人づきあいで悩んでしまう人、人づきあいで悩まない人Chapter2
人づきあいで「悩んでしまう」人の5つの特徴
人づきあいで悩んでしまう人の特徴①「一人で抱え込んでしまう」人間関係で悩む人は、問題を一人で抱え込んでしまうことが多いです。
たとえば、小・中学校で授業の問題を解いているときに、真っ先に「わかった!」とやたらとアピールしてくるクラスメイトは、いませんでしたか?そのときのあなたの対応は、次のうちどちらだったでしょうか。
・「なになに?どうやって解いたの?教えて」と素直に言える・じっと一人でかたまり、力を借りずに、自分で解きたいと思う私は後者でした。
最初は自分でがんばるも、まわりが問題を解いていくと徐々に焦り、「教えて」と言えたらいいのに、言えずに焦って頭を抱えるタイプでした。
私と同じくこのような傾向にあった人は、いまでも一人で抱え込むことが多いのではないでしょうか。
「自分の力で解かないと意味なんかない」「ちょっと早く解き終わったからって、うるさいな」「俺を可哀想な目で見るな。
同情される筋合いなんてない」次第に自分のなかでこんな会話をしていくことになります。
一人で抱え込んでしまうと、心のなかでネガティブワールドが創り出されたり、被害妄想になったり、悪いほうに拡大解釈しすぎて、ドツボにハマっていくことがあるので注意しましょう。
人づきあいで悩んでしまう人の特徴②「まわりと比較してしまう」私は小さいころ、母親に「隣の〇〇くんは学校に行くときに一緒にゴミ捨てをしてくれよるとよ。
お母さんもそうしてくれたら嬉しいな~」という、比較やコントロールをよく受けていました。
「◯◯ちゃんを見習いなさい」「◯◯さんの家、車を購入したね。
きっと出世したんだろうね」このような会話をたくさん聞いて育ってきた方は、多いのではないでしょうか。
とくに日本人はまわりと比較しがちです。
だから、大人になってもつい、まわりと比較して悩んでしまいます。
しかもタチが悪いのが、比較した結果、自分が悪い・自分が劣ってるという情報ばかりを集めてしまうことです。
自分にダメなレッテルを貼るクセがついたまま大人になるので、どこかでその流れを断ち切る必要があります。
断ち切るために効果的なのは、環境をガラッと変えることです。
私の場合は、上京して実家を出ました。
そのことによって無駄な情報が遮断され、自分にとって有益な情報だけを選択できるようになりました。
そして起業してからは、仕事を通じて自分に自信を持つようになったので、まわりと比較して燃えることはあっても、凹むという選択はしないようになりました。
まわりとの比較がダメなのではありません。
比較して凹む・ダメなレッテルを貼るのがよくないのであって、他人と比較して燃える自分をつくっていくと楽しくなります。
人づきあいで悩んでしまう人の特徴③「気を遣いすぎる」悩む人によくある傾向として、「嫌われているのではないか?」と他人に気を遣いすぎて、結果的に疲れて悩んでしまうというスパイラルに陥ってしまうことがあります。
2つ覚えておいてください。
ひとつは、完璧な人間なんて、この世の中にはいないということ。
世の中には「みんなに好かれている人のことは無条件で嫌い」という人がいるくらいです。
どんなに完璧な人でも嫌われることだってあるのだから、「どうせ完璧な人間なんていない」と割り切りましょう。
もうひとつは、まわりはあなたが思っている以上に、あなたに無関心だということ。
たとえば誰かと一緒に写真を撮ったら、「見せて見せて」と言って、どこを最初にチェックしますか?自分ですよね。
それが彼とのツーショット写真であっても。
このように、誰もあなたのことなんか気にしておらず、みんな自分のことしか気にしていないのです。
気を遣いすぎると萎縮してしまいます。
悩む人は、まわりに気を遣いすぎるあまり、次第に自分のことをあと回しにするようになります。
自分の意見を発言せず、まわりに同調していくだけになってしまうのです。
しかし、本当にそれがまわりから嫌われないことにつながるのでしょうか?「この人は何を聞いても、『そうだね』しか言わない」となったら、次第に誰もあなたに意見を求めなくなり、必要とされなくなるのではないでしょうか。
やはり、どんなにがんばっても誰かからは嫌われるのだから、そんなこと考えなくていいのです。
とにかく、いつも管理下にあるあなたのベストを尽くしてください。
それで嫌われるようなら、清々しいじゃないですか。
私は、そんなあなたを受け入れます。
人づきあいで悩んでしまう人の特徴④「失敗が少ない」失敗が少ない人は、悩みの沸点が低く、すぐ悩んでしまいます。
少しうまくいかないだけで、人生の終わりのように落ち込んでしまって、まわりに悪影響を撒き散らしてしまうのです。
