追求したくなり、違う方向に行ってしまいます。
現代レイキは「愛と調和のエネルギー」を大切にし、技法を重要視しません。技法を呼び水にして本来の能力を蘇らせ、「何もしないで自動的にレイキと響き合える」ことをめざすもので、技法にはあまり意味がないのです。
ですから、私が学んだいろいろな技法から、「その段階で有効と思われる技法」をアレンジして取り入れてあります。そのため、部分的に他と共通点があるのは当然でしょう。
したがって、似ていると思われる箇所があれば「レイキとの共振効果を上げるために、このような技法も取り入れているのだな」と判断していただければわかりやすいと思います。
Q.気功とレイキは併用可能?
レイキの特徴の一つに「レイキは医薬の効果を高め、他の技法との併用で相乗効果を高める」とあります。
私は気功を習っていますが、外気功によるヒーリングとも、併用できるのでしょうか。
A.
レイキの活用は、「目的がレイキの本質(愛と調和のエネルギー)に沿っており、レイキを信頼して結果はすべて任せる」という方向性のもとに併用可能です。したがって、レイキの本質と相容れない(レイキに任せるのでなく、意識を使ってコントロールする)技法との併用は不可能です。
その意味で、鍼灸やリフレクソロジー、アロマなどとの併用は効果を倍増させますが、外気功の場合は(心身改善という同じ目的でも)意念を重視する技法は併用不能、意念によらない大周天(宇宙エネルギーの通路になるだけ)のレベルは併用可能です。
相容れないものを無理に併用すれば、エネルギーの混入というだけでなく、レイキとの共振は絶たれてしまいます。
中には「意識のスイッチを切り替えて、最適のエネルギーを選択する」という人もいますが、意識でエネルギーを選択することは「レイキを信じてすべてを委ねる」という方向性から外れることになります。
それは、現象にとらわれて「病気や症状を対象にするものではない」というレイキの本質を見失うことになるでしょう。
しかし、レイキを精神性向上の視点からでなく「シンボルを活用する有効なエネルギーワーク」という側面からとらえれば、併用可能ということになり、それはその人の選択に任せることになります。
Q.臼井レイキはみんな同じ?
臼井レイキ、臼井式レイキ、臼井霊気療法などの名称を使用しているものは、すべて臼井先生の理念を伝えていると理解していますが、スクールや系統などによって指導する内容が異なっているようです。
正当な臼井レイキを判断する基準はあるのでしょうか。
A.
海外でも国内でも多くのレイキスクールが、臼井レイキ(臼井式レイキ、臼井霊気療法など)の名称を使用し、臼井先生から受け継いだ霊気療法を伝えると称してセミナーを行っています。
臼井レイキの名称を使用する以上、同じものを伝えているはずなのですが、各国を経由するうちに少しずつ変化し、本来のレイキと異なる思想や技法を伝える系統が増えてきました。
特にフリーラインの系統が、「臼井レイキ」という一般名称を使用して、さまざまな思想技法を取り入れている場合が多いようです。
また海外では、レイキがヒーリングの一般名称として使われることがあるため、臼井式と無関係のレイキと区別するために、臼井レイキと称している場合もあるようです。
それでは、本来の臼井レイキとは、具体的に何を指すのでしょうか。私は「次の五点を備えていることが、臼井レイキの条件」と認識しています。
- ①臼井先生を創始者としている
- ②能力は指導者の伝授で与えられる
- ③ある段階でシンボルを使う
- ④手当て療法から始め、霊性向上をめざす
- ⑤伝授は対面で、継続的なフォロー体制をもつ
このうち ①②③は、どの系統でも共通していると思われますが、 ④⑤が不十分なものが多いようです。
Q.なぜ多くの系統があるのですか
臼井先生の創設された臼井霊気療法をルーツとして、 ○ ○レイキ、 × ×レイキなど、さまざまな系統があります。
正しく伝承されているのであれば、多くの系統が発生する余地はないと思われますが、なぜ多くの系統があるのでしょうか。
A.系統とは、水の流れのようなもので、「どこに源流(水源)があり、そこからどのように流れが続き、現在どのような川として流れているか」ということです。
レイキの本来の系統としては、伝統霊気と西洋レイキの二つの流れしかありません。しかし、その川が別の川と合流したり、異質な水が流れ込んだりして、単純ではありません。
臼井レイキに、さまざまな名前をもつグループがあるということは、厳密な意味での系統ではなく、同じ流れに属しながら、独自の考え方を導入して新しいグループ(個人マスターの場合もあります)を形成するケースが多いということです。
多くのグループは、臼井先生の示された精神性向上のノウハウを、よりわかりやすく伝えるというよりも、自分が習得したものに何かを加えて、オリジナルと称して伝授しています。
これは、その人たちを批判しているのではなく、レイキはそのような多様性をもっているということです。レイキを学ぶことを、山登りにたとえることができます。
世界には多くの山がありますが、まず「どの山へ登るか」を決めることが必要です。その人が何を求めるかによって、登る山が異なります。
レイキも、効果的なヒーリングを求める人、神秘的なものを求める人、超能力を求める人、願望達成を求める人、精神性向上を求める人などさまざまです。
それによって、登ろうとする山が決まります。
臼井レイキ以外の山を選ぶことも自由です。次に「どこから登るか」を決めなければなりません。登山口は、一ヵ所だけではないからです。最後に「どの道を登るか」を決めることになります。
「山登りの厳しさを体験したいのか」「安全で楽な道を選びたいのか」「早く頂上に着きたいのか」「景色のよいところを選びたいのか」、これも人によって考え方が異なります。
レイキの道も、受講者のニーズに応じて多くのバリエーションが用意されています。
「そのために、さまざまな名前のついたレイキの系統がある」と、理解してください。バリエーションは多くても、臼井先生の示されたレイキの道は一つです。
それは、「レイキの道は、健康と幸福への道である」ということです。どの登山口から登っても、まず「健康になるための手当て療法」を学びます。そして、めざす頂上は「人としての幸福に至る」ことです。
「です。
「この人生を、安らかで、豊かで、価値あるものにする」、これこそがレイキの真の目的です。どの登山口からでもかまいません。あなたの考え方にマッチするところを選択してください。
Q.レイキは系統によって異なる?
