はじめに
「どんな人でも運がよくなれる」、それが風水の持つ力です。
そういうと、まるで魔法のようだと思われるかもしれませんが、風水とは、自分の力で運気を引き寄せるための法則を解き明かした学問であり、その法則をしっかりと守れば、どんな人にも自分の思い描く幸せが訪れるものです。
私が初めて風水の本を出版したのは、今から20年以上前のこと。まだ「風水」という言葉もあまり知られておらず、せいぜい占いの一種だと思われていた時代です。
そんななか、多くの人に本当の意味での風水を知っていただきたいという思いで、これまでたくさんの本を書き続けてまいりました。
今では、多くの方に風水を知っていただき、実践していただけるようになったのではないかと思います。
ですが、振り返ると私がこれまで書いてきた多くの本は、どれも実践テクニックに重きを置きすぎて、風水の根幹の考え方が十分にお伝えできていなかったのではないかと思い至りました。
もちろん、実践テクニックはすぐに行動に移すことができ、何よりも風水の効果を実感していただけるし、実践なくして運気は得られませんので、それは正しかったことだと思っております。
ただ、今は時代が代わり、考え方や心の持ち方が運気を左右するというステージに変わってきたように感じるのです。
風水を実践して運気がやってきたようには感じるけれど、本当にほしい運が訪れていないという方は、今実践している開運行動の理由を知ることで、その先の運気を得ることにつながります。
風水で提唱するすべての開運行動にはその裏付けとなる理論があるのです。
本書では、その「考え方」を中心にすべての風水が理解できるよう、さまざまな実践法についてもお伝えしています。
この本を読むだけで、今まで風水を実践されてきた方はもちろん、これから風水を始める方も、「風水」の本質を理解し、みなさまが望む運を手にすることができるようになるのではないでしょうか。
本書が、みなさまの運命を大きく変える「魔法の書」になることを心から願っております。
陰陽バランスチャート
Column「風」の気の性質と働き
風水の歴史
風水の発祥風水の歴史は、紀元前に中国の神話上の名君である黄帝が、天より風水書を賜り、中国を統一したことから始まったと言われています。
その後、青烏子によって「青烏経」という経典が記され、これが風水最古の経典とされています。風水に関する記述が実際の歴史書に登場するのは、2700年ほど前のこと。
中国で最も古い史書である「尚書」に、地形地勢を「卜宅」によって視察したという記述があり、これによってこの時代にはすでに風水が存在していたことがわかります。
なお、このころはまだ「風水」ではなく、地理学や相地、卜宅などと呼ばれていました。前漢の時代になると、風水は大いに発達し、さまざまな風水書が著されました。
それまでの呼び名に替わり、「風水」という専門用語が使われるようになるのは、4世紀ごろのこと。晋代の郭璞(276〜324)が書いた「葬書」の中に「気は風に乗って則ち散じ、水に界れば則ち止まる。ゆえにこれを風水という」という記述がみられます。
この「葬書」は、風水書の原典とされ、今なお、多くの風水師の経典となっています。
風水の二大流派その後、風水は大きく二つの流派に分かれて発展していくことになります。ひとつは、中国南東部の江西省で発展した「江西派」。もうひとつは同じく南東部の福建省で発達した「福建派」。
江西派は目に見える具体的な地理、形勢の解読を主眼として行っていたため、「形勢派」とも呼ばれます。
一方の福建派は地相を読むだけでなく、天文と地理の相応関係に力点を置いているのが特徴。理の原理によって地を読もうとすることから、「理気派」とも呼ばれます。
理気派の考え方では、あらゆるものが五行に帰納するため、時代や社会の変化に左右されることなく、普遍的な原理に基づいて判断することができます。現代社会において活用されている風水は、おもにこの理気派によるものといっていいでしょう。
風水の発展と日本への伝来このようにして発展した風水は、平時には王都の設営、墓所の設計などを統括する環境工学として、戦時には軍学としてその地位を確立させていきました。
唐の長安をはじめ、明朝から清朝、現代の北京に至るまで、中国の歴史上で栄えた多くの都は、すべて風水によってつくられたもの。
また、「三国志」で名高い諸葛孔明を筆頭に、中国史に名を残す軍師たちはみな、風水を駆使した兵法を実践する風水師でもあったのです。