落ち込むだけならいいものの、まわりに悪影響を与えるというのはよくありません。
迷惑だし、相手を思いやる気持ちに欠けた行動としか思えません。
風邪のウイルスを避けてその人から離れるように、ネガティブなウイルスが移らないようにと、その人からは人が離れていってしまいます。
自分は不幸でも、それを撒き散らしていい権利なんて、誰にもないのです。
私も、以前は失敗という現象にビクビクしていました。
失敗とは自分の価値を下げること、恥ずかしいことという捉え方をしていたからです。
しかし、考えてみてください。
「逆に、一発でうまくいくほど、私は天才だったのか?」ということです。
そうではないことに気づいた私は、失敗=挑戦している証(自分の価値を上げること・誇らしいこと)という認識に変わっていきました。
失敗する経験が少ないと、ほんの少しのことで悩みやすくなります。
「どうせ最初からうまくはいかないから」と失敗を楽しみながら、挑戦してみてはいかがでしょうか。
人づきあいで悩んでしまう人の特徴⑤「暇である」悩むのは、間違いなく暇なときです。
スケジュールがパツパツで充実しているときに、人は悩みません。
水が高きから低きに流れるように、人の意識も、何もしないと、高きから低きへ、自然とネガティブな気持ちに流れてしまうものなのです。
次に予定が入っていれば強制的に切り替えられるのですが、1日、何もないと、さすがにネガティブに入り込んでしまいます。
ぼーっと過ごすのが悪いわけではありません。
私も何も考えずにぼーっとする時間はつくります。
その場合は1日のスケジュールを決めて、そのなかに「ぼーっとする時間」というのを事前に決めて実行します。
アラームや音楽で「ぼーっとする時間」の終わりの知らせと同時に、すぐ切り替えることができます。
以前、「3秒悩んだらすぐ相談しなさい」と教えてもらったことがあるのですが、3秒考えてわからないことは、結構な確率で、そのあと考え続けてもわからないことが多いものです。
悩み続けること自体、人生の時間の無駄なのかもしれません。
1日のスケジュールを立てて、つねに予定をパツパツにして、悩んだらすぐに相談できる環境を手に入れましょう。
人づきあいで「悩まない」人の5つの特徴
人づきあいで悩まない人の特徴❶「忘れることができる」「権藤さんが成功していった過程で、しんどかったという出来事は何ですか?」「失敗経験を教えてください」「ここまで来るなかで、失ったものを教えてください」普段からよく、こういった質問を受けることがあります。
こういった類の質問は、いつも答えるのに困ってしまいます。
なぜなら「ない」からです。
そう答えると、「ないんですか(汗)。
やっぱり権藤さんは最初からすごかったんですね。
私とは違います」などと落ち込む人がいます。
しかし、そうではありません。
「覚えていない」のです。
さっさと都合よく忘れるしか、そのときの選択としてはなかったからです。
前作の『心が強い人のシンプルな法則』(きずな出版)に書かせてもらいましたが、たしかに絞り出すといくつかの失敗談は思い出すことはできます。
でも、それはとくに印象深い出来事であって、失敗のほとんどは覚えていません(失敗ばかりしているはずなのに)。
むかし「成功とは積雪と似ている」と教えてもらいました。
雪が積もるには、地面に落ちて溶けきる前に次の雪が積もる必要があります。
成功もそれと同じだ、と。
その話を聞いて、とにかくスピード・量を追って数字をつくってきました。
そのように目まぐるしく動いているなかで、いちいち失敗に立ち止まり、失敗を実感する暇なんかありませんでした。
「いろいろ試してみて、ふと気づけばうまくいっていましたよ」「では、いろいろ試すなかで、どんな失敗をしましたか?」「えっと、覚えていないです。
必死だったから」という感じです。
ちなみに私は、前述の「ここまで来るなかで、失ったものを教えてください」という質問に対しては、いつもこう答えています。
「そんな無駄な質問をしなくなったことかな」と。
もちろん笑いながらです。
私のメンターはもっとかっこいいです。
「失ったものを教えてください」「それは将来に対する不安だよ」人づきあいで悩まない人の特徴❷「都合よく生きる」悩まない人は、パクることに抵抗がありません。
自分よりいいアイデアや方法があったら、何のプライドもなく「それ、いただいちゃいます」と遠慮なく取り入れます。
正確に言うと、プライドがないのではありません。
自分のやり方にプライドがあるのではなく、成果(さらにうまくいくこと)にプライドがあるのです。
他人の力をうまく借りて成果をつくることも、自力のうちなのです。
