WORK1人との出会いをカタチにする●ベッドの中で仕事柄、毎日、多くの方とお会いします。縁あって出会えた方だけあって素敵な方ばかりなのですが、時折、強烈に「ビビッ」と感じる人がいます。恋愛では「ビビビッ」ときたかどうかが大事だとよくいいますが、それと同じで、人生、ことにビジネスにおいても「ビビッ」は大事だと、私は考えています。今、このとき、出会えたことに大きな意味があるからこその「ビビッ」だからです。ただし、ビジネスでの出会いの場合、ひと目見て「ビビッ」とくるというよりは、お話を聞いている最中に「ビビッ」とくることがほとんど。だからこそ、多くの人と出会い、話すようにしています。「ビビッ」ときたときは、相手の話を聞きながら、相手のビジネスコンテンツと自分のビジネスコンテンツを組み合わせて何か新しいビジネス展開ができないか、シミュレーションを始めます。あくまで可能性を探るためのものなので、できるだけ自由に、でも利益が出るようなビジネススタイルを考えます。お互いのビジネスが異質であったとしても、発想次第で斬新なビジネスが生まれることもあるので、相手がどんなビジネスを手がけていても、この作業は欠かしません。ときには、翌朝、ベッドのなかで考えることもあります。セミナー等でこのお話をすると、「自分のビジネスに満足しているから、新しいビジネス展開を考える必要はない」とおっしゃる方が少なくありません。「それは、これから起業したいと考えている人の話ではないか」と。彼らの意見は至極もっとものように聞こえます。ただ、それはあくまで「今だけ」の話です。ビジネスは生モノです。常に状況は動きます。どんなビジネスも、導入期・成長期・成熟期・衰退期という4段階を必ず経るようになっています。ビジネスコンテンツがいくらよくても、世の中が動く限り、遅かれ早かれ必ず衰退期に入りますし、衰退期に入ると、成長期・成熟期のように利益を生み出し続けることが難しくなり、後は停滞していくばかりです。そうならないために、常に新しい取組み、ビジネス構築が必要となります。「今」がどんなによくても「次」の瞬間どうなるのかはわかりません。だから、新しいビジネスを考え続ける必要があるのです。相手の話を聞きながら、ほかのことを考えるのは難しいという人は、相手の話を聞き終えたら、少なくとも1分間は誰とも話すことをせず、相手の話を振り返りながらシミュレーションを行いましょう。「ビビッ」はあなたが相手に対し、直感的に可能性を感じたり、ビジネスコンテンツに興味が湧いたりした証拠。「何かあるはずだ」というところから考えをスタートすると見つけやすくなります。ときには対面したことのない人に「ビビッ」と感じることもあります。テレビなどメディアを通じて考え方を知った、ネットを通してコンテンツの存在を知った、そんなときは迷わずその人に会いに行きましょう。コラボレーションアイデアを考え出すことができたら、相手にすぐ伝えるのではなく、そこに相手の利益が入っているかどうか、必ず確認してください。WIN―WINの関係にならないもので、ビジネスは成り立ちません。相手の利益を考えたうえで、アイデアをプレゼンすることによって、相手もきっとあなたに対し「ビビッ」と感じてくれることでしょう。
WORK2キーマンと会うときは後ろに予定をつくらない●始業前の時間にあなたにとって重要な人、つまりキーマンや、今後人間関係をつくりたいと考えている人物と会うことになったときは、その後に予定を入れるのはやめましょう。もちろん午前中やランチでの面会の場合は別ですが、午後3時過ぎなどの面会のときには、その後の予定をフリーにしておいたほうが、大きなチャンスを得ることがあるからです。少し前のことです。憧れていた著名人の主催するパーティーに、友人を介して参加する機会がありました。パーティー自体も本当に楽しかったのですが、なんと、お開きのあとに行われる主催者の内輪だけの飲み会に友人と共にお誘いいただいたのです。心からうれしかったのですが、残念なことに予定を入れてしまっていたため、私だけ失礼させていただくことになりました。後ろ髪をひかれる思いでパーティー会場を後にした私でしたが、後日、友人からそのときの話を聞いて、さらに後悔の念が大きくなりました。