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第5章▼▼▼効率UP編

第5章▼▼▼効率UP編

30段取りが良い人はパソコンの便利な機能を使い、。

31段取りが良い人はメールを省略して書き、。

32段取りが良い人はメールをラクして書き、。

33段取りが良い人はすぐに捨て、。

34段取りが良い人はスッキリ、。

35段取りが良い人は仕事を流れるように進め、。

36段取りが良い人は朝型人間、。

37段取りが良い人は見た目がきまり、。

段取りが良い人はパソコンの便利な機能を使い、段取りが悪い人はタイピングの速さを自慢する。

段取りが悪い人は、ムダなことをやっていることが多いです。

例えば、何を伝えたいのかわからない長いだけのメール、紙1枚で伝わるのに見栄えを良くするため数枚に膨らませた資料。

そのほかにも生産性のないことをたくさん行っています。

まずはムダをなくすことが大切ですね。

さらにパソコンの便利な機能を使い、必要最低限の動作におさえましょう。

タイピングの速さを競うのではなく、ムダな動きを省くのです。

例えば、ショートカットキーを使う方法があります。

キーボードとマウスの併用は、一方から手を離したり、また手を戻したりしなければなりません。

ショートカットキーを使うと、キーボード上で動作を完結できるので、手の移動が少なくて済み、時間短縮につながります。

とはいえ新しい知識を習得するのは勘弁してよ、仕事を減らしたいから本書を手にしているのに、という人もいるはずです。

私もはじめのうちは半信半疑でした。

しかし実際にやってみたら仕事のスピードが段違いに速くなったのです。

ぜひ、ショートカットキーを使わない方は、だまされたと思って、いくつかの手法をお試しください。

Windows10を例にすると、「Ctrl+A」は、ドキュメント内またはウィンドウ内のすべての項目を選択します。

これはおなじみのワザですが、マウスを使うよりもはるかに速いです。

メール処理は日々欠かせない仕事なので、Outlookをお使いの方も多いと思います。

Outlook2010を例にすると、「Ctrl+R」はメッセージに返信する、「Ctrl+F」はメッセージを転送する、「Ctrl+P」は印刷するとなります。

メールを返信するときに件名の先頭につく「Re:」、転送するときにつく「Fw:」、印刷するときはPrintというように、頭文字をイメージすると覚えやすいですね。

便利とはいえ、キー操作は約200あるので、すべてを暗記しようと意気込む必要はまったくありません。

もしこの機会にやってみたい、興味があるという方は、パソコンの専門書や次のようなビジネス書を読んでみると効率的に習得できるでしょう。

私がきっかけとなったのは、『超速パソコン仕事術』(かんき出版岡田充弘著)を読んだことでした。

「仕事が速い人ほどマウスを使わない!」のキャッチコピーが衝撃的でしたし、ベストセラーになったので、ご存じの方も多いはず。

この本は読み物としても面白く、面倒くさがりやの読者(私のことです)をも動かす力がありました。

ショートカットキーは、どれかひとつでも2つでも試してみて、「これは便利!」「助かる」と思うものが見つかると嬉しくなり楽しいものです。

私自身も長年、手作業で時間をかけていたことが、ほんの数秒でできることを知り、目から鱗が落ちるようでした。

以来、決して数は多くありませんが、好みのショートカットキーを取り入れています。

ほかにパソコンの便利なワザとしては、WordやExcelなどで日付の自動更新の設定にしておくと、文書を使い回すときに、都度手入力で発信日を修正する手間を省けますよ。

これらパソコンの便利な機能を使う人と使わない人がいるのは、知っているか否かの差です。

スキルの上達には独学もいいですが、パソコンの研修やセミナーに参加すると手っとり早いでしょう。

丸一日受講するなんてしんどい、と思われるかもしれませんが、たった1日でマスターできるなら時間対効果はバツグンです。

私もWord、Excel、PowerPointの講座に通ったことがあります。

独学だったら何日間もかかり、わからないところでつまずいて嫌になったでしょうが、講座の翌日からスイスイ資料を作れたので、時間を貯金できました。

セミナー会社では、基礎編から応用編のパソコンセミナーが開催されていて、大盛況のもようです。

あなたもパソコンと仲良くなり、力を借りましょう。

段取りが良い人は、パソコンの時短ワザを身につけている!

