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第二章運を拓くということ(柴村恵美子)

目次

最初の気づきは笑顔と「はい!」

一人さんと出会ってからの私の人生は、まさに〝昇り龍〟のごとく、運が拓け、しあわせな億万長者への道を駆け上ってきました。

本章ではまず、私がどのようにして運を拓いていったかを、ひも解いていきたいと思います。

私が生まれ育ったのは北海道の上士幌町という、人口約五〇〇〇人の町からさらに何キロか離れた、山に囲まれた小さな町です。

私の父は早くに亡くなり、母が女手一つで私を育ててくれました。

五歳年上の兄がいたのですが、その兄は長らく〝家出の旅〟に出ていたので(笑)、母と二人きりで暮らしていたのです。

母は家計を支えるために、村で唯一の雑貨店をやっていました。

今風に言えばコンビニエンスストアのように、タバコから生活雑貨や食料品など、なんでもそろってるお店です。

私も小学校三年生のころからお店に出て、お掃除や接客など、お店のお手伝いをなんでもしていました。

そこでまず母から教わったことは、笑顔と「はい!」の大きな返事。そして、「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」の言葉でした。

思えば私はこのころから、商人になるための基礎を母から学んでいたのだと思います。

そのおかげもあって一人さんは私を一目見て、「恵美ちゃんは商人向きだね」と言ってくれましたし、実際に自分で商売を始めてからも、小さいころから身についた経験のおかげで、ずいぶん得をすることができました。

母は雑貨の商売をする傍ら、指圧の仕事もしていました。膝が痛い、腰が痛いという人を診てあげていたのです。

指圧で来られたお客様は母のことを先生と呼び、治療が終わったらみんな「先生、ありがとうございました」と、深々と頭を下げて帰られます。

雑貨の販売も指圧も、お客様からお金を頂く行為なのに、販売はこちらが頭を下げて「ありがとうございます」と言うのに対して、指圧はお客様がこちらに頭を下げて「ありがとうございます」と言っていただけるのです。

そんな母を見ていて私もいつか、母のようにありがとうを言ってもらえるようになりたいなと思うようになりました。そうして私は一八歳のときに指圧を学ぶために東京へやってきたのです。

そこで一人さんとの運命的な出会いを果たします。まさに私の人生の転機となる、そして運を拓くための大いなる第一歩となりました。

秋は〝さみしい〟じゃなくて〝おいしい〟

一人さんと出会う前の私はどこか心が寂しく、いつも何か不安を感じていました。そんなある秋の日に私は一人さんに、ぽつりと「秋ってさみしいね」と言いました。

すると一人さんは、「何を言っているんだい、恵美ちゃん。秋は〝おいしい〟んだよ。もし恵美ちゃんが秋を〝さみしい〟と感じるんだとしたら、それは恵美ちゃんの心の中がさみしいんだよ」と言ったのです。

私はそれを聞いてドキリとしました。

ご存じのとおり北海道の秋は短く、さらに秋の訪れは、これから続く長く厳しい冬への始まりを知らせるものでもあります。

そういった自然環境から、私は「秋はさみしい」と思い出したのかもしれません。

それともう一つの理由に、私の育ってきた環境もあるのではないかと思うのです。先にもふれたとおり、私の家は商売をしていました。

よく言えば百貨店、今風に言えばコンビニですが、その実体は町で一軒しかない、雑貨屋でした。そこにはとにかくたくさんの人が訪れて、まるで集会所のような感じでした。

町には喫茶店も食堂もなかったので、唯一の憩いの場のような感じだったのです。お店には日用品から食品やタバコなど、なんでも置いていました。

そして、お店の奥には茶の間があって、誰もが自由にそこに上がってお茶を入れて飲むことができるのです。お酒も売っていたので、夜になればまるで居酒屋に変身したかのようです。

そういうお店を私は小さいころから手伝っていたので、イヤでも大人たちの話を聞くことになります。

中には楽しい話もあったのですが、多くはグチや人の悪口、社会の大変なことや不安になるようなことをたくさん聞かされました。それこそ、地獄言葉のオンパレードです。そこで私は大人の世界に、そして自分の将来に、根拠のない不安を抱くようになりました。

