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4章 神社式コミュニケーションで仕事も人間関係もうまくいく

神社の神さまは、意思と目的をもった知的生命体であり、知的な空気であると書いてきました。

そんな目に見えない神さまと、もっとわかりやすくはっきりとコミュニケーションをとるにはどうすればいいでしょうか。

神さまとお話しする。対話する、会話する、おしゃべりする。それができれば、わかりやすいですね。

神さまとお話しするなんていうと、怪しくて、たとえば一般的なビジネスの研修では紹介できないようなものと思われるかもしれませんね。

僕もそう思います。しかし、「神さまとか霊とかスピリチュアルという言葉を使わなければいいのでは?」とも思います。そこは TPOですよ。

じつは神さまと対話するのは、すごくかんたんです。しかもビジネスシーンにおける問題解決のような、実際の場面にもかなり役に立ちます。

僕は勤務していたコンピュータメーカーでも普通に使っていました(笑)。どういうやり方か。これ、一言で書けちゃうんですよ。「問いをもつ」 たった、これだけです。これで誰でも見えない世界とコンタクトできます。神さまとのコンタクトに、いわゆる霊能力は必要ありません。

必要なのはたったひとつ。それは「問い」です。見えない世界に問いかけると、「答え」が返ってきます。その答えがインスピレーションであり、ひらめきであり、直感です。

僕の事例を出しましょう。ある人との会話です。

僕「最近、男の友達がぐっと減りましてね。昔はウダウダとどうでもいいことをなん時間でも話す相手がいたのですけど」相手「どういう人間関係が理想ですか?」僕「えー、どうだろうなあ? 会社の寮にいたころは楽しかったんですけどね。

仕事終わったら、食堂で一緒にご飯を食べて、朝起きたら同僚が部屋で僕のパソコン使ってたりね(笑)」「男の友達がすごく減った。どうしたらいい?」という「問い」をもったわけですね。

そして「答え」は数時間後にやってきました。お笑いタレントのタモリさんが教えてくれたのです。「神さまじゃなくてタモリさんかよ!」というツッコミが聞こえますが、ちょっとお待ちください(笑)。

「ヨルタモリ」って番組が以前あったのをご存じですか? 女優の宮沢りえさんとタモリさんが湯島の Bar「ホワイトレインボー」のママと常連客になって、ゲストをお迎えするトーク番組です。

僕が見たのはゲストが SMAPの草彅剛さんの回でした。ここでタモリさんがおっしゃったわけです。「友達なんていなくたって生きていけるんだよね」 さらにタモリさんは続けます。

「『友達 100人できるかな』ってなんだあれ? シール集めるみたいなもんだろ?」と。いやー、刺さりました。そして同じ日に「教養」をテーマにした本をインターネット書店の Amazonで探しました。

そこで目にとまった本の題名が、『君に友だちはいらない』(瀧本哲史著/講談社)。

ダメ押しです(笑)。

ここまで来るとおわかりいただけたでしょうか。

「問い」をもつと、答えが「世の中から」「偶然のタイミング」で返ってくるのです。

なにも「神さま」と名乗る存在がドドーン! と目の前に出てきて、「君の質問に答えよう」なんて声が聞こえてくることを期待する必要はありません。

この神さまとのコンタクト法は、じつはアメリカの大学で学生が教わる本の読み方と基本は同じです。

大学生が学ぶ本の読み方は、つぎの3つのステップです。

①本を読む前にもくじをざっと眺める ②「問い」をつくり、この本を読む問題意識をもつ ③その「問い」の答えを探しながら、本文を読む 神さまに質問をするというのは、世の中という名の本を、問題意識をもって読むことなのです。

