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第4章話をもっとおもしろくするためのテクニック

1意外な共通点を利用するシンクロニシティ法▼意外な共通点があるとおもしろいシンクロニシティとは「意味のある偶然の一致」のことで、日本語では「共時性」と訳されます。本来、シンクロニシティは心理学用語でとてもむずかしい概念なのですが、ここではとりあえず「偶然の一致」という点に注目して話を進めましょう。人は「偶然の一致」をおもしろく感じるものです。たとえば、なかなか打ち解けられないと感じていた相手が、実は同じ都道府県の出身だったり、同じ学校の出身だったり、同じ趣味を持っていたりしたら、急に親近感を覚えますよね。それはなぜでしょう?答えは「偶然の一致」が「フリオチ」と同じ構造だからです。つまり、《フリ(矛)》まったく接点がないと思っていた+(なのに)《オチ(盾)》意外な共通点でつながっていたこのように、つながっていなかった点と点が線でつながると、想定外が引き起こされ、人はおもしろいと感じます。これはテレビをはじめ、小説やマンガ、映画で広く使われている手法です。たとえば、村上春樹さんの長編小説の多くは、接点がなさそうな2つの物語が同時並行で進み、それが必ずどこかでつながるという構造になっています。処女作『風の歌を聴け』では、「僕」と「鼠」の物語と途中で挿入されるラジオ番組がつながりますし、『1Q84』では、別々の人生を歩む青豆と天吾の物語がつながります。「偶然の一致」はかなりの高等技術ですが、話に取り入れたときの破壊力はすさまじいものがあります。たとえば、ほっしゃん。さんが、彼女からもらった手編みのセーターを寄付した話。「ファンの方にいろんなものもらったりしますけど、似合わない服とか楽屋に置いていったりするじゃないですか。それがすごくもったいないと思ってたんですよ。だから、そういうのを恵まれない国に送ってくれる団体にダンボールに入れて送ることにしたんです。それで当時つきあっていた女の子がクリスマスに手編みのセーターをくれたんですけど、それが真っ黒の生地に、黄色で星のマークと「ほしちゃん」って入れてあったんです。それはやっぱり着られない。で、申し訳ないけど、それもダンボールに入れたんです。それから半年後に、テレビでどこかの国でクーデターが起きましたっていうニュースやってて、何の気なしに見たら、〝ほしちゃん〟のセーター着てる黒人が、先頭で戦車に石ほおって(投げて)たんです」「人志松本のすべらない話」よりさすがに、こんな偶然はなかなかないかもしれませんが、もしも経験した場合は鉄板トークとしてストックしておくとよいでしょう。▼「偶然の一致」はつくり出せる?また、「偶然の一致」は、初対面の人との距離を縮めるのにも有効です。初対面の人に対しては、誰でも少なからず警戒するものですが、共通点が見つかると急に親しみがわきますよね。これは、先ほどふれたように、「偶然の一致」によって想定外が引き起こされるとともに、相手に自分と同じ共通点があったことを知って共感できる期待が高まるからです。これが何を意味するか、わかりますか?そうです。「偶然の一致」によって相手に親しみを感じるということは、人為的にそれをつくり出せば、どんな相手とも距離を縮められるのです。でも、どうやって人為的に「偶然の一致」をつくり出せばいいのでしょうか?それには、第2章で紹介した「共感のピラミッド」を利用します。「共感のピラミッド」は、相手の共感を生みやすいネタを図式化したものでした。ならば、相手にこのテーマに関する質問をして答えを聞き出せば、「偶然の一致」が生まれる可能性が高いわけです。たとえば、こんな質問をしてみましょう。・「仕事」→「どんな仕事をしているんですか?」・「住」→「今、どこに住んでいるんですか?」・「学校」→「部活は何をしていましたか?」「いやいや、共通点なんてそんなにカンタンに見つからないよ」と思いますか?

