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第7章ワンランク上のいじり・いじられ術

上級テクニックを覚えて達人に前章までで、いじり上手になるための「いじり術」、いじられ上手になるための「いじられ術」を紹介してきました。これらのテクニックを使用することで、上司、同僚、部下、取引先などと円滑なコミュニケーションを取れることは間違いありません。そこで、ここでは、もう一歩踏み込んだ、上級テクニックを紹介いたします。ここで挙げるのは、次の3つのテクニックです。①「いじり・いじられ術」を使って会議でアピールする方法②自分より目上の人へのいじり術③「いじり・いじられ術」を連続的に繰り出す方法そして、最終的には「いじり・いじられ術」どちらもできるようになって、必要に応じて使い分けられる「いじり・いじられ達人」を目指します。会議で有効ないじり・いじられ術会議で、だれかをいじったり、いじられたりする必要があるのか?そう思われる方もいるかもしれません。しかし、会議にこそ笑いは必要なんです。少し考えてみてください。静かな会議と笑える会議、どちらがアイデアが出そうですか?後者の方が、発言もバンバンしやすいのではないでしょうか。私も職業柄、さまざまな会議に参加します。テレビやラジオはもちろん、最近では企業のアイデア会議などにも呼ばれるようになりました。そんな中、思うのは「会議に参加する人たちの役割がぼんやりしている」ということです。例えば、社長も参加するアイデア会議があったとします。そこでは、進行役の社員と、書記役の社員が1人ずついて、社長以下全員がアイデアを出していきます。そういった場合、参加者のキャラは大きく分けて、「良いアイデアを出すキャラ」と「そうではないキャラ」に分けられてしまいます。また、社長がアイデアマンで、次々と良いアイデアを出す場合、社員によっては余計に発言をしにくくなることもあります。そんな人たちは、だんだんと会議の場にいることが苦痛になり、気配を消して発言をしなくなり、ついには……。最悪の事態にもなりかねません。あなたが、どんな会議でもアイデアをポンポンと出せる、天才アイデアマンなら問題はないのですが、そうではない場合、どうすれば良いのか?それには、自分のキャラを設定し、それを周りに認知させることです。ですが、どんなキャラでも良いというわけではありません。マイナスなキャラでは、会議に呼ばれなくなってしまいます。そこでおすすめなのは、次の2つのキャラです。まず、1つ目のキャラは「そのまんまキャラ」です。これは、だれかの発言やアイデアに対して、うなづいたり、笑ったり、といった思ったままを口にする「そのまんまいじり」を使ったキャラです。たとえ全く何のアイデアも思い浮かばないときでも、ビクビクして下を向いてしまってはいけません。楽しそうに、「会議に参加している」感を出しておくことが大事です。【アイデア会議】《そのまんまいじり》社長面白い携帯サイトのアイデアはないかね?社員A最近、携帯上で釣りや農業とかもできるみたいですね!あなたへぇ、釣りや農業ですか~。社員B釣りや農業が流行っている理由の1つに、達成感があるのかもしれないですね。わが社もそんな達成感のある携帯サイトを作った方が良いと思います。あなたなるほどな~。達成感、確かに欲しいですね!こうやって、リアクションだけしておいて、自分からは何も発言をしないでいると、急にアイデアを求められる場合もあります。そんなとき、アイデアを出せたら何も問題はないのですが、もし無理なら、2つ目のキャラを作ります。「引用いじられ」を使って、「引用キャラ」になってしまいましょう。つまり、会議の中で出ただれかの良いアイデアを引用し、それを少しだけ加工して発言するんです。【アイデア会議】《引用いじられ①》社員C達成感のあるサイトって言ったら、宝物とかを探す携帯サイトなんてのどうですか?社長いいねぇ~それ。君はどう?何かアイデアある??あなたそうですね~。先ほどの社員Cさんの意見と似ているんですが、埋蔵金とかを探すサイトなんてどうでしょう?社長なるほど!携帯サイトで埋蔵金ね。そのミスマッチいいかもね!この「引用いじられ」で大事なポイントとしては、アイデアを拝借した相手をきちんと立てるということです。「先ほどの社員Cさんの意見と似ている」という発言が、そのことを表しています。実際は、ずっと考えていた自分のアイデアがたまたまCさんと似ていたわけではなく、意見を拝借しただけだとしても、バレることはありません。「宝物を探す携帯サイト」というCさんの意見の「宝物」から「埋蔵金」を連想して出したとしても、全く同じではない限り、それは立派にあなたのアイデアとなり、会議に参加したことになります。引用の前にひとこと「Cさんと似ている」と言うことによって、言われたCさんも悪い気にはならないでしょう。この「引用キャラ」は、発想を引用すること以外の方法でも会議でアピールすることができます。例えば、だれかの発想を拝借する「引用キャラ」になっても、そのまま引用できずに加工するのは大変だ、と感じる人がいるかもしれません。その場合、発想ではなく、情報を引用してしまいましょう。【アイデア会議】《引用いじられ②》社員C達成感のあるサイトって言ったら、宝物とかを探す携帯サイトなんてのどうですか?

