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第6章あなたの成功を妨げている根本的な問題

第6章あなたの成功を妨げている根本的な問題さあ、今まで学んだことをついに生かすときがやってきた。

成功へのカギは、今この瞬間を愛の気持ちで生きることだ。

私が生まれるずっと前から、多くの人が同じことを教えていた。

たとえば、宗教の指導者や、カウンセラー、自己啓発の専門家などだ。

これまでにも多くの人が、意志の力を使って、今この瞬間を愛の気持ちで生きることを目指してきただろう。

そして、失敗する自分を責めてきたかもしれない。

他の人のすごいサクセスストーリーを読んだり、アドバイスを聞いたりしていると、できない自分が悪いとしか思えなかった。

しかし、ここではっきりさせておこう。

「それはあなたの責任ではない!」そのことだけは、きちんと理解してもらいたい。

罪悪感も、羞恥心も捨ててしまおう。

悪いのはあなたではない。

ただ、成功する可能性がほぼないことをやらされていただけだ。

意志の力に頼らなくても成功できるように、自分のプログラムを組み直すのだ。

この本ではずっとコンピューターの比喩を使って説明してきたので、ここでも同じように説明しよう。

新しい成功のツールを使うと、自分の中に新しいソフトがインストールされ、自動的にプログラムの組み直しが行われるのだ。

私たちはただ、パソコンの前に座ってキーボードを叩くだけでいい。

そうすれば、それまで不可能だったことが可能になる。

それでは、まずはあなたの現状を診断するところから始めよう。

自分の中にあるコンピューターウィルスを見つける私のクライアントの多くも、三つのツールや偉大なる原則を使う前に、まず基本的なプログラムの組み直しが必要だった。

この章では、自分の状態を診断する二つの方法を紹介しよう。

ここではそれぞれ違う角度から診断するが、一緒に使うことで力を発揮し、問題の根源にある記憶を癒やすことができる。

この基本的なプログラミングが終わったら、40日間の本格的なプログラムに取り組むことができる。

ここで注意してもらいたいことがある。

自分のプログラムを組み直していくと、記憶の奥底にしまっていたもっとも大きな問題がよみがえることがある。

今は当面の問題だけ解決したいのであって、奥底に眠っている問題までは手をつけたくないと思っているのなら、そこでやめて、次の章にいってもかまわない。

第7章に出てくる「成功の地図」のプログラムでも、同じように診断することができる。

それに準備ができたら、またこの章に戻ってきて、再プログラミングを完成させればいい。

それでも、今ここで基本的な診断を終わらせておけば、成功の地図のプログラムで成果が出るのが格段に早くなるだろう。

診断の結果の中には、意外なものもあるはずだ。

その驚きが、成功のカギを握ることになるかもしれない。

診断1魔法のランプの逆バージョン不安はほとんど現代病と言ってもいいだろう。

アメリカでは、約4000万人の大人が実際に不安障害の診断を受けている(アメリカの大人の約18パーセントだ)。

そして、正式な診断は受けていないが、日々不安に悩まされている人となると、それよりもはるかにたくさんいる(注1)。

あまりに多くの人が恐怖の依存症のような状態になり、つねにストレスを抱えている。

ボストン大学のトーマス・ペリス博士は、100歳以上まで生きた人を対象に、史上最大規模の研究を行った。

博士によると、長生きをする人は、そうでない人に比べて心配が少なかったという(注2)。

ペリス博士の発見は、病気の原因の95パーセントはストレスだという私たちの主張とも合致する。

恐怖がストレスを生むという事実を考えれば、心配しない人(つまり恐怖がない人)のほうが命にかかわる病気になる確率が低くなるというのは理にかなっている。

この「魔法のランプの逆バージョン」の診断法では、今この瞬間に、あなたの中に存在する恐怖を見つけ出すことができる。

第1章に登場した、究極の成功目標を見つける三つの質問を覚えているだろうか?覚えていない人のために、もう一度ここでおさらいをしておこう。

質問1あなたが今、他の何よりも欲しいものは何だろう?魔法のランプに何をお願いするだろう?質問2質問1で答えた「何よりも欲しいもの」が手に入ったら、自分はどうなるだろう?人生はどう変わるだろう?質問3何よりも欲しいものを手に入れ、質問2で想像した通りの結果になったら、どんな気分になるだろう?この診断方法にも、三つの質問がある。