本書でいう神さまとのコンタクト法は、ビジネス研修では「アンテナを立てる」といういい方をします。

「問い」がアンテナです。

「見えない世界」にアンテナを立てると、有益な情報に気がつきやすくなります。

だからビジネスシーンや日常の問題解決にも役立つわけですね。

もうちょっと霊能者っぽい方法も紹介しましょうか(笑)。

トヨタ式カイゼンでも出てきた「場のエネルギーを整える」方法です。

場のエネルギーを整える方法を、スピリチュアルな業界では「ヒーリング」といいます。

ヒーリングすることで、場のエネルギーを整えたり、自分の身をネガティブな出来事から守ったりすることができます。

たとえば会議のシーンでヒーリングしてみましょう。

ろくでもない会議ってビジネスでは普通にありますよね。

ありますが、ヒーリングすると、かなりマシです。

人目があるとやりにくい方法もあるので、可能な範囲でお試しください。

▼なぜかうまくいく! 会議室を神社化するテクニック ①会議の直前に周囲のものにさわりながらあいさつする部屋の入口扉、四方の壁、机、椅子、ホワイトボード、配布資料などに軽くさわります。

さわりながら、「よろしくね」「みんなにとってよい方向に向かうよう応援してね」と心の中であいさつします。

周りの目があるときは、自分の座っている椅子、配られた資料、そして目の前の机のふちに、このように声かけするといいです。

②会議中は、「理想の状態」をイメージもしくは光り輝く太陽をイメージこうなったらいいな、という理想の状態をイメージして、会議にのぞみます。

理想の状態がよくわからない方は「部屋のど真ん中にでっかい太陽が光り輝いている」とイメージしてください。

わけがわからないかもしれませんが、太陽には願望実現のパワーがあります。

③会議の直後も周囲のものにさわりながらあいさつする部屋の四方の壁、机、椅子、配布資料などに軽くさわって、「応援してくれてありがとう」と心の中で声かけします。

④会議室を出る際に扉にお礼を伝えるどんな結果であろうとも、です(笑)。

どんなにひどい会議であったとしても、その部屋、備品、配布資料がみんなを支えてくれたのは、間違いのない事実なのですから。

これを続けていると、引き寄せの法則でも働くのか、ろくでもない会議には、そもそも呼ばれなくなっていきます。

理想的な展開です(笑)。

この会議でのヒーリングは、セミナー・研修でも活用できます。

僕はよくセミナー講師をしますが、会議のときと同じように部屋の入口扉、四方の壁、机、椅子などに軽くさわって、あいさつします。

さらにセミナー講師のときは念入りに、部屋の四隅に対して、神社でお参りするように、柏手を 2回うって、深く一礼し「よろしくお願いします」と心の中で唱えます。

ひとつ注意点をあげるとすると、時計回りでお参りしていきます。

時計回りで柏手をうち一礼することで、その部屋に結界をつくるのです。

ちなみに反時計回りは、結界の解除を意味します。

ようするにセミナールームを、一時的に神社化するわけですね。

本物の神社のようにセミナールームの入口に注連縄をはっても神社化できますが、参加者が怖がって帰りますから、それはやめましょう(笑)。

冗談のように書きましたが、注連縄だと結界が強すぎて、部屋に入りにくくなりますよね。

セミナールームをそこまで聖域化する必要はありません。

泊まりで出張する場合、あいさつするのは、宿泊する部屋の入口扉、部屋の四方、ベッド、あとはバスルームの扉ですね。

ホテルの部屋なら、人目もないですし、軽く水をまいて浄化しましょう。

小さな霧吹きスプレーを持参し、また時計回りで部屋の角に塩水を吹きかけます。

霊感が強いと自覚のある人は、これくらいした方がいいでしょう。

また出張先でビジネスをするならば、その地域の神社にあいさつするのも忘れてはなりません。

僕は、信用金庫のような地域密着型ビジネスの企業と仕事をするときは、必ずその地域の神社に参拝をしていました。

地域の神社にあいさつすることで、その地域の集合意識とつながることができます。

地域の顔役に人脈をつくるのと同じくらい、いやひょっとするとそれ以上に神脈・霊脈の構築は重要です。