「見つかる」のではなく、「見つける」のです。たとえば、「どこに住んでいるんですか?」と聞いて「××線の○○(駅)です」という答えが返ってきたとしましょう。その街について知識がなくても、「ふうん」で終わらせないで、「え!?ホント?昔、その××線の□□で仕事したことがあるよ!」「友だちが3つ先の△△駅に住んでたよ!」と、多少強引にでも偶然性を演出してしまう。他の2つも同じです。「仕事は、建築関係です」→「えッ?義理の兄が建築士なんですよ!」「テニス部でした」→「高校生のとき、つきあってた彼女がテニス部だったなあ」というように、共通点を自分からつくってみましょう。▼ロンブー淳のシンクロニシティ法とくに女性は初対面の男性に強い警戒心を抱くので、このように「偶然の一致」を生み出すことで、心理的な壁を取り除くことができます。ロンブーの田村淳さんは、女性との距離を縮めるために、この「偶然の一致」を活用していたそうです。淳さんの場合は、女性に電話番号や部屋番号、車のナンバーや誕生日など、さまざまな「数字」を聞くことで共通点を探ったそうです。たくさん数字を聞いていけば、どこかに自分と一致するものがありますよね。一致した数字が見つかったら、「運命的だね……」と女性との距離を一気に縮めるというわけです。みなさんも、シンクロニシティ法で相手の関心をグッと引き寄せてみてください。

2いつもと違うキャラを演じるギャップ法▼ギャップとはフリオチだたとえば、こんな経験はないでしょうか。「一見、怖そうな人が、実は優しかった」「ナヨナヨしていると思っていた人が、意外と頑固だった」「意地悪な人だと思っていた人が、ピンチのときに味方になってくれた」そういうことがあると、急にその人に魅力を感じたりしますよね。人は、ギャップにひかれるものです。それはなぜか?普段とそうでないときの姿がフリオチの構造になっているからです。つまり、《フリ(矛)》普段は◯◯だと思っていた+(なのに)《オチ(盾)》実は△△だったというように、普段の印象が「フリ」になり、その逆の印象が「オチ」になっているので想定外が引き起こされ、急に魅力を感じるわけです。▼安住アナとGACKTのギャップこのギャップ法は、多くの有名人や芸能人が実践しています。たとえばTBSのアナウンサー安住紳一郎さんは、普段マジメで野暮ったい印象ですが、その印象とは裏腹に、ゲストの芸能人をちょくちょく毒舌でイジることによってお茶の間に笑いを届けています。「別に……」発言でバッシングを受けた沢尻エリカさんをゲストに迎えたときは、「もしかして、機嫌が悪いですか?」「『別に』とか言ったりしませんか?」と彼女が怒りそうなギリギリのラインでイジったり、AKB48をゲストで迎えたときは、ボーッとした表情の前田敦子さんを、「わたくし、大変気になるんですけれども……前田さん、ちょっと眠たいですか?」とイジることによって、彼女のマイペースぶりを笑いに変えていました。これは、安住さんのキャラクターが、《フリ(矛)》いつもマジメでとても人の悪口など言いそうにない+(なのに)《オチ(盾)》ゲストを毒舌でイジるという構造になっているからこそ、笑いを生み出せているわけです。もしも安住さんが普段から人の悪口ばかりを言うような攻撃的なキャラクターだったら、この「おかしさ」は生まれません。また、歌手のGACKTさんは絵に描いたような美男子で、普段はミステリアスな雰囲気を漂わせていますが、急に庶民的な発言をすることで笑いを生み出しています。たとえば、ある番組で謎に包まれたGACKTさんがどんな私生活を送っているのか探ろうと、インタビュアーが「普段、どんなところに買い物に行かれるんですか?」とおそるおそる質問したとき、GACKTさんはこう答えました。「スーパーの丸正に、豚バラを買いに……」これも、GACKTさんのキャラクターが《フリ(矛)》ミステリアスな雰囲気で、私生活が謎に包まれている+(なのに)《オチ(盾)》庶民的な場所で買い物をしているという構造になっているからこそ、その意外性が笑いを誘発するのです。ギャップ法を実践している有名人は、他にもいます。