「レイキには多くのレベルがあり、霊系の違いがある」というマスターがいます。「レイキは、宇宙に充満している普遍的なエネルギー」と理解していたので、マスターや系統によりレイキが違うとすれば、普遍的でなく、特定の霊的集団がいるのかと疑問に思いました。
A.「レイキには、多様なレベルがある」という理解は、その人にとって多分真実なのでしょう。
臼井レイキという共通認識に基づき、愛と調和と癒しのエネルギーを対象にする限り、レイキそのものに違いは存在しませんが、各人が受け取るものは必ずしも同じではありません。
「本人の理解と、受け取る準備のできた範囲でしか受け取れない」ということを実証しているようで、面白いと思います。
また、認識は現実化を引き起こしますので、「レイキに多くのレベルがある」とか、「この系統のレイキは私に合わない」と本気で思ったら、意識でそのように設定したことになり、設定通りの結果が現れることになるでしょう。
交流会などに何度か参加していると、自然に波動の合う人たちが集まり、異質な人は離れていきますが、それはレイキそのものにレベルや系統の違いがあるからではなく、受け取る側がどのような制約を設けているか(どのように認識しているか)によるものです。
マスター自身が制約を設けてレイキを受け取り、制約をつけたままで受講者に伝えると、(その制約が多いほど)他の人たちとの違和感が増大します。
マスターから受け取ったものは一通り実践した上で、効果が実感できるものだけを残し、不要な制約はどんどん手離していきましょう。
レイキ法では、マスターからエネルギー伝授を受けてスタートしますが、それ以後はマスターを通じてレイキを受け続けるのではありません。
回路が開かれた後は、受講者自身の実践でレイキのパイプを育て、レイキとの響き合いを高めていくものです。
Q.伝統霊気と西洋式の違いは?
「日本伝統の霊気療法を伝える」というスクールがいくつかありますが、伝統霊気は西洋レイキよりも優れているのでしょうか。
ここでは、臼井先生の創設された伝統霊気が、本当に学べるのでしょうか。
A.たとえば日本発祥の柔道ですが、「日本の柔道と欧米の柔道は、どちらが優れているか」と質問されても、ちょっと返事ができませんね。
霊気療法についても同様です。
ただし、医学的な貢献度、認知度という面から見ると、西洋式レイキに軍配が上がるでしょう。
厳密な意味で正統な伝統霊気といえるのは、臼井先生の伝統を継承している臼井霊気療法学会だけですが、学会は現在、一般への公開伝授を中止し、家庭療法の枠内で運営されています。
しかし学会以外でも、日本国内で伝承し続けたという意味で、伝統霊気と称しているところはいくつかあるようです。
臼井霊気療法学会の師範であった人から習ったという人たちです。
西洋レイキは現在、それぞれの国の生活の中に深く根をおろし、家庭療法と同時に、現代医療の現場でも活用されています。
国情が違うため、どちらが優れているという比較はできませんが、レイキの初心者には、つまり手当て療法を身につけるという段階では、西洋レイキが入りやすいように思われます。
そのため、現代レイキの入門クラスのカリキュラムには、(伝統霊気と対比しながら)西洋レイキの技法を取り入れています。
伝統霊気が優れているのは、何といっても、臼井先生の理念が脈々と受け継がれており、精神性向上に役立つという点にあります。
日本伝統の霊気療法であっても、精神性向上の実践が伝承されていなければ、有効な手当て療法を学ぶことで終わってしまいます。
Q.回路を開くとはどういうこと?