人へのあいさつよりもさきに、神さまへのあいさつです。

そうすると、神さまが裏で根回しをしてくれます。

現実を動かすには、まず見えない世界からです。

企業に長年勤務していると「組織って生き物だな」と感じることがあります。

実際、企業は「法人」という人格をもっています。

そして、法人もやっぱり神社と同じく集合意識なのです。

ただ神社の神さまや、ライブのアイドルのような「明確な中心」があるとは限りません。

明確な中心がないと、悪い意味で、場にはカオス(混沌)が生じ、職場の雰囲気も悪くなります。

それはさておき、法人相手に人脈をつくるのは、けっこう難しいじゃないですか。

先様も売り込みを警戒していますからね。

だからまず法人の守護神・守護霊とコンタクトをとるのです。

法人も神社だと思って付き合うとよいです。

法人に心の中であいさつし、感謝し、法人の歴史やご神徳を理解しましょう。

もし法人紹介の小冊子があれば、両手に持って姿勢正しく読むといいですね。

小冊子などの法人の思いがつまったものに心を寄せると、その法人の集合意識にアクセスできます。

すると法人の守護神や守護霊と、神脈・霊脈ができるわけですね。

小冊子を読むことで、「ほう、この会社にはパワフルな女神さまがついている」なんて気づくこともありました。

どの会社とはいいませんが、その会社のためにいっしょうけんめいがんばろうと思いましたね。

法人の場合、神社と違って場のエネルギーが整っていない組織が多いです。

さきほどお話ししたように、「明確な中心」となる人や使命がなく、みなの意識がバラバラで混乱したエネルギーになっている場合もあります。

そういう相手には、やっぱり「ヒーリング」です。

法人相手なので、法人ヒーリングですね。

まずひとつは建物や現場の見回りです。

お客様先はウロウロしにくいでしょうから、主に自社のヒーリングにご活用ください。

散歩がてら、建物や玄関にさりげなくさわって、心の中で「いつもお疲れさま」「お世話になっています」とねぎらいや感謝の声かけをします。

建物を一周するときは、さきほどのセミナールームの結界でお伝えした時計回りです。

時計回りに歩き、とくに角っこは必ずタッチしてねぎらいの声かけをすることで、建物をヒーリングできます。

経営者やリーダーは、建物だけでなく人にも声かけしてくださいね。

日産自動車の販売店改革で、業績が好調な店長と不調な店長の違いをデータ分析したところ、コミュニケーションの質に決定的な違いがありました。

ダメ店長は会議のような公式のコミュニケーション時間が長く、対して名店長は雑談のようなインフォーマルなコミュニケーション時間が長かったのです。

名店長は、営業が出先から戻ってきたら、「お、どうだった」と声かけし、状況を把握しつつ、ねぎらい、プライベートへの配慮もする、人間的なあたたか味のあるマネジメントをしていました。

名店長は、会議ではなく、日々のちょっとした声かけでマネジメントするわけです。

だから人にもものにも法人ヒーリングしてください。

法人ヒーリングは、毎日のちょっとしたことの積み重ねなのです。

もうひとつ、法人ヒーリングのテクニカルなことをお伝えしましょう。

つぎのステップで行ないます。

▼発展祈願! いつでもどこでもできる「法人ヒーリング」 ①ヒーリングしたい法人のイメージを思い浮かべる ②「どこそこの ○ ○です」と自分の所属と氏名を伝える ③いつもお世話になっていますなど、感謝の思いを伝える ④思い浮かべた法人のイメージに、光り輝く太陽のイメージを重ね合わせる ⑤「宇宙の神々さま、 ◯◯(法人名)に必要なヒーリングのエネルギーをお与えください」と祈る宇宙の神々さまの部分は、自分がしっくりくる表現(例:アメノミナカヌシ様、宇宙の根源、創造主、天の神さま、阿弥陀様など)に変えて OK。

法人ヒーリングは、その発展を本当に祈りたい法人にするとよいでしょう。

本気で応援するのです。

その気持ちが、法人の集合意識と深いご縁を結んでくれます。

「ウチは、社内のあちこちに『神社』があるんですよ」というドワンゴ創業者・川上量生会長の発言をさきにご紹介しましたが、組織や地域には願いをかなえてくれるキーパーソンがいます。