段取りが良い人はメールを省略して書き、段取りが悪い人は丁寧に書く。

相手が誰であろうと、とても丁寧にメールを書く人がいます。

与える印象は良いかもしれませんが時間がかかってしまうので、生産性の高い書き方について考えてみましょう。

おすすめするのは、社内でやりとりするメールと、社外の取引先やお客様とやりとりするメールとで、メリハリをつけることです。

時間をかけてほしいのは社外メールです。

というのは、たったメール1通で仕事ができる人なのか、残念な人なのかが伝わってしまうためです。

わかりやすいか、言い回しに失礼がないか、誤字脱字がないかどうかをチェックしてから送信してください。

お客様にいい加減な人という印象を持たれては、仕事を任せてもらえなくなってしまいます。

逆に手を抜くというと語弊がありますが、社内メールには時間をかけすぎないようにしてください。

社員同士は身内ですし、メールの主な目的は報告・連絡・相談なので短時間で仕上げましょう。

次から次へとメールをさばくとき、文章の巧拙を気にしすぎては仕事になりません。

また、大勢に一斉送信するならともかく、1対1のやりとりならば、多少の誤字脱字は大目に見るくらいの度量の広さを持ちたいものです。

まず、社内メールは短く書くように心がけましょう。

内容にもよりますが、本文は1~3行くらいに収めて、結論を前にもってきてはいかがでしょうか。

段取りが悪い人は、社員同士でも長いメールを書きます。

挨拶文を必ず入れたり、「お忙しいところ申し訳ありません」と謝ってみたり、「よろしくお願いします」を数回繰り返したり、「ご自愛ください」などの気づかいをこれでもかとトッピングするのです。

これでは、どんどんメールが長くなる一方です。

ある企業では、生産性向上のために社内メールをルール化しました。

ルールとして、「お疲れ様です」「いつもお世話になっております」「総務部の鈴木です」などの挨拶文や名乗りはできるだけ省くことにしました。

短いメールは書くのも読むのも速いので、たとえ外出中や移動中であっても、スキマ時間を見つけてスマホから送信したり返信したりできますね。

だからクイックレスポンスが可能となり、仕事がはかどります。

そうはいっても、会社や職場の文化や慣習もあるでしょう。

同じ組織で働いていても、初対面の人に何かを頼むとき、いきなり簡潔すぎては心証を悪くするかもしれません。

ですが二度三度やりとりしたら、徐々に手短に書くのを試してほしいです。

心配なときは「取り急ぎ、要件のみ失礼します」「簡単ですが」「出先から送信しています」などの断り文を添えてみてください。

メールは本来業務(07項参照)なのかどうかを考えると一概には言えませんが、多くの場合はノーでしょう。

ですからメールに翻弄されて1日が終わるなんてことは避けたいものです。

時間をかけるべきなのは本来業務なので、くれぐれもメールに時間をかけすぎないよう気をつけましょう。

なお、メールラリーは基本的に1往復、相手が目上の人ならば1往復半で終わらせましょう。

メールをいつ終わらせたらいいのか迷うこともありますが、「ありがとうございます」「よろしくお願いします」だけの内容を送り続けると互いの時間を奪われてしまいます。

そこで返信が要らなければ、返信不要だとメールの文面に入れてみてください。

ただ社外の方には「返信不要」とキッパリ書くよりも、「返信のお気づかいはなさいませんように」「お忙しい折、返信のお気づかいはご無用です」「再度ご連絡いたしますので、ご返信には及びません」などの丁寧なフレーズがおすすめです。

メールは速くわかりやすく書いて、本来業務に集中する時間を生み出しましょう。

段取りが良い人は、社内メールは必要最低限の文章で終わらせる!

