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第10章協―――成功のための第九のステップマスターマインドの力

目次

●成功するために必要なエネルギーの入手法

富を築き、成功を収めるには必ずそのためのエネルギーが必要である。計画を行動に移すには十分なエネルギーがなければ、どんなに優れた計画でも何の役にも立たないのだ。

この章では、そのようなエネルギーをどうしたら得ることができるのか、そしてまた、それをどのように使えばよいのか、ということについて解説する。

このエネルギーは、「組織的かつ正しく方向づけられた知恵」と定義づけることができる。

この知恵は、組織化されているがゆえに容易にエネルギーとなりうるのだ。しかもこの知恵は、実践を伴っているがゆえに、人々の願望を富やその他の価値に転換させるための組織立った努力そのもの、といってもさしつかえない。

また、この組織だった努力は、二人ないしはそれ以上の人たちが、同じ願望や目標のために調和を保ちながら協力していくことから生み出されるものである。

財産を築くにはエネルギーが必要である。そして財産を築いたらそれを維持していくためにも、やはりこのエネルギーが必要となる。

では、このエネルギーはどうやったら手に入れることができるのかを調べてみよう。もしこのエネルギーが「組織的に構成された知恵」だとしたら、その知恵はどこで手に入れることができるのか、その源泉を調べてみることにしよう。

1無限の知性

私たちはヒラメキによって知恵なり知識を得ることができる。この知恵の源泉については、本書の第6章、「独創的想像力」として詳細にわたって解説したので、もう一度読み返しておいていただきたい。

2蓄積された経験

人類の莫大な経験の蓄積は、体系的に記録され整理されて、図書館に保存されている。その中でも重要なものは、さらに分類され、系統的に学問の場で教えられている。

3調査と研究

科学の分野や、種々の実業の分野では、人々は毎日新しい事実を収集、分類して体系化することを繰り返している。蓄積された過去の経験だけでは不十分な場合、この調査と研究が知恵の源泉として役立つ。

この場合でも、独創的想像力が頻繁に使われている。知恵は、これらのどの源泉からでも入手することができる。

こうして得られた知識は、具体的かつ明確な計画の中に組み込まれ、そして行動に移されることによってエネルギーに転換されるのである。

この三大源泉について考えてみると、これらの知識を集めることや、またそれによって行動を起こしていこうとするには、とても一人だけの努力では困難だということがわかる。

しかし、もしその計画が具体的かつ明確であって、そのうえ、ある程度以上の規模を持つものなら、必ず人々が集まってきて協力してくれるものである。ここでマスターマインドという概念が必要となってくる。

●マスターマインドとは何か?

私は、「マスターマインド」のことを、「思考の振動(バイブレーション)」と定義づけている。

形のない、尽きることのない、満々と蓄えられた水源のようなものを想像してほしい。これは、いつでも、誰にでも、そのすべてが手に入るわけではない。

しかし、あなたは別の人(複数でも)との間に調和を感じるときがある。そのときというのは、心と心の波長がぴったり合ったときだ。

そして、そこに計り知れない貴重な価値が生まれるのだ。

マスターマインドというのは、このような二人以上の、何らかの願望や目標を持った人間の集まりのことであり、また、それらの人々の間で行き交う、波長の合った思考のバイブレーションのことである。

人がマスターマインドを形成すると、数学上の法則が当てはまらないような、興味深いことが必ず起きるものである。

つまり一+一は二だが、マスターマインドを形成した人々の間では一+一は五にも六にもなるのだ。

ここに述べた数字は、たとえばアイデアとかヒントを数字に置き換えたものである。

周りにアシスタントやブレーンの一団を持っていて、その人たちと和やかな関係を保っている人間の頭の中に収まる知恵というのは、アシスタントたちがはっきりした形で与えてくれる知識より、はるかに自由自在で生き生きとしたものである。

アシスタントたちの心は、心の〝放送電波〟を通じてボスの心に届き、ボスからもその〝電波〟を受け取っている。

これと同じことは、友人や同僚との間で、マスターマインドをつくり、そこでさまざまなテーマや問題を話すときなどにも当てはまる。

複数の心が一つのテーマに集中し、もっぱらそのテーマで心がいっぱいになると、さらに大きなパワーが生ずるのだ。

〝電波〟(むろん、たとえであるが、現実には電波そのものであるかのような効果を示す)に乗って心を交わすことは、その場でも効果が現れるが、後になってそのとき参加した人同士が遠く離れていても、やはり効果が出るものだ。

これは、話し言葉や書き言葉のようにはっきりした形にはなっていないが、そのエネルギーは科学では説明しきれないものがある。

二〇世紀の初めごろには、物質として数えることのできたのは、せいぜい八〇あまりにすぎなかった。

今では、その数ははるかに多いのだが、物質、より具体的にいうと、原子を細分化した素粒子は、信じがたいほどの小さな存在から成り立っていて、それらは周囲の環境次第で、物質的存在からエネルギー的存在、あるいはその逆に変質することができる。