しかし今度の質問で尋ねるのは、いちばん欲しいものではなく、いちばん恐れているものだ(だから魔法のランプの逆バージョンになる)。

いちばん恐れているものがわかれば、プログラムを組み直す必要のある箇所がわかり、無意識に巣食うコンピューターウィルスを駆除することができる。

それでは、まず質問1から考えていこう。

質問1あなたが今、他の何よりも恐れているものは何だろう?時間をかけて、じっくり考えてもらいたい。

答えが見つかったら、詳しく描写して書こう質問1の答えは、あなたが今、意志の力を最大限に動員して取り組んでいる問題だ。

ネガティブな期待であり、ストレスの源だ。

もしそれが現実になったら、もう終わりだと思っている。

そして皮肉なことに、あなたは今まさに、そのもっとも恐れている状況を自分で作り出しているのだ。

なぜかというと、第一に、あなたがその答えを出したのは、そのイメージがすでにスピリチュアル・ハートに映し出されているからだ。

そして第二に、私たちのハートは、現実と想像の区別ができない。

想像でしかないことも、ハートにとっては現実だ。

つまり、スピリチュアル・ハートに映し出されているなら、ハートにとっては実際に起こっているのと同じなのだ。

そしてハートがそう考えるなら、肉体も同じように受け取る。

つまり、いちばん恐れていることのイメージを思い浮かべるたびに、ハートが肉体の生理機能に働きかけ、想像の中にある恐怖に備えようとする。

実際は何も起こっていないのに大きなストレスを感じ、戦うか、それとも逃げるかのモードに入ってしまうということだ。

質問2質問1で答えた「何よりも恐れているもの」が実際に起こったら、自分はどうなるだろう?人生はどう変わるだろう?質問2の答えは、あなたについてより多くのことを教えてくれる。

この質問からわかるのは、今あなたの周りにある状況のうち、あなたが失いたくないと思っているものだ。

または、今は持っていなくて、この先、ムリヤリ持たされるのを恐れているものだ。

質問1と同じように、質問2の答えも、あなたの今の状況を表している。

おそらく、その状況が勝手に起こったのではなく、あなたが恐れているから起こったのだろう。

たいていの場合、質問2の答えが現実になることはない。

調査によると、心配していることの90パーセントは起こらないと言われている。

それに、たとえ起こったとしても、想像していたほどひどい事態にはならない。

ダン・ギルバート博士は、「私たちが幸せを感じる理由」というTEDトークの中で、宝くじに当たった人と、何らかの理由で身体が麻痺した人に関する調査を紹介している(注3)。

