松山真之助がお勧めする「絶対に読んでおきたい10冊」
2500冊の中から厳選!
すでにご説明したように、ぼくは1997年から「WebookoftheDay」という書評メルマガを発行しています。
また、このメルマガをまとめたオフィシャルサイト「WebookoftheDay」も運営しています。ぼくが、これらのメルマガおよびサイトでご紹介してきた本は、2500冊あまり。
この膨大なデータの中から、ぼくがおすすめする「絶対に読んでおきたい10冊」の本をご紹介したいと思います。
さまざまな「脳内化学反応」を起こす10冊本の紹介は、順不同で並んでいます。
この10冊は、ぼくの・人生観・仕事観・世界観・プレゼン力・考える力・続ける力・数字を読み解く力・リーダーシップなどに、大きな影響をもたらしてくれました。
あなたが読むことによって、どんな「脳内化学反応」が起こるのか、ぼくも楽しみです。
仕事が夢と感動であふれる5つの物語(講演CD付)涙をふくタオルが必要です
松山からひとこと本書には、起業家を応援する福島氏のセミナー受講生や、企業研修に参加された方たちのエピソードが紹介されている。
ぼくはこの本を読んだとき、まえがきの数ページを読んだだけで、涙がぼろぼろこぼれた。「仕事ってなんだろう」「夢ってなんだろう」。そんな疑問に深く響く素敵な答えがあったからだ。
福島氏は、本書で「大切なことはうまくいくかどうかではなく、“あきらめないという選択”をすることである」と明言する。
“どんなことにも意味があり、すべての人には生まれてきた理由がある”という共感が得られるとき、自分の人生を力強く前に踏み出す勇気がもらえるだろう。
素敵な人生を送るためのヒントが、この本の中にはちりばめられている。
天使は歩いてやってくる ニセモノがホンモノに変わる!?
松山からひとこと主人公「オレ」と、パン屋を開店したいという無垢な少女「亜矢」ちゃんの物語。
「オレ」は商社マンだったが、人間関係に耐えられず会社を退社し、ある成功企業のオーナーが所有する別荘の管理人を引き受けることになる。
ガレージには、高級外車がズラリ。
リビングの本棚には、成功本や、お金持ちになる本、リーダーシップの本などが鎮座している。
「オレ」が別荘の管理人職になじんできたころ、本の著者でもあるオーナーに会いに来たという少女「亜矢」が現れる。
「オレ」は、別荘の管理人だと言い出せず、思わずそのオーナーを装ってしまう。
こうして偽者メンター「オレ」と、パン屋を目指す「亜矢」ちゃんの奇妙なつきあいが始まるのだが……。人生の成功の秘訣を、コミカルなタッチで学べる本としておすすめの一冊。
未来を予見する「5つの法則」あなたの人生が変わるかも……
松山からひとことぼくたちが学校で習った歴史の中には、大きな転換期が幾度も登場する。
パラダイムがガラリと変わる時代の波を、高い視点から眺められるところが歴史のおもしろさだ。
いま、ぼくたちが生きている現在も、まさに大きな転換の波がきている。本書は、そうした世界のパラダイムの変化を、弁証法的視点から読み解き、未来を予見する。
本書は、弁証法というフィルターを通した未来予見の旅を示してくれている。「未来は予測することはできない。しかし未来を予見することはできる」。本書を通じて、時代の流れを読む力を身につけ、大局観の大切さを感じてみよう。
伝える力素朴な疑問……ほど深い
松山からひとこと本書は、ジャーナリストでもある池上氏が、「伝える」とはどういうことかについて、その極意をわかりやすく解説した本である。
本書のはじめに、「日銀とは何か?」を子どもに説明する問いかけがある。
「ハッケンギンコウ」「シチュウ」「キョウキュウ・・・」どれも子どもにとっては「???」な単語。
もし、ぼくが子どもに「それって、どういうことですか?」と質問を受けたら、きっとタジタジになってしまうだろう。
物事の意味を深く理解していないと、わかりやすく説明することはできない。
そんな気づきから、「話す・書く・聞く」といったコミュニケーション能力を、どう磨けばよいか、具体的にかつ、わかりやすく解説してくれている。
ビジネスマンのための「発見力」養成講座
ほぉー!そうだったのか!と気づく一冊松山からひとこと普段何気なく眺めているものでも、深く観察してみると意外な発見がある。