これはアルバート・アインシュタインの発見した基本的な定理であって、今日ではこれを否定する学者はいない。

私自身も、私が使っている机も、タイプライターもみな、そのような存在から成り立っている。

話が前後するが、それらより、より巨大な物質として原子がある。その原子の周囲には激しく振動している電子がある。

そして電子を形作っているものとして素粒子、さらにはクオークという存在も知られるようになった。

一九二〇年代にも、最小の粒子でさえも「物」ではなくて「振動する何か」であるという証拠が出始めていた。

そうなると空に輝く巨大な星も、浜辺の何千億という砂の中の小さい砂の粒も、それを形作っているものは、ある種のエネルギーの振動だということになる。

また私たちには、エネルギーのさまざまな形は、振動の周期(つまり周波数)が変わることによってその特徴ある形を宇宙と空間に発しているのだということもわかっている。

一秒間に二〇回の振動(二〇ヘルツ)から二万ヘルツぐらいまでの振動は、人間の耳に音として感じとることができる。それ以上あるいはそれ以下になると、私たちの耳にはまったく聞こえない。

しかし、一秒間に一五〇万ヘルツあたりのものになると、今度は熱と呼ばれるエネルギーとして、私たちは別の感覚でそれを感じることができる。

振動の目盛りのごく高いところは、たいてい熱と一緒に光を伴っていて、私たちの目はそれを感じ取ることができる。

そして、より高い振動は光という名で呼ばれるものとなる。その中でも最も低い光の振動は、濃い赤に始まり、最も高いものは紫になる。その間にさまざまな色がある。

紫の振動のさらに上には紫外線などがあり、もっと振動数が増えるとX線などになる。このように、音も色も熱も光もX線も、すべて兄弟なのである。

違いは振動の数、つまり周波数だけにすぎない。

目盛りのさらに上──どの程度上なのかわからないが──には、「思考」の振動があり、これは目に見えず、耳に聞こえず、ただ、心から心へさっと移るだけだ。

アレクサンダー・グラハム・ベル博士。

私たちはすぐあの電話のベル博士を連想するが、博士は振動についての権威であった。博士は、熱と光の間のどんな振

動の効果も知覚できるような感覚を人間は持っていない、と前置きしてから、こんなことを言っている。

「人間の普通の感覚では、その動きを見たり聞いたり触れたりすることはできない。これらの振動の効果についてはまだわからないことが非常に多いが、いずれわかるようになるだろう。無線通信は、ある範囲の振動によって生ずるものだ。しかし振動数をもっと増やしていくとどうなるのだろうか。

私には、脳が何かを考えているときに出されるものも、高い振動の一つの表れではないかと思う。

それが正しければ、紫外線を作っている波長よりもずっと高い波長のものになるだろう〔訳注…脳波のことではない。脳波はおおむね三ヘルツから四〇ヘルツくらいの振動である。

ここでは「意識」そのものが数百ヘルツの振動そのものではないか、と推測しているのである〕。

これは私の仮説だが──思考という重要なパワーが、なぜ電気と同じ性質のものとして見なされるのか、その理由はいくつもあげることができる。

脳細胞は電池のような役目を果たしていて、その電池が電流を神経の中に流すものだと仮定してもよい。

だが、それはそこで終わりになるのだろうか。

それは身体の外へ電波のようなものとなって出ていって、私たちの五感に感じ取られないまま地球の周りを漂っているのではないか?それはちょうど、ヘルツ〔訳注…ハインリッヒ・R・ヘルツ。ドイツの物理学者。一八五七~一八九四〕やその他の人々がその存在を発見するまで、電波が(人間には)感知されないまま流れていたのと同じことなのだ」

●場の理論と思考の移転

アインシュタインは、広範なエネルギーの場〔訳注…上流から下流全体を含む川の流れる面のすべての空間において、川の流れる各点ごとにそこを通過する水流の速度を考えるとき、その総体を「流れの場」という。

同様に空間のある領域にわたって分布している物理量を、ひとくくりにして表現したものを「場」という〕が宇宙にみなぎっていることを数学的に示した。

エネルギーの場は電流を通すと、どんな電線からも出ていく。でなければ、モーターもビデオもテレビも存在しないはずだ。その他多数の電化製品もできなかっただろう。

身体を司っている神経細胞に沿って、絶えず行ったり来たりしている電気からは、なぜエネルギーの場が生じないのだろうか。なぜそれは、地球の周りを回ったり、宇宙空間へと永遠の旅をしないのだろうか。