友人によると、飲み会は大層盛り上がり、そのメンバーで新たなビジネスをやろうということになったとのこと。もちろん、友人もその一員です。「おめでとう」と言いながら、私の心は悔しい気持ちでいっぱいでした。それ以来、キーマンや人間関係を構築したい人物などと面会する場合は、後の展開を考えて予定を入れないようにし、手帳には「×」を書き込んでいます。「予定を入れない」という予定が入っているという意味です。そのスタンスに変えてから、数多くの恩恵を受けるようになりました。最近はセミナー後の飲み会で集まったメンバーでコラボレーションして、様々なビジネスを展開しています。ビジネスは、人と人との出会いから生まれ、それぞれが持つビジネススキル、マインドによってカタチになります。ちょっとした出会いや、わずか1分間の会話も、その後の展開を大きく変える可能性を持っています。実は本書も担当編集者とのこうした出会いから生まれました。このように時間は、自分で意識したそのときから、様々な恩恵を与えてくれます。キーマンと会うときには、その後には予定を入れず、次のビジネスを生み出す時間をつくる努力をしましょう。
WORK3怒りの感情を手放してしまう●朝の支度時間に私は毎朝、アファメーション(宣言)をしています。とくに意識して取り組んでいるのが、「怒りの感情を手放す」ことです。人生には理不尽に思えることが必ず起こります。ビジネスシーンではなおさらでしょう。心に負の感情を抱いたり、違和感を覚えたり――。その感情が怒りや不満に変化してしまうことだってあります。負の感情などをずっと心に留めておくのは、あまりよいことではありません。だからといって、相手に怒りの感情をぶつけるのも、大人がやることではありません。私がこれまで出会ってきた一流の人たちは、感情をコントロールするのが素晴らしく上手でした。どんな理不尽な目にあっても、言葉をかけられても、まったく怒らず、不機嫌な様相すら感じさせません。いったい彼らは、どうやって感情をコントロールしているのか。疑問に思い尋ねたところ、教えてくれたのが、このアファメーションでした。怒りの感情をムリに解釈を変えようとしたりせず、ただそのまま手放すのです。自分に起こることはすべて神様のご意志によるものであり、自分が引き寄せたこと。だからこそ、どんな結果でも安らかに受け入れ、自分と違う意見であっても否定せず、今できうる最高の行動をとり、天命を待ちましょう。そうすることで、負の感情、怒りの感情が消えていきます。怒りの感情を手放すことができず、おなかの中に抱えていると、他人のことで心が乱されたり、ちょっとしたことでイライラしたりと平穏な状態が保てず、本来の自分を見失ってしまううえに、生産性が下がり、パフォーマンスが落ちてしまいます。怒りの感情を手放すのは、朝が適しています。朝のうちに上手に怒りの感情を手放してしまえば、その日1日、平穏な心を保つことができ、自分らしく過ごすことができるでしょう。また、他人に振り回されることなく、自分自身に集中し、高いパフォーマンスをすることができるので、物事がうまく運ぶようになります。モチベーションがなかなか上がらないとき、なんだかうまくいかないときは、知らず知らずのうちに、怒りの感情、負の感情を溜め込んでしまっている可能性があります。定期的にこのワークをして、心の澱をとばしてしまいましょう。
WORK4提案は必ず3つ行う●通勤中に人は複数案提示されると、つい、その中から選ぼうとする習性があります。つまり、何かを提案するときは、相手が気分よく選べる選択肢を複数用意すれば、どれかが選ばれる可能性がかなり高いということです。結果を出す人は、自分が期待する方向で進められるよう、意図や希望を反映した選択肢を3つ用意して交渉の場に臨みます。1案だけだと、相手の選択肢が「よい」か「悪い」、つまり「YES」か「NO」かになってしまうため、採用される可能性が2分の1になってしまいます。反対に選択肢が多すぎると、相手が迷ってしまい、決めきれない可能性があります。大事なのは、こちらにとってもいい交渉になることです。つまり、自分の提案が採用されない状況をつくらないこと。