古事記に隠された秘事を紐解く第一章では 、 〝 D 〟の言葉に隠された秘密と 、 「神社参拝は神話をインスト ールする儀式 」というお話をしました 。この章では 、日本の神話 『古事記 』に隠された秘事 (暗号 )を紐解きます 。 『古事記 』の秘事はそれを知るだけで 、あなたの無意識のなかに眠る古代の記憶が呼び覚まされます 。それは潜在意識にも影響し 、知らず識らずのうちに 、人生が変わっていくのです 。 『ギリシャ神話 』 、 『聖書 』 、 『バガヴァッド ・ギ ータ ー 』 『中国神話 』 … … 、世界各地にはさまざまな神話があります 。日本にも 『ホツマツタヱ 』 、 『カタカムナ 』 『富士古文献 』などがありますが 、最も代表的な神話は 『古事記 』です 。現在 、古事記は神話としてとらえられていますが 、作成された当時は紛れもない歴史書でした 。 『古事記 』は 、 「天地の初發の時 、高天原に成りませる神の名は天之御中主神 」から 、はじまっています 。その意味は 、 「天地が始まったとき (宇宙が始まったとき ) 、最初に降り立った神は天之御中主神 。そして 、その次に生まれた神は … … 」というふうにドンドン神様が生まれてきます 。次々と神様が生まれ 、海ができて 、山ができて 、川ができて 、国ができて … …と 、万物が創生されていき 、最終的には 、神様がこの地上に降り立って 、それが今の天皇につながっている 、ということが書かれた 「歴史書 」です 。古事記が成立した過程は一般的にはこう言われています 。壬申の乱の勝者 、天武天皇の命により 、諸家に伝わっていた皇室の歴史と神話や伝説を収集し 、虚偽を除き真実と思われるものを定め 、それを稗田阿礼に覚えさせました 。しかし 、天武天皇は世を去り 、その初志を実現することができませんでした 。元明天皇の代になって 、ようやく 、 7 1 1年 、太安万侶は稗田阿礼が誦習した内容を書き残して編集し 、三巻の書物として 、翌年に奏上しました 。これは歴史書ですが 、当時の権力者 (天皇と藤原氏 )にとって都合のいいように書き換えられています 。 「自分たちは神様の子孫です 」ということだけを 、うまく伝えたかったからです 。だから 、彼らにとって 、都合の悪い歴史は隠して暗号化したのです 。都合の悪い歴史とは 、争いの歴史です 。その争いに勝つために 、汚いこと ・ズルいこともしなければならかったためです 。特に暗号化されたのは 、古事記の三分の一を占める出雲の神話です 。それでは 、北極老人より教わりし 、古事記の秘事の蓋を開きます 。古代日本の真実遡ること 、 1万 2 0 0 0年前の話 … … 。この頃に地球規模の大洪水がありました 。それは 、大陸の形が変わってしまうほど 。気候は大きく乱れます 。雨が降り 、雷が鳴り 、地震が起こり 、地球は壊滅的な状態になりました 。 (歴史に残るこの大洪水の前に 、ム ー ・アトランティスがあったという説もありますが 、それについては 、話がそれるのでまた別の機会に … … )大洪水がおさまり 、大気が安定して 、地球が比較的温暖な気候になると 、日本で最初の文明がはじまりました 。それが縄文時代です 。 〝はじめ 〟の人類は野生の動物を飼いならし 、植物を育てるようになりました 。牧畜や農業のはじまりです 。出土する土器には戦争を示すものがなく 、集落を守る堀や塀がなかったことから 、争いが起こらない平和な国だったのではないかと言われています 。当時の日本人は太陽信仰 。太陽を神様と崇めていました 。太陽だけではありません 。 「万物に神宿る 」神道における八百万の神の思想は当時からありました 。 「この水 、この川 、この海 、山林草木 、すべてに神様が宿る … … 」という考え方です 。