「アチューンメントでエネルギーの回路が開かれ、その日からヒーリングができるようになる」と聞きましたが、回路を開くとは、どのようなことをするのですか。またアチューンメントを受けるというのは、セミナーを受講するということですか。
A.私のところにも、「アチューンメントを受けたいので案内書を送ってください」というメールが届きますが、「セミナーの案内書が必要なのだ」と判断して、案内書を送っています。
アチューンメント(波長合わせ)はセミナーの中で行うので、間違いとはいえませんが、セミナーの内容はアチューンメントだけではありません。セミナーでは、レイキ法の全般にわたって理解していただき、併せて、レイキが使えるようにエネルギー伝授を行います。
エネルギー伝授の方式を、伝統霊気では霊授といい、西洋レイキではアチューンメントと呼んでいます。イニシエーションと呼ぶところもありますが、技法に大きな差はありません。
「伝授によって、レイキの流れる回路を開く」というのは、一般の人に理解していただくための便宜的な説明です。「回路を開く」といえば、「レイキの流れる回路を新しくつくる」と誤解されそうですが、それなら大変な工事になります。
もともと存在しないところに新しいシステムを構築するのであれば、マスターの能力によっては失敗することもあるでしょう。
そのような心配がないのは、「使われていなかった機能を、使える状態に整備する」に過ぎないからです。
その意味で、「回路を開く」というよりも「回路の栓を開く(使わないので閉じていたパイプの蛇口を開く)」と説明するのが、理解しやすいかもしれません。
伝授は「内在しているが、機能させていない能力を目覚めさせ、活性化させるシステム」なのです。
Q.アチューンメントの実感は必要?
レベル 1のセミナーのとき、最初のアチューンメントではほとんど実感がありませんでした。
二回目のアチューンメントでは頭上に渦巻きのようなものが見え、その渦巻きに頭が引っ張られる感覚がありましたが、特に何かにつながったという気持ちにはなりませんでした。
A.アチューンメント中にどのような感覚があったかは、効果に関係ありません。
高次元の波動は人の感覚でキャッチできないからです。
感じられるとすれば、温かさ、リラックス、安らぎなどの感覚です。
その人にとって必要なときは、何かを見たり、感じたりすることもありますが、最初は何も感じない人が多いようです。
レイキの本にはさまざまな体験が紹介されていますが、すべての人が何かを見たり感じたりするわけではなく、むしろ感じない人が多いでしょう。
体験談を紹介するときは、どうしても強烈な体験を掲載することになりますので、そのように理解した上で読むことです。
レイキは超能力や神秘体験を求めるものではなく、その人本来の力を引き出すものなので、感じても感じなくても問題はありません。
あなたは、渦巻きのようなものを感じられたわけですから、それなりに貴重な体験をしたわけです。
今はそれ以上、何も求めることはありません。
つながったなどという感覚も必要ありません。
レイキの回路が開かれたわけですから、まず二十一日間のセルフヒーリングを実践して、回路をどんどんクリアにしていきましょう。
Q.パワーを強調するスクールは?
ホームページで検索していたところ、「レイキでお困りの方へ」というスポンサーサイト(広告主のホームページ)があり、別のサイトには「当スクールで伝授を受けると、他のレイキの ○ ○倍のパワーが得られます」という PRがありましたが、どうなのでしょうか。
A.まず、「レイキでお困りの方へ」については、レイキと無関係のヒーリングを教えている人が、「レイキなどたいしたことはない。
レイキを習ったが満足していない人は、こちらのヒーリングを学びなさい」と宣伝していたことがわかりました。
もう一つは、レイキはパワーだと勘違いして、気功をはじめ各種の技法を導入して伝授していることがわかりました。
いずれもレイキの名前を出しているため、レイキ関係者の目にとまったのですが、それぞれのヒーリングには優れた特徴があると思われますので、レイキを批判することで自らを誇ろうとしたり、異質なものにレイキの名前をつけたりせず、自分のヒーリングの独自性や優位性を堂々と PRすればよいと思います。
Q.レイキで特殊な能力が身につく?
レイキを習ってから、オーラがよく見えるようになったり、予知能力がついたという人がいます。
また、チャネリングができるようになった人がいます。
レイキでそのような能力が得られるのでしょうか。
A.レイキは、すでに理解されているように、超能力の開発を目的とせず、精神性を高めて、私たちの人生を価値あるものにすることをめざしています。
しかしそれぞれの人には、与えられている使命、役割があります。
もしその人に、スピリチュアルな役割が与えられており、その能力が備わっていたとしても、きっかけがなければ能力が開花することもなく、それを自覚することもありません。
そのような人が、レイキと出会ったのを機に、備わっている能力が急速に表面化し、スピリチュアルな活動をし始めることも少なくありません。
レイキの特徴の中に「その人の素晴らしい本質を開花させる」とある通りです。
しかし、誰にでもそのような役割が与えられているわけではなく、自ら求めて得られるものではありません。
そのような能力とは別に、スポーツ、音楽、書画、舞踊、演劇、文筆活動などで自然にレイキの導きを受けている人も多く、それは政治、経済、趣味の世界にも及びます。
何よりも、日常の中で心の安らぎの高まりを実感できるのは心強いものです。
Q.レベル 1 ~ 3は続けて学べる?