調査の開始時では、宝くじに当たったばかりの人の幸福度は、身体が麻痺したばかりの人よりも大幅に高くなっている。

しかし半年後には、違いはほとんどなくなっていた。

この現象は「心理的適応」と呼ばれている(ただし、心理的適応は対処のメカニズムであり、根本的な治癒ではない。

むしろまだ治癒していないというサインになる)。

この調査からわかるのは、「そんなことになったら人生終わりだ」と恐れているようなことでも、実際に起こってみればそれほどひどくないということだ。

多くの人が質問2の答えが現実になるのを心底恐れているのは、質問1から生まれた結果が、自分にとって人生で最大の問題だと信じているからだ。

しかし、それは間違いだ。

むしろ、この嘘(または誤解)そのものが恐怖の源になっている。

実際のところ、人生で最大の問題は、第1章に出てきた質問1(「何よりも欲しいものは何か?」)に対して、外側の状況で答えることだろう。

それでは、外側の状況を追い求めるのが人生で最大の問題であるなら、二番目に大きな問題は、この章の質問3に対する答えということになるだろう。

それでは、質問3だ。

質問3質問1と質問2への答えが現実になったら、あなたはどう感じるだろう?第1章では、質問3の答えが、あなたが本当に欲しいと思っているものだった。

この章の質問3は、あなたの本当の問題を暴いている。

おそらくあなたにとって、いちばん大きな問題(または二番目に大きな問題)だろう。

質問3の答えが、現在のあなたの内面の状態であり、おそらく他の何よりも大きなストレス要因になっている。

それはあなたの記憶の銀行から生まれている。

「苦痛と快楽のプログラミング」から生まれ、もっとも根源的な思い込み、思考、感情から生まれている。

これは難しい質問であり、多くの人が答えるのに苦労する。

私の経験から言えば、質問3に到達すると、たいていの人は泣き崩れてしまう。

なぜなら質問3への答えは、彼らにとって想像できるかぎり最悪の事態だからだ。

しかし現実としては、彼らは今まさに、質問3への答えを経験している。

彼らのスピリチュアル・ハートに、そのイメージが映し出されている。

ハートの解釈では、それは「可能性」ではない。

今この瞬間に、現実に起こっているのだ。

しかし、いいニュースもある。

質問3への答えを生んでいる記憶を癒やすことができれば、人生のすべての側面で大きな変化が起こるだろう。

あなたの中には、嘘を信じている部分がある。

自分についての嘘、状況についての嘘、またはそのすべてについての嘘。

その嘘を癒やせば、内面の感情も、外側の状況も、あっという間に変化するだろう。

ニールの物語クライアントにこの3つの質問をしていて気づくのは、現代人がもっとも恐れているのはお金の問題だということだ。

ここでご紹介するニールもそうだった。

私のところへ来たとき、彼はすでに3か月も失業状態で、たまにちょっとしたアルバイトのような仕事が見つかるだけだった。

そしてストレスがどんどん大きくなり、身体も思うように動かなくなった。

そのせいで就職の面接で失敗し、さらに悪循環に陥る。

彼には小さな子供が二人いて、妻は家で子育てをしている。

貯金もそろそろ底をつきそうだった。

私はニールに、この三つの質問をした。

質問1(「何よりも恐れているものは何か?」)に対しては、とても具体的な答えが返ってきた。

「月末にお金が足りなくなり、食費も払えず、ローンの返済もできなくなること」だ。

次に質問2に移り、「もし本当に月末にお金が足りなくなり、食費も払えず、ローンの返済もできなくなったら、あなたの人生はどう変わるだろう?」という質問をすると、「食べるものもなく、銀行に自宅を差し押さえられて一家でホームレスになり、妻の兄弟の家に住まわせてもらわなければならなくなる」という答えが返ってきた。

そこで私は、先ほど説明したことをニールにも説明した。

つまり、もっとも恐れていることは、それ自体が自然に起こるのではなく、恐れているからこそ起こるという事実だ。

冷静に考えれば、たとえすぐにフルタイムの仕事が見つからなくても、親や親戚からお金を借りれば、ローンの支払いはできる。

それに、家族から借金はしたくないという場合でも、解決策は他にもたくさんある。

ニールもだんだんと、自分の恐怖が嘘から生まれているということを理解してきた。

しかし、まだ頭で理解しただけで、スピリチュアル・ハートには届いていなかった。

そこで私は、次の質問をした。

「もし恐れていることが現実になったら、どんな気分になりますか?」。

彼は答えた。

「恥ずかしくてたまらないでしょう。

妻や子供に顔向けができない。

それに妻の家族や、自分自身に対しても恥ずかしい」。

私はそこで、質問3の答えも、質問2の答えと同じだと説明した──この羞恥心は、未来に生まれるものではない。

彼のスピリチュアル・ハートではすでに生まれている。

羞恥心を生んでいるのはコンピューターウィルスの存在であり、ウィルスはすぐに駆除しなければならない。

ニールは三つの質問によって、自分のプログラムに感染したウィルスを見つけることができた。

ニールにとってのウィルスは羞恥心だった。

彼のスピリチュアル・ハートは、つねに羞恥心を経験していた。

そして遅かれ早かれ、それが外側の状況にも影響を与えることになる。

就職の面接で実力を発揮できず、なかなかフルタイムの仕事が見つからないのもそのためだ。

そこで私たちは、三つのツールを使って、ニールの羞恥心の問題に取り組むことにした。

恐怖のプログラムを解体し、愛のプログラムに組み直すのだ。

それから間もなくして、ニールはフルタイムの仕事を見つけた。

専門の分野とは違ったが、それでも安定した収入は確保できる。

スピリチュアル・ハートにあった恐怖が愛のプログラムに置き換わり、それが彼の内面の状態にも、外側の状況にも現れてきた。

そしてついに、電話でのセッションのときにもっとも恐れているものを尋ねるとき、ニールは答えが思いつかなくなっていた。

ツールの働きで、恐怖が完全に取り除かれたのだ。

三つの質問と三つのツールニールの例で見たように、恐怖とストレスを取り除き、もっとも恐れている事態が現実になるのを阻止するには、まず自分の内面を癒やし、質問1への答えが「何もない」になることを目指す。