そうした不安を消すために、私はいろんな宗教の本を読んだり、信仰をしている人に話を聞いたりして勉強するようになりました。

しかし、私の不安を解消してくれるような答えを見いだすことはできませんでした。そこに書いてあることや、その人たちの言うことは一見正しいように思うのですが、どの人も楽しそうではないのです。

それと中でも一番納得ができなかったのが、物事がうまくいくのは神様や仏様のおかげで、うまくいかないのはその人の信心が足りないからだということです。

私はそれを聞いて、では自分がいくらがんばって努力をしたとしても、それは何も評価されないのかと悲しくなってしまいました。

一人さんがくれた〝大安心〟

そんな私の〝根拠のない不安〟な心を、根拠のある揺るぎない安心な気持ち、〝大安心〟に変えてくれたのが一人さんです。

「秋はさみしい」と言う私に対して一人さんは、天国や地獄といった死後の世界や、人はなぜ生まれてきたのかといったことを、すごくわかりやすく話してくれました。

一人さんいわく、私たちは輪廻転生といって、何度も何度も生まれ変わっていて、生まれ変わりの中で何をしているの?というと、魂の成長をしているということでした。

こんなふうに一人さんは、不思議な話やこの世の中のしくみをわかりやすく説明してくれたのです。

それを聞いた私は、今までいろいろと疑問に思っていたことがすべて解消され、心の中から不安や恐れといったことが次々と消えていきました。

そして大いなる愛と光が私たちを導いてくれていることや、私たちもその一部であることがわかり、それこそが天のしくみなのだということもわかりました。

私たちの大いなる親である、天のことを知ったそのときから、自分はどうあるべきなのか、どう生きていけばいいのかが見えてきて、私の心の中は安らかで喜びに満ちた〝大安心〟に変わっていったのです。それからの私にとって、秋は〝さみしい〟から、秋は〝おいしい〟に変わっていきました。

観念を変えて行動グセをつける

出会ってしばらくしてから一人さんは、私にこう言ってくれました。

「恵美ちゃんはすごく働き者だね。だから、事業家向きだよ。あのね、世の中にはお金が流れる川があるんだよ。その川にちょっと手を入れると、川の流れが自分のところにスーッと入ってくるの。どうだい。その川に手を入れて、流れを変えてみないかい?」今にして思えば、この言葉が私の運命を変えました。

川の流れとはまさに〝運〟です。そしてその川に手を入れるとは、行動するということです。さらにその川の流れ、つまり〝運〟に気づくためには、自分の観念を変えなければなりません。

たとえば、一人さんに出会う前の私は〝秋はさみしい〟という観念を持っていました。すると、秋という季節を楽しむチャンスを見逃してしまいます。

でも、〝秋はおいしい〟という観念を持っていれば、秋を楽しみ、秋のいいところをいっぱい見つけ出すことができます。

運とはまさに〝流れ〟です。その流れに気づくことができなければ、運をよくすることはできません。つまり、運をよくするためにはその流れに気づけるように観念を変え、行動グセをつけなければなりません。

一人さんと出会ってから今日に至るまで、私たち弟子に教え続けてくれていることはまさに、この観念を変えることと、行動グセをつけることです。

さらに言えば、それをゲームでもするように、楽しく学ばせてくれるのが一人さん流なのです。さらにそこに付け加えれば、一人さんが教えてくれたことはすべて、絶大な効果がありました。実践すれば、起こる現象が変わるのです。

それは、学歴も特技も財産もない私が、さらには同じような弟子全員が億万長者になったのですから、その効果の絶大さはわかっていただけると思います。

まずは自分を愛すること

私が北海道の帯広で治療院を始めて数か月したころに、一人さんが遊びにきてくれました。そして、事業家として歩みだした私にまず、一人さんが最初に教えてくれたのが〝白光の誓い〟です。