「レベル 1でレイキの回路が開かれたあと、二十一日間のセルフヒーリングを終えてからでなければレベル 2に進めない」というスクールもあれば、一日でレベル 1 ~ 3を続けて教えるところもあります。
レベル 1 ~ 3と一挙に受講しても問題ないでしょうか。
A.まずレベル 1を学び、セルフヒーリングをじっくり体験してからレベル 2に進む、さらに他者ヒーリングや遠隔ヒーリングを実践してからレベル 3に進む、というのが基本です。
医師やプロのヒーラーが受講される場合もありますが、未経験の受講者にレベル 1 ~ 2を一日で教え、それで伝授が終わったと考えるマスターがいて、いわゆる「レイキ難民」をつくりだす一因になっています。
私は現在、レベル 1 ~ 2を続けて行っていますが、これは他で学んだ方たちが再学習に参加されるためです。
受講者の八〇パーセント以上が他のスクールの修了者で、指導資格を持った方たちも海外や国内各地から多数参加されています。
すでにレイキ法の基礎である実践体験も豊富なため、宿泊の都合などを考慮して、二日間に凝縮して伝授しています。
初心者も受講できますが、宝の持ち腐れにならないよう、交流会や再受講への参加を前提として関西在住者に限定し、遠方の方には「初心の段階は近くのマスターから学び、繰り返しそこで再受講してください」と、居住地の近くのマスターを紹介することにしています。
したがってレベル 1 ~ 2を続けて指導する場合は「必要な内容がすべて伝授されている」「受講者が希望すれば繰り返し学べるフォロー体制が整っている」ことが絶対条件で、マスターは、ヒーリングが身につくまでのフォロー責任があることを認識すべきです。
さらに、レベル 1 ~ 3を続けて学ぶのは無理があります。
レベル 3は精神性向上を図るステップであり、臼井先生が「誰でもできる手当て療法を入り口に、安心立命を伝えていこう」と構築された臼井レイキは、レベル 1 ~ 2の実践体験をベースに組み立てられていますので、それを抜きにしてレベル 3に進むのは困難といってよいでしょう。
Q.遠隔伝授を受けたいのですが
日本では、インターネットや通信制による遠隔伝授はあまり普及していないようですが、海外では珍しくないと聞いています。
現在は I T時代といわれ、通販なども普及していますが、レイキ法はなぜ遠隔伝授を認めていないのでしょうか。
A.まずレイキ法は、創始以来の伝統として、対面でエネルギーを伝授するところからスタートします。
これは、重要な教えを直接伝達することで、面授と呼んで重要視していました。
レイキエネルギーは神聖なものであり、これを受け取ることによって安心立命への道を歩み始めることになります。
伝達者はレイキとの響き合いによる波動の場をつくり、その中に受講者を招き入れ、高い波動と響き合いながら人格の触れ合いを通じて伝授を行います。
精神性向上というスピリチュアルな世界への入り口には、やはり先人が培ってきた伝統を無視することはできません。
これが、遠隔伝授を認めていない大きな理由です。
しかし、伝統は時代とともに価値観が変遷します。
伝統を唯一の根拠として近代化を拒むことは、因習にとらわれることと紙一重です。
私も近い将来、環境が整えば、一定条件のもとに遠隔伝授が受け入れられる時代が来るかもしれないと思います。
遠隔ヒーリングが可能であるように、遠隔によるエネルギー伝授も技術的に可能です。
しかしレイキ法は、ヒーリングが可能になればそれで終わりというものではありません。
そのためには一定のカリキュラムと品質保証が必要になります。
学んだあとのフォロー体制も重要です。
日本のレイキ界全体として、共通認識が醸成されなければなりません。
これらを考えれば、有利なインターネットビジネスとして、個人マスターのレベルで簡単に始める性質のものではありません。
現在、日本でもいくつかのスクールが遠隔伝授を取り入れていますが、トラブルを多く耳にするのも、それを裏書きしているように感じます。
Q.マスターによるレベルの差は?