社長いいねぇ~それ。きみはどう?何かアイデアある??あなたそうですね~。最近こういう記事を見つけたんですけど、これ面白くないですか?(印刷した記事を渡す)社員Dこの資料、参考にできそうですね!例えば……。情報は事実なので、発想と違い否定されません。そこで、情報を引用して持ってくるという方法です。その際、口下手では何を言いたいのか伝わらず、逆に否定されてしまう恐れがあるので、記事を印刷し、簡単にまとめた資料を作って配ってしまいます。そうすることで、あとは優秀な社員Dのような人が、その資料を元にした使えるアイデアを出してくれたりするんです。すると、企画を出したのはDさんかもしれませんが、元となった資料はあなたが持ってきたわけで、そこに関してはアピールができます。さらに、先ほどの発想の「引用いじられ」を絡めて、Dさんがアイデアを出した後に、「そうなんです!僕もこの資料見たとき、Dさんと同じようなアイデアを思い浮かべたんです」とまで言ってしまえば、もう完璧でしょう。「そのまんまいじり」や「引用いじられ」などは、一見すると他人の力でのみぶら下がっている感じを受けますが、集中して会議を聞いていないと、うなずきやリアクションもできませんし、相手の意見や会議の論点がきちんと分かっていなければ、意見や資料に乗っかる「引用いじられ」も不可能です。つまり、自分にはアイデアを出す発想はないと悲観的になったり、発言して否定されるのが嫌だからと気配を消しているよりは、他人の意見にリアクションを取って会議を盛り上げたり、相手の意見を拝借してアイデアをふくらませたり、もしくは発想は何もできなくても、それを手伝うような資料を探してくるなどといった、「自分がいる意味」を見出すことが大切なんです。目上の人がボケてきたときのいじり術一般的には、上司や先輩など、目上の人をいじることはほとんどないかもしれません。下手すると、いじったあなたが怒りを買ってしまい、その後の関係が厳しくなる可能性もあります。ですが、それでも目上の人を上手くいじりたい!という人のために、ここでは、上司を例に取って、その方法を幾つかお教えします。まずは、上司がボケてきて、それがウケた場合。これに関しては、いじる必要はほとんどありません。あなたも周りと一緒に笑っておけば良いでしょう。ただ、もし自分をその他大勢と差別化したいのであれば、その話を「質問いじり」を使ってさらにふくらませて、2人の会話として笑いを取っていきましょう。それまでは、話し手の上司とその他大勢の聞き手という構造だったのが、あなたの質問によって、話し手の上司と、会話の「回し役」のあなた、そして聞き手のその他大勢という構造に変わります。【上司がボケてきて、それがウケた場合】《質問いじり》部長……と、まぁそんな話なんだよ~。一同ハハハハッ!あなたそれで、今朝は奥さんに何か言われたんですか?部長それが、口も聞いてくれなくてさ。一同ハハハハッ!あなたそれは大変ですね!どうするんですか?部長だから、今夜は妻が寝静まってから帰ろうと思ってさ。一同ハハハハッ!あなたそれなら、今夜お供しますよ!このように、聞き手ではなく、あなたが率先して部長に「質問いじり」をすることで、あなたと部長の会話になっていきます。これにより、部長の印象もあなたに会話を引き出されているという感じになり、「コイツと話すと楽しい」とか「コイツは俺の話を聞いてくれる」という印象が残ります。一方、その他大勢に対してはほとんど記憶に残らないでしょう。また、「質問いじり」で得た会話の内容は、覚えておいて何かあるときに話を振ってあげるのも良いでしょう。過去に部長自ら話したことなので、その話を元にいじっても、怒られることはありません。「その後、どうでした?」とか、「そういや、昔、部長も悪さしたことあったんですよね?」などといじることで、部長の気持ちとしても、「俺が随分前に言ったこと、よく覚えているな~」と好印象に取ってくれるでしょう。このように、上司の話がウケているときは、積極的に「回し役」を買って出て、上司に「質問いじり」を行えば良いのですが、問題は、上司がボケてスベった場合です。気を付けていじらないと、とんでもない空気になってしまいます。上司がボケてスベった場合、一番してはいけないことは、上司のプライドを傷付けることです。つまり、上司に対して「あなた、すべりましたよ」と分からせてはいけません。それでは、どうするのが良いのか?この場合、上司のプライドを保つ方向にいじらないといけません。そのときに、上司をある特定のキャラに仕立てていじってあげましょう。そのキャラとは「個性豊かなキャラ」です。要するに、凡人とは違う、良い意味での変人キャラとして扱ってあげます。【上司がボケてスベった場合】《キャラいじり》部長……と、まぁそんな話なんだよ~ガッハハハ。一同(シーン)あなたレベル高いですね~!部長うん、そうか?あなた部長、変わってますよ。僕らとはレベルが1つ違いますもん!部長そうかなぁ~。でもまぁ、俺ぐらいの年になったら、お前らも分かるようになるよ。ハッハハハ。同僚や部下などがスベった場合は強くツッコめても、相手が上司となると、なかなかリアクションが取れません。間違って、「サムッ!」とか「うわ~何この空気?」とか言ってしまっては、上司の怒りを買ってしまうことになりかねません。そこで、そんなときはこの例にもあるように、「自分たちのレベルが低過ぎてついていけない」という設定にしてあげます。何のレベルかは具体的に明らかにしませんが、「レベルが高い」と言われて、怒る人はまずいないでしょう。あと、バラエティ番組でたまに見られるのが、「笑ってるのは僕らだけですよ~」という手法です。この手法、番組で使われるときの多くは、本当に2人にしか分からないようなマニアックな話題を話し手がしゃべったときなどに、「ハハハッハ。それ、俺以