段取りが良い人はメールをラクして書き、段取りが悪い人は時間をかける。

段取りの良い人は毎回ゼロからメールを書きません。

パソコンの機能を利用したり、一工夫して、お手軽にしているからです。

そのやり方を3つご紹介します。

ひとつ目は単語登録をすることです。

これは、定型文や宛名、住所などを登録すると便利なシステムで、例えば「おせ」と入力すると「いつもお世話になっております」などの挨拶文が現れたり、「みつば」と入力すると「みつば東京銀行丸の内支店長桜庭一郎様」に変換できたりします。

毎回複数名に送るメールを書くときは、「はま」と入力すれば「浜田様CC渡辺様CC奥本様」のように3人の名前が即座に出るように登録すると便利です。

そのほか自社の住所なども登録しておくと、調べる手間や手入力する時間を省けますね。

単語登録機能を使ってメールを書くと、1通当たり、たった15秒の節約かもしれませんが、1日に平均15通送るとして年間260日で計算すると、5万8千500秒=16・25時間=約2日の業務時間が余るので、チリツモ効果はあなどれません。

ちなみに、本書の原稿は「段取りが良い人」と「段取りが悪い人」という言葉を何度も書くので、それぞれ「だんよ」と「だんわ」で単語登録しています。

2つ目は、テンプレートを利用することです。

毎回同じようなメールを書くなら文章を雛型として保存しておき、それを再利用するといいでしょう。

部分的に書き換えて送れますし、ゼロから書くより断然速いです。

メールマガジンを発行する方や、定型業務で毎月のように送るメールがあれば、ぜひお試しください。

私の場合は研修に登壇するとき、配布資料を主催者にデータで送ります。

これは年間を通して発生するルーティンワークなので、テンプレートに保存しました。

お客様の会社ごとのテンプレートにしてあるので、担当者の方の名前やアドレスがすでに入力してあります。

ですから、いただいた名刺を探したり、前回のメールを検索せずに済んでいます。

また、テンプレートにはミス防止の作戦を仕込んであります。

配布資料を送るのに、肝心の添付ファイルがうっかり漏れていては話にならないので、テンプレートの本文1行目に「まず添付して」と自分への注意喚起を入れています(笑)。

おかげで何度救われたことか。

「おっと、危なかった~」とパソコンの前で独り言を唱えたことが何度もありました。

そうそう、当然ですが、添付し終わったら、この文は消さなければなりません。

3つ目は、タイトルオンリー(T/O)といって、タイトルだけでやりとりする方法です。

これは社内メールや、社外ならプロジェクトを組む、親しい仲間内に限られますが。

例えば、返信メールのタイトルの先頭に「承知しましたT/O」「資料受領お礼T/O」などと書き加え、本文は何も書きません。

署名が自動で入っても削除しないで結構です。

実際にチームでタイトルオンリーを取り入れたところ、メンバーから「速攻でメールを送れました」と好評でした。

そのほかスマホでは、Gmailに「スマートリプライ」という、AI(人工知能)が予測した三択の自動返信を表示する機能があります。

どなたかからお誘いやお願いごとがあって返信しようとすると、「了解です」「とくに問題ありません」「ありがとうございます」など短い文章が候補で表示されました。

それを見て「お主なかなかやるじゃないか」と的を射るフレーズもあれば、とんちんかんな返信候補に笑うことも。

精度が上がることを期待しつつ、一言だけ返すときや、文章を書き足すなどして試す価値はあるでしょう。

これらの便利な機能を使ったり、自分なりに一工夫したりして手早くメールを送りましょう。

段取りが良い人は、メーラーの機能を最大限に活用する!