組織・地域の意思決定に大きく影響をおよぼす人です。

法人ビジネスでも地域ビジネスでも、キーパーソンを見つけて関係を築くのは、もっとも重要なことのひとつです。

ただキーパーソンが大事なことは、僕に言われるまでもなく、多くの人が知っていること。

そこで、ここでは「将来のキーパーソン」の見つけ方をお伝えします。

法人ビジネスや地域ビジネスといった「長いお付き合い」になるビジネスでは、いつかキーパーソンになる人を見つけて親しくなっておくとたいへん有利です。

青田買いってやつですね。

どうやって将来のキーパーソンを見分けるか。

それは、「集合意識」の視点で見ます。

じつはキーパーソンほど、大きな集合意識の視点でものを見ているのです。

ビジネスパーソンの場合、具体的には会話の「主語」に注目します。

その人が語るビジネスの課題や不満・理想の「主語」は誰なのかということです。

「会話の主語は、『私』でしょ。

それがなんなの?」と思われるかもしれませんね。

247ページの図をご覧ください。

じつは「私」といっても、その範囲は全然違います。

ある人が「ビジネスの課題」を語った場合、その人の個人的な課題なのか、その人をふくむ仲間内の課題なのか、会社全体の課題なのか、会社を超えて社会全体の課題なのか。

僕は「私の範囲」を意識して、人と会話します。

会社のキーパーソンは、間違いなく会社全体の課題や理想を語ります。

個人的な不満は出てこないし、自分が所属する派閥グループ有力者への不満を語ることもありません。

ようするに、ある会社のキーパーソンは、その会社の集合意識といつもつながっているのです。

課長代理クラスでも、会社全体の意識と同調した発言をする人はいますし、そういう人は間違いなく出世しますね。

もっと怪しい話をしますと(笑)、人と会話をしていると、ときどき「この人のそばに、なにか見えない大きな存在がいる ⋯⋯」と感じることがあります。

たとえばある地方で活躍するプロスポーツ選手をインタビューしていたときにも感じました。

四国のお遍路と関係するちょっとスピリチュアルな方だったのですが、そのスポーツ選手の周りに、目に見えないけどなにか大きな存在を感じました。

神社の神さまのような存在が、その選手に宿っている気配が感じられたのです。

同じようなことは、たとえば某信用金庫の部長や、地元の大名家の墓を巡礼する某地域団体の女性にヒアリングしたときも感じたことがあります。

みなさん地域社会のキーパーソンになっていきました。

つまり、ある地域全体を意識して活動していると、その地域の神さまが「普段から」共にいてくれるようです。

スポーツ選手はある地域の看板を背負って活躍されていますし、信用金庫の部長が話す課題は地域経済全体の課題でした。

某地域団体の女性も地元の活性化に大きな貢献をしています。

このお三方のように人間にも神さまが宿ることがあります。

人間が神社化するわけですね。

ただご本人がそのことを明確に意識することはありません。

というのもあまり意識すると、神さまの宿っていたスキマにその人の自意識が入ってきて、神さまの宿るスペースがなくなるからです。

難しいものですね。

ここまで神社・法人・地域の集合意識とつながることについてお話ししてきましたが、集合意識は自分でつくることもできます。

人を動かしたいときは、集合意識を意図的につくっていきましょう。

あなたと私という 1対 1の人間関係でも、座り方ひとつ工夫するだけで、「 2人の集合意識」をつくれます。

向かい合って座る対面形式だとお互いの意識は反発し合いますが、横や斜めの位置に座ると集合意識がつくりやすいのです。

さらに「同じものを見る」「同じ姿勢や表情をする」「共同作業をする」「お互いの共通点を見つける」など、意識や行動を同調させることで、集合意識ができます。

さらに多くの人を動かし巻き込むには「物語の共有」が効果的です。

たとえば国レベルだと、「建国神話」や「アメリカンドリーム」のような大きな物語の共有です。

日本の建国神話は、 712年にできた日本最古の歴史物語『古事記』です。

神社に祭られる神々が多数登場し、人間よりも感情をむき出しにした熱いエピソードが描かれています。