外分かる奴いねぇーだろ?」と言って、ツッコミを入れて笑いを取っています。ここでは、その手法を「お世辞いじり」に応用してみましょう。つまり、全員に対してスベったはずの上司に、「自分はその話、面白いです」とアピールをして、2人だけにしか分からない笑いの感覚を共有したふりをする、というやり方です。【上司がボケてスベった場合】《お世辞いじり》部長……と、まぁそんな話なんだよ~。ガッハハハ。一同(シーン)あなたハハハハ!あれ?笑ってるの、僕らだけですよ。部長うん、そうか?一同(あなたのツッコミを受けて)ハハハハッ!この場合、部長はあなたに対して、「笑いの感覚を共有できる奴」という、特別な感情を抱くようになります。人間だれしも、笑いの感覚が同じ人とは仲良くなりたいものです。部長から、高評価を受けたあなたは、同時にその場にいた社員一同からも高評価を受けることになります。それは、あなたがこの重苦しい空気を打破してくれたからです。「あれ?笑ってるの、僕らだけですよ」という、だれも笑ってない状況を口に出して言ってくれたあなたに対して、みんながスッキリとした気持ちになれ、そこで思わず笑いが起こるわけです。ただし、この場合、わざとらしいウソの笑いにならないように、常日頃から笑う練習をしておかなければなりません。ウソがバレたら、「お前、なめてるのか!」と、大目玉を食らう可能性があるので、気を付けてください。