段取りが良い人はすぐに捨て、段取りが悪い人は大切に保管する。

あなたのデスクは片づいていますか?それともファイルや書類が山積みされていたり、文具が出しっぱなしのままでしょうか?デスクを見れば、その人の仕事ぶりがおおよそ見当がつきます。

これまで、いろいろな人のデスクを見る機会がありました。

おしなべて優秀で、段取りの良い人のデスクはキレイです。

執務中は余計なものが置かれていない状態なので、気が散らずに集中できているのだと思います。

そういう私はというと、片づけや掃除が大の苦手でした。

小学校や中学校では掃除の時間がありましたが、なぜ掃除をするのか、まったく理由がわからず、いかにサボるかを考えていました。

掃除の時間になると音楽が流れるので、ほうき踊りなるものを考えて、ほうきを持って音楽に合わせて踊っていました。

クラスのみんなは笑ってくれましたが、先生からは怒られる始末。

会社に入ってからは、気がきく後輩たちが、出しっぱなしにした私の書類を片づけてくれました。

後輩は、「鈴木さん、自分のことは自分でやってくださいよ」と注意したかったでしょうが、怖くて言えなかったのだと思います。

会社を退職してフリーランスとなり、独りぼっちで仕事をすることになったとき、もう誰も頼れないんだと気づき、仕方なく片づけはじめたのが正直なところです。

実は今も片づけは不得手で、積極的にやりたい派でもありません。

ですから整理整頓に拒否反応を示す人の気持ちがわかります。

そこで最低限やっておくといい方法だけ、ご提案します。

5S(ゴエスと読みます)という言葉をご存じでしょうか。

5Sとは、「整理・整頓・清掃・清潔・躾」のことです。

5つのSを全部完璧にできればいいですが、デスクの片づけは2つのS、「整理」と「整頓」をすれば、ある程度うまくいきます。

整理整頓は同じような意味にとらえられやすいですが、5Sでは整理と整頓を区別します。

「整理」は要るものと要らないものを区別して、要らないものを捨てることです。

ときどき張り切ってファイルや収納グッズを買う人がいますが、物を増やしては本末転倒なので、まずは捨てましょう。

簡単に捨てるといっても、これが難しいのです。

世の中には捨てるのが下手な人が大勢います。

原因は、もったいないという「ものを大切にする気持ち」と、また使うかもしれないという「不安」です。

つまり情が邪魔しているわけです。

では、情に流されずに捨てるにはどうしたらいいでしょう。

組織で「文書管理規程」があれば、ルールを確認してください。

法定保存文書は、法律で保存期間が定められている書類なので勝手に捨ててはなりません。

そのほか業界や社内で定めた規程もあるので、まずは確認しましょう。

逆に「文書管理規程」にないものは、保存期間をチームや自分で決められます。

報告書は〇年保存といったルールを決めておくと、その日が来たら捨てられます。

ある企業ではパソコンで書類を作るとき、ファイル名をどのようにつけるかルールが決まっています。

ですから個人ごとにバラバラということがありません。

そしてファイル名の最後には、捨てる日付を入れています。

3年間保存なら、作成日の3年後の日付を入れておけば、到達日に誰でも迷わず捨てられますね。

さて、管理基準を決めるまでもないものの捨て方を3つアドバイスします。

①満杯になったら捨てる……、②仕事が終わったら捨てる……、、、、③データで残す……。

、、捨てることのメリットは大きいです。

少しだけ勇気を持って、不要なものを捨てましょう。

段取りが良い人は、整理整頓を欠かさない!