今、世界は、もう半世紀以上も前に提唱されたあの偉大な概念E=mc2すなわち、=×()2〕の具体的実現によって恐怖を感じたり〔訳注…たとえば原子爆弾〕、心を高められたり〔訳注…たとえば核融合〕している。

この公式は、物質がエネルギーにそっくりそのまま変わることを証明している。エネルギーは振動なのだから、何もかもが振動であることは疑いの余地はない。

あなたも私も、皆、自分たちが振動そのものであることは、少しの疑いもない。

あなたのラジオを、ダイヤルに示されているとおりの周波数に合わせると、あなたは特定の振動にラジオの感度を合わせたことになる。するとラジオは、それを耳に聞こえる振動に変えるのである。

同様に、あなたの心に共感を示した他人の心は、あなたの思考の振動を取り入れる。つまり周波数が合うのである。

そういうことから、〝心の放送〟の原理はそのうち発見されるだろうし、私たちが漠然と使っている自然の産物を、誰もが自由に使いこなせるようになっていくだろう。

●マスターマインドから得られるエネルギー

マスターマインドに対してより理解を深めてもらうために、ここで先に述べたマスターマインドの定義をもう少しわかりやすく表現し直してみよう。

簡単にいえば協力者集団のことだが、それでは表面をなでたにすぎないことになってしまう。

マスターマインドの定義「明確な目標を達成するための二人ないしはそれ以上の人たちによる、調和された、知恵(そして知識)と努力の協力関係(もしくはそういう関係にある人を指す)」マスターマインドの協力なしで、偉大な力を発揮した人はいない。

私たちはこれまでに、願望をお金やその他、価値あるものに転換するための計画の立て方について研究してきた。

それらのことを忍耐強く知性的に実行し、さらにマスターマインド・グループを正しく選別することができれば、あなたの願望や目標は自分でも気がつかないうちに、ほぼ半分ほど達成したも同様なのだ。

そこで、適正に選び出されたマスターマインドが、あなたに与えてくれる目に見えない力について、もっと知っておくほうがよいと思う。

私たちは、マスターマインドが持っている二つの力について明らかにすることができる。

一つは経済的な性質であり、もう一つは心理的な性質である。

経済的な面は簡単だ。人々の助言を求めたり、相談したり、援助を惜しまない友人を持つことができる人に、利益を与えてくれることだ。

こうした協力の型が、莫大な富の基礎固めとなる。この真理を理解することによって、あなたは経済的な成功を収めることができる。

もう一つの心理的な面は、かなり難しい。だが、あなたは次の言葉の中から重要な真理を汲み取ることができるかもしれない。

「二つの心が一つにまとまるとき、見ることも触ることもできないもう一つの心が生まれる。それが第三の心だ」人間の心というのは、エネルギーである。

精神的な力だ。二人の人間の心が調和して一つに結ばれると、一種の超越的とでもいってよいエネルギーをつくり出すのである。それがマスターマインドの原理である。

私がこのマスターマインドの原理、特に経済的な面について知るようになったのは、もうはるか昔のことである。

それはアンドリュー・カーネギーによってであった。この原理の発見によって、私のライフワークが決まったのである。

カーネギーのマスターマインドは、ほぼ五〇人のスタッフで構成されていた。

彼らの協力によって、カーネギーは鉄鋼の生産・販売という明確な目標を達成できたのだ。彼はそのマスターマインドによって莫大な財産を築いたのである。

過去において莫大な富、あるいはかなりの富を築いた人の記録を分析すると、意識する、しないにかかわらず、このマスターマインドを活用してきたことがわかる。これほどの富を、マスターマインドの原理を活用すること以外に築くことができるだろうか?

●ブレーンの力の活用

人間の頭脳を、仮に電池にたとえてみよう。

電池を多くつなげれば一個の電池よりも大きなエネルギーが得られることは当然である。

これと同じように、人間の頭脳が持っている電池を多くつなぎ合わせることによって、そのエネルギーも大きくなる。

つまり電池をいくつ組み合わせるかによって、アウトプット(放出)されるエネルギーが決まってくるのだ。

そこで次のような重要な公式が成り立つことになる。

すなわち、「二つ以上の頭脳が調和のとれた協力をするとき、一つの頭脳よりもはるかに大きなエネルギーを生み出すことができる」ということだ。

これは電池が一個よりも多数を組み合わせたほうが、より大きなエネルギーを生み出すことができるのと同じことである。

このメカニズムが理解できれば、常に他人の頭脳を上手に引き出すことのできる人々が、それらのマスターマインドからどんなに強力なエネルギーを引き出しているか、その素晴らしさの一端がわかってもらえるだろう。

言い換えれば、マスターマインドとは、他人の頭脳を上手に引き出すことのできる秘密の力だということだ。

そこで次に、別の面からマスターマインドの特徴を探ってみることにしよう。

一つひとつの頭脳が集まって協力し、調和のとれた結合をしてその機能を発揮するとき、それによって得られるエネルギーは、そのグループの一人ひとりの中で大きくふくらんでいくのである。