目上の人がボケていないのにいじるとき続いて、自分より目上の人がボケていないのにいじる場合です。これは一番注意しなくてはいけません。TPOを選んでいじらないと、とんでもないことになってしまいます。先ほども言いましたが、いかなる場合でも、目上の人のプライドを傷つけてはならない!これだけは覚えておいてください。あなた自身は、ほんの冗談のつもりでも、目上の人にとっては冗談では済まされないことかもしれません。例えば、上司が変なネクタイを着けてきたとします。それに対して、あなたは「ダサイなぁ~」と思ったとします。同僚や部下なら、正直に「何それ!ダサッ」と言えるかもしれませんが、上司相手にそんなこと言えるはずありません。周りも上司のネクタイが気になっているようですが、陰でクスクスと笑っているだけです。そんなとき、あなたは上司のネクタイをどういじりますか?これはもう、次のような「お世辞いじり」しかありません。【上司がボケていないのにいじる場合】《お世辞いじり》あなた部長、おはようございます!部長うん、おはよう。あなたそのネクタイ、素敵ですね!部長そうかい、ちょっと派手じゃないかね?一同(2人の会話に聞き耳を立てている)あなた若く見えますよ。どうされたんですか?部長一人娘にもらったんだよ。お小遣いを貯めて買ってくれたらしい。あなたできた娘さんですね~。泣ける話やぁ~。一同(変なネクタイの謎が解けてスッキリ)疑問に思っていることは、ちゃんと聞いて確認した方が、心のためにも良いんです!でも、相手のいることですし、聞き方というものがあります。そこで、「お世辞いじり」を使って、思ってもいない聞き方をしてしまおう、というのがこのやり方です。部長は、その変なネクタイをして会社に来ているわけなので、変だと思っていない理由があるはずです。その理由も聞かずに、「そのネクタイ、どうしたんですか?」とバカにしたような笑みを浮かべて聞こうものなら、とんでもない状況が待っています。そこで、まずは「そのネクタイ、素敵ですね!」とお世辞を言いましょう。言われた上司も、悪い気はしません。変だと思っているなら、最初から着けてこないはずですし。その後は、あなたが聞きたいことを聞きましょう。「どうされたんですか?」と。その質問に対して、部長は一人娘の話をしてきました。やはり、この変なネクタイには並々ならぬ思いがあったわけです。それを知ったあなたはそのネクタイの見方が変わるでしょうし、同時に聞き耳を立てていた社員たちも、謎が解けスッキリした気持ちになるでしょう。その後、部長がいなくなったら、あなたは周りから「よくぞ聞いてくれた!」と、その勇気を称えられることになるはずです。そこからは、あなたが本心を出して、「いくら一人娘にもらったといっても、あのネクタイはないよな~」とか、「もし彼氏からダサいプレゼントもらったら、どうする?」などと、みんなで盛り上がるのは自由です。このように、自分より目上の人に対しては、プライドを保ったままいじってあげることが必要不可欠なのですが、もし万が一、変ないじり方をして相手を怒らせてしまった場合、これは年下でも同じなのですが、相手が気分を害した場合は、素直に謝ってください。絶対に変な言い訳とか、自分のいじり方を正当化したりなどはしないようにしましょう。さらに、第三者への責任転嫁や共犯者の密告などは絶対にしてはいけません。たとえ上司へのいじりで、みんなと盛り上がっていたとしても、自分が怒られた場合は、自分だけの責任として素直に謝ってください。いじり・いじられの連続技で大きな効果をコミュニケーションの中に、「いじり・いじられ術」を1つでも入れることができれば、味気ない会話に一輪の花を咲かすことが可能になります。と同時に、あなたは「面白い人」「会話をしたい人」「気になる人」という印象を相手に与えることができます。しかし、せっかくなので1つと言わずに、「いじり・いじられ術」の連続技で、もっと大きな笑いを取ってみませんか?ここでは、そんな連続技の方法をご紹介します。連続技と言っても、別表のように組み合わせはたくさんありますが、その中でも代表的なものを幾つか、同じ設定を例にして説明いたします。