悩まない人は、反省はしても後悔はしません。
反省とは未来に向けてするものなのに対して、後悔とは過去を引きずって過去に影響を受けて生きていくことです。
これからのあなたにとっては何の意味もありません。
とにかくポイントは、自己価値を下げる事柄からうまく逃げることです。
悩んだ結果、「まあ、一度や二度逃げ出したって、人生は終わらないだろう」「自分の人生だから自分で決めよう。
自分以上に責任取れる人なんていないし」と、都合よく捉えていくことも大事です。
とはいっても、達成グセは大事です。
私は、よく「ポジティブな目標設定」と、「受け皿の目標設定」をします。
つまり、最高の目標と、最低でも達成する目標です。
「今月は売上5000万円を目指す。
最低でも3000万円は必達する」といった具合です。
ポジティブな目標設定だけして、達成できそうにないなら逃げるのではなく、受け皿の必達目標に向き合い、必ず達成して終わるようにクセをつけていきましょう。
この受け皿の目標設定自体、都合のいい考え方をしている証拠なのです。
人づきあいで悩まない人の特徴❸「『なんとかなる』ではなく『なんとかする』という意識」楽天的な人は悩みません。
楽天的とは、「くよくよしない」ということです。
起きてしまった事象に対して、「もう終わりだ」と落ち込むのではなく、「まあ、起きてしまったものは変えられないのだから、しょうがないよね」と前向きに考えることです。
楽観的という言葉もありますが、少しニュアンスが違ってきます。
楽観的とは、「なんとかなるさ!」というお気楽トーンで、決してポジティブ思考とは言えません。
「起きてしまったものはしょうがないよね」は未来を生産的に働かせようとする意思を感じるのに対して、「なんとかなるさ」は無計画さを感じます。
「無計画は失敗を計画すること」という言葉があります。
楽観的というのは、決して褒め言葉として使えることではないのです。
本当のポジティブ思考というのは、最悪の事態を想定したうえで、「それでも自分ならなんとか打開できる」と信じて突き進む思考のことをいいます。
「なんとかなる」ではなく、「なんとかする」のです。
これには甘い考えなど一切なく、どんな問題が起きても解決することを決めて、強い覚悟を持って前に進み続けることであり、これこそ真のポジティブ思考です。
楽天的な考えを持って、悩みを打破しましょう。
人づきあいで悩まない人の特徴❹「すぐ決めることができる」すぐ決めることができる人は悩みません。
すぐ決めるとは、「①ものごとを即断即決できる人」「②イエス・ノーがはっきり言える人」のことです。
ここでのポイントは、拙著『自分で決める。
』(きずな出版)にも書きましたが、人生の決断において自分以上に責任を負える人なんか、家族・恋人含めても存在しないということです。
私は大学卒業後にNECに勤めていました。
NECを辞めて起業するときは、親に大反対されました。
そのときに私は、「じゃあ、起業をやめなさいと言う以上、起業して成功したら得られるはずだった事柄の数々を、お母さんは保証してくれるの?」と聞いてみました。
それに対する親の答えは、「それとこれとは別!」でした。
自分の将来に責任を取れる人が、自分の道を決めたらいいのです。
親でも恋人でも上司でも親友でもありません。
あなたが決めるのです。
もちろん選択の責任も自分で取ります。
いい結果も悪い結果も、結果の原因は外側にはない、すべて自分が源なのです。
悩む人は、まわりの目を気にして、他人に同調してしまうと書きました。
しかし、もっと言えば、他人の意見に従って失敗しても、それは他人の意見を聞くと決めたあなた自身の責任です。
他人の意見に従おうが、自分の心に従おうが、責任を取れるのは自分だけです。
たとえば営業や会議の場で、いつもグレーなオブラートに包んだ発言ばかりで、白黒はっきり責任を取らない人は、信頼されません。
すぐ決めることができる人は、信頼されるし、悩まないのです。
人づきあいで悩まない人の特徴❺「健康的である」悩まない人は、とにかく健康的です。
「健全な精神は、健全な肉体に宿る」という言葉がありますが、これは非常に的を射ていると思います。
経営者ほど健康に意識が高かったり、身体づくりをしていたりします。
私は、ほとんどの悩みは気のせいだと思っているので、気(気分)をよくするためのことをやれば自然とポジティブになると思っています。
具体的には、ホルモンのバランスと自律神経のバランスを整えることです。
効果的なのは3つです。
(1)良質な睡眠をとる(2)食生活を整える(3)適度な運動をするこれだけです。
よく寝て、よく食べて、よく運動する、以上です。