それだけではありません 。自分も 、出会う人も 、起こる出来事も 、縄文人にとっては 、すべてが神様でした 。だから 、人と人が傷つけあうこともなく 、争いもなく 、精神的にも穏やかで 、平和でした 。しかし 、あるとき 、縄文時代の人々はこう思いました 。 「 (私たちの信仰の対象である )太陽は東から昇って西に沈む … … 。ということは 、もしかしたら西に理想郷があるのかもしれない 」と 。縄文時代の人々は 、西の方向を目指して大移動をはじめました 。当時の日本人たちは二つの部族に分かれて西を目指すことになります 。足に自信がある部族は大陸を通って 、西のほうに向かいました 。もう一つの部族は航海術に長けていました 。彼らは 、海を渡って 、西のほうに向かいました 。もともと一つだった日本人は 、陸を歩み続けるグル ープと 、海を渡り続けるグル ープに分かれて西の理想郷を目指しました 。進んでいくうちに 、彼らはようやく理想郷を見つけます 。メソポタミアという場所です 。そこはチグリス川 ・ユ ーフラテス川という二つの川が流れる非常に肥沃な土地で 、緑に囲まれていました 。 「ここが理想郷かもしれない ! 」そう思った二つの部族はそこに都市を作りました 。それが 、紀元前 3 5 0 0年頃から栄えたシュメ ール文明です 。これは世界史にも出てきますが 、その起源についてはよくわかっていません 。誰が作ったのか 、なぜ生まれたのか 、諸説ありますが 、未だ多くの謎が残る文明です 。シュメ ール人とは 、古代日本人です 。陸を歩んだ者と海を渡った者が合流して 、力を合わせ 、シュメ ールという文明を作りあげました 。陸を通った屈強な部族はメソポタミアの隣の土地にエラムという国を作りました 。首都はスサという名前でしたが 、この国の王は 「スサの王 」で 「スサノオ 」と呼ばれるようになりました 。スサノオは軍事 、政治といった現実的なことを掌握する王様です 。海から渡ったもう一つのグル ープは宗教性に長けていました 。そちらのグル ープは 、儀式や呪術によってメソポタミアに平安をもたらしました 。儀式や祭祀を執りおこなう司祭王は彼らのなかから選ばれました 。その司祭の王は 、シュメ ールの音にちなんで 〝シュメルミコト (偉大なるシュメ ール文明の王 ) 〟と呼ばれていました 。これが 、天皇 (スメラミコト )の語源ではないかと言われています 。古代バビロニア語がこの当時の言葉でした 。その言葉では 〝天から降りるもの 〟のことを 〝ミガッド 〟と呼んでいました 。この 、ミガッドのガッドだけ残って 「 G O D =神 」の語源になったとも言われています 。二つの部族の長であるスサノオとシュメルミコトを頂点として 、メソポタミアのあたりで文明が築かれていきました 。
しかし 、暮らしていくうちに 、大きな問題が出てきます 。赤道に近いその土地では 、日中は強い日差しで 、夜は凍えるほどの寒さになります 。それまで味方だと思っていた太陽が 、逆に牙を剥いてきたのです 。 「理想郷を求めて 、ここに来て都市を作ったのに 、太陽ってこんなに残酷なの ! ? 」自然が人に対して牙を剥くものだということを 、心底 、痛感しました 。彼らはどうすべきか考えます 。部族間で話し合い 、日本に戻ることを決意します 。彼らはシュメ ール文明解散宣言をおこないました 。これが紀元前 2 0 0 0年くらいのことです 。突如 、シュメ ール文明は滅びました 。行くル ートが二つなら 、戻るル ートもまた二つでした 。足に自信があったスサノオの部族は陸を通って日本に帰ります 。かたや航海術が得意だったシュメルミコトの部族は海から戻りました 。