日本に本格的に風水が伝わったのは、602年ごろ。
百済の僧侶・観勒が、暦法(太陰暦)とともに数々の風水書を持ち込んだことがきっかけとされています。
観勒を日本に招いたのは、渡来人と親交の深かった蘇我氏。蘇我氏を通じて風水は聖徳太子にも伝わり、以後、日本の都づくりに大いに重用されることになります。
そのように栄えた風水が日本の歴史から消えたのは、江戸に幕府が開かれてからのこと。
天下を手にした徳川家康は、天下平定のために風水を封印。それによって風水は歴史の表舞台から姿を消したのです。
すべてを使って「快適に生きる方法」を追求する学問
「風水って何?」そう聞かれて、パッと答えられる人は少ないかもしれません。
風水は「衣」「食」「住」「動」、つまり自分の環境すべてを使って、「快適に生きる」ことを追求していく学問です。
ここでいう環境とは、持ち物や衣服、家のインテリアなどはもちろんのこと、出かける場所や口にする食べ物、人間関係、毎日の生活習慣、お金の使い方やものの考え方など、文字通り、人が人として生きていくうえでの「すべて」を指しています。
風水の発祥は紀元前の中国。
まだ科学的な知見などなかった時代、人々はどんなところに住めば安全に快適に暮らせるのか、家の中の環境をどう整えればいいのか、何を食べ、どんな場所で過ごし、どんなものを身につければ生活が向上するのかといったことを考え、さまざまな試行錯誤をくり返してきました。
その経験を理論化してまとめたのが風水のはじまりです。
当初、地理学として、また国を守るための軍学として発展してきた風水を、個人レベルで大きく発展させたのが、李朝時代の韓国です。
中国のように広大な土地がなかったので、風水は「身近なところから運を鍛える学問」として発展し、より個人の生活に密着したものとして体系化されていきました。
本書でご紹介する風水は、その流れを受け継いだものです。
日々の生活のなかで、何を考え、どんなことをし、身の周りに何を置き、何を自分の中に取り込んでいくか……今のあなたの運は、それらすべてが重なり合って形づくられています。
本当に運をよくしたい、変えたいと思うなら、環境すべてを見直し、変えていかなくてはなりません。そのためには具体的にどうすればいいのかを教えてくれるのが、風水なのです。
風水を実践すれば必ず運がやってくる
「風水を実践すれば必ず運がよくなる」なんて、まるで怪しい宗教のように感じる人もいるかもしれませんが、じつはこれは本当のことです。
「運」というと、「偶然空から降ってくるもの。だから、自分の力で運をどうこうするなんてできるわけがない」と考える人もいるかもしれません。
しかし、風水では、いいことであれ、悪いことであれ、何かが起こるとき、その出来事は必ず環境の影響を受けていると考えます。
身の周りにいいことや楽しいことばかりが起こるか、逆に嫌なことや不愉快なことばかりが起こるか、それは環境次第。
「運がいい人」というのは、起こるかどうかわからない偶然に頼る人ではなく、いい出来事を自分の身の周りに引き寄せることができる、そういう環境をもつ人のことなのです。
では、運がよくなると、どんな変化が起きるのでしょうか。たとえば、ひそかに素敵だと思っている人に声をかけられるとか、抽選販売のチケットに当選する、ちょっとした臨時収入がある……皆さんが思い浮かべる「運のよさ」は、そんなイメージかもしれません。
もちろん、それも運のよさのひとつです。しかし、風水で言う「運」とは、そんな小さなことを指すのではありません。
運がよくなる、というのは、その人自身のステージがひとつ上がり、環境すべてが一段階グレードアップするような、抜本的な変化です。風水を正しく実践していれば、それは必ず起こること。
おそらく皆さんも、風水を始めて3カ月ほどたてば、「私、運がよくなった!」と強力に運を実感できるはずです。
それだけではなく、生命力が上がり、悪いものが心にも体にもたまらなくなるので、周囲の人からも「明るくなった」「何か変わったね」などと言われるようになるはずです。
なかには「きちんとやっているのに効果が感じられない」という人もいるかもしれませんが、それは自分の環境のなかに運を阻害しているものがあるためです。
それを見つけて取り除き、よりよい運をもたらしてくれるものを取り入れていけば、必ず運のよさが実感できるようになります。
「何かを置く」のが風水だと思い込んでいませんか?