ヘンリー・フォードが、資本もなく、無学で、無知というハンディキャップを背負いながら事業を始めたことは、よく知られた事実である。

それがわずか一〇年という信じられないほどの短期間で、彼はこれら三つのハンディキャップを克服し、二五年間で米国最大の富豪になったこともよく知られていることだ。

だが、これらの事実に加えて、もう一つ知っておいていただきたいことがある。それは、彼の発展が目覚ましくなったのは、彼がトーマス・エジソンと知り合ったころからだということだ。

彼は一時、エジソンの研究所の一員として働いていた。エジソンとはそのとき以来の仲間である。この一事をもってしても、人と人との心の交わりが、その成功にいかに大きな影響を与えたか、ということがよくわかる。

さらに付け加えるなら、フォードが成功を収め始めたのは、ハーヴェイ・ファイアストーンやジョン・バローズ、ルーサー・バーバンク(それぞれが素晴らしい頭脳の持ち主である)といった人々と知り合ったころでもあるのだ。

素晴らしい友人との心の交流がどれほど大きなエネルギーとなるかが、これによっても理解することができるであろう。

思いやりと調和のとれた心の交流によって、私たちは他人の素質や習慣や思考の力などをお互いに吸収し合っていくのである。

フォードは、エジソンら四人との交わりを通して、自分の頭脳の中に知性、経験、知恵、知識、精神力などを吸収していったのだ。

さらに彼は、本書で紹介したノウハウを用いて、マスターマインドを結成し、その大きなエネルギーをフルに活用したのである。

この原理は、あなたも活用できるものなのだ!マハトマ・ガンジーについてはよく知られていると思う。

そのガンジーがどうしてあのような信じられないほどのエネルギーを持つことができたのだろうか。その答えは、わずか数語で説明がつく。彼は調和の精神と明確な目標を持って、二億人もの人々の頭脳を結合させたのだ。

もっと簡単に言えば、彼は奇跡を成し遂げたのだ。

二億人もの人々を強制することなしに、調和の精神だけで協力し合うように指導することは、奇跡でなくて何であろう。

そのことに疑問を持つ人がいたら、誰でもよい、二人の人間を〝ほんの数時間だけ〟でも、調和の精神で協力させてみるとよいだろう。

事業を経営者している人なら、従業員を一緒に働かせることの難しさを知っているはずだ。他人同士の調和ほど難しいものはない。

※他人同士の調和ほど難しいものはない。

このエネルギーを手に入れることのできる源泉の中で、最も重要なのは第一番にあげられていた「無限の知性」である。

二人以上の人間が調和の精神で共通の目標に向かって協力するとき、エネルギーは無限の知性の無尽蔵の倉庫から、直接引き出すことができるのだ。

無限の知性は、エネルギーのあらゆる源泉の中でも最も偉大なものなのだ。そして天才といわれる人たちや偉大な指導者が常に活用してきたのもこの無限の知性だった。

もっとも彼らがそれを意識して用いていたかどうかはわからないが。

後の二つの大きな源泉から得られる知恵や知識は、私たちが五感を通して得られる知識に比べると、いくらか見劣りするようである。

もっとも、五感を通して得た知識、つまり体験が常に正しいとはいえないが……。無限の知性を活用することはいかなる宗教的側面も持たない。

これは決して宗教ではない。本書に書かれている基本的なノウハウは、直接的にも間接的にもどんな宗教とも無関係である。

この本は、どうすればあなたの願望や目標を富やその他の具体的価値に変えることができるかを明らかにし、またPMAプログラムをはじめとするナポレオン・ヒル・プログラムの概念を理解してもらうことが目的である。

むろん本書のみでもあなたは自分自身を大きく変えることができる。本書を熟読し、よく熟考し、そして瞑想していただきたい。そうすればやがて本書の神髄が姿を現し、はっきり目で見ることもできるようになる。今あなたが見ているのは、そのほんの一部にすぎないのだ。

●積極的心構えの力

富というものは、とても恥ずかしがり屋で、そのうえ、なかなかつかまえにくいものである。

※富はとても恥ずかしがり屋。つかまえにくいもの。

したがって富は、好きな女性を必死になって追い求める男性(逆も同じことだが)と同じように、情熱を持ってまっしぐらに求め、勝ち取らなければならないのだ。

偶然のように見えるが、富を求めるためのエネルギーと、異性を求めるエネルギーとはほとんど同じなのだ。

そのエネルギーが富であれ何であれ、あなたの願望や目標を得るために効果的に発揮されるとき、そこに必然的に信念が芽ばえてくる。エンスージアズムも忍耐力も生じてくる。

そればかりではなく、計画やそれを実現させるための実行力さえも生まれてくるのである。大金が実際に手に入ってくるときは、それはまるで洪水が押し寄せてくるかのようである。