回路を開くマスターによって、レイキの能力や質に変化は出るのでしょうか、それとも伝授(霊授やアチューンメント)を受ける側の器や霊性によるところが大きく、マスターは関係ないのでしょうか。
A. FM電波の受信装置があるとします。
長く使っていなかったので、スイッチが錆びついて音楽を聴くことができません。
そこで、技術者に調整してもらいます。
優れた技術者は「聴きたい音楽にきちんとチャンネル(波長)が合うように」調整してくれますが、レベルの低い技術者は「音楽は受信できるが雑音だらけ」ということになるでしょう。
同じように、アチューンメントを受けた直後の状態は、マスターにより大きな差が生じます。
しかし、雑音だらけでも、音楽を受信できる状態にはしてくれます。
では、一ヵ月後の状態はどうでしょうか。
Aさんは、優れたマスターから完璧に調整してもらいましたが、たえずイライラし、腹を立てていたので、少しずつエネルギーのバランスが崩れはじめました。
レイキエネルギーは人の高い意識に共鳴するため、意識が下がると低いレベルの波動(雑音)を受信してしまいます。
Bさんは、免許取りたての新米マスターから伝授を受けました。
レイキは受信できますが、別のエネルギーも混入しているようです。
しかし Bさんは、心を安らかに保つよう心がけながら「レイキによってすべてが調和に導かれるように」という思いをもってヒーリングを実践しました。
これによってレイキとの響き合いが高まり、エネルギーはどんどんクリアになっていきました。
伝授直後に比べ、一ヵ月後の二人の状態は逆転してしまいました。
このように、マスターは受信装置を整えますが、将来にわたって性能を保証するものではありません。
「回路の開通はマスターの責任」「維持向上は本人の責任」ということになります。
「回路の開通はマスターの責任」である以上、伝授の時点では「受ける側の器や霊性のレベル、その時点のコンディション」は無関係で、霊性のレベルが関わるのは回路開通後と考えてください。
Q.レイキで性格を変えられますか
私はレイキを学んで、自分の引っ込み思案の性格や、短気な性格を変えたいと思います。
レイキで自分を変えられると聞きましたが、レイキ法には自分を変える技法があるのでしょうか。
それとも、レイキをしていると自然に変わるのでしょうか。
A.技法もありますが、自覚している短所を修正するだけでなく、レイキはすべてを調和に導くエネルギーなので、ヒーリングを実践してレイキの通路になり続けているうちに、自然に変わる場合が多くなります。
ただし、変わるといっても、自分以外の何者かに変身するのではなく、本来のあるべき姿(愛と調和にあふれた自己)を回復することになります。
ヒーリングでも同じですが、痛みや痒みなどの症状を消したいという表面的なところに意識を合わせますと、それが消えたとしても、本質的なものは何も変わっていないということになりがちです。
症状は表面に表れたシグナルで、火事を知らせる非常ベルのような役割なので、ベルの音を消しただけで放置しておくと、火事はますます大きくなっていきます。
性格や習慣、心の癖なども、表面に表れたものは本質の一部ではあっても、本質そのものではありません。
レイキ法の実践は、ヒーリングや技法などを通じてレイキとの響き合いを高めていくことです。
人の本質は光そのものですから、表面的なものを気にしなくても、レイキとの響き合いが高まるにつれて、自然に調和された姿に変化していくのです。
Q.レイキで天使とつながれる?
私が外国で学んだレイキのスクールでは、大天使ミカエルに会わせてもらいました。
その先生は、五大天使やエンジェルたちからレイキを受け取り、困ったときはいつでも呼ぶことができるといいます。
日本のレイキでも同じようにスピリットと会えるでしょうか。
A.残念ながらそれはレイキとは無関係です。
その先生はレイキマスターであると同時に別の技法を身につけており、それをレイキセミナーに取り入れているのだと思われます。
レイキは宇宙に充満する生命エネルギーであり、私たちの体内にも存在しています。
内外のレイキが響き合うとき、健康で幸福な状態が実現しますが、レイキは太陽の光のようなもので、あらゆる存在にひとしく与え続けています。
エンジェルやスピリットなど特定の存在を通じて受け取るというものではありません。
求めれば、そのような存在が与えてくれるエネルギーもあるでしょうが、それは私たちのいうレイキエネルギーではありません。
また、エンジェルをはじめ多くのスピリットたちはそれぞれ役割を受けもち、愛と調和の実践を続けている人の周囲にあってサポートするといわれ、折にふれてカメラに写ることもありますが、困ったときにいつでも呼べるかどうかは保証の限りではありません。
目に見えないスピリチュアルな存在は、私たちの周囲に満ちあふれていますが、それらのレベルもさまざまで、多くの人はそれがどのような存在なのか判断できません。
私たちレイキ実践者は、サポートしてくれているスピリットたちに感謝の念は捧げますが、それらの存在にコンタクトを求めたり、何かを願ったりすることはありません。
不調和な存在とコンタクトして、人生をコントロールされている人たちも大勢いるのです。
しかし、それに関心があって学びたいという場合は、レイキセミナーとは無関係なので、レイキとは別のところを探されるようお勧めします。
Q.レイキで除霊や浄霊は可能?
