──ずばり、筋トレをするとモテるようになるのですか?やれやれ。「人は死にますか?」みたいな質問だな。モテるようになるに決まっている。
自尊心の向上、見た目の向上、自信の形成、健康、若々しさ等々、これらすべてがモテにつながるのは火を見るより明らかだ。
アメリカでは男女ともにモテたければジムに行って筋トレする。男は主に大胸筋、腕、シックスパックを鍛え、女性はジムに行ってお尻を鍛える。
筋トレ大国アメリカでは多くの人が健康維持のために筋トレを取り入れているが、それと同じぐらいモテたい一心で、恋愛市場において自己の価値を最大化するために筋トレしている人も多い。
日本はアメリカのトレンドを後追いする傾向がある。日本にいつ筋トレ=モテという時代が来てもおかしくはない。
男女がどんな体型の異性を好むかについてはいくつかの研究があります。
ニューカッスル大学のクロッセリー教授のグループは2012年、PLoSoneという雑誌に「魅力的なカラダとは?」をテーマにした「WhatIsanAttractiveBody?UsinganInteractive3DProgramtoCreatetheIdealBodyforYouandYourPartner」という論文を発表しました。
この論文で行った実験は、男女80名(男:40名、女:40名)を対象に、自分が理想だと考える体型の3Dモデルをパソコン上で作成してもらうというとてもシンプルな内容です。
異性だけでなく、同性についても合わせて作成してもらっています(=次のイラスト)。
俺も作ってみた!──こんな体型の人、日本で目撃した事すらありませんよ(笑)。
つ、続けます(笑)。
実験の結果、女性が理想とする女性の体はBMIが18・9、ウエスト:ヒップ比が0・7、ウエスト:チェスト(胸囲)比が0・67となりました。
これに対し「男性が」理想とする女性の体の比率もウエスト:ヒップ比が0・73、ウエスト:チェスト比が0・69だったので、男女ともほぼ同じような体型を理想と考えているということですね。
ちなみに数字が小さければ小さいほどウエストとヒップ、チェストの差がある、つまりいわゆる「出るところが出ている」メリハリのある体型ということになります。
ついでにBMI18・9は身長160㎝だとすると、体重48・5kg前後という計算ですね。
さらに、男性の理想とする体はBMIが25・9、ウエスト:ヒップ比が0・87、ウエスト:チェスト比が0・74と、こちらも女性が理想とする男性の体にとても類似していたことが明らかになりました。
この研究は海外で行われたものなので、人種による好みの違いが排除されていないことが限界点としてはありますが、異性を意識したボディメイクの一つの指標になるのではないでしょうか。
さて、モテる体型がわかったらあとはそれを目指すだけ。体型を変えるにはどうすればよいのか?そう、筋トレです。
ただ単にカロリー制限して痩せるだけ、ただ単に走って痩せるだけでは理想の体型は手に入らない。筋トレで体型をカスタマイズする必要があるのだ。
──そもそも筋トレで異性に好かれるような理想的な身体を作ることは可能なんでしょうか?例えばキュッと上がったお尻を作るためにお尻だけを鍛えることもできますか?トレーニングの際に可動域を変化させることで、部分的な筋肥大を誘発できる可能性がある。
、、。
──自分の理想の身体に近づけていくためにはそれに合った筋トレのやり方があるということですね。
ここらへんはパーソナルトレーナーなど専門家に自分の希望を伝えて、やり方を聞きながらトレーニングした方がよさそうですね。
よくダイエット特集などで取り上げられる「部分痩せ」はとても難しく実現は厳しいが、狙った場所だけを鍛えて大きくする「部分筋トレ」はできるのだ!言い換えれば、筋トレである程度自分の身体を自分好みにデザインできるのだ。
「腕はほっそり、お尻はプリンとした~い♡」というわがまま女子の願いも、「胸板と肩だけたくましくしたい!」というわがまま男子の願いも筋トレなら叶えてくれる。
現にアメリカでは筋トレのプロであるボディビルダーたちは自身のことを彫刻家と呼んでいたりする(筋肉付けたり体脂肪落としたりで自分の身体を彫刻家の如くシェイプ、デザインするという意味を込めて)。