したがって3案がちょうどいい、というわけです。ただし、双方にメリットがあり、しかも、どちらにも利益が上がるアイデアでなければなりません。そのことは、忘れないでください。アイデアをつくる際は、次の手順で行いましょう。①自分の譲れない部分を1つ考える②相手が譲れないであろう部分を1つ考える③①②を踏まえたうえで相手にとってメリットのあるアイデアをつくるそれぞれのアイデアを簡潔にわかりやすく説明できれば、よりスムーズに相手の検討は進みます。商談、プレゼンについては、電車の中でシミュレーションしておくとよいでしょう。交渉をうまく進めるには、相手が気持ちよく感じるプランを考えることです。相手が譲れない部分は何かを会話から読み取り、その部分をしっかり組み込んだプランを提案しましょう。相手の自己重要感を満たしてあげることができれば相手も断る理由がありません。さらに、相手にとってメリットがあり、利益(率)性の高いアイデアであればあるほど喜ばれます。バリエーション別に3案提案することで、相手はあなたに期待し、交渉成立率は非常に高くなります。相手も自分もハッピーになる交渉は、必ずといっていいほど成果を生み出すのです。
WORK5幸運の流れは必ずほかの人にも流す●始業前の時間にすべての物事には必ず流れがあります。自然界の川の流れ、人の体内の血液の流れ、組織内の情報の流れ……。実は幸運にも、同じように流れがあります。自分になんとなくよい流れがきているなと気づいたら、その流れを自分のところで止めてしまわず、必ず周りの人に流してあげましょう。こんな経験はないでしょうか。2年くらい恋愛がうまくいかず、半ばあきらめていたら恋人ができた。同じく、恋愛休憩中の友人と一緒にイベントに出かけたら、友人がそこで出会った人と付き合うことになった。「なんだか急に運が向いてきたみたいだね、お互い」などと言い合っていた会社の後輩もなんだか幸せそう。ラッキーが連鎖しているみたいだ──。こうしたラッキーの連鎖を「運の流れ」といいます。結果を出し続ける人は、この「運の流れ」をとても大事にしています。流れに乗ることで、自分が成長し、次のステップに進むことができると知っているからです。私も「グレコ」で有名な世界のギターファクトリーフジゲンの創業者横内祐一郎氏と出会ってからというもの、非常に運がよくなり、ビジネスも私自身も加速度的に成長しました。その運の流れを私だけで止めずに、ほかの人にも流そうと、毎年「横内塾」なるものを開催するなどいろいろしてきましたが、その間、参加者の中から、多くのビジネス書作家や成功者を輩出することができています。また、横内会長の教えを説いた本を出版したところ、「この本を読んで生き方、働き方が変わった」などというお手紙をたくさんいただきました。その寄せられた手紙から、私もまた、勇気と気づきをいただいています。自分に流れ込んだ運の流れをほかの人に流してあげると、新たな幸運の流れを呼び込むことになります。せっかくやってきた幸運の流れをほかの人に流してしまうなんて、「もったいないじゃないか」と言う人がいますが、そんなことはありません。幸運の流れも、川の流れや血液の流れと同じように、常に流れているからこそ淀みなくキレイでいられるのです。欲張って自分のところで止めてしまったら、水溜まりのように動きがないところから淀み出し、その幸運の流れは止まってしまいます。結果的に、自分に流れ込んでいた幸運の流れも止まり、成長も止まってしまうことでしょう。流れを止めるということは、世の中のHAPPYの流れを止めることになるからです。幸運は、決してひとりで手に入れることはできません。多くの人と共有することで、価値を生み出します。その気持ちを持てるようになったとき、あなたははじめて幸運が味方となり、運を引き寄せることもできるのです。