現在、私は37歳ですが、20代の頃に比べて睡眠を大事にしています。
寝ずに働く時期があるのも大事ですが、いまは早めに就寝したり、枕にこだわったり、短い昼寝をしたり、睡眠をコントロールしています。
食生活も、いまでは少しお金をかけてでも、健康的なものを食べようと意識しています。
1日3回食事するとして、1年で1095回。
37歳なので、残り43年間ご飯を食べる機会があるとしたら、人生で食事するのは、あと4万7000回です。
楽しみのひとつである食事の1回を、カップラーメンで済ませたくありませんよね。
サプリなどを摂って、栄養の偏りを補って、いい食事を心がけましょう。
そして、運動です。
私も毎週筋トレをしています。
1時間筋トレをするだけで、ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンなどの脳内物質のレベルが高まり、エネルギーに満ち、集中力が高まっているのが自分でもわかります。
そして、ランニングでも散歩でもいいので、日光を浴びると悩みにくくなります。
健康な状態でメンタルのバランスも保ちましょう。
健康な人は悩まないのです。
Column2これからの人間関係構築のカギソーシャルスタイル理論を使って、4つのタイプを知るこのあとの章で、コミュニケーションについて、具体的なスキルをご紹介していきます。
ただ、その前にまずは、次の図をご覧ください。
コミュニケーションを理解するために、あなたのタイプを把握しましょう。
これを「ソーシャルスタイル理論」といいます。
「自己主張」の強弱と、「感情を表に出す強弱」の2軸で人の性格を4つに分類したものですが、あなたはどのタイプでしょうか?我が強くて行動的であり、負けず嫌いなのが「ドライビングタイプ」。
感情豊かで明るい、目立ちたがり屋の「エクスプレッシブタイプ」。
じっくり分析する、分析屋の「アナリティカルタイプ」。
協調性抜群の「エミアブルタイプ」。
ドライビングタイプの人は、大人数でのコミュニケーションを嫌います。
まわりが「今日の講演、面白かったよね」と言っているなか、一人だけ「いや、俺はそうは思わない」と言いにくいからです。
もしくは、そのような発言をしてしまい、天邪鬼だとまわりに思われている人もいるでしょう。
自己主張が強いドライビングタイプの人は、かなり自分を持っている人です。
だからこそ、まわりの意見に合わせて、自分の意見を変えるのが苦手で、つねに同調圧力がストレスになります。
感情を表に出し、なおかつ自己主張の強いエクスプレッシブタイプの人は、相手に共感するというよりは、自分の感情を素直にまわりに伝えて楽しむ人です。
よくも悪くもあまり空気を読まず、逆に空気をつくることができるので、誰とでもフランクに話すことができて社交的な人です。
このタイプは、とくに女性に多いようです。
分析屋のアナリティカルタイプは、自分の考えを人に伝える前に、かなり慎重に考えます。
自分の感情よりも、「正しいか正しくないか」を考えてしまいます。
その結果、人とのコミュニケーションでは、考えている間に話題が次にいってしまうというようなことがよく起こります。
アナリティカルタイプは、自己主張が強いわけではないので、ずっと自分のなかで考えてしまっています。
本当に発言が必要なとき以外は、積極的に人に伝えようとしません。
ですので、大人数の前では黙っているキャラになりがちです。
「無口ですね?」と言われますが、こちらからしてみれば、逆によく、そんなにしゃべることがあるなあと思っているのです。
自己主張が弱くて、感情を表に出すエミアブルタイプの人は、共感の神です。
このタイプの人は、あらゆる場面で相手の感情を優先した行動がとれます。
そのせいで八方美人と言われることもありますが、知らない人とのコミュニケーションは抜群で、第一印象が間違いなくいい人です。
ちなみに私はというと、アナリティカルタイプに近い人間です。
エミアブルタイプな側面を持つ自分もいますが、アナリティカルタイプにしても、エミアブルタイプにしても、「相手の話を聞く」という軸があるので、本書でご紹介するコミュニケーションをマスターしていると言えます。
ちなみに人は、家族・職場・友だちなど、どのコミュニティにいるかによってソーシャルスタイルを変えます。
ただし、土台のスタイルは基本的には変わらないのです。
あなたはどのタイプでしょうか?これを知ったうえで、コミュニケーションのスキルを学んでいきましょう。
ここからはいよいよ、無理にトークの技術を磨くことなく、信頼関係を構築するための具体的手法をご紹介します。
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