知り合いのレイキマスターは、各地の交流会に参加して、霊に憑依されている人がいれば本人にそのことを伝え、希望があれば除霊や浄霊をしていると言っています。
レイキを習えば、除霊や浄霊ができるようになるのでしょうか。
A.レイキ法に、憑依という概念はなく、除霊や浄霊の技法もありません。
「病気には霊が関わっていることが多いのに、レイキは霊の問題から目をそらせている」と批判する人もありますが、そうではありません。
仮に憑依されているといわれる現象があった場合、レイキでは「不調和な波動と共鳴している」と理解します。
共鳴しているのは、自分がその存在と波長を合わせているからです。
響き合っているのであれば、自分の意識の波動を高めれば波長が合わなくなり、響き合いから離れることができます。
その意味で、除霊というのは「不調和な波動との共鳴から離れる」ことであり、浄霊というのは「不調和な波動に調和のエネルギーを送って、本来の光にかえす」ということになるでしょう。
私たちの意識が低ければ、意識から発する波動は当然低くて粗いものになり、怒り、憎しみ、恨み、心配などの低くて粗いエネルギーをもったものと共鳴し始めます。
レイキ法に憑依、除霊、浄霊などの概念が存在しないのは、霊の問題から逃げているのではなく、「レイキと響き合っている限り、不調和な波動と共鳴することはない」というレイキ法の本質を示しているのです。
Q.レイキは故人にも送れますか
レイキ法には時間空間を超えてエネルギーを送る技法があるそうですが、亡くなった人にもレイキを送ることができますか。
できれば、十年ほど前に亡くなった兄に毎日送ってあげたいと思うのですが。
A.生前の写真を使い、通常の遠隔ヒーリングの方法で、レイキエネルギーを送ることは可能です。
しかし、法要の時は問題ありませんが、継続的に故人にエネルギーを送り続けることはあまり好ましいことではありません。
なぜならレイキ法は、この人生を価値あるものにするためのレイキ活用法であり、死者を弔うための技法ではないからです。
レイキは、人生の終末を安らかに迎えるためのターミナルケアには極めて有効です。
同時に、服喪の期間中はレイキを送ってあげることが、故人のエネルギー体を浄化し、新たな旅立ちに向けての最高のはなむけとなります。
しかし、その後も継続してレイキを送り続けるとすれば、この世での役割を終えて新たな次元に旅立った人を、遠隔ヒーリングのたびにこの世へ引き戻すことになります。
これでは新しい次元での学びを、妨げることになってしまいます。
服喪の期間が終われば、早く忘れてあげる(この世のきずなから解放してあげる)ことが必要です。
それが、この世での役割を終えた人への最高の気遣いでもあります。
その後は、法要や命日など、通常故人が帰ってくるとされているときに、宇宙からの愛と調和のエネルギーに、あなた自身の愛と調和の心をそえて送ってあげましょう。
Q.二十一日間のヒーリングは必要?
二十一日間のセルフヒーリングの実践が、臼井レイキのすべてのスタートであると教えられましたが、私がレイキを習ったのは、病気の母にヒーリングをしてあげるためでした。
二十一日間のセルフヒーリングを省略して、母へのヒーリングをしてはいけませんか。
A.もちろん、お母さんに手を当ててあげて結構です。
二十一日間はセルフヒーリングだけに限定して、他者へのヒーリングを禁じているわけではありません。
ただし、他者ヒーリングだけでなく、毎日少しずつでもセルフヒーリングをしてください。
時間がとれなければ頭だけでもかまいません。
セミナーが終わったばかりの段階では、運転免許取りたての人と同様、まだ能力は不安定です。
十分な練習をしないまま、いきなり高速道路を運転するのは危険ですが、それと同じように、緊急時にヒーリング効果を出すためには、日頃からセルフヒーリングを繰り返し、エネルギーの回路を全開にすることが必要です。
二十一日間のセルフヒーリングは、臼井先生の二十一日間の断食修行に因んで行うと説明するスクールが多いのですが、本当の目的は「手を使うことを習慣づけて、気軽にヒーリングができるようになること」「自分自身を整えて、回路をよりクリアにすること」の二つです。
それが完成するまでは、効果が速やかに出たり出なかったりしますが、まったく効果がないということはありません。
淡々と手を当てていれば徐々に効果が出てきます。
この段階で「能力が低下したようなので、再アチューンメントを受ける必要があるかもしれない」と不安をもつ人もいますが、能力が低下したのではなくまだ不安定なのです。
セルフヒーリングを実践することによって、能力が高まり安定してきます。
この段階は、よけいな心配をせず、できるだけ多く手を当てることです。
それが、徐々に実を結んでいきます。
Q.途中で眠ってしまうのですが
私は二十一日間のセルフヒーリング中、必ず途中で眠ってしまいます。
一日の仕事を終え、ベッドに入ってから基本 12ポジションに手を当てますが、ヘッドからフロントに移ったところでいつの間にか眠ってしまい、不完全なヒーリングのまま終わっています。
A.「途中で眠るため、いつも不完全なヒーリングで終わっている」と心配する人も少なくありませんが、それでまったく問題ありません。
眠くなるのは、リラックスできたこと、深い部分でエネルギーを受け入れる準備ができていること、などの意味があります。
セルフヒーリングの目的は「手を使うことを習慣づけること」「自分自身を整えること」の二つであり、基本 12ポジションに手を当てることではありませんでした。
レイキとの響き合いは、リラックスによって得られますが、眠りに入るのは最高のリラックス状態です。
「身体に手を当てて、最高のリラックス状態を続けながら、レイキエネルギーを受け続ける」ということで、理想的なセルフヒーリングを行っていることになります。
Q.体調不良でもヒーリング可能?
