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CHAPTER15ダッシュ法をカスタマイズする

CHAPTER15ダッシュ法をカスタマイズするこの章では、ダッシュ法を働き方に合わせてカスタマイズする方法を考えていきます。

各タイプのメリットとデメリットについても触れておきましょう。あなたにとって最適な方法が見つかるまで、いろいろ試してみてください。

この章で紹介するダッシュ法のバリエーションは、私自身が考えたものです。どれも、仕事が進むにつれてダッシュ時間が増え、タスクの数が減るスタイルになっています。

目次

タスクに適したダッシュ時間を配分する

まずは、タスク終了時のダッシュ時間のリセット方法について、2つのバリエーションをご紹介します。

各タスクは5分間ダッシュからスタートし、タスクが終了するまで、ダッシュ時間を5分ずつ増やしていきます。この基本は共通です。

〈タイプ1〉はオーソドックスな方法です。タスクが終了したら、ダッシュ時間を5分にリセットします。メールが届いて、新たなメール処理のタスクが発生したら、この5分で対応するという方式です。

〈タイプ2〉は、タスクが終了したら、ダッシュ時間を(5分間に戻すのではなく)5分間減らす方法です。つまり、タスクが完了しなければ、次のダッシュ時間は5分増やし、タスクが終了すれば、次のダッシュを5分減らすのです。

このタイプのメリットは、タスクに見合った長さのダッシュ時間が割り当てられることです。

原稿執筆といった時間のかかるタスクには、より時間が多く割り当てられ、デスクの片づけのように短時間で終わるタスクなら、常に5分か10分程度までのダッシュが割り振られることになります。

〈タイプ3〉は〈タイプ2〉のバリエーション。タスクが完了したら、次のダッシュ時間をそのままにしておきます。4回目の20分間ダッシュでタスクが完了したら、次のダッシュ時間は、そのまま20分に設定します。

ダッシュ時間をリセットせずにそのままにしておくと、タスクに割り当てられる時間が、そのタスクに適した長さに調整されていきます。この方法なら、各タスクの性急な時間調整が避けられるでしょう。

ダッシュ時間をより大きく変化させる

これまでに5分、10分、15分、20分というダッシュ時間を標準の方法として紹介してきました。仕事への抵抗感が問題になる場合、このくらいの長さが適当です。

しかし、仕事への抵抗感が克服できるようになってくると、このペースでは1回のダッシュ時間が短すぎて物足りなく感じる場合があります。こうしたケースでは、ダッシュ時間をより大きく変化させる方法を試してみてください。

〈タイプ4〉は、ダッシュ時間を倍々ペースで延長していく方法です。つまり、5分、10分、20分、40分と常に次回は2倍のダッシュをすることにします。このタイプのバリエーションとして、

〈タイプ5〉のように、最初の5分をスキップして10分、20分、40分としてもよいでしょう。

タスクを徐々に増やす方法

今度は複数タスクを処理するバリエーションをご紹介しましょう。

前章では、10のタスクをリストアップし、一気に並行させて取り組みましたが、ここでは、少数のタスクでスタートして、徐々にタスクを加えていきます。

〈タイプ6〉では、2つのタスクから始め、ラウンドごとに1つ追加しています。最初の2つのタスクは、メールと手紙の処理です。

〈第1ラウンド〉で2つのタスクの5分間ダッシュが終わったら〈第2ラウンド〉です。ここで、新しいタスクとして電話の処理を加えます。

〈第5ラウンド〉まで続けたリストを見てください。メールの処理が終わらずに25分間ダッシュになりました。手紙の処理やオフィス整理については5分間ダッシュで完了しているのがわかります。

この方法のメリットは、同時並行のタスクが少ないことです。1つのタスクの完了までは一気同時並行でやるよりも早くなります。デメリットは「コミットした仕事がすべて進んでいる」という感覚が得にくいことでしょう。揺らぎのない強いコミットができる人向けと言えるかもしれません。

ダッシュ時間を固定する2つの考え方

いろいろな方法を試していくうちに、ダッシュ時間をその都度変更していく必要が弱まり、一定の時間配分でよいと感じる場合もあるでしょう。そうしたケースへの対処法として、2つのバリエーションをご紹介します。

■バリエーション1タスク当たりのダッシュ時間を固定する

ダッシュ時間を変更しないで、一定のダッシュ時間でよいと思えるケースもあるはずです。

私の経験では、ダッシュ時間を固定するなら20分が最適です。

ただし、ダッシュ法を続けていくうちに、自分に合うダッシュ時間は変化していくもの。

実験する気持ちを持ち続け、自分に合ったダッシュ時間を見つけるようにしてください。

■バリエーション2ラウンド制で、合計時間を分割する

1ラウンドの時間を固定して、それをタスクの数で割る方法です。かなり凝ったやり方と言えるでしょう。例えば、スタート時点でタスクが20項目ある場合で考えてみましょう。

各タスクに5分割り当てると合計時間は100分です。この100分を1ラウンドとします。第1ラウンドで、5つのタスクが完了したら、第2ラウンドで手がけるタスクは15項目になります。

100分を15で割ると1タスクは約7分です。こうして1ラウンド100分で仕事を続けます。タスクが3項目にまで減った時点で、ダッシュ時間は33分間になります。

この方法は、仕事の数が多い時におすすめです。簡単な仕事はすぐに片づく一方、大がかりな仕事に集中する時間がどんどん増えていくからです。

デメリットは、同じ仕事に戻るまでに時間がかかることです。しかし、完了したタスクが増えていくことで、その不満は徐々に解消されていくはずです。

CHAPTER15まとめ

●働き方にあわせ、タスクに適したダッシュ時間を配分する。自分に合う方法が見つかるまで、いろいろな方法を試してみる。

●仕事への抵抗感が克服できるようになってきたら、ダッシュ時間をより大きく変化させる方法も有効。

●ダッシュ法を続けていくうちに、自分に合うダッシュ時間は変化する。常に、実験する気持ちを持って、適切な時間を見つけていくことが大切。

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