北野武さんは、〝世界のキタノ〟と呼ばれるくらい文化人として世界的に評価されているのに、着ぐるみで暴れたり、くだらない発言をしたりして、ギャップを演出しています。タモリさんは、バラエティ番組でおかしなギャグを言う一方、情報番組などで豊富な知識を披露することがギャップになっています。福山雅治さんは二枚目の俳優として活躍しているのに、ラジオ番組でHな下ネタを連発することで、普段とのギャップをつくり出し、多くの人を魅了しています。▼ギャップ法を使う場合の注意点このギャップ法は、一般人である私たちも活用することができます。たとえば、普段マジメでミスをしないようなタイプだと見られているなら、その印象を崩すような情けない話や失敗談をする。普段、軽くてチャラいタイプとして見られているなら、その印象を覆すような知的な話や、人生の真理をつくような深い話をする。こんな具合です。大切なのは、自分を第三者的な視点で、客観的に分析すること。それに失敗すると、自分で自分の首をしめることになります。自分では「控えめな性格で、みんなから愛されている」と分析したものの、実は暑苦しいと思われていた場合、さらにガツガツ前のめりな話をしてしまったら、周囲はますます引いていきますよね。そうならないためにも、このテクニックを使うときには、時間をかけてゆっくり自分を見つめ直し、正しく自己分析してからにしましょう。

3聞いたこともない音を繰り出す変則擬音語・擬態語法▼イノシシが落ちてクリクリベーン!擬音語とは、実際の音を耳で聞こえたように言葉で表現したもの。グラスが割れる「パリーン」とか、雷の「ゴロゴロ」といった音は擬音語です。一方、音は出ていなくても、その場の状況を音のように表すのが擬態語で、「ジロジロ見られた」「ホカホカの肉まん」などが、それに当たります。どちらも話に臨場感を出すのに有効なテクニックで、小説やマンガでもよく目にします。これを日常会話の中で使えば、聞き手がその話の情景をよりリアルに思い浮かべられるようになります。とはいえ、ありきたりな擬音語・擬態語を使ってもおもしろくありません。そこで、ちょっとした工夫を加えてみましょう。お笑い芸人の宮川大輔さんは、話の中でこんな擬音語・擬態語を使っています。・イノシシが転げ落ちてきた音→「クリクリベーン!」・ネコが道に飛び出してきた音→「ビヤーッ!」・フライパンを投げたときの音→「ユンッ!」・高温になった傘の柄が同級生のうなじに当たったときの音→「キュンッ!」一般的には、イノシシが転げ落ちてきたときの音は「ドン」とか「ゴロンゴロン」などと表現するところですが、それを「クリクリベーン!」という変則的な擬音語を使うことで、一気に話が個性的になります。▼音は自由につくっていいこのように、誰もが発想する一般的な擬音語・擬態語ではなく、オリジナリティーのある変則的な音を使うことで、他の人とは違う表現ができるようになります。そもそも、擬音語・擬態語には、この言葉で表現しなければいけないという決まりはありません。ならば、話し手が自由に発想する余地があるわけです。『ジョジョの奇妙な冒険』は個性的なマンガとして知られていますが、作中に出てくる擬音語・擬態語はオリジナリティにあふれています。・足が傷つけられた音→「グッパオン」・銃を取り出す音→「メギャン」・シャワーを浴びているときの音→「シャワーシャワー」・スパゲッティをすする音→「ズビズバー」などなど……。これだけでも、擬音語・擬態語には決まりがなく、自由に考えていいということがよくわかるでしょう。▼「噛む」というリスクただし、変な擬音語・擬態語をつくることにこだわりすぎると、「別の問題」が発生します。言いづらい言葉を、「噛む」恐れがあるのです。「噛む」のは、自分が話そうと思っているスピードに口の筋肉が追いつけないことによって起きる現象です。アナウンサーの方々が噛まずにニュース原稿を読めるのは、日頃の鍛錬によって、話そうと思っているスピードに口の動きが連動できているからです。そのような訓練をしていない私たちが噛まないようにするには、言葉をゆっくり言うしかありません。擬音語・擬態語を使う場面は、とくに話の見せ場であるはず。焦らず、ゆっくり、滑舌良くしゃべって、その効果を存分に活かすようにしてください。