そこには“視点”というレンズが必要であり、またときにはステレオタイプ化した既存のレンズをはずすことも必要だろう。
コンサルタントでもある著者・小宮氏は、「物事の本質を見る」ためには「関心」を持つこと、そして「仮説」を立てて眺めることが重要だという。
サラダバーのトマトのへたで一流ホテルかどうかがわかる、旭山動物園の人気の秘密を探る、日経新聞の数字の見方がわかる……などなど、日常の事象を縦横無尽に行き来する軽快な展開は、読者に時間を忘れさせてくれるだろう。
たくさんのビジネスマンに読んでほしい一冊だ。
考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術見る前に飛べ!君にはその特権がある
松山からひとこと著者の久米氏は、知る人ぞ知る久米繊維工業の3代目社長。
経営者であると同時に、著者であり、ブロガーでもあり、明治大学講師でもあり……、と実に広範な活動をされている方だ。
本書は、久米氏の明治大学での講義「ベンチャービジネス論」「起業プランニング論」の講義プロセスから紡ぎだされたものなのだが、決して学生向けだけの内容ではない。
むしろ、「考えすぎて動けない……」という若いビジネスマンにこそ読んでほしい。
相手の懐に飛び込むためのヒントや、周りを気にせずにすぐやるヒントなど、これからの社会を生き抜くために必要なエッセンスが詰め込まれている。
自分が自分らしく輝くためには、特別なスキルや、すごい資格や、飛びぬけた能力なんかなくてもいいんだ、と勇気をもらえる一冊だ。
問題は「数字センス」で8割解決する 「読む+考える+伝える」ための数字
松山からひとこと人の品格は顔に出る。ビジネスの実態は数字に出る。とはいえ、見かけで人を判断すると間違うこともあり、また数字をうのみにすると本質を見誤ることもある。
意図的なマーケティングの数字や、本質的な問題が背後に隠されている“おもての数字”などが存在するからだ。
本書のねらいは、“数字センス”を磨くことで、表の数字にだまされず、問題解決能力を高めようというものだ。
著者の望月氏は、「問題解決力=問題点の把握力×解決策の提案力×解決策の実行力」だという。
また、ビジネスの問題を解決するには、「数字を使って問題をシンプルにとらえるのが効果的」だと説いている。
数字を使えるビジネスパーソンになるために、ぜひ読んでいただきたい一冊だ。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
ビジネス書は、頭でわかるより心で感じるほうがいい松山からひとこと「もしドラ」と略称される本書は、高校野球の女子マネジャーの目を通じ、ドラッカーのマネジメント論をわかりやすく伝えてくれる本だ。
主人公は野球部の新人マネジャー、川島みなみ。みなみの通っている高校「都立程久保高校」(通称ほどこう)は進学校。したがって野球部の実力もほどほどで、甲子園なんて望めるレベルではなかった。
しかし、みなみが、お世辞にも強いとはいえない野球部のマネジャーになったのは、ちょっとした事情とある理由があったのだ……。
心にしみる物語の中に、ドラッカーの「マネジメント論」のエッセンスを織り込んだ読みやすい一冊。
上京物語僕の人生を変えた、父の五つの教え
すべての出来事は、序章に過ぎない松山からひとこと本書は、「理想の人生」を夢見て上京した青年が、人生の終盤にさしかかり、「こんなはずじゃなかったのに……」と振り返るという物語。
今では老いてしまった“かつての青年”は、人生を生き抜くヒントを我が息子に伝えるために渾身の手紙をつづる。
「人は、他人との比較で幸せかどうかを決めている」「いまある安定が将来まで続くだろうと思い込んでいる」など、知らぬ間にこびりついた常識を打ち破ることが、真に幸せな人生を歩むために必要なのだと気づかせてくれる。
そして、「普通の人が失敗と呼んでいる出来事こそが、人生の感動や感謝につながるのだ」と納得できるとき、人生の扉が開かれる。
もし、ぼくがあなたの上司だったなら、ぜひ読んでほしい一冊。
日本でいちばん大切にしたい会社
思わず涙。こんな会社で働きたい松山からひとこと本書の著者、坂本氏は、これまで6000社を超える企業を調査してきた方である。
ぼくは本書を読み、「日本には、こんなに素晴らしい会社がたくさんあったのか」と、改めて驚かされた。