この現象を引き起こすのは重量やトレーニング様式ではなく、トレーニングを行う可動域であることも最近になって明らかになっていますので、可動域を意識したトレーニングを行うことはシェイプアップやダイエットのためにもとても重要であると言えます。
ここらへんでお尻を集中的に鍛える方法について復習したほうがいいんじゃないか?お尻へのこだわり半端ないですね…。例えば、スクワット中は深くしゃがむとお尻の筋肉が多く動員されることがわかっています。
それからスクワット中のバーベルは低い位置で担いだ方がお尻の筋肉を動員しやすいことが明らかになっていますので、バーを担ぐ位置も意識してみるといいでしょう。
ちなみにスクワット中のベルトの使用はお尻の筋肉の動員を減らし、太ももの前の筋肉の動員を増やしてしまうことも明らかになっているので、適宜使い分けが必要になるでしょう。
さらにルーマニアンデッドリフトや、ヒップスラストという種目もオススメです。
特にヒップスラストは最近になって研究が進み始めた種目で、スクワットよりも重い重量を担ぐことができるということもあり、お尻の筋肉の動員がスクワットよりも大きいことも明らかとなっています。
ちなみにスクワット中は200種類以上の筋肉が活動しているんですよ!久保博士、僕がお尻に異常にこだわるのは決して私利私欲のためではないんだ。
僕の持論を聞いてくれ。
女性がお尻を鍛える→プリケツ女子の増加→男どもが良いところ見せようと張り切る→経済の活性化→日本経済復活→プリケツ女子がan・anで大特集される→町中にプリケツ女子があふれる→俺がとても幸せ。
どうだろう?今なら早稲田大学の久保君の在籍チームにこのセオリーを研究、そして証明する権利をあげようじゃないか。次行きますね。
はい!次行きましょう!元気に行きましょう!──えー正しい筋トレをすることで異性が好む外見を作れる可能性があることはわかりました。
それに加えて、例えば内面的な効果もあったりしますか?太っている、痩せすぎている、お尻が垂れているなど身体的なコンプレックスが解消されることで、自尊心が向上したり、自信がついて異性に対する積極性が生まれてきたりすることは当然恋愛にもプラスになる。
、。
、たまに恋人より筋トレ優先するかもしれない。
──最低にして最大の欠点ですね…。
メンタルヘルスの項目でも触れましたが、筋トレには自尊心を高める、もしくは保つ機能があることが知られています。
Cicolloら(2016)の報告によると、男性の筋力の強さと自尊心の高さには正の相関関係が見られました。
つまり、男性においては筋力の強さと自尊心の高さが比例する=筋力を増やせば自尊心も向上するということが言えると思います。
ですが、実際には自尊心が高い人が筋力が高いのか、筋力が高い人が自尊心が高いのかについての因果関係の方向性は不明なので、今後の研究を待ちましょう。
さらに、この研究では女性の筋力と自尊心の間には相関関係が見られなかったようで、男性と女性では根本的に「筋力」というものに関する考え方が違うのかもしれません(例えば女性は男性と違って筋力にあまり魅力を感じていないので、自尊心が高まらない、など)。
男の単純さ!(笑)。そして、個人的観測ですが筋力の向上=自尊心の向上は紛れもないファクトです。筋トレは最初の一歩を踏み出すまでがとても大変です。
特に女性はジムに怖い人がいないかなぁとか、こんな私でも大丈夫かなぁとか、心配になる気持ちはすごくわかります。
ですが、実際に筋トレをちゃんと理解している人は優しい方ばっかりですし、初心者を馬鹿にするような人はいません。
しかも、一度筋トレを始めてしまえば、食事管理やトレーニングフォームなどその奥深さにきっと魅了されるはずです。
どんどん変わっていく自分の体型を見て自分に自信が持てるようになれば、異性に積極的な態度をとることもできると思います。
──すごいですね。
最後に筋トレをガッツリやっていらっしゃるお二人のモテエピソードを聞かせてください!久保君、大変だ!スクワットの時間だ!今すぐ出発しないとジムが閉まってしまう!これ以上お話してる時間は2秒もない!それは大変だ!今すぐ出発しましょう!
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