設定は、社員食堂でランチ中の部長1人と部下2名。そのうちの1人の部下があなたです。まずは自分の「いじり術」に自分で「いじり術」をカブセていく方法です。【社員食堂にて】《自分のいじり術+自分のいじり術①》あなた(部長の頼んだメニューを見て)どうしたんですか?珍しくお肉がないじゃないですか?部長最近、メタボ気味なんだよ。だから、大盛りサラダでお腹をふくらまそうと思ってね。あなたそうだったんですか?急にベジタリアンに目覚めたのかと思いましたよ。これは一番簡単な方法です。「いじる」ということは、相手の魅力を引き出してあげる行為なので、相手に質問をしたり、自分の感想を言ったり、リアクションを取ったりしておけば、大概会話ははずんでいきます。この例では、普段、肉が大好きな部長の皿に、肉の代わりに大盛りの野菜サラダが乗っていたことを受けて、「そのまんまいじり」を使い、珍しく肉がないことを指摘しています。それに対して、部長の「大盛りサラダでお腹をふくらます」という発言から、「急にベジタリアンに目覚めた」という「例えいじり」を出しています。この例では、あなたはどちらも部長をいじっていますが、最初は部長をいじって、その次にあなたの同僚をいじるという方法もあります。【社員食堂にて】《自分のいじり術+自分のいじり術②》あなた(部長の頼んだメニューを見て)どうしたんですか?珍しくお肉がないじゃないですか?部長最近、メタボ気味なんだよ。だから、大盛りサラダでお腹をふくらまそうと思ってね。あなたなるほど!(同僚を見て)それに比べて、お前のお皿、肉ばっかりじゃねぇ~か。バランスを考えろよ、バランスを!同僚うるせーよ!この例の同僚に向けた矛先を自分に置き換えれば、自分の「いじり術」+自分の「いじられ術」となります。次の例を見てください。部長と比べて自分のだらしなさを対象的に取り上げるということです。【社員食堂にて】《自分のいじり術+自分のいじられ術》あなた(部長の頼んだメニューを見て)どうしたんですか?珍しくお肉がないじゃないですか?部長最近、メタボ気味なんだよ。だから、大盛りサラダでお腹をふくらまそうと思ってね。あなたえ~、部長はまだマシですって。僕のお腹見てくださいよ、ホラ!部長お前は、太り過ぎだろ!このように、相手の変化に気付き、相手を話題の中心に置いてコミュニケーションを取っていくのが「いじり術」ですが、続いては、自分を話題の中心に置く「いじられ術」のカブセ技を紹介しましょう。まずは、自分の「いじられ術」に、自分で「いじられ術」をかぶせていく方法です。【社員食堂にて】《自分のいじられ術+自分のいじられ術》あなた最近、僕メタボなんで、ダイエットしようと思ってるんですよ。部長もうすぐ健康診断だしな。俺も気を付けてるよ。あなたというわけで……すみませ~ん。カツカレー大盛りで!部長おい、言ってることとやってることが違うぞ!あなたテヘヘ、誘惑に負けちゃいました。こうなったら、ブタ同士、共食いですよ。この例では、最初に「最近メタボだから、ダイエットする」と言っているあなたが、カツカレーを大盛りで頼むという「あべこべいじられ」をやっています。案の定、部長からツッコミを受けて、さらに「こうなったら、ブタ同士、共食いですよ」と「劣等感いじられ」によって、カブセています。

さて、ここまで、自分で「いじる・いじられる」ことをきっかけに、さらに連続で「いじる・いじられる」方法を紹介してきましたが、最初に「いじる・いじられる」のが、あなたではなく他人だった場合も、その後のトークの流れに乗って、あなたが「いじる・いじられる」をかぶせることで、同じような展開が可能です。分かりやすいものを例に挙げましょう。【社員食堂にて】《他人のいじり術+自分のいじられ術》同僚(部長の頼んだメニューを見て)どうしたんですか?珍しくお肉がないじゃないですか?部長最近、メタボ気味なんだよ。だから、大盛りサラダでお腹をふくらまそうと思ってねあなたえ~、部長はまだマシですって。僕のお腹見てくださいよ、ホラ!部長お前は、太り過ぎだろ!このように、同僚と部長の会話の中に、自分もスムーズに入っていくことができるわけです。この「いじる」「いじられる」の連続技は、トークを盛り上げていくためのコツなので、まずはどんどん話してみましょう。実践を積むことによって、徐々に慣れていくはずです。いじり・いじられ両刀使いになろう!ここまで読んでくださったあなたなら、「いじり」も「いじられ」もどちらの特徴も理解していただいていることと思います。もともとの性格や気質から、「いじり向き」「いじられ向き」という向き不向きはあるのですが、両刀使いになれると、コミュニケーションをする際、かなり優位な立場に立てることは間違いありません。本書は、最終的に「いじり・いじられ達人」になることを目的としていますので、読者のみなさんにはどちらの技術も紹介しました。しかし、今一度読み返す際に、まずはどちらの技術から身に付けようかと考えている人のために、ここで「いじり向き」な人、「いじられ向き」な人の特徴を挙げておきましょう。

一概にこれだけで「いじりタイプ」「いじられタイプ」が決められるわけではありませんが、どちら向きかの参考にしてみてください。そして、本来の自分に近い方の特徴からまず学んでみましょう。それができるようになったら、次は、逆の立場に立って、もう一方を演じてみてください。周りに参考になるタイプの人がいるかもしれません。いずれにせよ、たくさんの人や多くの場で、どちらも試してみて、実践を積むことをおすすめします。それが「いじり・いじられ達人」への唯一の道です。

 

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