風水というと、「西の方角に黄色いものを置く」というように、何かを置いたり身につけたりすることで運気を上げるものだと思っている人が少なくありません。
確かに、それも風水の一部ではありますが、それだけが風水ではないということを、ここでぜひ知っておいていただきたいと思います。
風水は、環境すべてを使って運を鍛えていく学問です。
「環境」には、持ち物や身につけるものだけでなく、人間関係や食べ物、インテリア、話す言葉、考え方、趣味など、あらゆるものが含まれています。それらすべてを整え、あらゆる物事がスムーズに循環するようにしていくことが風水なのです。
空間に何かを置いたり、何かを身につけたりするのは、あくまでもその一環であり、それだけを行えば運が上がるというものではありません。
さらに、風水で最も大切なのは、調和とバランス。
「西の方角に黄色いものを置く」ことが、風水の理論として正しいとしても、それが周囲のインテリアと調和していなければ、それは逆に運を落とす原因になってしまいます。
風水につきものだと思われがちな龍の置物や銅銭なども同じこと。これらは古代においてはおしゃれなトレンドアイテムであり、開運アイテムでした。
でも、現代の空間に突然これらを置いたら、それは「怪しいもの」「変なもの」と思われてしまうでしょう。つまり、何かを置けばそれでいい、という単純な話ではないのです。
風水は実践を重んじる学問ですが、そのベースには必ず「なぜそうするのか」という理論があります。
大切なのは、「何を置くか」ではありません。「なぜ置くか」なのです。
今まで風水を実践してきたけれど、あまり効果がないような気がする、という人は、理論をよく知らずにただ実践だけしてきたのではないでしょうか。
運気を上げたいなら、「なぜそうするのか」を常に意識するようにしましょう。同じことをやっても、それだけで開運効果は大きく変わってきます。
「運がこない」原因に「気づく」ことが運の始まりです
自分の運の悪さを家庭状況や社会のせいにする人がいますが、それは大きな間違い。親の庇護のもとにある子どもならいざ知らず、一人前の大人であるなら、あなたの運はあなた自身のもの。
もし、「運が悪いのは私のせいじゃない」と思っている人がいるなら、今すぐその考えを改めてください。運のコントロールバーは自分自身が握っているべきもの。他人に渡してしまったら、そこで運は終わってしまいます。
運というのは、「この運がほしい」と願い、そのために行動すれば必ず手に入るもの。それが風水の考え方です。
もちろん、あまりに現実とかけ離れた願いは別ですが、そうでなければある程度はかなうようにできているのです。
もしあなたが、「願いがかなわない」「運がこない」と感じているなら、それはあなた自身の中に運を阻害するものがあるからです。
たとえば、「私なんてどうせバカだから」と自分を卑下するようなことを口にしている、服装には気を配っているのに家はいつも散らかっている、いつも相手にばかり要求して自分が相手に何をしてあげられるかを考えていない……など、あなた自身も気づいていない「何か」があるはず。
「運が悪い」と嘆いたり、他人や社会のせいにしたりしているうちは、何も変わりません。運をよくしたいのなら、自分の環境の何が悪いのか、何が運を阻害しているのか、きちんと見つめ直してみる必要があります。
そういう意識をもって自分自身と向き合えば、必ず、「これだったのか!」と気づくはず。
風水は、「気づいた者勝ち」の学問。気づくことで視界が開け、自分の進むべき道が見えてきますよ。
すべての運は希望をもつことから始まります
「幸せになりたい」「運がよくなりたい」という願いは、誰もが抱くもの。
でも、皆さんは、自分がほしい「幸せ」や「運のよさ」を具体的にイメージできていますか?ただ何となく「運がよくなりたいな」とか「幸せになれたらいいな」と思っているだけ、そんな人がほとんどなのではないでしょうか。
でも、なりたい自分が決まっていないのに、運がほしいからと、空間に何かを置いたりやたらとモノを捨てたりするのは、暗闇で目指す方向もわからないのに、むやみに走り回ったりするようなもの。