紀元前 2 0 0 0年にシュメ ールを出発し 、やっと日本に戻ってきたのが紀元前 4 0 0年から 5 0 0年ぐらいのこと 。長い旅路でした 。およそ 1 5 0 0年かけて 、ようやく彼らは日本に帰ってきたのです 。先に到着したのが 、シュメルミコトを頂点とする海を渡っていたグル ープです 。彼らは 、九州に降り立ちました 。後に 、彼らは大和朝廷を築くことになります 。だから彼らは 〝ヤマト族 〟です 。その司祭王はアマテラスと呼ばれるようになります 。太陽の王様です 。その昔 、アマテラスは役職名でした 。大陸を横断して帰ってきた人たちは 、今の島根県のあたりに上陸します 。出雲の土地です 。彼らは 〝イズモ族 〟です 。リ ーダ ーはスサノオでした 。ここで 、二つの部族が合流して仲良くしていれば 、 「めでたし 、めでたし … … 」なのですが 、現実は 、そうはいきませんでした 。もともと 、一つだった部族が二つに分かれて 、争いがはじまったのです … … 。
ヤマト族アマテラスとイズモ族スサノオの哀しき歴史ここからが 、古事記の秘事の暗号読解です 。実は 、古事記のなかのアマテラスとスサノオが誕生して以降の物語は 、シュメ ールから日本に帰ってきたヤマト族とイズモ族の戦いの歴史です 。そこを語らずして 、日本の歴史は語れません 。しかも 、それが血みどろの争いだったということを隠すために暗号化されたのです 。結論から言えば 、この二つの戦いで勝者となったのはヤマト族でした 。では 、どのようにして 、勝ったのかを見ていきましょう 。古事記には 、伊耶那岐神が生んだ天照太御神 ・須佐之男命 ・月読命の三柱の神に三つの国を統治するように命じた 、と記されています 。しかし 、事実は違います 。実は 、そこには以下のような意味が隠されています 。当時のヤマト族のリ ーダ ー (王 )は 〝イザナギ 〟と呼ばれていました 。古事記には 、 「伊耶那岐神は天照太御神に高天原を治めるように命じた 」とあります 。しかし 、その歴史的事実は 、先に日本に到着したヤマト族のリ ーダ ーの 〝イザナギ 〟が 「日本は自分たちの領土だ ! 」と 、勝手に占居したことです 。イザナギは遅れて来たイズモ族に対して 、日本海沿岸に面する土地 (出雲のあたり )だけを領土として与え 、ヤマト族に服従するように迫りました 。古事記には 「伊耶那岐命は須佐之男命に海を統治するよう命じた 」とだけ書かれています 。さらに 「伊耶那岐命は月読命に 、 〝夜の国 〟を統治するよう命じた 」と記されてありますが 、月読命とは 、実はヤマト族 ・イズモ族よりも先に日本にいた 、ある部族を指しています 。ヤマト族は彼らを夜のように暗い山奥 (当時は 、未開の地である関東や東北 )へ追いやりました 。このヤマト族のリ ーダ ーのイザナギの理不尽な要求に 、イズモ族のリ ーダ ーのスサノオは怒り狂って抗議します 。さらに 、イズモ族はヤマト族に対して呪詛 (呪い )をかけます 。すると 、天候が乱れ 、イナゴの大群によってヤマト族の田畑は乱れ 、地震 ・津波まで起こります 。その様子はまるで悪霊がやってきたかのようでした 。 「これはイズモ族の恨みが起こしているのではないか ? 」とヤマト族は考えます 。ヤマト族はイズモ族をなだめようと必死です 。 「なぜ 、あなたたちは 、その出雲の土地で不満を感じているのですか ? 」と 。イズモ族のスサノオは抗議します 。 「私たちは 、もともと 、日本に同じ先祖をもっているはずだ 。ようやく 、母なる国に帰ってきたと思ったら 、この有り様である 。ただ 、母国に帰ってきて力を合わせて 、新しい国を作りたかっただけなのに 、この要求はないだろう ! 」と 。ヤマト族はそれには全く応じません 。 「出雲の土地がイヤならこの国を出て行け ! 