とはいえ、一部上場の大企業とか、フォーチュン誌に載るようなビッグネームの企業ではない。紹介されている企業は、初めて名前を聞くような、地方の小さな中小企業だったりする。
たとえば、静岡県三島市にある従業員80人の企業には、入社希望の若者が年間1万人もやってくるという。
また、社員50人のうち70%が障害をもった方というチョークメーカーは、渋沢栄一賞を受賞している。
理念や志の高い素晴らしい企業のあり方を知るとき、不思議な元気が湧いてくる。思わず涙するエピソードもある。
日々の仕事に向かう中で、大切にするべきことは何か、そんなヒントが得られるだろう。仕事に悩みを感じているビジネスパーソンにおすすめの一冊だ。
行動する「0・3%」の人になろう
「人生を変える扉」を開けるためにいよいよ最後になりました。ここまで本書にお付き合いくださったあなたに、心から感謝します。
きっといま、あなたは「よし、明日から早起き読書をはじめるぞ!」と、意気込んでいると思います。そしてぼくも、必ずあなたが行動を起こしてくれることを信じています。
しかし実は、たまたま手にとった本を購入し、最後まで読み通し、そしてさらにアクションを起こす方は、ごくごく少数なのです。
数字で見ると、次の通りです。
- 書店で立ち止まり、本書に気づいてくれる人……30%
- 購入し、最後まで読み通す人……3%
- 本書に書いてあることを実行してくれる人……0・3%
つまり、書店に足を運ぶ1000人のうち、本書に気づいてくれる人は300人、手にとって買ってくださる人は30人、本書に書いてあることを実行してくれる人は3人です。
この3人だけが、「人生を変える扉」を開けることのできる人なのです。ですからぼくは、このたった3人のために……つまりあなたのために本書を書きました。
あなたが、「早起き」×「読書」×「伝える」のスイートスポットに入り、「人生を変える扉」を開ける3人のうちのひとりになることを信じています。
そしていつの日か、「100冊俱楽部」や「MacBookCafe」でお会いしましょう!
巻末付録「出会い」の章
──────松山真之助がご提供する「本と人との出会いの場」をここで紹介させていただきます。
▼WebookoftheDay(http://webook.tv/)真之助の感性で受け取った本のメッセージを、1冊ずつメルマガでお届けしています。
1997年からスタートして、すでに10年以上続けています。メルマガには、自分の人生が本のタペストリーとなって刻まれています。折にふれた日々の出来事や感じたことも書いており、自分へのメッセージでもあります。
と同時に読者への共感のお誘いでもあり、長い目で見れば「ぼくの子どもへの遺言」でもあります。10年以上購読してくださっている方もいて、本がご縁の友だちがいっぱいです。冒頭のURLから、バックナンバーをご覧いただけます。
メルマガ登録もお気軽にどうぞ!▼100冊俱楽部(http://webook.tv/100books/)『仕事と人生に効く100冊の本』(秀和システム・2005年)の出版を記念して、本好きが集まるメーリングリストをつくりました。
また、そのオフ会も時々開き、20~30人がおすすめの本を持ち寄り紹介しあう楽しい会合を開いています。
場所は、東京、原宿のHRIビジョンオフィス。
会合では、本の紹介のあと、何か楽しいこと、社会に役立てることなどを話し合うMoso会議(もうそうかいぎ)を行うのが通例で、毎回、制御不能なほどの盛り上がりになります。
そして、2007年2月9日(ブックの日)、Mosoが実現し、世界初の社会貢献型コラボレーションブックが誕生しました。
あなたも愉快な仲間になりませんか?俱楽部メンバーになるには、冒頭のURLからメーリングリストにご登録ください。
▼MacBookCafe(http://www.facebook.com/bookfacecafe)2010年暮れ、平河町にあるマクドナルドが異様な盛り上がりを見せました。
新しいデザインのその店で、本好きの仲間が集まり、お気に入りの本を紹介し合ったのです。これが「MacBookCafe」の始まりでした。
さきほどご紹介した「100冊俱楽部」のカフェバージョンで、月1回のペースで開催しています。
本の紹介のあとは、「応援したい本」や「プレゼントにしたい本」などの投票をします。