白光の誓い

自分を愛して、他人を愛します。やさしさと笑顔を絶やさず、人の悪口は決して言いません。長所をほめるように努めます。

私は最初にこの言葉を聞いたとき、なぜ一番はじめに〝自分を愛して〟が来るのかがわかりませんでした。普通はまず、〝他人を愛すること〟のほうが先ではないのかと思っていたのです。

でも一人さんは笑顔で、「まずは自分を愛することが大事なんだよ」と言います。そこで私は一人さんの言うことを信じて〝白光の誓い〟を実践していきました。

すると、どんどん私のまわりの人たちが変わっていったのです。治療院に来られたお客さんのリピート率が増え、紹介や口コミの数が劇的に増えていきました。

「恵美ちゃんに会いたかったよ!」「恵美にちゃん会うと元気になるんだよ!」とたくさんのお客さんに言ってもらえるようになり、それがうれしくて、うれしくて「次に会ったらなんてほめてあげよう」「なんてほめたら喜んでもらえるかな」と考え始めたのです。

すると一番驚いたのは内面の変化です。それまではどこか、自分のことを愛せていない自分がいました。

それが「自分ってなかなかいい人かもしれない」と思えたら、目の前にいるこの人もこの人も大切な人だと思えて、自分の中に愛がみなぎってきたのです。

ここで初めて、なぜ一人さんが「まずはじめに〝自分を愛し〟が大事なんだよ」と言ったのか、その意味がようやくわかりました。自分自身が変わることで、見えてくる景色が変わっていったのです。

それからは〝白光の誓い〟を唱えるたびに私の心は愛で満たされるようになり、それに合わせるかのように仕事の規模もどんどん、大きくなっていったのです。

愛を出すことを知った「ありがとうゲーム」

お金がなかったら人にお金を出せないように、愛がなかったら愛を出せませんよね。「白光の誓い」で自分に愛がみなぎってきた私は、次なる一人さんの行に挑戦しました。それは「ありがとうゲーム」というものでした。

毎日、人に感謝したり、〝ありがとう〟を伝えることはとても大事です。運をよくする修行として、一日に〝ありがとう〟や〝感謝してます〟という言葉を人に一〇回言おう、一〇〇回言おう、さらには一〇〇〇回言おうというのがあります。

そしてさらに、その上の修行があるんです。それは、〝人にありがとうを言ってもらう〟という行です。

私たちはこれを「ありがとうゲーム」と呼び、一日四回、一か月で一〇〇回以上、人から〝ありがとう〟と言ってもらうゲームとして、始めました。

〝ありがとう〟を言ってもらうためには相手が必要なので、自分が言うより難しいかもしれません。でも、一日に一人でもいいから〝ありがとう〟を言ってもらうことを心がけていると、運がすごくよくなります。