」とイズモ族の要求を突っぱねました 。ここから 、古事記における有名な 〝うけひ 〟のエピソ ードがはじまります 。イズモ族のスサノオは覚悟を決めます 。 「戦うつもりなのか 、もしくは 、二つの部族で力を合わせてこの国を治めるつもりなのか 。ヤマト族に 、その真意をただそうと思うが 、返答次第ではわれわれも徹底抗戦するしかない 」と 。すぐに戦闘態勢を整えると 、出雲の地から出陣 。ヤマト族がいる九州に向かって進軍します 。大地を揺らし 、大山を鳴動させながら進むイズモ族の大軍にヤマト族は圧倒されました 。力の強いイズモ族と戦争するとなると 、大きなダメ ージは免れません 。ヤマト族の陣地内は蜂の巣をつついたような大騒ぎになりました 。ようやくヤマト族が臨戦態勢に入ったところで 、イズモ族の陣営から使者がやってきます 。 「二つの部族が協力して新しい国を作る約束だったはずなのに 、なぜ 、私たちの領土は出雲地方だけなのだ 。このまま戦うのか ?それとも和議に応じるのか ? 」それに対してヤマト族は応えます 。 「われわれも邪心を持っているわけではないし 、ムダな戦争も望んでいない 。和睦の可能性があるなら応じましょう 。しかし 、その際 、お互いに邪心がないことを証明しなくてはならない 」と 。結果 、両者陣営の中間にある天の安河で和睦のための会議が開かれました (この天の安河は九州にある筑紫川の支流の夜須川ではないかと言われています ) 。話し合いの結果 、ヤマト族のリ ーダ ーの娘のアマテラスとイズモ族のリ ーダ ーのスサノオは同盟のための政略結婚をすることになります 。二人の間に男の子が生まれたら 、その皇子を統一王朝の王にしようという取り決めのもと 、和睦が結ばれました 。結婚式は 、天の安河で盛大におこなわれました 。ヤマト族の神具である 〝玉 〟とイズモ族の神具の象徴である 〝剣 〟を交換する儀式の後 、正式にアマテラスとスサノオは結婚します 。これが古事記のなかでも有名な 「天の安川の誓約 」です 。
ここで 、男の子が生まれたら 「めでたし 、めでたし … … 」なのですが 、現実はそううまくいきませんでした 。アマテラスとスサノオの間には女の子しか生まれなかったのです 。これが有名な宗像三女神 (タキリビメ 、タキツヒメ 、イチキシマヒメ ) 。 「男の子が生まれたら 、統一王朝の王に据える 」という約束だったはずが 、男の子が生まれないため 、大問題に発展してしまいました 。さらに問題は続きます 。実は 、アマテラスはこの政略結婚に大きな不満を抱いていました 。アマテラスにもスサノオにも 、それぞれに政略結婚する前からの伴侶がいました 。アマテラスが本当に愛していたのは 、元の夫 (タカミムスビ )でした 。泣く泣く仕方なしの結婚だったのです 。当然 、スサノオはそれに気づきます 。男はそんなとき 、最大の無力感 ・敗北感を感じるものです 。いつまでたっても 、心から惚れてくれないアマテラスに対してスサノオはとにかく腹を立てます 。スサノオはアマテラスのことが本気で好きだったからなおさらです 。腹いせの意味も含めて 、スサノオは 、ヤマト族の神具を強奪 、強引に自分の連れ子 (ニギハヤヒ )を統一王朝の王に据えました 。ヤマト族にとってはたまったものではありません 。 「誓約と違う ! 」と猛抗議します 。しかし 、当然 、それを受け入れるイズモ族ではありません 。全く言うことを聞きません 。その態度は 、ヤマト族から見れば横暴そのものでした 。古事記に書かれる 「スサノオが暴れまわった 」とはイズモ族のその振る舞いのことを示しています 。祭祀王アマテラスは 、それに対抗して 、身を隠すことになります 。これがかの有名な 「天の岩戸隠れ 」です 。