4気持良くけなすという高等技術愛の毒舌法▼毒舌は悪口ではない毒舌がうまい芸能人は人気を得るという法則があります。北野武さん、上岡龍太郎さん、爆笑問題の太田光さん、綾小路きみまろさん、有吉弘行さん、マツコ・デラックスさんなどなど、みんな毒舌家として知られています。どうして毒舌がうまい芸能人は人気なのでしょうか?それは毒舌が単なる悪口ではなく、みんなの気持ちを代弁するものだからです。悪口はただ単に感情を吐き出すものですが、毒舌は言いたいけれど言いづらい、もしくは言いたいけれどうまく言えないことを、みんなの代わりにユーモアあふれる言葉で言ってくれるものなので、多くの人が共感するのです。ですから私たちも、日常会話の中で毒舌のテクニックをうまく取り入れることができれば、多くの人を共感させることができます。とはいっても、毒舌のテクニックは非常に高度です。この高度なテクニックを使いこなすためには、以下の2つを心がけなければいけません。▼注意点①愛情を持つ毒舌はみんなが言いづらいことをズバズバ代弁するものですが、かといって、対象にした人を傷つけてはいけません。対象にした人を傷つけてしまっては、聞き手は気分が悪くなり、とても共感できなくなってしまいます。お笑い芸人の有吉弘行さんは、毒を効かせたアダ名をつける名人として知られていますが、そのコツは対象に「愛情を持つ」ことだと言っています。有吉さんがつけたアダ名を見てみると、・タモリさん→「昼メガネ」(お昼の顔+メガネ)・関根勤さん→「説明ジジイ」(説明がうまい+ジジイ)・ベッキーさん→「元気の押し売り」(元気+押し売り)というように、必ずその人の「ポジティブな特徴」に「マイナスの言葉」を合わせているのがわかるでしょう。もしも「昼」「説明」「元気」がなければ、「メガネ」「ジジイ」「押し売り」というように、単なる悪口に聞こえてしまいますよね。このように、毒舌を言うときは、愛情を込めて対象となる人のポジティブな部分も強調してあげることが大切です。▼注意点②名指しをしない毒舌に愛情を込めるには、対象となる人のポジティブな部分を強調してあげることに加え、「名指しをしないこと」が求められます。たとえば北野武さんは、「ゴーストライターの人じゃない?」とか「海に落ちて記憶なくしちゃった人だろ?」など、毒舌の対象者を〝行為〟で表現したり、その人を模した着ぐるみで登場したりすることによって、視聴者に「ああ、あの人のことを言っているんだな」と感じさせるような演出を施しています。また、綾小路きみまろさんは、中高年の悲哀をネタにした毒舌漫談で人気ですが、それは、中高年層をネタにしながらも、絶対にあなたのことだと名指ししないからでしょう。当の中高年の方々には、まるで他人のことを言っているように聞こえるレトリックなので笑いが生じるのです。・「きれいな方ばっかり……首から下が。きれいな方ばっかりです、口紅が……」・「世間につながれ、会社につながれ、女房につながれ、子どもにつながれ、ローンにつながれ、最後は点滴につながれる……」・「男性に襲われたこともありました。あれから40年……。今、突然襲われるのは、息切れ・めまい・動悸」などなど、ネタは中高年の哀しみを一般化して表現したものばかり。だからこそ、聞いている側は、ネタの内容に「あるある」と共感しながらも、心のどこかで「私はそこまでひどくないけどね」と他人事のように感じて、安心して笑うことができるのでしょう。毒舌のテクニックは、このように多くの人から共感を得られる一方で、一歩間違えるとたちまち聞き手を不快にさせてしまう“諸刃の剣”でもあります。「愛情を持つ」「名指しをしない」の2点を守り、注意深く使うよう心がけましょう。