それと、あまり難しく考える必要もありません。

身近な人をほめたり、相手が喜ぶことをやってあげたり、相手の話をうなずきながらよく聞いてあげたりすることから始めればいいのです。

合わせ技で、笑顔で天国言葉を話せば、より運がよくなりますよ。案外、身近な夫婦や家族同士では、「ありがとう」ってあらたまって言いにくいかもしれません。

でも身近な人だからこそ、「ありがとう」と言ってもらったり、ほめてもらったりすることはすごくうれしいものです。

家族でこの〝ありがとうゲーム〟にチャレンジすると、家族みんなが明るくなって、家族全体の運気が上がります。

ぜひ、家族や会社内でもやってみてください。運気が上がるだけじゃなく、新たな発見も必ずあるはずです。

私は「ありがとうゲーム」をやることで、初めて相手に耳を傾けることの重要性に気づきました。

つまり、相手の言うことに耳を傾けないと、相手が欲していることもわかりませんし、そうでないと心から相手に「ありがとう」を言ってもらうことができないのです。

それで、「ありがとう」を言ってもらうとわかるのですが、言った人もうれしいのでしょうが、言われたほうも本当にうれしいのです。

そして、もっと「ありがとう」を言ってもらいたいと思うようになります。これこそが運がよくなる最高の方法なのです。

私がこのゲームを朝活(朝早く起きて何か自分のためになる活動をすること)で行いました。

私はサウナに行ったのですが、そのとき、たまたまご一緒したおばあちゃんと仲よくなり、いろんなお話をお伺いすることができました。

見るからにやさしそうで、温和な雰囲気の方なのですが、話を聞くと、波瀾万丈の人生を歩んできたことがわかります。戦争での体験も、こんなふうに語ってくれました。

「私は戦争を体験して、この胸の傷はそのときやられた傷なの。でもね、私はとっても運がよかったのよ。だって、そこで生き残ったのは私だけなのよ」私は話を聞くうちに愛おしさがこみあげてきて、「おばあちゃん、苦労してきたのに、明るい笑顔でがんばっていてすごいね」と言いました。

そして、足がむくんで腫れていたので、一生懸命もみほぐしてあげました。すると、おばあちゃんは目に涙を浮かべて「こんなふうにしてもらったのは初めてだよ。話もいっぱい聞いてくれてありがとう」と言ってくれたのです。

すると話を聞いていたほかの人まで、私はね、私はね、と自分の人生を語りたくてしょうがない現象が起きたのです(笑)。

本当に見た目ではわからないものですね。笑顔が素敵なあの人も、元気はつらつなこの人も、どの人の人生も波瀾万丈だったのです。

そんなお話を聞いたとき、私は思いました。あぁ、この人もこの人も大好きだ、人というのはなんて愛おしい存在だろう。そして、目の前の人に何かしてあげたいという気持ちがあふれだしてきたのです。

愛を出すってこういうことかもしれないな、と気づいた瞬間でした。

みんなをしあわせにする上気元の秘密

私は一八歳のときに北海道から上京し、指圧の専門学校に入学しました。

そこで一人さんと出会ったのです。当時から一人さんはクラスの超人気者でした。なぜなら、人の嫌がることは絶対にせず、悪口も絶対に言わない。いつもニコニコ笑顔で〝上機嫌〟なのです。

それは今に至るまでも、ずっと変わりません。そんな一人さんのように豊かな気持ちや笑顔でいるとき、その人のまわりには〝上の気〟という、明るく楽しいエネルギーの上昇気流が巻き起こっているのだそうです。

その〝気〟は自分をしあわせにするばかりか、まわりの人までしあわせにし、その気流に乗ると、ますます運がよくなるのです。そんな状態を一人さんは、〝上気元〟と書いて表現しています。

逆に〝不機嫌・不気元〟な人のまわりではどんなことが起きているのでしょうか?不気元な人は相手の欠点や、物事の悪いところばかりを探しがちです。

そんな人のまわりには〝不の気〟という暗くて苦しいエネルギーが集まり、その気は、生きるためのエネルギーをどんどんなくしていくのだそうです。

しかも、エネルギーは生きるためにどうしても必要ですから、なくした人はそのエネルギーをほかの人から奪おうとします。

たとえば、上司は部下から、部下は家族から、そして子供は仲間の中でも弱そうな子など、自分より弱い相手から奪おうとするのです。

そんなことが、みなさんのまわりでも起きていませんか?いじめの原理も、実はこのエネルギーの奪い合いにあるのではないでしょうか。

そして、こうした奪い合いの連鎖は必ずどこかで止めないといけません。人からエネルギーを奪うことで、運がよくなるということは絶対にないんですね。それをぜひ、あなたの元から始めてほしいのです。

一人さんはよく、「自分の機嫌は自分でとるんだよ」と言います。つまり、自分の機嫌は自分でとり、決して人にとらせない。

いいことがあったらまわりにも分けてあげて、イヤなことがあったら自分のところで止める。そうした覚悟がある人には、必ず幸運が舞い込んできます。

運集め〝三ほめ〟の魔法

〝上気元〟で自分の機嫌を自分でとるようにする。そこでさらに〝三ほめ〟をすると、誰でも簡単に〝上の気〟が集められ、運勢が驚くほどよくなります。

運のいい人は文字どおり「自分ってなんて運がいいんだろう」ということを数えて、たくさん集めているんですね。するとさらにどんどん運のいいことが自分にやってくるのです。