WORK6すべての成功は他人によるものだと悟る●始業前の時間にあなたにとって成功とは何ですか?結果を出し続けている人は、何かしらの成果が出たとき、「みなさんのおかげで」と考え、実際、言葉にしています。仕事はひとりではできないことを、知っているからです。営業・交渉・成約は自分がしたかもしれない。でも、その後ろには商品をつくる人がいて、書類を精査する人がいて、発送する人がいて、その流れがあるからはじめて仕事が成り立ちます。そしてまた、どんな素晴らしいコンテンツやサービスを提供しても、それを使ってくれる人がいなければ、どんな仕事も独りよがりでしかありません。さらに、支えてくれる家族や商品を購入してくれるお客様、働いてくれる社員、叱ってくれる上司……。様々な人たちに囲まれて、自分という人間も存在し、成功のステージがあります。成功は自分ひとりでは成り立ちません。多くの人に支えられ、はじめて成功できるのです。周りの人に感謝できない人の元からは、人が去っていきます。お金回りがよいときは、お金で繋ぎとめることができるかもしれませんが、お互い思い合うことができてこそ、人の関係は築かれます。周りの人々への感謝を忘れずに、自分の理想を求めて日々前進していきましょう。
WORK7他人の成功を喜ぶ●始業前の時間にこれまで多くの成功者と呼ばれる方々、それも成功し続けている人にお会いしてきましたが、彼らには共通するマインドがあります。それは、人の成功を喜ぶマインドです。私の周りの成功している人は皆、他人の成功や成果を心から喜び、祝福しています。友人の経営コンサルタントは、全国で会員が500人超の会員制ビジネスを主催しています。さらにビジネス書作家として数冊本を出しているうえに、出版プロデューサーもしている、いわゆる成功者です。彼もまた人の成功を喜ぶマインドの持ち主なのですが、そのあり方が本当に素晴らしく、いつも感動させられています。以前、彼が企画していた仕事のテーマと、彼の知人が企画していた仕事のテーマがかぶってしまったことがありました。そのアイデア自体を考案したのは彼が先だったのですが、結果的には、知人のほうがそのテーマで仕事を始めることになりました。彼が前から準備していたのを知っていたので、さぞかし残念だっただろうと思っていたのですが、実際会って話を聞いたところ、まったく逆でした。「この企画は、私の中に昔からあって実現する予定でしたが、結果的に知人が同じ企画でスタートしたようです。多少残念ですが、これは神様が決めたことですから、素直に知人の成功を喜び、応援しましょう」彼のその言葉を聞いて、素晴らしい考え方だと非常に感服しました。誰でも、他人より自分がまず成功したいという気持ちが少なからずあるからです。ですが、よく考えてみてください。自分の周りの人間や友人が成功するということは、必ずしも他人ごとではありません。成功した人たちが、次にあなたを成功のステージに引き上げてくれることだってありえます。実際、私の周りでも、次のようなことがありました。◦雑誌で取り上げられたことによって一躍有名になった起業家の友人が、その雑誌の記者を紹介してくれた。その結果、インタビュー記事を掲載してもらうことになった。◦大事な商談を控えていると話したら、商談がいつもうまくいくパワースポットラウンジを紹介してくれたうえに、会員しか使えないからと予約・手配してくれた。◦事業がうまくいった友人が成功者と呼ばれる人だけが集うパーティーに呼ばれた際、一緒に連れて行ってくれたため、経験はまだ浅かったにもかかわらず、成功者の人たちと会話でき、刺激を受けただけでなく、付き合えるようになった。皆さんもそんな経験があるのではないでしょうか。もし周りの人間がチャンスをつかんだときは、ぜひ応援してください。応援された人は、必ずその応援をあなたに返してくれます。誰だって応援されると、うれしいからです。自分をいつも応援し自分の成功を喜んでくれる人には、恩返ししたくなります。他人の成功を喜んであげることで、必然的に、相手からも応援をもらえるというわけです。言い換えると、他人を喜ばせることができる人が成功するということです。他人を喜ばせる行為は、プラスの波動を起こします。相手を喜ばせ、応援するマインドを持っている人は、プラスの波動に常に包まれています。そのプラスの波動がプラスの流れを呼び、さらに強いプラスの効果を生み出します。これが成功のスパイラルになります。応援していた相手から応援や喜びをもらったときは、素直に受け取りましょう。そのときこそ、あなたが成功のレールに乗るときなのです。
コメント