5オリジナリティーで勝負するたとえツッコミ法▼ツッコミとはフォローであるおかしなことを話すボケに対して、それがおかしいと指摘し訂正するのがツッコミの役割です。ボケだけでも十分におもしろいところを、それをさらにフォローすることによって笑いを増幅させるため、ツッコミのことを「フォロー」とも言います。欽ちゃんファミリーの勝俣州和さんは、萩本欽一さんに「笑いはフリ、オチ、フォローの3つで成立する」と徹底的に仕込まれたそうです。さて、みなさんの中には、すでにツッコミを日常的に使っている方もいるでしょう。しかし、普通にツッコミをしても、笑いがこれだけ一般的になった今、他の人に差をつけるのはむずかしいと思います。そこで、たとえツッコミ法をご紹介しましょう。これは、ただ単にボケに対してツッコミを入れるのではなく、何かにたとえてツッコミをするというテクニックです。▼四捨五入したらオスですよ!「たとえツッコミ」の名手といえば、フットボールアワーの後藤輝基さんでしょう。たとえば、・共演者がスベったことに対して→「おまえ、よくそんなギャグ出せたな。陶芸家やったら割ってるヤツやで!」・8浪している人が9浪目に挑戦すると言ったことに対して→「9年!?当時生まれた犬がぼちぼち死ぬ頃やん!」・素晴らしい歌声に対して→「鳥肌すごかったですよ!ニワトリ6羽分くらい鳥肌立ちましたよ!」・お腹一杯でこれ以上入らないことを表現して→「1LDKに15人住んでるよ!」・共演者が男っぽいことに対して→「四捨五入したらオスですよ!」・全然見つからないことに対して→「校庭でコンタクトレンズ落としたときくらい見つからないわ!」と、普通なら「おまえ、よくそんなギャグ出せたな」で終わるところを、「もし陶芸家だったら……」、「9年!?とだけ言うところを「犬だったら……」などと、表現を工夫することでツッコミを強調しているのです。▼共感されるたとえツッコミはどうつくる?たとえツッコミでは、何よりたとえの発想力が問われます。後藤さんのように華麗なたとえツッコミとまではいかなくても、私たちもたとえツッコミをつくる方法があります。勘の良い人は、もうピンときたかもしれません。

そうです、「共感のピラミッド」を利用すればいいのです。たとえツッコミは、そのたとえが聞き手に共感されなければいけません。「共感のピラミッド」は共感を生みやすい話のネタをまとめたものですから、そのネタをたとえツッコミに変換すればいいわけです。とくに「学校(子ども・学生時代の思い出)」にまつわるたとえを使うと、聞き手がうまい、おもしろいと感じやすくなります。たとえば、「臭い」ことを表現するとき、本来なら、・「臭ッ!」・「鼻が曲がる!」・「風呂、入ってるの!?などとツッコむところを、・「給食の牛乳拭いたぞうきん、思い出すわ!」・「夏休みに行ったおじいちゃん家の臭いか!」・「ザリガニ死んでるぞ!」というふうに、返すわけです。こうすれば、ツッコミが強調されるとともに、それがどんな臭い(状態)なのかがイメージしやすくなり、より聞き手に共感される確率が高まります。このように少しアレンジを加えるだけで、他の人と差をつけるオリジナリティーあふれるツッコミができるようになるのですから、試してみる価値はあるでしょう。もっとも、「共感のピラミッド」を利用することは理解していても、いざというときに、絶妙なたとえが出てくるとは限りません。ですから、日頃から共感されやすいたとえを考えておき、ストックしておくといいと思います。入念な「仕込み」が、ここぞというときに大きな破壊力を発揮するのです。

6抜群の臨場感を演出できるひとり芝居法▼登場人物をひとりで演じ分けるひとり芝居法とは、あなたがひとりで何役も演じて話すというテクニックです。話の中には、あなた以外にも友人だったり、家族だったり、先生だったり、上司だったり、いろいろな登場人物が出てきますよね。それをあなたが声色を変えたり、身ぶり手ぶりを交えたりして、まるでモノマネをするかのように演じ分けるのです。登場人物を演じ分けることで、より臨場感が高まり、聞き手はその場の状況が理解しやすくなります。ここで、磯野貴理子さんが、ある番組で披露した例を見てみましょう。年下の夫が急病のため救急車で運ばれたとき、磯野さんが付き添いをしたら、救急隊員に「とんでもない勘違い」をされたという話です。「そのときノーメイクでマスクをして救急車に乗ったら、救急隊員に『お母さんですか?』って言われたんですよ。だから『妻ですけど!』って言ったら、救急車の中がシーンとしちゃって。それで病院に着いたら、その途端、さっきの救急隊員が『さあ、奥様、こちらへ!』、病院の人たちにも『この方は奥様でございます!』