集合意識をつくるという観点から見ると、物語は「価値観や信念」を共有する手段として優れています。

とくに建国神話は、自分たちがこの国に生まれてきたルーツ。

ポジティブに受けとめられれば、生きる意味やプライドを与えてくれます。

生まれてきたルーツをよい意味で知ることは、愛と貢献を生みます。

「知る」 →「愛する」 →「貢献する」 →「パフォーマンスが向上する」でしたね。

建国神話を国民が共有すると、「国家」という集合意識が生まれ、さらに国民全体のパフォーマンス向上まで期待できます。

国家レベルでの集合意識の形成がうまくいかないと、場のエネルギーが乱れ、カオスが支配する国になります。

もちろんこのことは、企業や NPO、 NGOなどの組織においても同様です。

その組織のミッションやビジョンを物語として共有すると、共有した人たちの集合意識が形成され、その組織のパフォーマンスも向上するでしょう。

物語にはそんな多くの人を動かす力があるのです。

神さまが宿るという意味では、人間も神社の一種です。

神社に参拝するように人と接すると、その人に神さまが降りてくることがあります。

一種の降霊術ですが、シャーマンやイタコのように自分自身に神霊を降ろす方法ではありません。

そうではなく、他者に神霊を降ろします。

さあ、降霊術ですから、まず白装束にきがえて、いけにえを用意してください。

あ、冗談ですよ。

残念ながら(?)とくに怪しい方法ではありません。

その人の美しい心がわきあがってくるように対話をする。

それだけです。

呪文も魔法の道具も神秘的な儀式も必要ありません。

僕が長年使ってきた「人の神性を引き出す話の聞き方」をご紹介します。

あるデザイナーさんにインタビューした事例です。

デザインするサービスのユーザーにどうお話を聞いたらいいのか、僕が手本を示すために実際にインタビューを受けてもらいました。

最初は答えやすい質問をし、それから昔話を思い出してもらいました。

そして、あるひとつの質問で、ガラッと雰囲気が変わったのです。

「あなたがそんなにがんばってきたエネルギー源はなんですか?」 抽象的な質問ですね。

いきなりこの質問をされては答えるのは難しいでしょう。

しかしこの一言が、デザイナーさんの美しい心をわきあがらせる引き金になったのです。

そのときのこの方の返答はこうでした。

「⋯⋯人の幸せが自分の喜び」 そう押し出すようにつぶやかれました。

あとで確認すると、そんなことを自分が思っているなんて、このときまで考えてもみなかったそうです。

「人の幸せのために私がんばっています」なんて、素で言うには恥ずかしいセリフですね。

でもこの方の深い部分での本音は、一緒に働く人たちやユーザーが幸せそうにしている姿が見たくて、お仕事をがんばっていたのです。

人の幸せを喜びとするというのは利他の精神です。

この利他の精神こそ、神社の神さまとも共通するもの。

降霊術というとおどろおどろしいですが、ただ問いかけることによって、その方の美しいスピリットである「神性」をわきあがらせることができます。

人の神性をわきあがらせる聞き方は、つぎの 3ステップです。

▼ビジネスにも使える「人の神性を引き出すステップ」 ①印象に残っているポジティブなエピソードを2つ、3つ聞くネガティブなものがまざっていてもいいのですが、結論はポジティブなものにしましょう。

②エピソードの前とあとを比較して、どのような変化が起こったのかたずねる変化は、「自分自身の変化」「人間関係の変化」「組織・社会の変化」の3つの角度でたずねます。

③その変化を起こしたエネルギー源をたずねる変化するには多大ながんばりが必要。

そのがんばりを起こさせたものはなんなのか、モチベーションの根っこを問いかける。

この「神性を引き出す 3ステップ」を使って、たとえば組織のメンバーに「いまの組織で働いていて、印象に残っているポジティブなエピソードは?」とたずねます。

すると、メンバーがどういう組織変革ならば喜んで取り組むのか、その価値観や信念が見えてきます。

同様に「この製品・サービスを使っていて、印象に残っているポジティブなエピソードは?」とユーザーにたずねると、その製品・サービスを新たにデザインし直すための方向性が見えてくるでしょう。