その運集めが簡単に楽しくできるのが、この〝三ほめ〟です。それは「国ほめ、物ほめ、命ほめ」の三つ。つまり、国をほめ、物をほめ、命をほめるということです。まずは〝国ほめ〟から説明します。

国ほめとは、自分の住んでいる場所のいいところをほめるのです。たとえば、「日本はいい国だなぁ」とか「大阪はいいところだなぁ」など、声に出して言ってみましょう。また、自分の住んでいる町や自分の家でもかまいません。

たとえば自分の家のことを、「駅から遠くて不便」とか「収納スペースがなくて暮らしづらい」なんて思っていても、「たくさん歩けて体にいい」とか「無駄なものを買わずに済むからありがたい」(笑)など、その気になると、いくらでもほめるところを見つけることができるはずです。

その場所をほめると土地の神様が喜んで、いいことをたくさん運んできてくれます。そうなったら風水なんて関係ありません。あなたの行くところに必ずいいことが集まってくるのですから。

次は〝物ほめ〟です。身のまわりにある物を一つひとつほめます。するとあら不思議!物が輝いて見え、壊れず長持ちします。

一人さんはカミソリにも「よく切れてえらいね」と声をかけます。すると普通の三倍くらい使えるそうです(笑)。

最後は〝命ほめ〟です。命あるものすべてをほめます。たとえば私たちがいつも食べている食事はすべて、命なのです。お肉はもちろん、野菜や米もすべてが生きている命です。

さらに言えば、納豆やお味噌や塩麹など、身体によくておいしいと話題の発酵食品をつくっているのも、目に見えない微生物という命の作用なのです。

私たちは命からしか、命をつなぐことができません。たくさんの命をもらって生きていることに気づけば、毎日の食事も感謝の気持ちでいっぱいになりますよね。

そしてもちろん、あなたのまわりにいる人たちも一人ひとりが大切な、かけがえのない命です。

まわりの人たちをほめると、もちろんその人たちも喜びますが、その命までほめるということは、その命の親である神様を讃えていることにもなるのです。

ぜひ、この〝三ほめ〟を一日三分でもいいのでやってみてください。そうすれば、あなたの運勢は驚くほどよくなります。

しあわせを呼び込む「天国言葉」

「白光の誓い」の次に実践したのが、これはもう一人さんファンにはおなじみの「天国言葉」と「つやこの法則」です。つまり、口に天国言葉と顔にツヤです。

まず天国言葉ですが、「愛してます、ついてる、うれしい、楽しい、感謝してます、しあわせ、ありがとう、ゆるします」といった言葉を使っていると、日常で起こる出来事がどんどん変わってきます。

たとえば、「ついてる、ついてる」と言っていると、また「ついてる」と言いたくなるようなことが起こります。また、人に対して「ありがとう」とか「感謝してます」と言っていると、今度は別の誰かから「ありがとう」って言ってもらえることが起こるのです。

また、こんなこともありました。私の友人が、自分の飼っているネコの調子が悪くて、医者に診せても、その原因がわからないと言うのです。

そこで詳しく話を聞いてみると、彼女は毎日家に帰ってくると、そのネコに会社でのグチや心配事を話しかけていたのだそうです。

私は彼女に、そうしたグチや心配事を聞かすのをすぐにやめて、「かわいいね」とか「ありがとう」とか、ネコも自分も喜ぶような天国言葉を話してあげてと言いました。

するとその後、ネコの調子は驚くほどよくなったそうです。

さらに彼女自身も、「グチや心配事を言いたくなるようなことがなくなり、いつも楽しくしあわせな気持ちでいられるようになった」と言ってくれました。

「自分を変えることで、しあわせを呼び込むことができる」と一人さんは言います。運をよくするためにはまず、自分自身が運を引き寄せる言葉、つまり天国言葉を使うことが大切なのです。

