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はじめに 世界のエリートがやっている人生と仕事が劇的に変わる美術鑑賞法

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はじめに

世界のエリートがやっている人生と仕事が劇的に変わる美術鑑賞法冒頭でご紹介したアート作品は、どれも世界的な名画ばかりなので、見覚えのある方が多いかもしれません。

各作品の説明については、本編の第5章に譲りますが、おそらく、多くの方が次のような疑問を持ったのではないでしょうか?「アート作品を鑑賞することと仕事の間に、なんの関係があるの?」美術を専門とする人を除けば、美術鑑賞は趣味の領域で楽しむ人が多いと思います。

しかし、じつは、いま、世界のエリートと呼ばれる人たちは、人生や仕事で役立つ能力を伸ばすために美術鑑賞を行っているのです。

この本で取り上げる美術鑑賞法は、米国にある「MoMA」の愛称で知られるニューヨーク近代美術館(TheMuseumofModernArt)で考案されたヴィジュアル・シンキング・カリキュラム(VTCVisualThinkingCurriculum)というメソッドを源流にしています。

VTCは、米国の教育現場における実地調査によって、様々な能力を伸ばす効果があることが実証されています。

本書でご紹介する美術鑑賞法の最大の特徴は、美術の専門知識を必ずしも必要としないことです。

私が所属している京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センターでは、アート作品の鑑賞を用いた研修を行っており、はじめは作品名や作者名、制作された年代といった作品情報なしの状態で、鑑賞を行います。

一般的に、アート作品を鑑賞するときには、作品の背景となる情報が欠かせないと考えている人は多いのではないでしょうか?

かつての私自身も、美術鑑賞とは作者の名前や国籍、作品名、制作された年代など、〝作品の背景〟を手がかりにアート作品を見ることだと考えていたひとりでした。

でも、そのような方も、研修が進むうちにアート作品に対する自分の意見を持ち、積極的に発言できるように変わります。

もちろん、美術鑑賞法に唯一の「正解」があるわけではないので、作品の背景を手がかりにした方法が間違いといっているわけでは決してありません。

アート作品へのアプローチの仕方が異なっているということです。

近年、同センターで行っている研修への企業からの問い合わせが急増しており、美術鑑賞への注目が高まっているのを実感しています。

もっと多くの方々に、美術鑑賞の世界に気軽に触れてもらいたい、そして、美術鑑賞の体験で得たものを人生や仕事に活かしてもらいたい──。

そんな想いから、今回、筆を執りました。

本書が、多くの方々にとって、美術鑑賞の世界へ一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

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