ネガティブなエピソードはどうして聞かないのか、よくたずねられますが、ネガティブな話は放っておいてもどんどん出てきます。

一方ポジティブなエピソードは、話すように促さないと、なかなか聞き出せません。

人間の神性は意識の奥底に封じ込まれがちなのが、いまの世の中なのでしょう。

僕は多くの人が封印している神性を、神社への参拝や、このような対話の方法をお伝えすることで、解き放ちたいのです。

あるとき、 60歳近い年齢の某大手企業の経営者と話していたときのこと、話が発展して「経営者と宗教」の議論になりました。

論点は、「神さまを信じている経営者は信用できるのか?」ということ。

このとき、ちょうど、神さまを信じていない某経営者の行動について情報を共有していたので、神さまを信じない経営者と、信じている経営者の違いを比較することができました。

神さまを信じている・いないと、経営者の「もうける能力」は関係しません。

しかし、行動面で違いは出ます。

どういう違いかというと「倫理観」です。

神さまがいると思うかどうかで、経営者の倫理観は大きく変わってきます。

具体的には「裏表」です。

神さまがいると信じている経営者は、裏表がなくなるのです。

なぜなら、人が見ていなくとも神さまが見ているから。

だから、人目のないところで態度が変わることもないし、立場の弱い人に無礼な態度をとることもありません。

逆にいえば、神さまを信じていない経営者は裏表があります。

人の見ているところと見ていないところで態度は変わりますし、人に対する態度も、立場の強い・弱いで変わります。

もちろんこれは経営者に限った話ではなく、すべての人に当てはまること。

ただ経営者の裏表の落差が大きいと、会社全体の場のエネルギーが乱れます。

経営者の裏表により、関係者の意識も、あっちを向いたりこっちを向いたりとバラバラになり、会社全体がカオスになっていくわけですね。

陰陽師、ご存じですよね。

野村萬斎さん演じる超かっこいい安倍晴明が人気になって、ずいぶんと有名になりました。

「結界術」を覚えると、陰陽師っぽく見えますよ。

日常にも使えるテクニックなので、ひとつ具体的な方法をお教えします。

まず前提として、結界は2つの役割があります。

それは防御と封印です。

防御は、外部から魔物が侵入するのを防ぐこと。

「外から入るのは禁止」です。

逆に封印は「内から出るのは禁止」です。

魔物が内部から出るのを封じ込めるわけですね。

神社を観察すると「禁足地」というのがあります。

これが封印です。

注連縄がはられているので、参拝客はみな「あー、ここは立ち入り禁止か」と理解するのですが、じつは意味が逆です。

禁足とは「外出禁止」のこと。

注連縄の中にいる「なにか」が外に出るのを禁止している場所なのです。

もちろん参拝客は入らない方がいいですよ。

キケンですから。

自分の身を守る結界で、ポピュラーなのは「石」の使用です。

よく腕にパワーストーンのブレスレットをはめている人たちを見かけますね。

あのパワーストーンブレスレットも結界の一種です。

外部の魔物・邪気から身を守ると同時に、自分の中にいる魔物・邪気が外に出ないよう封じ込めているわけです。

だから、自分の内側をちゃんとコントロールできるようになったら、パワーストーンブレスレットは卒業しましょう。

イメージワークで結界をはることもできます。

僕は「四天王結界術」と勝手に名付けた方法を使っています。

誰に習ったわけでもないので、他にやっている人がいるのかは存じません。

四天王は仏教の守護神、持国天、増長天、広目天、多聞天です。

多聞天は、またの名を毘沙門天。

七福神の一柱であり、戦国武将・上杉謙信が信仰していたことで有名ですね。

四天王に守護してもらう方法はかんたんです。

お名前を呼んで、どうぞお守りくださいとお願いするだけ。

「持国天、増長天、広目天、多聞天、どうぞおいでください。