競わず、比べず、勧めあい、共感しあうのがMacBookCafeの空気であり、ここに集まる人たちの特徴です。
参加するには、メルマガ「WebookoftheDay」の購読登録をするか、「100冊俱楽部」メーリングリストに登録しておけば、情報が届きます。
また、最近では、スターバックスの個室を利用する「StarBooksCafe」もあります。
おわりに
本書では、「朝、本を読もう」というのがキーメッセージですが、その前提として〝読書は人生を豊かにしてくれる素晴らしい行為である〟という考えに立脚しています。
これに異論をはさむ人はほとんどいないと思いますが、ここでは、そのことを改めて考え、みなさまの人生が、読書という素敵な行為で切り開かれること願いたいと思います。
人生は、楽しいことでいっぱいです。そして多分、それと同じくらいの辛いことや悲しいこともあることでしょう。
それらすべてのことを、私たちの心がどのようにとらえるか、解釈するか、それが人生の成功や幸福を分かつ大きな要因であるような気がします。
それは、たんに知識の習得だけでなく、ものごとの感じ方、対処の仕方という知恵が大切だということです。
では、そういう「心の解釈力」というか、「ものごとのとらえ方」の鍛練は、どうしたらいいのでしょうか。
禅寺に入って修行する手もありますが、一般には、そのような機会はなかなかありません。そこで、誰にでもできるよい方法が「よき人に出会うこと」と「よき本に出会うこと」です。
前者の場合、学校の先生だったり、職場の先輩であったりします。よき人との出会いは、かなり偶然と他律的な要素が多いものです。
もちろん、自らすすんで教えを乞いに誰かを訪ねることも可能ですが、それはかなりの努力とエネルギーを要します。
一方、後者は、1500円前後の本を買って読めばいいだけなので、比較的ハードルが低いといえましょう。
では、どんな本を読めばいいのか……。それは、親しい人や、尊敬する人のおすすめ本を読むのが一番てっとり早く、そして効果的です。
「読書とは著者の魂との邂逅である」
これが、亀井勝一郎氏の言葉であることを、私は田坂広志さんに教えていただきました。
人生を豊かにする読書という行為が、このように深いことであったと気づいたとき、本を読むことの素晴らしさを改めて感じながら、それをもっと多くの人に伝えたいと思いました。
よき本を紹介され(あるいは誰かに紹介し)、それを朝のよき時間に読み、一日の扉を開いていく──。こんな行為の積み重ねは、きっと人生をよきものにすることでしょう。
この本が、みなさまの人生を豊かにするささやかなきっかけになれば、これほどうれしいことはありません。本は、多くの方の支えでできました。
竹村俊介さんと中経出版の前田浩弥さんには、企画・執筆・構成のすべての段階で大変お世話になりました。
また構想と執筆段階では書樂の滝ヶ平真佐子さん、和田秀子さんに多大なご支援をいただきました。ここに改めてお礼申し上げます。
本書を、今は亡き父母と、異国の地で家族を支えてくれている妻、そして、愛する二人の娘に捧げたいと思います。
2011年初夏のころカリフォルニアの青い空の下で松山真之助
〔著者紹介〕
松山真之助1979年、名古屋大学工学部大学院を修了後、某航空会社に入社。満員電車での通勤地獄から脱出したい一心で、始発電車での通勤を始める。
通勤電車内で本を読み、得た知識をメルマガにして同僚に配信したところ、大好評。「早起き」×「読書」×「伝える」の掛け算でビジネスパーソンとしての力を伸ばし、数々のプロジェクトを成功させるリーダーとなる。
2010年、海外現地法人社長を最後に退職、独立し、ビジネス・アート研究所所長として活躍中。
成功のきっかけとなった「同僚への発信」から進化したビジネス書の書評メルマガ『WebookoftheDay』を現在でも発行しているほか、ジェイカレッジの校長として「気づきと学びの場」を創出している。
また、KIT虎ノ門大学院で客員教授、東京藝大では非常勤講師として、ビジネスアイデア特論や社会事業マネジメント分野にて教鞭をとっている。
著書に『メモ取り・手帳術が面白いほど身につく本』(中経出版)、『マインドマップ読書術』(ダイヤモンド社)、『仕事と人生に効く100冊の本』(秀和システム)などがある。
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