それは、目に見えない巨大なエネルギーの流れである。まるで大河の流れのようだ。だがこの流れは、普通の川と違って一つの川の中に二つの流れを持っている。

一方の流れに乗った人はどんどん金持ちになる。しかし、反対側の流れに乗った人は、どんどん惨めに、貧乏になっていくのである。

流れに乗った人はどんどんお金が舞い込んでくる。しかし反対側の流れに乗った人は、どんどん惨めに貧乏になっていく。

莫大な富を築きあげてきた人々は、皆、この人生の流れを目のあたりにしてきたことであろう。この貧富の分かれ目は、その人たちの〝考え方の違い〟によるものである。

この点については私とW・クレメント・ストーンの共著である『心構えが奇跡を生む』(原書は‘SUCCESS THROUGH A POSITIVE MENTAL ATTITUDE’)を読まれるとよいだろう。

積極的な心構え〝PMA〟を持つ人が、幸運をもたらす流れに乗る。反対に、消極的な心構え〝NMA〟を持つ人は貧困の流れに乗って、それに巻き込まれてしまうのだ。

富を築くために本書を読まれる人にとって、この考え方の相違は非常に重要な問題である。

もしあなたが貧乏への流れの中にいるのであれば、この本やナポレオン・ヒル・プログラムは富への流れに乗り換えるためのカジの役目を果たすことになる。

このカジを上手に使っていけば、あなたは必ず救われるはずだ。そのためにも、本書やナポレオン・ヒル・プログラムを熟読したり熱意を持って聴いていただきたい。

しかし、単に読み流し、聴き流すだけでは、流れを乗り換えることはできない。

貧困と富は、しばしばその位置が入れ換わることがある。富が貧困を追い出してしまうときというのは、深い思索と具体的かつ明確な計画があるときである。

※富が貧困を追い出すのは、深い思索と具体的かつ明確な計画。

貧乏になるには計画はいらない。誰の助けも不要である。なぜなら、貧乏は大胆かつ冷酷で、誰に対しても(あなたも例外ではない)容赦はしないからだ。

※貧乏になるのは、計画はいらない、だれの助けも不要。貧乏は大胆かつ冷酷で容赦はしない。

逆に富は小心で臆病だ。だから、十分な保護が必要なのである。

※富は小心で臆病者。十分な保護が必要。

●あなた自身のマスターマインドのつくり方

二つ以上の心が完全な調和の精神で混ざり合い、確固とした目的を求めるときは、いつでもエネルギーの協調となって現れる。

それは、個人それぞれをすべて合わせたよりも大きくなる。このことはもう理解していただけたと思う。

これがマスターマインドの原理である。それは、あなたが〝自分自身であること〟に干渉するものではない。

事実、いかなるときでも自分自身でいられる人は、他の人の心からくる考えを、抵抗なく上手に受け入れることができる。それは、そのようにしても他人の思考に圧倒されてしまう危険がないからである。

カセットやビデオテープ、その他さまざまなツールによって構成された人生成功のプログラム、『PMAプログラム』や『HSSプログラム』なども、マスターマインドの協調から生まれたものである。

私が味方につけたのは、多年にわたって私に惜しみのない協力をしてくれ、研究の対象になることを快く引き受けてくれた五〇七人に及ぶ成功者たちであった。

心の平安を持つ人は、常に他人から受け取ることも与えることもできる。

●マスターマインドはこうして維持せよ

さてここでは、マスターマインドの限りない恩恵を利用するためのステップについて説明しよう。ここでは、人生の成功を目指す人々のグループをつくることを念頭において、まとめておこう。

もちろんこのステップは、他のすべての目的にも共通するものだ。

1気心の知れた人と協調グループをつくる

まず二、三人の気心の知れた人に声をかける。そしてこの計画に参加してもらう。協調グループをつくるのだ。そして全員が互いに心の調和がとれているかを確認しておく。

協調グループの主たる目的は、知的にも精神的にも、互いに成長することであり、もちろんそれに伴って、物質的利益も(各自の意欲次第で)同時に得られることを説明する。

2討論クラブになってはいけない

最初に明確にしておきたいことは、政治、宗教など、論議を呼びそうな微妙な話題を、このグループのミーティングには含めないことだ。

このグループの目的は、各メンバーが人生から得た経験に基づいた知識で、助け合うことだからである。

3話の内容は部外秘にすること

討論や協力の内容は、グループの中にとどめておく。それを承知していれば、メンバーは自由に話ができる。

4グループは成長する

グループは新しいメンバーが増えて大きくなる。だが、手におえなくなるほどの大きさにしてはならない。新メンバーの受け入れは全員一致の原則で決める。

5仮入会の期間を設ける

マスターマインドの最初のメンバーは別として、新入りメンバーは一カ月ないし適当な期間は、仮の入会とする。新入りメンバーが、他のメンバーと調和がとれるかどうかを見守る必要がある。それについては遠慮する必要はない。