そして 、ヤマト族たちは 、緊急対策会議を開きます 。策軍師のオモイカネが策を立てます 。占い師のフトダマが 、攻めこむのによい日取りを選びます 。呪詛祭祀担当 ・アメノコヤネがイズモ族に呪いをかけます 。色仕掛けの作戦を実行したのがアメノウズメを中心とする女性グル ープでした 。アメノウズメのお色気作戦は大成功 。イズモ族が混乱している間に 、アメノタジカラオが屈強な男たちを連れて攻め込みます 。そして 、スサノオに奪われた神具の奪還に成功します 。スサノオを代表とするイズモ族を出雲の地のあたりまで追い返しました 。ここまでが 、 「天の岩戸開き 」のお話です 。アマテラスとスサノオは 、本当は夫婦だったのです 。その事実を隠すために 、古事記にて姉弟の神様という暗号にすり替えたのです 。アマテラスとスサノオが夫婦だったことを暗に象徴するものが 、今も日本に残っています 。それが 「ひな祭り 」です 。 「お内裏様 」と 「お雛様 」は 、スサノオとアマテラスのこと 。
三人官女は三人の女性 。これは 、アマテラスとスサノオの間に生まれた三人の女の子 (宗像三女神 )です 。そして 、五人囃子は五柱の男の神様 、これはアマテラスが元の夫との間にもうけた子です 。実は 、ひな祭りはアマテラス (ヤマト族 )とスサノオ (イズモ族 )の融合を暗示するお祭りなのです 。さて 、その後 、ヤマト族とイズモ族はどうなったのでしょうか ?結局 、この誓約がうまくいかなかったことによって 、イズモ族とヤマト族の溝はより一層深まってしまいました 。大戦争の結末スサノオにはスセリビメという娘がいました 。あるとき 、その娘が恋人を連れてきました 。それがオオクニヌシです 。スセリビメは 「結婚したい 」と言いますが 、イズモ族の王女ですから 、どこの血筋かよくわからない正体不明の男に嫁がせるわけにはいきません 。スサノオは 、オオクニヌシにいろいろと試験や試練を与えます 。 「おいこら 、俺の娘に手出しやがって 、お前はどんぐらいの男なんじゃ ! ? 」と 。しかし 、オオクニヌシは 、スサノオが出す無理難題を見事にクリアしていきます 。最終的に 、スサノオに認められて 、後継ぎとしてイズモ族のリ ーダ ーに命ぜられます 。しかし 、その頃になると 、ヤマト族とイズモ族の争いはより激しさを増していきます 。イズモ族の軍の総司令官であるタケミナカタと 、ヤマト族の軍の総司令官であるタケミカヅチとの間で争いがあり 、イズモ族は大敗を喫します 。ここは古事記に書かれているとおりです 。最終的に 、イズモ族はヤマト族に負けて 、その政権を譲ることになります 。これが 〝国譲り 〟の神話で示されています 。古事記で書かれている須佐之男命の後を継いだ大国主大神が天照太御神に国を 〝譲った 〟というのは正確ではありません 。イズモ族はオオクニヌシの代のときに 〝負けて 、譲らざるを得なかった 〟のです 。古事記では 、イズモ族系の神々は国津神と呼ばれています 。国は陸を象徴する単語です 。陸のル ートを歩んできた彼らは 、そのように呼ばれるようになりました 。かたや 、海 (アマ )からやってきたヤマト族は天津神と呼ばれるようになりました 。いかがでしょうか ? 「日本にはどうやら 、イズモ族とヤマト族がいて 、その部族間で争いがあったらしい 」ということは 、考古学の世界でも明らかになっています 。縄文時代は 、ほとんど争いの形跡は残っていません 。弥生時代は 、出雲や九州を中心に多くの武器が出土しています 。しかも 、出雲地方から出土する土器や武器は異質です 。そのあたりには 、独自の文明が栄え 、力をもった部族がいただろうと予測されています 。