私は以前から、常習的な頭痛をもっています。
レイキを習いましたが、ヒーリングによって良くないエネルギーを送ってしまうのではないかと心配で、他の人に手を当てることができず、セルフヒーリングだけにとどまっています。
A.ときどき同じような質問を受けますが、レイキヒーリングは自分のエネルギーを使って行うのではなく、レイキという高次の宇宙エネルギーの通路になるだけです。
意識集中して強力な念を使うヒーリングでは、自分のエネルギーを使うことになり、体調によってはそのような心配もしなければなりませんが、意識を使わないレイキヒーリングではまったく問題は起こりません。
ただ、不安をもちながら手を当てることは好ましくありませんし、不調和なエネルギーを送る心配はなくても、頭痛をこらえながらヒーリングすることは考えられませんので、まずはセルフヒーリングに徹して自分自身の体調を整えてください。
自分自身でヒーリング効果を感じることが、今後の大きな自信につながります。
Q.邪気を受ける心配はないですか
友人がセミナーを受け、最初のアチューンメントのとき、首筋から冷たいものが入るのを感じて気分が悪くなり、帰宅後に寝込んでしまいました。
マスターは「好転反応なので、すぐよくなります」と言いますが、一週間たっても治りません。
邪気を受けたのでしょうか。
A.アチューンメントは、マスターがレイキの通路になって受講者にクリアなエネルギーを伝達しますので、通常は邪気などというネガティブなエネルギーが混入する余地はありません。
しかし、マスターが何かを感じさせようとして、念を込めた状態でアチューンメントを行ったり、密教的な技法を導入している場合、または受講者がエネルギーに敏感な体質で、何かを感じたとき霊的なものと思い込んで、不安にとらわれてしまった場合など、予期しない結果を招くことがあります。
しかし、そのような事例は稀だと思われます。
ヒーリングで好転反応が出る場合があると説明しましたが、アチューンメントの場合でも同じことが起こります。
「エネルギーあたりによる無気力感、脱力感」「体内エネルギーの活性化による痛み、痒み、下痢、頭痛など肉体面の反応」「怒り、恐れ、憎しみなど精神面・感情面の反応」などですが、いずれもエネルギー状態が好転するための一時的な反応で、一週間以上続くというのは異常です。
念のため病院等で受診し、異常がなければ安心してセルフヒーリングを実践することを勧めてください。
Q.好転反応と浄化現象の違いは?
ヒーリングを実践しているうちに浄化現象(浄化作用)が起こることがあると聞きましたが、好転反応とは別なのでしょうか。
異なるとすれば、どのような現象が起こるのですか。
A.レイキの回路が開けたあとは体質が徐々に変化しますが、体調が良くなかったときは、発熱したり、下痢したりすることもあります。
好転反応は、不調和なエネルギーを解放するための働きですが、浄化現象は、その人の意識をより本来的なものに高めようとする「成長のための働き」です。
多くの人は目に見える世界だけを現実と信じて生活していますが、これは粗いエネルギーと響き合って生きていることになります。
レイキの回路を開いてヒーリングを実践し始めると、微細なエネルギーと響き合うため、徐々に体質が変化していきます。
まずマイナス状態をゼロの状態に回復しようとする働きが始まり、やがてその人を高めるための阻害要因を解放する働きに変わります。
緩やかな浄化の間は問題ありませんが、ある段階まで進むと(内なる生命力がそれに耐えられると判断した段階で)急激な変化が起こる場合があります。
これを浄化期間と呼び、心や体に異常が生じたと思えるような、さまざまな症状が表れます。
この時点で医療機関の診療を受けても、原因が見当たらないことが多いものです。
通常の浄化や好転反応は比較的短期間で終わりますが、本格的な浄化期間に入ると、短くても数週間、長い場合は数ヵ月から一年以上に及ぶことがあります。
これは、必要に応じて何度も繰り返されます。
浄化期間中は非常に苦しいものですが、必要な仕事は支障なくこなすことができ、奥深いところに潜在している不調和なエネルギーを解放しますので、浄化が終わるごとに意識が向上していきます。
「浄化期間をヒーリングで乗りきりたい」と誰でも思うでしょうが、その人にとって重要な浄化であればあるほど、ヒーリング効果はありません。
大切な浄化が起こっているのに、ヒーリングで解消できたとしたら、浄化そのものが中途半端に終わることになります。
私は自分に起こる浄化現象には、一切のヒーリングをせず、経過を見つめるだけにしています。
もちろんヒーリングをしてもかまいませんが、浄化を早めたり、苦痛を軽減するためではなく、浄化現象に不安をもったり、そこから逃れたいという意識をもたないため、つまり、レイキと響き合ってその導きを感じとり、ともすれば不調和な思いと共振しようとする意識を離れることが目的です。
Q.レイキはなぜ意識集中が不要?