段取りが良い人はスッキリ、段取りが悪い人はぐちゃぐちゃ。

生産性を高めるには、探す時間を減らし、デスクの上は広いスペースを空けておくことが大切です。

「整理」をしたあとにするのが「整頓」です。

これは使いやすく戻しやすいよう置き場所を決めることです。

あなたの周りには時間泥棒がいませんか?よく書類や文具をなくして「貸してくれる?」だとか「一緒に探してくれない?」と頼んでくる人。

また、上司に「今月の営業成績をデータで見せてほしい」と指示を受けたときに、「少々お待ちください」と答えてから、しばらく待たせる人。

整頓の3原則は、すぐに「見つけられる」「使える」「戻せる」です。

例えば文具は引き出し1段目、名刺は2段目というように、置き場所を住所のごとく決めましょう。

「まとめる」のも効果的で、筆記用具は一カ所にまとめる、クリップや付せんは、それぞれ小さな箱や缶にまとめる。

そうすると必要なときにすぐ見つかります。

箱や缶は収納グッズをわざわざ買わなくても、お菓子の入れ物などで代用できます。

事務用品は「ワンベスト」をぜひ覚えてください。

「ワンベスト」とは、引き出しに入れる事務用品はひとつずつあればいい、ということです。

ボールペンやはさみ、ホチキス、電卓がいくつもある人は、引き出しがパンパンになったり、文具が行方不明になることも。

いくつも持っていたら、使いやすいものをひとつ選びましょう。

景品や販促品で、会社のロゴ入りのボールペンをいただくことがあります。

2色や3色入りだと、使いはじめてから先になくなるのは黒色のインクで、赤色がまだ残っているからもったいないと取っておくと、つい忘れて、また黒色で書こうとしてしまいます。

そのボールペンを取っておく限り、黒色をノックして書こうとしてから「インクがない」と気づき、ほかのボールペンに替えるまでに毎回数秒のムダが生じます。

これではイライラするので、思い切って捨ててもいいでしょう。

また、事務用品は100円ショップでも手に入りますが、コストをかけて良いものを選んで長く使ってはいかがでしょうか。

ときには自腹で投資するつもりで購入すると、大切にするようになります。

何よりデスクの上をスッキリ保つ秘訣は、「使ったら戻す」を繰り返すことです。

仕事が終わったのに書類を出しっぱなしにしておくと、次の書類を上から次々重ねたり、ほかの書類とごちゃまぜになり見つかりにくくなることも。

文具も同じで、また使うかもしれない、と出しっぱなしにせず、もとの置き場所に戻すことを習慣にしましょう。

定期的に片づけるには、5Sにちなんで、5のつく日を片づけデーに決めてしまうのはいかがでしょうか。

毎月5日、15日、25日です。

どこかのスーパーのセール日みたいですが、覚えやすいです。

もし休日と重なったら前後の日にずらすなり、パスしても結構ですので、厳しくしすぎずに続けましょう。

『月刊総務2018年1月号』(月刊総務)に、「やらないと法令違反?大掃除は年二回」という記事がありました。

労働安全衛生規則第六一九条「事業者は、次の各号に掲げる措置を講じなければならない」第一項「日常行う清掃のほか、大掃除を、六月以内ごとに一回、定期的に統一的に行うこと」。

つまり、年末の仕事納めの日に職場で大掃除をするのが恒例かもしれませんが、大掃除は半年に1回行い、日常の掃除は業務時間内にするということです。

デスクを片づけていたら、「いいね~暇で」と同僚から嫌味を言われたという人がいますが、片づけは大切な仕事なのですから正々堂々とやりましょう。

なお、捨てていいかわからないものは保留ボックスに入れておき、大掃除のときに上司にまとめて判断してもらうと手っとり早いです。

そうそう、デスクが汚くたって仕事はできると主張する人がいます。

確かに、どこに何があるか、すべて覚えている天才ならば問題ありません。

しかし、そうでなければ、デスクを片づけて気持ちも新たに仕事に取り組みましょう。

段取りが良い人は、使い終わったものはその都度もとの場所に戻す!