どんなに一生懸命やっても、それが自分の目指す「幸せ」と合致しているかどうかはわかりません。
それに、自分のほしい運がわかっていなければ、目の前に「その運」がやってきても、わからないですよね?ですから、まずはあなたのイメージする「運のいい人」とはどんな人なのか、具体的に考えてみる必要があります。
思いつかない場合は、これまで自分の身に起こった「運のいいこと」を書きだしてみて。
なかには「運がよかったことなんてない」という人もいるかもしれませんが、「運がいいこと」は大きな出来事だけとは限りません。
「今まで健康に過ごしてこられた」「病気にかかったけれど回復した」「家族と仲良く過ごせている」などの平凡に思えることも、「運がよかったこと」に含めれば、きっとたくさん思いつくはずです。
これを書くことは、自分自身を見直し、運のベースを再確認することにもつながるのでぜひ実践してください。そのうえで、この先、自分がどうなりたいのかを考えてみましょう。
「こうなりたい」という希望は、人生という道を照らす光。光がなければ、自分自身も周りの環境も見ることができません、希望という光をもつことで、自分の環境が今どうなっているのか、この先どうすればいいのかが自ずとわかってくるはず。それがすべての運の出発点です。
風水のベースは「陰陽五行説」
風水は、陰陽五行説という考え方をベースにして成り立っています。
陰陽説とは、すべてのものは「陰」と「陽」どちらかの性質をもち、互いに支え合いながら成り立っているという考え方。
たとえば男性は「陽」であるのに対し、女性は「陰」の性質をもっています。同様に「明るい」「昼」「天」などは「陽」、「暗い」「夜」「地」などは「陰」に属します。陽と陰は相反する性質ですが、陽がよくて陰が悪いというわけではなく、どちらも必要な要素。どちらかが過剰になってしまうと、気のバランスが崩れ、さまざまなトラブルが起こりやすくなります。
基本的には、陽が陰より少し勝っている(勝陽劣陰)くらいがベストバランスですが、そのときの環境や心身のコンディションによって、陽を強めにしたほうがいいときもあれば、逆に陰を強めにしたほうがいいときもあります。
そのときの自分の状態を見極め、自分にとっていちばんいい状態になるようにバランスを整えていくことが大切です。
また、五行説とは、この世のすべてのものは「木・火・土・金・水」の5つの要素(五行)に分類されるという考え方。
たとえば、情報や言葉は「木」、地位やステータスは「火」、甘いデザートや貴金属は「金」に属します。五行はそれぞれ異なる運気をつかさどっており、お互いに生かし合ったり(相生)、対立したり(相剋)する性質があります。
この陰陽と五行の関係が、風水におけるすべての開運行動のベース。風水で運気を上げたいなら、ぜひこのことを頭に入れておいてください。
何も知らずに開運行動を行っても、それは形だけのこと。
開運効果を高めたいなら、その行動は「なぜ」「何のために」行うものなのか、それをきちんと理解したうえで実践することが大切なのです。
自分の「陰陽バランス」を知りましょう
風水ではこの世のすべてのものは「陰」か「陽」どちらかの性質をもつと考えます。この「陰」と「陽」のバランスがすべての運気を左右します。自分にとってベストな陰陽のバランスを見つけ、そのバランスを保ちながら生きていくこと。
それが、気の流れをよくし、運気を向上させるとともに、日常生活を快適で心地よいものにすることにつながっていくのです。
そのための第一歩として、ぜひやってみてほしいのが、自分の「陰陽バランス」のセルフチェック。
性格や考え方の傾向、ライフスタイル、住んでいる家の環境、着る服の色やテイスト、食べ物の好みなどによって、その人の陰陽のバランスは大きく変わってきます。
たとえば、アクティブな性格でにぎやかに過ごすのが好きな人は「陽」の気が強めですし、インドア派で内向的な人はどちらかというと「陰」寄り。
日当たりのいい家に住んでいる人は「陽」が強く、逆にあまり家に日が当たらない場合は「陰」が強くなります。
自分の環境がどちらかというと「陽」寄りなのか、それとも「陰」寄りなのかを知っていれば、それをバランスのいい状態にもっていくためにはどうすればいいのか、ということもわかってくるはず。