差し迫った命の危険がないのなら、プログラミングが健全な状態の人は「恐れているものは何もない」と答えるはずだ。

あなたもそうなることは可能だ。

私が保証する。

実際に内面の恐怖を克服し、怖いものは何もないと言えるようになった人は、世界中にたくさんいる。

そもそも三つのツールは、そのために存在するのだ。

それでは、今度はあなたの番だ。

質問3の答えがあなたの人生にならないように、一緒に頑張っていこう。

まず、自分の答えを見返してみよう。

前の章の説明に従い、質問3の答えに対して三つのツールを使う。

質問1の答えが「恐れているものは何もない」になったら、このワークは完了だ。

三つのツールは、一度に一つずつ使うこともできるし、エネルギー療法のツールとハート・スクリーンのツールを一緒に使うこともできる。

または、三つを組み合わせるテクニックを使い、プログラムを組み直す「魔法の言葉」のツールで、質問3の答えの裏にある根源的な思い込みを探り出し、癒やしてもいいだろう。

1日で終わる人もいるかもしれないし、1週間かかる人、1か月かかる人、または1年かかる人もいるだろう。

どんなに長くかかってもかまわない。

それがあなたにとっての最適な長さだ。

診断2「人生の誓い」を見つける私のクライアントたちのほとんどが、人生のある分野で行き詰まっていると感じていた。

あらゆることを試してみたが、それでも前に進むことができない。

その理由は、ほぼ例外なく、人生の誓いを立てていたからだ。

人生の誓いとは、一種の約束のことだ。

多くの場合で、人生の早い時期に大きなプレッシャーや苦痛を経験し、もう二度と同じ思いはしたくないと決意する。

意識的にせよ、無意識にせよ、私たちはこう誓いを立てる──「もしこれを避けられるのなら、あれをあきらめてもいい」。

たとえば、幼いころに両親がよく喧嘩をしていたとしよう。

あなたはそれでずいぶんと怖い思いをした。

そしてある日、あなたの潜在意識が、苦痛を逃れるためにある取引をする。

「ママとパパが怒鳴り合うのを聞かずにすむなら、私は何でもします」。

そうやって子供のあなたは、怒鳴り声を聞くという苦痛から逃れるためなら、どんな手段でも使うようになる。

どんな結果になるかは考えず、とにかく怒鳴り声から逃れることを最優先にする。

そうやって苦痛から逃げているうちに、やがてすべてのことから逃げるようになるのだ。

あの人生の誓いが、人生のプログラミングになった。

大人になると、かつての誓いはこんなふうに姿を変えているかもしれない。

「自分の家族を持つことをあきらめなければならないかもしれないが、それでも誰もが怒鳴っているような家に暮らすのだけは絶対に嫌だ」。

そしてその誓いが、すべての人間関係に影響を与えるようになる。

しかしあなた自身は、因果関係に気づいていない。

あなたはいつでも、自分を守るために他人を遠ざけ、そのせいで大きなストレスにさらされている。

人生の誓いは、生存本能と密接に結びついている。

生き残るために必要なことだと思い込んでいるので、恐ろしいほどに強力だ。

すでに35歳になり、もう両親の怒鳴り声から身を守る必要がなくなっていても、誓いの影響から逃れることはできない。

自滅的な行動をくり返してしまうのも、人生の誓いが原因だ。

もしあなたに、「なぜ自分はこれをくり返してしまうのだろう?どうしてもやめられない!」と思っていることがあるのなら、それは子供のころに人生の誓いを立てたからだ。

その誓いに客観性はない。

大人になったあなたが、理性で判断して信じていることでもない。

それでも根強く残っているのは、その誓いを立てたときに、あなたの体内で大量のアドレナリンとコルチゾールが分泌され、大きなストレスを感じていたからだ。

人生の誓いができるのは、たいてい脳がデルタ波かシータ波の状態にあるときだ。

その状態のときに大きなストレスを感じると、ストレスの記憶が深く刻み込まれる。

大人になって振り返れば、たいしたことではないと感じるかもしれない。

まさかトラウマの原因になっているとは、思いも寄らないかもしれない。

しかしスピリチュアル・ハートにとっては、内面での経験や解釈がすべてなのだ。

ステイシーの物語まだフルタイムでカウンセリングの仕事をしていたころ、ステイシーというクライアントがいた。

彼女はたくさんの依存症を抱えていた──チョコレート、アルコール、セックス、買い物、テレビドラマ、などなど。

それに衝動的に行動することもよくあった。

本人は真剣に何とかしたいと思っていて、もう何年もセラピーに通っていたが、それでも治る気配はなかった。

彼女はこんなことを言っていた。

「人生にまるで現実感がないんです」。

たしかにステイシーは、何事にも無関心だった。

彼女の目はすっかり光を失っていた。