段取りが良い人は仕事を流れるように進め、段取りが悪い人は中断する。

段取りが悪い人は、仕事をするときに何度も中断します。

やり方がわからずに途中で調べものをしたり、ほかのことが気になったりします。

そのたびに手を止めるので、集中力は途切れ、やたらと時間を浪費してしまうのです。

段取りが良い人は、仕事を流れるように進めます。

なぜかというと、時間を短縮できる仕組みを作ってあるからです。

とくに定型業務は、あらかじめ仕組みを作っておきやすいものです。

例えばよく郵送する相手の封筒の宛名シールを作っておくと、送るときに都度住所を調べたり手書きしたりする手間を省けますね。

請求書や送り状はテンプレートを作ったり、前回の書類を保存しておき、部分的に修正して使い回すと効率的です。

また、私はExcelで見積書を作るのですが、同時に請求書も出来上がるフォーマットを作っています。

見積書に入力した先様の社名や案件名、金額などが自動的に請求書に反映されるようになっています。

もちろん発注を受けなければ、請求書は要らないですが(笑)、受注した折に備えて準備しています。

すると実際に請求書を作るとき、すでに完成しているので作成時間はゼロ。

「なんてラクなんだろう。

ありがとね」と過去の自分にお礼を言いたくなるほど嬉しくなります。

私がおすすめする仕事をスムーズに流す方法は、仕事を進み具合によって常に3つに分ける、というものです。

3つとは、「未処理」「仕掛かり中」「処理済み」です。

これからやる予定の仕事は「未処理」、まさに今やっている仕事は「仕掛かり中」、仕事が終了したものは「処理済み」です。

段取りが悪い人は、これら3つの区別をつけないため、デスクの上には、やりかけの仕事と、すでに終わった書類がごちゃまぜに置いてあります。

また、書類は下から上へ、どんどん積み重ねられるので、何がどこにあるのか皆目見当がつきません。

デスクは、頭と心の状態を表すものだと思います。

デスクが乱れていると、優先順位をつけられない、仕事量が多くて翻弄されている、平常心を保てていないなど、黄色信号がついている状態です。

赤信号になる前に、いったんストップしましょう。

落ち着いて仕事を把握するには、ファイルボックスを3つ用意してください。

ボックスは、中に入れるファイルや書類が立つものを選びましょう。

ファイルや書類は、寝かせるよりも立てると探しやすくなるからです。

そして箱に「未処理」「仕掛かり中」「処理済み」のラベルを貼ります。

書類はひとつの仕事や案件ごとにクリアフォルダーに入れ、さらに進行状況によって3つの箱のいずれかに入れていきます。

当然ですが、未処理→仕掛かり中→処理済みの順に移動していきますね。

執務中は、デスクの上に3つとも箱を出しておきます。

そうすると自分が抱えている案件を全部可視化できます。

なお、「処理済み」に入れたものは、済んだ案件なのでファイリングするか、シュレッダーにかけてデータのみ残す、などしてください。

引き出しの3段目はファイルボックスをしまう場所などと決めて、朝出勤したら3つの箱をデスクの上に出し、帰るときはまた引き出しにしまいます。

若手社員の頃、デキる上司のデスクの上には3つの箱が置かれていました。

部下たちはハンコがほしいときや、上司に目を通してほしい書類があると未処理箱に入れます。

上司が対応したら処理済み箱に入れてくれるので、部下は自分の書類を取りに行きました。

いつも仕事がスムーズに流れているように見えました。

ただし、フリーアドレス制などで手荷物が少なく、ファイルボックスを3つ持てなければ、ひとつのボックスで仕切りのあるものを用意するといいでしょう。

あなたも、進捗状況によって仕事を分けてみてください。

段取りが良い人は、仕事の進捗状況を見える化する!