日当たりが悪い家に住んでいるなら、足りない「陽」の気を補うために、食べ物や着るものなどで「陽」の気を取り入れる、逆にアクティブで「陽」の気に満ちあふれた生活をしているなら、インテリアは落ち着いた雰囲気にして適度な「陰」の気を加えるなどバランスを整えて。
ひとつひとつの要素をちょうどいいバランスで整えるのは難しくても、ほかの要素で足りない部分を補うことができれば、問題ありません。
ぜひ皆さんも、次のページのチャートでご自身の陰陽バランスをチェックしてみてください。
小さくてもいいので「〇まるを作る」ことを目標に
風水を実践するうえで、ぜひ意識してほしいのは、「小さくてもいいから〇を作る」ということです。〇というのは、文字通り「真ん丸」。満月のようにどこも欠けていない状態です。
自分の環境や運のどこかに「欠けている」ものがあると、気がスムーズに回らなくなりますし、そこから欲望やマイナスの感情が生まれたり、悪い意味での陰の気に引きずられやすくなってしまいます。
運気を向上させたければ、まずは自分に欠けているものは何かを知ることから始めましょう。
たとえば、結婚したいと思っているのに、現在結婚を考えるような相手がいないなら、それが「欠け」ですし、自分が買いたいものを自由に買えるだけのお金がないのも「欠け」です。
その「欠け」を補い、弱いところを強化することで、全体を〇に近づけることが運気アップの第一歩。それができたら、今度はバランスよくすべての運を強化し、少しずつでいいので〇を大きくしていきましょう。運気は、そうやって大きくなっていくものなのです。
仕事運だけはすごくいい、とか、金運だけはいい、という人は、本当の意味で運のいい人にはなれていないと、風水では考えます。
運のよさというのは、トータルで考えるもの。
何かひとつだけの運が突出してよかったとしても、ほかがよくなければ、何かのきっかけで全体が崩れてしまうかもしれません。だからこそ、運全体をバランスよく鍛えていくことが大切なのです。
100を目指すより、今できることをひとつでも実践して
風水は、自分が実践すればした分だけ、必ず運がよくなるものだということをお話ししました。つまり、100のうち10やれば10だけ、50やれば50だけ、運気が上がるのです。
もちろん、100やれば100のリターンが得られるわけですが、あらゆることを100%完璧にやるなんて、風水師の私ですら不可能です。
ですから、最初から100を目指すのではなく、たとえば、「自分には70できる」と思ったら70、「30しかできないな」と思う人は30をまず実践し、その後70できた人は80、30できた人は40、と少しずつ増やしていくのが◎。
完璧主義者の人は、「やるからには全部やらなければいけない」と考えがちですが、そうすると、「100できない」ことがいけないことのように思えてきて、「100できないからやめておこう」となり、結果として100どころか0になる……ということがよく起こります。
それでは開運行動として意味がありません。
「100か0か」ではなく、まずは「できることをひとつ」でいいのです。
たとえば床掃除。毎日きちんと水ぶきをするのがベストですが、それが難しい人もいますよね。そういう場合、「毎日なんて無理」とあきらめて全然やらない人は、開運効果も0。でも、3日に1回、あるいは1週間に1回でも水ぶきを続けていれば、その分だけ確実に運は上がります。
風水で大切なのは「できることを実践すること」であって、「100%やること」ではありません。
完璧を目指すのではなく、今できることをひとつでも多く積み上げていくことが運気アップの近道です。
風水は「がんばる」ものではありません
「風水、がんばってます」とか、「運気を上げたいから、もっとがんばらなくちゃ」というように、風水を「がんばってやるもの」だと考えている人が多いのですが、まずはその考え方を見直してみませんか?そもそも「がんばる」という言葉は、勉強や家事、仕事など、「やりたくないけどやらなくちゃ」と感じているものごとに取り組むときに使うものです。
たとえばそれが、趣味や楽しみごとだったら、「がんばります」とはあまり言いませんよね。つまり、「がんばる」は、どちらかというとマイナスの気持ちを表す言葉なのです。