以前にかかったセラピストたちも、みんなさじを投げていた。

人生の誓いはたいてい何らかの依存症という形で現れるので、ステイシーにも人生の誓いがあるに違いない。

そう考えた私は、彼女にいろいろ質問をしてみたが、本人は特に身に覚えがないという。

しかしある日、彼女は私のオフィスにやってくると、開口一番「人生の誓いを見つけました」と言った。

前の日の夜、ベッドに入って眠りにつこうとしているときに、いきなり子供のころの記憶がよみがえってきたという。

子供の彼女もベッドに寝ていた。

両親の怒鳴り声と、父親が母親を殴る音が聞こえてくる。

彼女の父親は、暴力的で、アルコール依存症だった。

あのような暴力沙汰は、彼女の家では日常茶飯事だった。

ステイシー自身も、自分の父親の問題を客観的に理解していたが、それでもあの瞬間まで、暴力の記憶は彼女の中ですっかり封印されていたのだ。

暴力の記憶がよみがえると、そのときの自分の感情もよみがえった。

「どんな手段をとろうとも、私はこの状況から抜け出す。

同じ思いはもう二度としない」と、子供の彼女は決心した。

これがステイシーの人生の誓いだ。

そして、大人になってからも、誓い通りの人生を送っていた。

争いや怒りを徹底的に避ける選択をしてきたのだ──とにかく強い感情はもううんざりだった。

結婚相手は、まるで電柱のように個性も感情もない男性だったが、少なくとも彼女に向かって怒鳴ったりしない。

彼女はやがて、さまざまなものに依存し、架空の世界に逃げ込むようになった。

人生の誓いが見つかったので、今度は三つのツールを使って、スピリチュアル・ハートから恐怖のプログラムを取り除き、新しく愛のプログラムに置き換える。

そうやって治療を続けたところ、少なくとも12はあった依存症も、今では一つか二つにまで減った。

しかし、いちばん重要なのは、全体の雰囲気ががらりと変わったことだ。

目には光が戻り、まるで命が吹き込まれたようだった。

それに、夫や子供ときちんと向き合い、仕事や社会生活にも積極的にかかわるようになった──現実の世界を生きるようになったのだ。

人生の誓いと三つのツール依存症などの問題を抱えている人は、自分にも人生の誓いがあるかもしれないと考えているだろう。

そこで、人生の誓いを見つけ出す診断方法を今から紹介しよう。

⑴第一に、「木の下に座る」ことを推奨する。

これはつまり、瞑想したり、祈ったりするということだ。

場所や状況はそれぞれの好みでかまわない。

心がオープンになり、リラックスしたら、自分自身を振り返り、人生の誓いから生まれたと思われる症状を探す。

やめたいと思ってもやめられない、自滅的な行動パターンだ子供のころ、長期にわたって苦痛を経験したり、ストレスにさらされたりしたことはあるだろうか?または、期間は短くても、極度のストレスを経験したことは?もしあるなら、意識的でも、無意識でも、「もし○○ができるなら、××がなくてもかまわない」というように、何か誓いを立てた覚えはあるだろうか?⑵もしそのような記憶が見つからなかったら、今の時点でくり返し現れる症状だけに集中する。

あなたを理想の人生、つまり愛だけで生きる人生から遠ざけている症状だ⑶三つのツールを使って、記憶、またはくり返し現れる症状を癒やす。

方法は第4章の説明に従うあなたを悩ませている症状、悪い習慣、依存症が消えたら、再プログラミングが完了した証拠だ。

そしてここでも、すぐに結果が出なくても心配ない。

数か月かかるかもしれないし、または一瞬で結果が出るかもしれない──いずれにせよ、努力した価値のある結果になることは保証する。

第1章の最後に、私が言ったことを覚えているだろうか?たとえ偉大なる原則の仕組みを頭で理解できても、それだけでは完全に実践することはできないかもしれないと私は言った。

しかし、今のあなたならもう大丈夫だ。

第7章までの課題をすべてこなしてきたなら、偉大なる原則を使って、人生のどの分野でも成功することができる。

次の章では、その方法を具体的に説明していこう。

(注)1”FactsandStatistics,”AnxietyandDepressionAssociationofAmerica,www.adaa.org/aboutadaa/pressroom/factsstatistics.2ペリス博士の「ニューイングランドの100歳以上の人の研究」についてさらに詳しく知りたい人は、www.bumc.bu.edu/centenarianを参照。

3DanGilbert,”TheSurprisingScienceofHappiness,”TEDtalk,April26,2012,www.youtube.com/watch?v=4q1dgn_C0AU.

 

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