それだけではありません 。イズモ族の末裔は 、未だにヤマト族のことを恨み続けているそうです 。巻末に古事記の概略を載せました 。この暗号がわかった上で読んでいくと 、 「あぁ 、そういう意味だったのか … … 」と腑に落ちるところが大きいと思います 。なぜ 、古事記は真実を隠し 、書き換えられたか ?古事記は当時の天皇と藤原氏にとって都合のいいように 、歴史的事実を暗号化して書き換えられました 。そういう見方をすると 、古事記はただの偽書です 。研究していけばしていくほど 、身も蓋もない話になってきます 。藤原氏の祖先は 〝大化の改新 〟で有名な中臣鎌足です 。大化の改新は 、 「当時の皇太子だった中大兄皇子と中臣鎌足が 、悪いことを企てていた蘇我入鹿や蘇我蝦夷を退治しました 」と一般的に言われています 。歴史的なイメ ージでは ◎中大兄皇子と中臣鎌足 =正義 ◎蘇我入鹿と蘇我蝦夷 =悪であるかのように描かれています 。しかし 、それは正しいのでしょうか ?勝者は 、自分たちの都合のよい歴史に書き換えることが可能です 。実は 、 「蘇我氏は極めて有能な政治家だった 」という説があります 。蘇我氏は政治システムを民衆にとってよいものに変えていこうという革新派の政治家でした 。しかし 、中大兄皇子 ・中臣鎌足は権力を握りたかった 。だから 、蘇我氏を謀略にハメて殺した 。これが 、大化の改新です 。さらに 、彼らは 、それまでの歴史をすべて自分たちにとって都合のよいように書き換えようとしました 。そして 、完成したのが 『古事記 』です 。だからといって 、私は 『古事記 』は偽書だから価値がないと言いたいわけではありません 。実は 、古事記が書き換えられたことにはもっと深い理由があるのです 。では 、その深い理由とは何か ?神様が神々の世界を伝える書物を降ろしたかったからです 。現実的には 、当時の天皇や藤原氏の都合で書かれていますが 、その背後にいたのは神様です 。実は 、彼らは神様に 〝動かされていた 〟のです 。 3次元 (現実 ・歴史 )的には嘘偽りでも 、 5次元 (神様 )的には真実 。それが古事記です 。 ( 3次元と 5次元に関する詳しい解説は次章でおこないます )古事記を最強の開運アイテムにする活用法神様の世界が描かれているのが古事記です 。その働きを真に享受するために必要なことは 〝音読すること 〟です 。古事記の冒頭部は以下の文章ではじまります 。 「天地の初發の時 、高天原に成りませる神の名は天之御中主神 」からはじまりますが 、その一文字一文字を 、味わうようにして 、じっくり 、読んでください 。 「天之御中主神 」は遠くかけ離れた世界ではなく 、あなたのココロ (潜在意識 、無意識 )にいらっしゃいます 。それは 、古事記に書かれるすべての神々で同じことが言えます 。第一章で神社参拝は 「神話をインスト ールする儀式である 」ということを話しましたが 、音読するだけで 、神話がインスト ールされていくのが古事記です 。さらに 、古事記を音読すると 、その言霊によって運のエネルギ ーがたまっていきます 。それは 、よい出会いを果たす 、仕事で成果を上げる 、幸せになる 、幸運を引き寄せる 、悟りを開くなど … … 、すべてに必要な運の根源です 。古事記は 〝ただ読むだけ 〟で運のエネルギ ーを高める最強の開運アイテムなのです 。読むときに 、特に意識していただきたいのは自分の背骨です 。人の背骨のなかには 、いろんな神様の記憶が詰まっています 。それは 、理屈じゃありません 。カラダで感じるものです 。はじめはわからないかもしれませんが 、続けていけば 、きっと感じるようになってきます 。特によいのが古事記冒頭の 「神代七代 」です 。ぜひ 、声に出して読んでください 。天地の初發の時 、高天原に成りませる神の名は 、天之御中主神 、次に高御産巢日神 、次に神産巢日神 。此の三柱の神は 、並獨神成り坐して 、身を隱した