そして私をお守りください」と合掌して唱えます。

そして「和」という漢字一文字を、自分の胸の中心(ハート)にイメージします。

「和」といえば聖徳太子のシンボル。

聖徳太子は四天王を信仰していました。

自分のハートが「和」という言霊に同調することで、まるで自分が聖徳太子になったかのように、四天王との相性がよくなります。

たったそれだけ、といえばそれだけです。

きちんとお名前をお呼びし、そして「和」をハートにイメージします。

四天王の安心できるところは、東西南北の四方をお守りしてくれるところ。

東は持国天、南は増長天、西は広目天、北は多聞天です。

この囲まれている安心感がよいです。

そうそう、この「四天王結界術」、会議のときや、セミナーを主催するときにもおすすめですよ。

四天王に四方を守ってもらってくださいね。

以前、神社のガイドブックに関するこんな不満を聞いたことがあります。

「ほとんど行けるところがないのだけど」と。

遠くてそうかんたんに行けないよということです。

そういうときにおすすめなのがヴァーチャルな「遠隔参拝」です。

じつは、遠隔でも神社参拝の効果はそれなりにあります。

たとえば東京港区の愛宕神社のホームページではヴァーチャル参拝ができます。

「遠方でお越しになれない方も、愛宕神社のお参り気分を」という意図のようですが、パソコンの画面越しに本当に神社の「気」がただよってきます。

以前、僕個人が主催した神社のお話会でも遠隔参拝をしたことがあります。

昼間なら実際に足を運ぶのですが、夜間だったので某神社の写真を参加者にお見せし、その写真を本物に見立てて参拝しました。

面白いもので、遠隔参拝を経験した人たちから、「身体はセミナールームにあるけど、参拝してきた気持ちがした」という感想をいただきます。

では、遠隔参拝の手順、あますところなくお伝えしましょう。

▼行きたくても、行けない神社にヴァーチャル参拝する方法【事前準備:みそぎ】 遠隔参拝ではありますが、ちゃんと「みそぎ」をしましょう。

実際の神社では、手と口をゆすぎますが、遠隔のときはイメージで身体、手、口のみそぎをします。

ちなみに、「ご祈願」は、死者・ご先祖様の霊にも届きます。

生きている人よりも、直接的に祈りを受けとってくれます。

昭和の初期に 22歳でお亡くなりになられたある娘さんがいらっしゃるのですが、その方をしのぶという会に参加したことがありました。

僕は心を込めて、この方の魂が安らかならんことをお祈りしていたのですが、ふっとなにかが降りてきました。

透明な風船が目の前に降りてきたような、目には見えないけれど自分とは別の存在が目の前にあらわれました。

スピリット(霊)です。

そしてこんな女性の声が聞こえてきたのです。

「どこのどなたか存じませんが、ありがとうございます」 若くして亡くなった娘さんの声でしょう。

ええ、あわてました(汗)。

「いやいや、僕はただ A先生に言われて参加しているだけでして!」 あわてると、人は余計なことしか言いませんね。

でも、こうして反応があったことはうれしかったです。

ちなみに娘さんとは、大正時代にレイキヒーリングという癒やしのテクニックを提唱した臼井甕男さんという方の娘さんです。

臼井甕男さんとコンタクトをこころみたレイキヒーラーはおそらく数多くいますが、娘さんとのエピソードがあるのは、僕くらいかもしれませんね。

このエピソードでわかることは、ご供養というのはけっして形だけのものではないということ。

死者にも気持ちは伝わります。

むしろ、この世にいない存在だからこそ、あなたの気持ち・心根がダイレクトに伝わります。

生きている者同士の方が、かえってわかり合えないのですよ。

お互いの本当の気持ちはわからないから。

でも、わからないからこそ、一緒にいることもできるのです。

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