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第8章自信がない人は筋トレをしろ

──筋トレをしている人は基本的に自信満々で、ポジティブな人が多い印象です。筋トレを行っていると自分に対する評価が高くなる、という研究があります。

Velezら(2010)は16歳前後の男女28名を対象とした調査を行いました。

その研究では、男女を筋トレをする群とそうでない群に分け、筋トレをする群では12週間、週に3回の筋トレ(ベンチプレスやスクワットなどを10─15回、2─3セット)を実施しました。

その結果、筋トレをした群は筋力が向上しただけでなく、自分自身と自分の体に対する自己評価がトレーニングをする前と比べて有意に向上したのです。

自分自身と自分の体に対する自己評価が向上した=自信がついたと解釈しても問題ない。

、。

俺に言わせればこの筋力の向上が何よりも重要だ。

、、「」。

「筋トレしろ」と。

「」、。

弱いのはメンタルではなくフィジカル。

、。

──な、なるほど(笑)。

先ほどの研究では被験者が16歳前後と比較的若いですが、大人でも筋トレをすれば自信がつくのでしょうか?大人を対象にした研究で、こんなものもあります。

Heiestadら(2016)は18歳から65歳の肥満気味(BMIが25以上)の女性143名をA群(ボディパンプという筋トレプログラムを行う)、B群(パーソナルトレーナーをつける)、C群(自己流で筋トレをする)、D群(何もしない)に分けました。

12週間、週に3回それぞれのプログラムを行った結果、「1年前の自分と比べて、今のあなたの健康をどう評価しますか?」という質問に対して、B群及びC群が何もしない場合と比べて有意に高得点を示しました。

面白いのは「自己流で行う群」の得点も高くなっていたことです。

言い方が悪くなりますが、筋トレの成果が出ていなかったとしても、筋トレを行っていると自分に対する評価が高くなる、ということになります。

筋トレは数字(体重や扱う重量)、視覚(鏡に映る自分の体)、他者からのフィードバック(「痩せた?」「筋肉ついた?」)で成長が如実に感じられるから自己満足がすごく得やすいんだよね。

重たいものを持ち上げる、汗をかくっていう行為自体もすごく達成感あるし。たとえ自己満足だとしても、自分に対する評価が高くなるのなら万歳だ。自分に対する評価が低い人は是非筋トレしてみてほしい。

──筋トレでいい体になることで自信がつく、という以外に、筋トレをした/しているという満足感だとかうれしさだとかも自信につながっているのかもしれませんね。

昔を思い出すなぁ。

俺も筋トレ始めたとき、3日目ぐらいで「お?腕太くなってきた?」(なるわけがない)とか「ジムでストイックにトレーニングする自分、超カッコいいんですけど!」(完全なる自己満足)ってなってたもん(笑)。

ちなみに、高齢者を対象とした研究でも筋トレでポジティブさが増した、という趣旨のものがあります。

Ericsonら(2017)は32名の65歳以上の女性を対象に、筋トレ(スクワット、レッグエクステンション、レッグプレス、シーテッドロウ、プルダウンなど)がポジティブな感情に対してどのような効果があるのかを調べました。

その結果、筋トレをしていたグループの方が統計的に有意に「希望」が増加し「ネガティブな気持ち」を指し示す指標は有意に低下していました。

聞きましたか?筋トレで増すのは「希望」と「筋肉」、減るのは「ネガティブ思考」と「贅肉」。

研究からもわかるように、筋トレをすればポジティブな気持ちが増し、ネガティブな気持ちが減る。

どうしてもネガティブ思考になってしまう、性格が暗いので明るくなりたい、という人は是非筋トレという手段を試してみてはいかがだろうか?明るくポジティブでいたほうが人生楽しいぞ!──筋トレをすると、自己評価が高まり、自分に自信が持てるようになる、というのはよくわかりました。

ただ、そうすると自信満々でちょっと優しくないというか、攻撃的な人間になってしまう心配はありませんか?実は真逆の研究結果があるんです。

Theprisonjournalという雑誌に掲載されたWagnerら(1999)の研究では、テキサス州にある各刑務所の受刑者202名を8週間筋トレをする群116名と、筋トレをしない群86名に分け、攻撃的な態度(言動)、怒り、敵意に関する指標を3回に分けて測定しています。

その結果、特に攻撃的な態度に関する指標が筋トレをした群では8週間後に大きな低下を見せ、怒りと敵意に関する指標も減少傾向を示しました。筋トレは相手を傷つけてしまうような攻撃性を下げる、と言えるのです。