段取りが良い人は朝型人間、段取りが悪い人は夜型人間。

あなたは朝型人間ですか?それとも夜型人間ですか?段取りを良くするには、断然朝型人間になることをおすすめします。

と言うと、「私は絶対ムリです」とか「朝弱いんで」とか真っ向から諦める人がいますが、血液型と違って生活習慣は変えられるので安心してください。

というのは私も32歳で保険会社を退職するまで、典型的な夜型人間だったからです。

当時は仕事が終わってから、週2~3回は飲みに行っていました。

2次会、3次会も皆勤賞。

帰宅するのは午前様なので、翌朝出勤するまで数時間しかありません。

当然ながら睡眠不足になり、翌朝は出勤するのがやっと。

パフォーマンスは下がるし、二日酔いで気持ちが悪い日もありました。

とほほ。

保険会社を退職してからは再就職試験でつまずき、無職無収入の日々を送りました。

やがてフリーランスで講師の仕事をはじめてから、ようやくプロの自覚が芽生えたのです。

「せっかくいただいた仕事を休むわけにはいかない。

代打はいないんだ。

急な体調不良を避けるため健康管理に努めよう」と。

そこではじめたのが、夜型をやめて朝型の生活になることです。

長年続けた習慣を変えるのは、たやすいことではありませんが、やってみようかなと思うことこそ大切です。

とはいえストイックになるとストレスが溜まるので、ゲーム感覚で楽しんでみてはいかがでしょうか。

前日までに、お気に入りの朝食を準備するのも作戦のひとつです。

食べたかったパンやスムージー、ヨーグルトなどを買っておくと、朝食を食べたい、だから起きようかなと行動を促す原動力になるでしょう。

早起きのメリットは、朝食を摂れて食生活がととのうこと以外にもあります。

電車が空いている、遅刻しない、出勤前にやりたいことができるなど。

朝活という新たな時間を創出できるのです。

朝活というと、志の高い人たちが集まって勉強するシーンを想像するかもしれませんが、自分のやりたいことをすればいいのです。

ちなみに拙宅の近所では、出勤前にランニングしている男性が数名いて敬服しています。

私の朝活はというと、さっさと家を出発して、訪問先企業の近くにあるカフェで1時間ほど過ごしています。

電車の事故があっても遅刻しないように、できるだけ早めに現地に着きたいからです。

朝のカフェで騒ぐ人はおらず、早朝族は思い思いに充実した時間を過ごしています。

コーヒーを飲みながら新聞に目を通すと、世の中全体のことがわかります。

朝刊はその名のとおり朝読むと情報の鮮度が落ちません。

それに人と話すとき「今朝の日経新聞に記事がありましたが……」と新鮮なネタを披露すると、ちょっぴりおりこうに見られるかもしれませんよ。

そして手帳で今週のスケジュールと当日の段取りを確認します。

これらのルーティンをこなすと、ようやく頭が冴えるようです。

バッチグーではないかと死語をつぶやき、ほくそ笑みながら現場に向かっています。

朝型の人は、朝から気力・体力がみなぎっているので、出勤するやいなや優先順位の高い仕事をし、午前中から成果を出します。

一方、夜型の人は夕方から精を出すので、残業が目に見えています。

これから早起きに挑戦しようと思う方は、スマホに手伝ってもらうのも一考です。

例えばiPhoneの「ベッドタイム」を利用すると、7~8時間の睡眠を推奨してきます。

7時間睡眠に設定すると、起床時刻に合わせた就寝時刻を表示するので、例えば6時に起きようとしたら23時に寝るのだと目途がつき、夜更かしを防げます。

また寝る時間が近づくと、音やメッセージのリマインダーで知らせてくれる機能もあります。

朝の目覚ましは音やバイブレーターを選べ、私は小鳥のピヨピヨというさえずりで気持ちよく目を覚まします。

スマホによって、そのほかの機能やアプリもありますので、ぜひお試しください。

毎日のちょっとした習慣の違いであっても、チリツモ効果となり差がつきます。

あなたもシャキーンと爽やかな朝を迎えようではありませんか。

段取りが良い人は、早起きをして1日の準備をととのえる!