メンバーとして受け入れられないことが決まっても、それはその人の人間的価値のせいではないのだから。

6人生の成功の原則への賛同

円卓のメンバー一人ひとりが、自分の知識と経験のすべてを快く出すようにしなければ、グループに不調和が生じ、宙に浮くことになる。

全員に本書の中に書かれたことに賛同してもらっておこう。また、全員で本書の各章末ごとの「エッセンス」をゆっくり見ていくのもよいだろう。

7議長を参加メンバーの回り持ちにする

各メンバーは、交互に議長を務めること。議長は、メンバー全員が話し合いに参加しているか、質問が自由に出ているか、個人の経験は自由に述べられているか、などに気を配る。

議長は、メンバーが発言するときは指名して立たせ、その人のペースで話しているときに気が散らないように手助けをする。

また、あらかじめ決めてある制限時間内に納まるように計らう。自分の持ち時間を超えて、くどくどと話をする人がいないように気をつける。

議長を回り持ちでやると、発言者の話を聞くメンバーの顔ぶれも自動的に変わる。こうして、自分の役に立つさまざまなノウハウを勝ち取ることができる。

8主たる目的を選ぶ

メンバー個人がそれぞれ述べる目的や問題のほかに、メンバーが一緒にやっていけるもの、グループ以外の人々のためになるものとして、グループ全体の目的なり、プロジェクトなりを決める必要がある。

一つの例として、そうしたプロジェクトの一つに「悩み相談クリニック」を週一回開くというのもいいだろう。

ここには、外部の人が個人の問題をグループの人全体に考えてもらいたいと持ち込んでくる。そのプロジェクトが終われば次のものが選ばれるようにする。

●マスターマインドに関するその他の注意

本書の目的の一つは、読者の試行錯誤の手間を省くことにあるのだから、そうした試行錯誤から、私や他の人々が学んだ教訓を書いておこう。

外部の人には、マスターマインドのプライベートな目的は明かさないようにするのがよいと思う。

失敗と相性よく結びついている人、力を成功に向けようとはしないで、他人の足を引っ張ることだけに関心を持っている人がいることも、頭にとどめておかなければならない。

そういう人々は、マスターマインドなど、鼻先でせせら笑うかもしれない。

彼らの笑いをあなたは気にする必要はないのだが、ひょっとすると、気になってしまうかもしれない。

いずれにせよグループ形成に関する限り、人の意見を聞く必要はなく、自分の意見さえあればいいのだ。

マスターマインド・グループとして集まるときは、否定的な考え方はすべて忘れてしまわなければならない。

このミーティングは、あなたが積極的な考えを見つけ、それを維持していくためのいちばん大きなきっかけとなるべきものである。

さらに、自分のエンスージアズム(熱意)を示して、この貴重な感情を分け合うようにすることが、マスターマインド・グループのリーダーとしてのあなたの義務でもある。

もっとも、エンスージアズムを分け合うための方法については心配する必要はない。このエンスージアズムは伝染性のある感情だからだ。

グループのメンバー全員は、毎回何か得るものがあるように気を配らなければならない。各人が手に入れて持ち帰るものの大きさに比例して、エンスージアズムや協力も増大する。マスターマインド・グループは、競争をする場ではない。

グループのメンバーは誰一人として他のメンバーに敵対意識を持つ理由はないし、他人に対して秘密をつくる動機もない。

覚えておいてほしいのは、「信頼が調和ある人間関係の基礎となる」ということである。あなたが信頼している人を選んでグループをつくるとよい。相手があなたに信頼を置いてくれていることも、確かめておくことだ

●「悩み相談クリニック」は多くの人々が必要としている

特に繰り返して言うが、どのマスターマインド・グループも、グループ以外の人々に役立つような目的を持つべきである。

この原則は非常に大切なので、「悩み相談クリニック」のアイデアをもう少し突っ込んで考えてみよう。これは、グループが提供する外部向けのサービスとしては、最も優れたものの一つである。

それにはどのような応用タイプがあるか見ていくことにしよう。もし、私が生命保険の代理店をやっているとしたら、このようなクリニックができたら週二回開きたいと思う。

現在の生命保険のセールスパーソンは、顧客の家庭に関するいくつかの分野(家計など)の相談相手と見なされている。

時間を割いて、あなた自身の経験やその他の人々の経験を話しているうちに、あなたはその人たちに忘れられない印象を残すだろう。その場合、その人たちが生命保険を必要としていたらどうだろうか。