もしあなたが「がんばらなくちゃ」と思って開運行動に取り組んだとしたら、そこにマイナスの気持ちが入ってしまいます。
そうなると、せっかく運にいい行動をしても、マイナスの気持ちが入った分だけ、効果が目減りしてしまうのです。それは、とてももったいないこと。ですから、がんばらなくてもいい、いえ、むしろがんばらないほうがいいのです。
特に大切なのは、風水を始める「最初の一歩」。
まじめな人ほど、自分が苦手なことにあえてチャレンジしようとしがちですが、最初からハードルを上げると気軽に取り組みづらくなります。
そうなると文字通り、「気」が「重く」なってしまいます。いちばんよくないのは、苦手なことからやろうとしてなかなか手がつけられず、結局先延ばしにしてしまうこと。
「時間があるときに全部やります」と言う人がいますが、「やろうと思っている」だけなら、何もしていないのと同じです。
まずは自分が楽しいと思えること、やるのが苦にならないことから始めましょう。楽しいと思いながら実践することで気が動き出し、よい気が増えていきます。
「運は使うとなくなる」は間違い。運は使えば使うほど増えていきます
ラッキーな出来事があったときに、「こんなところで運を使っちゃった」とか「今年の運を使い切っちゃったかも」などと言う人がいますよね。
皆さんのなかにも、「運というのは有限で、使うとなくなってしまうもの」となんとなく思っている人が多いのではないでしょうか。
じつはこれは間違い。
風水でいう「運」は、使うとなくなるものではなく、むしろ使えば使うほど増幅する、つまり増えていくものなのです。
ただし、運を増やせるかどうかは、その人の考え方次第。
何かいいことがあったときに、「ラッキー!私ってなんて運がいいんだろう。これからもっといいことが起こりそう」と思う人は、運をどんどん増やしていけます。
逆に、「これで運を使い切っちゃった。この先もういいことなんて起こらないかも」と思う人は、本当にそこから先、運が増えなくなります。
そしてこれは、お金も同じ。
ある程度まとまったお金を手にすると、人はつい「これには手をつけないでおこう」とか、「減らさないようにしよう」と思いがち。でも、そう考えるとお金はそれ以上増えません。
逆に、そのお金を一部でも自分が充実するようなことに使ったり、投資の原資にしたりすると、お金はどんどん増えていくのです。
「今、運が悪いのは、あのとき使い切ってしまったから」などと思っているあなた、決してそんなことはありません。
今運が悪いと感じているならなおのこと、「守る」のをやめて「増やす」ことを考えましょう。それだけで運の伸びしろがぐんと増えていきますよ。
変化を恐れないで。運は変化によって大きくなります
よく、「私はこのままでいいの」とか、「今のままでいたい」という人がいますが、その考え方は風水的にはNG。
風水では、この世のすべてのものは、「生じて」→「盛んになり」→「死す」というプロセスをくり返すとされています。
変化を望まず、今のままの状態がずっと続けばいいと考えるのは、今が「盛ん」な状態であり、あとは「死」に向かうだけだと決めつけるのと同じ。
つまり、この先、あなたの運は衰えていくだけだということです。
もちろん、変化にはいい変化もあれば、悪い変化もあります。でも、よいものであれ悪いものであれ、変化があるからこそ、運は大きくなっていくのです。
ですから、運をよくしたいなら、変化を恐れないこと。むしろ積極的に新しいものを取り入れ、自分から変化を起こしていくくらいの気持ちでいたいものです。
急に大きな変化は無理でも、たとえば、コンビニで新作スイーツを見つけたら買ってみる、いつもと違う色の服を着てみる、通勤電車で乗り込む場所を変えてみるなど、ちょっとしたことからスタートしてみるのはいかがでしょう。
「いつもと同じ」ではなく、「新しいこと」や「違うこと」をひとつでも取り入れてみる、それが運に刺激を与え、より大きな運を呼び込むことにつながっていきます。
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