別のヒーリングを学んだとき、「ヒーリングは愛の行為です。
相手の幸せを念じ、よくなりますようにと念じながら手を当てなさい」と教えられ、ずっとそうしてきました。
相手の幸せを念じることが、よくないこととは思えないのですが。
A.「レイキヒーリングでは、意識を集中したり、念の力を使ったりしない」と、繰り返し説明しました。
もちろん、意識でエネルギーを導くヒーリングも存在しますが、意識を使わないことを勧めるのは、次の理由からです。
●ヒーリングは、ヒーリー(ヒーリングを受ける人)の意識変革をサポートする(人生を無意識の反応で生きるのではなく、調和ある選択で生きられるように、自立できるように援助する)のが目的で、ヒーリーを念によって変えようとしない。
結果はレイキの導きと、相手の内なる生命力に委ね、ヒーラーはレイキのクリアなパイプに徹する。
●意識を使うヒーリングは、自分の力で癒しを行うという錯覚に陥りやすく、そう認識した時点からレイキの回路が断たれて、自己のエネルギーによるヒーリングが開始され、不調和な結果を招きやすい。
したがって、ヒーリング中は何かを念じるのでなく、エネルギーの流れる感覚や、ヒーリングによるエネルギーの変化を感じとれるように、意識を向けてください。
それが感じられない間は、決められた順序の通り手を当てていくこと。
「結果を求めず、ただ手を当てる」というのが望ましい状態で、これがレイキヒーリングのやり方なのです。
Q.レイキをしてはいけない場合は?
私のレイキの先生は「日没後はレイキをしてはいけない」といいます。
また、「手の冷たい人はヒーラーに向かない」「がんにはレイキをしない」「細菌性の病気は病原菌を元気にする」「妊婦にはレイキをしない」「レイキをすると頭痛がひどくなる」などと教えるのですが、本当でしょうか。
A.このような話は、海外を訪問したときよく聞きましたが、「不安をもつことなく、すべてを宇宙に任せて淡々と行えば、いつ、どのような場面で行っても、まったく問題はない」というのが結論です。
恐れはエネルギーをブロックしますので、そのような感情にとらわれたときは行わないほうが賢明ですが、大宇宙は一瞬の休みもなく愛と調和の波動を送り続けており、レイキヒーラーがその意思に沿った行為を行う限り、制約はありません。
深夜でも、早朝でも、ヒーリングエネルギーはいつでも届きます。
温かい手は気持ちよいものですが、冷たい手からも温かいエネルギーは流れます。
がんであっても、自然治癒力や免疫力を高めて悪化する病気はありません。
レイキは病原菌も活性化しますが、調和されていれば人を攻撃することはありません。
妊婦にこそ、レイキエネルギーをたっぷり送るべきなのです。
私のレイキの師である小山君子先生は、手を当てて逆子を直しておられました。
手を当てるだけで、自分から正常な位置に戻っていくのです。
母親のお腹にいるとき、レイキを受けて育った赤ちゃんをレイキベビーと呼んでいますが、みんな健康で素直に成長しています。
日本各地にレイキベビーが多くなれば、明るい社会が実現すると思います。
血管の収縮によって神経を圧迫して起こる頭痛は、レイキでリラックスすると血管が膨張するので痛みをひどくするといわれますが、そんなことはありません。
レイキに任せていれば、自然に調整してくれるのです。
このほかにも、心臓のペースメーカーを使用している場合はレイキをすると壊れる恐れがある、麻酔中にレイキを送ると麻酔が切れる恐れがあるなどといいますが、まったく問題ありません。
ただし、念を込めたり、不安をもちながら行う場合は問題が起こりやすくなります。
あとがき
私は、きわめて信仰心のあつい祖母のもとで成長しました。
幼時から祖母と一緒に神仏に手を合わせ、三、四歳の頃には般若心経や天津祝詞などを暗唱し、自然な形で目に見えない世界を信じ、大いなる存在の導きや守護を信じていました。
しかし就職して家を離れてからは急速に関心が薄れ、怒りや恐れの感情にとらわれる日々が続きました。
それでも大きく道を踏みはずすことがなかったのは、心の深いところで大いなる存在を信じていたためと思われます。
このような素地があって、五十歳に近づいてからスピリチュアルなものに関心を持つようになり、やがてレイキと出会うことになりました。
私がレイキと出会ってから、早くも二十五年になります。
最初は単なる手当て療法と理解して、臼井霊気療法の名前も、創始者の理念も知ることはありませんでしたが、いつの間にかレイキの中にどっぷりと漬かった日常を送るようになりました。
消滅したと信じられていた臼井霊気療法学会の存在を知り、入会できたことにも不思議な導きを感じますが、伝統霊気と西洋レイキを対比研究することができ、現代人に役立つレイキとして現代霊気法を構築してから十五年を迎えました。
両者を学ぶ機会がなかったら、臼井レイキが「健康と幸福の道」であると、認識することができなかったと思われます。
私が現在、怒りや恐れから離れることができ、安定した日常を送ることができているのは、ひとえにレイキの恩恵にほかなりません。
このような経験から、レイキに関心を持たれた方たちには、手当て療法の習得・活用は勿論ですが、その段階で満足せず、精神性向上をめざして実践し、ストレスに満ちた日常生活を乗りきっていただきたいと思います。
本書の執筆は、初心に帰りレイキの原点を見つめる意味で、大きな気づきを与えてくれました。
編集担当者としてお世話になった講談社の古川ゆかさん、初心者の視点で全体を見直してくださったライターの松原京子さん、イラスト担当の東洋子さん、適切なアドバイスをくださったチモーキィ クォーツの藤田知紗さんとマザーステラの星百合江さんに、心から感謝いたします。
二〇〇九年三月土居 裕
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