もし私が牧師なら、私の教会に集まる人々だけではなく、それを超えたはるかに多くの人々のために「悩み相談クリニック」を開きたいと思う。

教会に来る人の中の、多種多様な職業を代表する有能な人に、私と一緒に相談委員になってもらう。

直接の報酬は必要としないが、こうした奉仕によって日曜ごとに私の教会に来る人数が増え、座席が満員になればいいと思う。

もし私が学校の教師なら、私は良い親子関係への認識を深めるだろう。

また、調和を保ちながら問題を解決するのが良い親であり、子どもの助けとなりやすいことを認識させる。

それは親子両世代にとっても有益であり、生徒たちも私が教えたことを心にとどめて、良い大人に成長していくことになるだろう。

そのような希望を抱いて、私はクリニックを開くことにする。

もし私が成長期の子どものいる家庭の主人なら、家族全員のための「悩み相談クリニック」を開くだろう。隣近所の人々にも参加してもらいたいと思う。

「悩み相談クリニック」を開くと自然に生じる利益を、いくつかあげてみた。利益そのものは見えないかもしれないが、安心してほしい。

あなたがどんな利益を世の中に送り出そうとも、それは何らかの形であなたのところに戻ってくるのだし、それが一〇〇〇倍になって戻ってくることもあるのだ。

私の友人でもあったマハトマ・ガンジーは、経済的報酬を考えることなく、国民に限りなく尽くした。ただそれだけのことによって、インドにとって史上最大の恩人となった。

彼の心の中は、どんな男よりも男らしかった。

彼はインド国民自らの意思で、自分について来させるようにしたし、その報酬であった「インド独立」は、私たちの目標などとは桁はずれに大きいものであった。

有効なマスターマインド・グループは、小さなグループがよい。

だが、あなたがそれを「悩み相談クリニック」を通じて伸ばしていったら、あなたの目的と調和を保つ多くの人々の心の効果を感じ取ることができるだろう。それが無限の富なのだ。

●政治の場でのマスターマインド

政治の職に就いている人たちと話をすると、いわゆる彼らの「石頭」に、悲しくなることがある。いったん当選してしまえば、彼らは権力を棍棒のように振り回し、人々のことは気にかけなくなる。

そして自分たちが決めた原則を押しつけ、自由気ままに影響力を行使する。本当に偉い人は、そんなことはしない。

だが不幸なことに政治の職に就いている人には、狭量な心の持ち主があまりにも多いのだ。私が市長だったら、市役所に「悩み相談クリニック」を開設するだろう。

そして市民の中から信頼のおける人を選りすぐって、クリニックの相談員になってもらう。

弁護士、医師、教師、銀行家、経営者など、さまざまな方面の才能の代表者として、どんな人でも安心して話ができる人に依頼する。

私は少なくとも週一回、クリニックの会を開きたいと思う。クリニックの人気が出るにしたがって、いくつかの小グループに分けたほうがよいかもしれない。

定期的な会の合間には、緊急事態に備えて個人相談を受けるようにする。もし必要ならば、特定の事例について、フォローアップやアフターケアもする。

こうしたことを行う市長は、いくらでも望むだけ現職にとどまることができるだろう。だが、それは二次的な報いでしかない。

本当の報いとは、私が一人ひとりのために、また全体のためにも行政を高い水準に引き上げた、というところにある。

●平和と調和によって心が強化される

人生には平和と調和だけがあってほしいとあなたは思うだろうか。もし人生に衝突のときがなく、解決すべき問題がないとしたら、なんと退屈な世の中になってしまうことだろう。私たちは困難を乗り越えて成長していくのである。

※人生に衝突のときがなく、解決すべき問題がなければ、退屈な世の中になってしまう、困難を乗り越えて成長していく!

もし、問題を解くことが社会勉強の過程であまり意義がないとするならば、事実上、人生のレッスンは受けられないことになる。

しかし平和と調和が、理性と感情の礎として残っていれば、問題は「測り知ることのできない」ほどの力で解決できる〔訳注…おそらく、この文章は「人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安」(新約聖書、フィリピ書四章七節)からきているのであろう〕。

一時的な平和であっても、励ましは力にはなる。

医者は、ある特定の患者には気候の異なる土地への転地療養を勧める。気候そのものは、病気の治癒に関係があるかもしれないし、ないかもしれない。

だがもっと重要なのは、「視界」の変化なのだ。新しい顔ぶれや新しい景色などが、心を解き放ってくれる。今までの環境は、馴れ親しんではいるが、オリに閉じ込められたような悩みがあったのではないだろうか。

患者が森や丘を平安な気持ちで散歩しているときに、奇跡の治癒力が起こるものだ。自分の心がわかってくるにつれ、身の回りで何が起こっていようとも、心の中で調和を保つことができるようになる。