段取りが良い人は見た目がきまり、段取りが悪い人はダサい。

出勤する前は、家で身支度をととのえたり荷物をまとめたり、やることがいくつもあります。

毎日のように同じことの繰り返しですが、だからこそ朝のスタートダッシュをスムーズにしたいものです。

出かけるまでの時間を短くするには、やはり前日に準備をすることに尽きるでしょう。

持ち物はバッグに入れ、洋服はどれにするかを決めて、すぐに着られるような状態にしておくと万全です。

履いていく予定の靴も出しておくと慌てません。

もし翌日の天気が雨の予報なら、玄関に傘を出しておきましょう。

段取りが悪い人は、当日を迎えてから支度をします。

不思議なことに朝の時間は早く過ぎていくので、「あと5分しかない」と焦る気持ちが失敗のもと。

洋服を着たら、おかしなコーディネートだったり、しわくちゃだったりして、脱いでは別の服を着るを繰り返すうちに遅刻しそうになることも。

というのは、まさに以前の私がそうでした。

支度なんて当日やればいいさ、と油断していたのです。

忘れもしない出来事があります。

実は、左右の靴が違うまま、仕事先へ出かけたことがありました。

両足とも靴の色は黒でしたが、デザインと踵の高さが違うのです。

地元の駅に向かう途中、ようやく左右の靴が違うと気づきましたが、時すでに遅し。

ギリギリの時間になって慌てて出発したので、家に戻ったら新幹線に乗り遅れてしまいます。

靴のことは諦めて出かけましたが、その日は人前に立つ仕事なので「誰かが気づいたらどうしよう」と気になって仕方ありませんでした。

仕事に集中しなければならないのに……。

「身支度は前日までにする」のマイルールは、数多の失敗談をもとに作られています。

心理学で初頭効果という言葉があります。

これは、最初に与えた印象が長引くという意味で、とくに第一印象は大切です。

それなのに寝坊してしまい、寝ぐせがあったり、だらしのない服装ですと、見た目で損をしてしまうことでしょう。

他人ばかりではありません。

冴えない感じだと自信が持てず、本来のパフォーマンスを発揮できなくなるかもしれませんね。

ビジネスパーソンが勝負服をしまう場所は、自宅のクローゼットです。

クローゼットは、服を取り出しやすく戻しやすいようととのえておきましょう。

洋服を買って増やす一方だと、服と服が窮屈にしまわれることになり、型がくずれたり、しわになったりしてしまいます。

できれば1着買ったら1着減らすのを習慣にしたいですが、そうはいってもなかなかという方も多いはず。

私もそうなのでよくわかります。

クローゼットをスッキリさせるために私が利用しているのは、保管サービスつきクリーニングです。

お取引先で活躍する若手職員の方に「ダウンコートって夏は必要ないですよね?だから私は預けているんです」と教えてもらい、真似をしました。

以来、主に冬物、とくにコート類はかさばるので、春の衣替えのシーズンになると、保管サービスつきクリーニングを申し込んでいます。

家に宅配便で集配に来てくれ、クリーニングをしたあとは工場で大切に保管してくれるのです。

戻してほしい時期(11月上旬など)を指定すると、寒くなって必要な頃に、また宅配で服が戻ってきます。

おかげで衣替えがラクになりましたし、春から秋にかけてクローゼットに空きができました。

日頃はクリーニングに出さなくても家で洗える服を買うとメンテナンスがラクで、節約できますね。

とくに男性が毎日着るワイシャツは、ノンアイロンタイプがおすすめです。

「アイロンなんてかけないからね」が合言葉の私は、長年、伴侶にノンアイロンのシャツを選んでもらっています。

また、ハンカチの代わりにタオルハンカチにするとアイロンは要りません。

メンテナンスにかける手間と時間は減らして、手早く格好良く身支度をととのえましょう。

朝は颯爽と、いざ出陣。

きっと仕事がうまくいきますから、自信を持っていってらっしゃい。

段取りが良い人は、朝の出勤準備でバタバタしない!

 

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