顔にツヤがあれば絶対に不幸になれない

続いて〝顔のツヤ〟について説明します。一人さんいわく、人がしあわせになるために一番大事なことは〝人相〟なんだそうです。

〝貧相〟の人がしあわせになることはできないし、逆に〝福相〟の人が不幸になることもできないのです。ちなみに一人さんは人相見の達人です。

以前、一人さんと私の地元のお祭りに行ったとき、向こうから歩いてくる人たちを見て「あの人たちは銀行の人だね」と言い当てました。一人さんいわく、お金を扱う人は顔が締まってくるのだそうです。

それと、人相を見るときに一番重要なのが、顔のつくりやホクロの位置ではなく、その人の顔のツヤなんだそうです。つまり、どんなにいい人でも顔にツヤがないと、なぜか何をやってもうまくいかないし、成功できないんです。

逆に、性格があまりよくなくても、お金持ちだったり、社会的に成功している人って、必ず顔にツヤがあるんです。

私は昔、会員制の治療院で働いていたことがありました。そこに来られるお客さんのほとんどは資産家や会社役員、政治家といった方々です。

そしてやはり、ここに来られる方々はみなさん、ツヤツヤでした。もちろん一人さんも出会ってから今までツヤがなかったことが一度もありません。

ツヤは顔だけではなく、髪や靴にも出しましょう。ちなみに、頭のツヤは天の加護、顔のツヤは世間の加護、靴のツヤは先祖の加護があるとも言われています。

この三つの加護を味方につけて活かしきることも大切です。それと、着る服の色は鮮やかな明るめのものを、アクセサリーはキラキラ光る大きめのものを選びましょう。

たまに「私は地味な色が好きだから……」と言う方がいます。もちろん、自分の好きな色やファッションを楽しむこともいいでしょう。

でも、その服やアクセサリーは身につけて、自分がずっと見ているわけではないですよね。服装は相手に見られるものです。同じ見せるなら、暗いものより明るいものを見せたほうがいいに決まってます。

それは別にブランド物の服でも、高級なダイヤモンドや宝石でなくてもいいんです。今は安くてもキレイな服やステキなアクセサリーがどこでも手に入るようになりました。

相手の気持ちを明るくし、自分の気持ちも明るくなる。そんな服やアクセサリーを身につけて、顔と髪と靴にツヤを持たせて、天国言葉を話しだせば、もう、あなたは不幸になりたくてもなることはできません。

しあわせの道をまっしぐらです!

みるみる運がよくなるそうじ術

運勢をよくするためにとても重要で、でも見落とされがちなことがあります。それは〝そうじ〟です。

あなたのまわりはきれいに片づいていますか?使わないものでごちゃごちゃしていませんか?一人さんは、「使わないものがごちゃごちゃ置いてあるところからは変な気が出て、運勢を悪くするんだよ」と言います。

たとえば新聞紙でも山積みにしてほったらかしにしていると、そこから悪い気が出て、その影響で体や頭が重くなるといったことが実際にあるのです。

私は本を書くときや新しい仕事に取り組むとき、また仕事をしているときや、考え事をしていて頭がごちゃごちゃしてきたら、気分転換も兼ねて必ず身のまわりをそうじするようにしています。

すると見事に机の中が汚かったり、いらない物が山積みになっていることに気づかされます。そんなときは思い切って捨てるようにしています。

そうすると、頭の中もスッキリ整理され、軽やかな気持ちになり、仕事もそれまで以上にはかどるんです。

一人さんは、「そうじは運をよくする、最高の神事だよ」とも言います。

なぜそうじが神事なのかと言うと、たとえば神社はいつもそうじが行き届いていてきれいですよね。それは、神様はきれいなところが大好きだからなんです。

日本には八百万の神がいると言われていますから、あなたのまわりにも至るところに神様がいます。だから、きれいな場所には神様がいて、たくさんいいことを運んできてくれるんですね。

そこで一人さんから教わったそうじ術をご紹介します。

まず、三つの袋か箱を用意します。そこに、一つはいらないもの、一つは人にあげるもの、最後はいるかいらないか迷ったものを入れていきます。この、迷ったものがかなり多いのではないでしょうか。ここで一人さん流は、〝迷ったものは捨てる〟なんです。