まひき 。次に國稚く 、浮脂の如くして 、久羅下なすただよへる時に 、葦牙の如 、萠え騰る物に因りて 、成りませる神の名は 、宇麻志阿斯訶備比古遲神 、次に天之常立神 、此の二柱の神も獨神成り坐して 、身を隱したまひき 。上の件五柱の神は 、別天神 。次に成りませる神の名は 、國之常立神 、次に豐雲野神 、此の二柱の神も獨神成り坐して 、身を隱したまひき 。次に成りませる神の名は 、宇比地邇神 、次に妹須比智邇神 、次に角杙神 、次に妹活杙神 、次に意富斗能地神 、次に妹大斗乃辨神 、次に淤母陀流神 、次に妹阿夜訶志古泥神 、次に伊邪那岐神 、次に妹伊邪那美神 。上の件 、國之常立神より以下 、伊邪那美神以前 、あはせて神世七代と稱す 。 「天之御中主神が一番最初の神様だから 、これが一番えらい神様だ 」という方もいらっしゃいますが 、違います 。日本の神様は 、八百万です 。八百万の神は 、すべて役割の違いです 。天之御中主神の働きは 「はじまりを作る 」ことです 。そこから二柱に別れて 、高御産巣日神 、神産巣日神と続きます 。これを一柱一柱 、きちんと解説していくと 、一柱につき 、何十時間のセミナ ーができるくらいの情報量になってしまいます 。神代七代の初めの五柱の神は 「別天神 」と言います 。その後にいろいろな神様の名前が生まれていき 、伊邪那岐命 、伊邪那美命までいきます 。この二柱の神様から 、天照大御神 、須佐之男命 、月読命の三神が生まれたと書かれています 。天照大御神は太陽の象徴です 。月読命は月の象徴です 。須佐之男命は地球の象徴です 。
一柱一柱の意味はわからずとも 、一文字 、一文字の言霊を味わうようにしてじっくりと読んでください 。そうすると 、自分のなかの神話 、自分のなかに眠る神代の記憶は徐々に目覚めていきますから 。人によっては 、音読することで 、胸のあたりが熱くなる方もいらっしゃるでしょう 。背骨が温かくなるような感覚を覚える方もいると思います 。古事記は音読するものです 。オススメは寝る前ですが 、いつでもかまいません 。朝起きたとき 、仕事の前 、誰かと会う前 … … 。自分がしんどいときでも大丈夫です 。しんどいときに読めば 、エネルギ ーを補給することができます 。ずっと読んでいくうちにココロが元気になっていきます 。ぜひ 、実践してください 。第二章まとめ ◎古事記の歴史的事実は当時の天皇と藤原氏によって隠された 。 ◎ 1万 2千年前 、地球規模の大洪水があった 。 ◎その後 、日本で縄文時代がはじまった 。それは争いの無い平和な国だった 。 ◎陸と海 、二つのグル ープに分かれて大陸を渡り 、メソポタミアの土地でシュメ ール文明を築いた 。 ◎しかし 、太陽の過酷さに耐えることができず 、彼らは日本に帰ることを決意する 。 ◎海から戻ったグル ープはヤマト族 。陸から戻ったグル ープはイズモ族 。 ◎帰ってきたら 、二つの部族で争いが起きた 。 ◎争いに収拾をつけるためにヤマト族のリ ーダ ー ・アマテラスと 、イズモ族のリ ーダ ー ・スサノオは政略結婚をする 。 ◎しかし 、女の子しか生まれずに 、結局その結婚はうまくいかなかった 。 ◎二つの部族の争いは激化 。イズモ族はリ ーダ ーがオオクニヌシの代のときに争いに負けて出雲の土地を譲ることになった 。 ◎現実の古事記は血みどろの争いだった 。 ◎偽書だから価値がないわけではない 。 ◎古事記は神様によって降ろされた書物 。 ◎音読することによって 、そのエネルギ ーを受け取ることができる 。
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