同時に一日のうちに何回となく、心を平安にし、もがこうとせず、休ませるように心がけてみるといいだろう。

そのうちに、座っていても歩いていても、静かに横になっていても、外部の源から心の中に調和が流れ込んでくる気がしてくるかもしれない。

それが本当なのであって、あなたの心に受け入れの準備ができているなら、それと調和をすることができるのだ。

●家庭での調和の大切さ

「家庭での調和」というのは、ただ単なる居心地の良い状態のことを言っているのではない。

家庭での調和とは、心の回路に絶えず出入りし、心を平和と持続的な調和に保つように調整することのできる力である。

私たちは、調和と愛情が優位に立っている家庭で生活をしている。私たちが家庭で行っていることは、仕事を含めて愛情の産物としての喜びをもたらしている。ときどき妻と私は、ドライブしたり、田舎道を散歩する。

私たちは新しい人に会い、新しい景色を眺める。また新しい経験をするときもあって、心がすっかり洗われた思いで家に帰って来る。そして‘VeryGood’と思う。

●心配事を追い払う自分なりの簡単な方法を見つけよ

旧約聖書の「烈王紀下」第五章(一節~二七節)にアラムの王の親衛隊長ナアマンの話がある。裕福で力もあるナアマンであったが、ハンセン病を患っていた。

彼はイスラエル人の女捕虜から預言者エリシャのことを知り、その治癒能力のことを耳にした。

彼はエリシャが何か神がかりの呪術を使って治してくれるものと期待していたのだ。だが、エリシャはこう言っただけであった。

「ヨルダンへ行って、七たび身を洗いなさい。そうすれば、あなたの身体はもとどおり清くなるでしょう」多分この話は、私たちの心配事を解決するのに、もっと簡単な方法があるということを示すための寓話なのだろう。

私は、深刻な問題の存在を否定するものではないが、心配事の大半は、もともと小さい悩み事から発していることに気づいた。

心に小さな心配事を食べさせてやると、それが増大してもっと大きな悩み事を食べさせろと言い出すのだ。

心配事をさらに増長させたいなら、じっと座ってひたすらその心配事のことを考えてやることだ。

思考は力(エネルギー)であることを忘れてはならない。つまりこれは、心配事に力を貸すことになる。そうすると心配事は心中深く根を張り、心の栄養を吸い取ってしまうのだ。

※思考=エネルギー。心配事に力を貸すと、心配事は心中深く根を張り、心の栄養を吸い取ってしまう。

心配事をつぶし、根こそぎ抜き取ってしまうには、心配事に対する反応を何らかの建設的活動に転換してしまうことだ。

活動することによって、心はその活動に集中する。たとえ少しの筋力でも使うことは、心を休ませることになる。私の友人に、斬新な方法で心配事に対処している人がいる。

彼は庭へ出て猛烈な勢いで土を耕し、汗がどっと流れ落ちるまで続けている。それほど激しい労働をしなくても、ちょっとした日曜大工の真似事でもやれば、心配事を消すことができるだろう。

そうすると自分の心を、誰か別の人の問題を解決するのに向けることができる。これは、寝たきりになった人でもできる方法である。何も難しいことではない。

本書にはいろいろなことが書いてあるが、この部分は何度か読み返してもらいたい。心の平安というものは、本来はシンプルな状態なのだということを再認識してもらいたいのだ。

成功者や高い地位にある人と知り合ってみると、「案外、気取らない人だ」という感想をよく聞く。確かにそうだ。知的レベルがいかに高くてもそうである。

有能な心というのは、基本的な単純さをまず手に入れ、その上に他のものを築き上げる。

私は、マスターマインドに参加して大変役立ったという人のことを思い出すことがある。その人によると、いちばん役立ったのは、他人の目を通して自分の問題を見られるようになったことだそうである。

また、自分がなんて単純だったのだろうかということを認識させられたのだという。

彼は今まで、自分の心配事を互いにかけ合わせて、その膨大さに目を見張っていたのだが、一つずつ見ていけば、大したことはなかったのだそうだ。

すぐ解決できるものばかりだし、そうすることによって彼の心は今までになく感度が高まったというのである。

エッセンス⑩

▼アンドリュー・カーネギーの成功の秘密。マスターマインドは、あなたも今すぐ活用できるものである。組織化され方向づけられた知識は、あなたの生涯の力となる優れたノウハウである。

▼二つ以上の頭脳が調和のとれた協力をすれば、超越的ともいえるエネルギーをつくり出すことができる。

▼豊かになるには、計画を立てて協力者をつくらなければならない。貧乏のままでいたいのなら計画を立てなければよいのだ。

▼財産を築くのに不可欠なエネルギーをもたらしてくれる知識の源泉は三つある。マスターマインドにより、あなたはそれを使いこなすことができる。

▼幸福は行動することによってもたらされる。行動しなければ何も生まれてこないのである。

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