そうじの基本は捨てることで、迷うものは基本的にいらないものだと一人さんは言います。捨てるときは、「今までありがとう」と、感謝して捨てるようにしましょう。

そしてそうじするときも、その場所や物に感謝しながらそうじすると、運気がグンと上がりますので、ぜひ実践してみてください。

ちなみに私の知り合いは、顔にツヤを出し始めたら運がよくなって、特にトイレそうじが大好きになったと喜んでいます。

よいことを知ったら人に教えること

ここまで書いてきたことはすべて、自分が実践して初めて効果が出るものです。そこでさらに、その効果を何倍にもすることができる方法があります。それは、自分がやってよかったことを、人に教えるということです。

よく、「せっかく自分が苦労して手に入れた知識や情報ややり方を、タダで人に教えるのは損だ」といったことを言う人がいます。

これって、すごく運気を悪くしてるんです。なぜかと言うと、自然は真空を嫌います。だから、出たものは必ずそのぶんが入ってくるようになっているんです。

さらに言えば、そこに相手の感謝が加われば、そのぶんも合わせて返ってくるのです。アイデアでも、いいアイデアはどんどん人に教えましょう。

そうすると、さらにその上のアイデアが運ばれてきます。それを自分が使わずに、さらには誰にも教えないんだとしたら、そのアイデアは腐ってしまい、運気をものすごく悪くします。

一人さんは、「お金みたいに減るものは大切にしなくちゃいけないけど、知恵や知識って減らないから、どんどん使ったほうがいいんだよ。足だって、使ったからってすり減ってなくならないよね。使えば使うだけ筋肉が鍛えられて、もっと使えるようになるの。それと一緒で、減らないものを出し惜しみするのって、すごく運を悪くするし、愛がないよね」と言います。

だから、いいことを知ったらどんどんまわりの人たちに教えてあげましょう。それも、ただ教えるだけではダメです。相手がわかるように教えてあげましょう。

話し方も、より相手がわかるようにと工夫していると、どんどん話し方がうまくなります。それでそうやって人に話をしていると、やがては講演を頼まれたりするようになるんです。

運とは「運ぶ」と書きます。自分が知ったいいことを、どんどん運んで人に伝える。これを勢いよくやる人が「運勢のよい」人なんです。

だから、いいことを人に教えるのって、教えられたほうだけが得するように思うけど、結局は教えた人が一番得をするんですよ。

愛と光と忍耐を知ると奇跡が起きる

「白光の誓い」「ありがとうゲーム」「上気元の行」と、一人さんはその都度、私たち弟子が問題を解決して成長できるようにと、簡単でなおかつ、ものすごく効果のある方法を教えてくれます。

そして今、新たに一人さんが教えてくれたのが、〝愛と光と忍耐〟です。愛弟子さんたちの間では、「私は愛と光と忍耐です」を一日に一〇〇回、言おうというゲームが流行っています。

そして、それをやった方から奇跡の体験報告が山のように届いているのです(詳しくは斎藤一人著、『知らないと損する不思議な話』〈PHP研究所〉をご覧ください)。

では、この〝愛と光と忍耐〟とは何かと言うと、一人さんはこう説明してくれました。

「天の中心に神様がいて、その神様の本質は、〝愛と光と忍耐〟なんだよ。そして、私たち人間もその神様から〝分霊〟をもらっているの。だから、私たちの本質も〝愛と光と忍耐〟なんだよね。だから、何か問題が起こったときに、『この問題を〝愛と光と忍耐〟で解決しよう』と考えだすと、その人にとっても、まわりにとっても一番いい解決方法が自然と見つかるんだよ」ちなみに「愛と光と忍耐」と言っても難しいことではなくて、愛とは笑顔とやさしさ、光とは明るさと上気元、それを粘り強く出し続けるのが忍耐です。

この「私は愛と光と忍耐です」を唱えると、心が本当に落ち着きます。そして、〝愛と光と忍耐〟で物事に対処していったとき、起こる出来事がどんどん変わっていきます。

つまり、〝愛と光と忍耐〟は究極の開運法だと思うのです。

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