はっはっは。

ついに俺の「上司も取引先もいざとなれば力ずくで葬れると思うと心に余裕が生まれ落ち着いた対応ができる」説が証明されたな!研究でもわかるように、筋トレをして強くなると態度がデカくなったり攻撃的になったりするどころか攻撃性が和らぐのだ。

勘違いしている人が多いが、実は強ければ強いほど余裕があるから優しく落ち着いた対応ができる。弱くて自信がないから攻撃的になったり、相手を威嚇して自分の力を必要以上に大きく見せないと不安でたまらなくなったりする。

筋トレして皆の攻撃性が下がれば、世界はもっと平和になるな。研究により筋トレすれば攻撃性が下がることは証明されていますが、原因は明らかにされていません。

自尊心が増したことやストレスが軽減したこと、様々な要因が絡み合って攻撃性が下がったのでしょう。

よって、「上司も取引先もいざとなれば力ずくで葬れると思うと心に余裕が生まれ落ち着いた対応ができる」説が一因である可能性は否めませんが、この研究では証明できません!

Testosteroneさん、あなたは間違っています!謝ってください!(ニコニコ)???──久保さん!頭の中で葬られてますよ!今マウントポジションから腕ひしぎ十字固めに移行する大事なところだから邪魔しないで!

目次

おわりに

筋トレをすれば何でも解決すると言い続けている僕でも、落ち込むことや気分が上がらないことはある。

そんな時、力になるのがTwitterなどに寄せられる「筋トレは本当に最強のソリューションでした!Testosteroneさんありがとう!」という言葉だ。

僕の言葉をキッカケに筋トレを始め人生が好転したと言ってくれている人がいるのに、当の本人が落ち込んでいるわけにはいかない。

筋トレにはこの本1冊では語り尽くせないぐらいの価値があるが、中でも一番の財産といっても過言ではないのが、筋トレを通して知り合える底なしにポジティブな仲間たちだろう。

筋トレを始め、筋トレを語る人の表情はみんな明るい。そのポジティブなオーラに引っ張られるように、僕も元気を取り戻していく。筋トレがポジティブを呼び、ポジティブがポジティブを呼ぶのだ。

僕はいつもそういった仲間たちに助けられてる。

この場を借りて礼を言いたい。

ありがとう。

僕の人生は筋トレによって変わった。

そう確信できたのは筋トレを始めてから5、6年後のことだ。毎日を必死に過ごし、ふと振り返ってみたらきっかけは筋トレだったんだな、と認識した。

でも、実は筋トレの恩恵を感じるまでに、そんなに時間はかからない。筋トレが人生を変える仕組みさえ理解してしまえば、短期間で人生を変えることが可能なのだ。

その証拠に、僕にメッセージをくれる人はみんな数か月から半年で人生がガラリと変わった、という。

そして、この本では科学的エビデンスを提示してその仕組みを徹底的に解説した。さあ、次はあなたが人生を変える番だ。

僕の発言は大げさだ、と思う方が多いかもしれないが、最近はむしろ言い方が弱いんじゃないかとすら思い始めている。

それぐらい、僕のTwitterにはたくさんのメッセージが届く。

「彼女ができて転職も決まり、しかも役職も給与もUPしました!すべて筋トレのおかげです!」みたいな、おいおい順調すぎだろ俺より調子いいじゃねーか(笑)、みたいなメッセージがたくさん届くのだ。

筋トレで人生は必ず好転する。それはなぜか、ということを論理的に説明しているのが本書だ。

筋トレの研究に真摯に取り組む久保君の力を借り、科学的エビデンスを踏まえた素晴らしい内容になったと思う。

でも本音のところで言えば、筋トレの魅力は理屈なんかでは説明ができない。

僕がしつこいぐらいに訴えている内容は、ジムに行き数か月間筋トレを継続し、筋肉の成長を実感すれば自ずとわかるはずである。というか、筋トレしなければ絶対にわからない。ということで、つべこべ言わず筋トレしてみてほしい。

世界最高峰の知識があっても、それを使わなければ1円の価値もない。筋トレがどんなに素晴らしいかがわかっても、実際に筋トレしてみなければ何の意味もない。

大げさではない。ここで行動に移すか移さないかであなたの人生が変わるか変わらないかが決まるのだ。本を置け。読書はもう十分だ。いっちょ体を動かすぞ。筋トレだ!筋トレするぞ!Testosterone

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