って、病院の人たちが間違えないように、ずうっと『奥様!奥様!』って言い続けたんですよ。それで最後も『奥様、我々はこれで失礼します』って帰っていったんです」「ダウンタウンDX」より男性の救急隊員を、貴理子さんが力強く熱演したことにより、スタジオは大爆笑に包まれました。もしも、この話を登場人物を演じ分けないで話すとどうなるでしょう?「そのときノーメイクでマスクをして救急車に乗ったら、救急隊員に母親と間違えられたんですよ。だから妻だと訂正したら、救急車の中がシーンとしちゃって。それで病院に着いたら、その途端、さっきの救急隊員が私を誘導しながら、病院の人たちにも私が妻であると紹介し、間違えないように、ずうっと私のことを奥様と言い続けたんですよ。それで最後も奥様、我々はこれで失礼しますとあいさつをして帰っていったんです」というふうに話がベタッとして、今いち臨場感が出ませんよね。このように、自分以外の登場人物のセリフを入れるか入れないかで、話のおもしろさに大きな差が生まれてしまうのです。▼演じたい人のどこを観察する?このテクニックを使いこなすためには、話に登場しそうなあなたの周囲の人物をつぶさに観察することが必要です。人には必ずクセがあるので、そのクセを見抜き、それをオーバーに演じることで、登場人物のキャラクターをリアルに伝えることができます。とはいっても、四六時中、観察することはありません。重要なのは、あなたの話に他の人物が出てきてセリフを言うときです。だからその人物が話をしているときに、どんなクセがあるのかを観察すればいいのです。たとえば、その人が話しているとき、・手の動きや顔の表情はどうか(ジェスチャーは多い?少ない?表情豊か?)・どんな口グセがあるか(えーと、~みたいな、~ッすよ)・どんな態度か(偉そう?オドオド?ヘラヘラ?)・どんな声か(高い?低い?)・どんな息づかいか(焦っている?ゆっくり?)などをチェックして、あなたの話の中に登場させましょう。あなたが登場人物をうまく演じれば、大したことのない話が、一気におもしろくなる可能性があります。そのためには、演じる人の特徴を、できるだけおおげさに、極端に表現してみてください(「そんなヤツ、いねえよ」と思われるくらいでもOK)。また、普段から、「あの人をこんなふうに演じたらおもしろいだろうな」と思いながら、まわりの人を観察してみるといいでしょう。

7裸のつきあいを実践する適温下ネタ法▼「下ネタ」はなぜ下ネタと言う?下ネタの歴史は古く、古代ギリシャの演劇でも使われていました。たとえば、古代アテナイの喜劇作家アリストパネスの『蛙』の冒頭は、奴隷が「荷物が重くてう◯こが漏れる、とか言っていいか?」と発言、それに対し、主人公が「そういうのは飽きたからやめろ」と返して物語が始まります。「下ネタ」は、猥談やエロ話などの艶笑的な話題と、排泄的な話題の総称のこと。もともとは寄席の符牒で、人間の下半身と下品の2つに掛けた話なので、この名前になったと言われています。「下品」という表現からもわかるように、下ネタはところ構わず話せるものではありません。ただ、相手と場所は選ぶものの、ハマったときの効果は絶大です。また、下ネタには「緊張を緩和する」「共感を生む」という2つの効果があります。下ネタが相手の緊張を緩和するのは、第2章で紹介した「ナサバナ法」の情けない話と同じロジック。つまり、本来隠すべき、もしくは恥ずべきものとされる秘密を口にすることで、自分に隠すものがないことを示し、相手の警戒感を解くのです。▼場の空気を変えるリリー・フランキー流下ネタこのテクニックに非常に長けているのがリリー・フランキーさんです。リリーさんは、「うたばん」に初めて登場したとき、初対面だった石橋貴明さんに、いきなりこんな質問をぶつけました。「石橋さんは、白いの(白髪)は上(鼻毛)から来ました?それとも下(陰毛)から来ました?」この質問には石橋さんも大爆笑。石橋さんの警戒心を解いたリリーさんは、そのあとのトークをスムーズに展開することに成功しました。また、私が制作に携わったある番組のMCをリリーさんに担当してもらったときのこと。スタッフとの初顔合わせでも、リリーさんは下ネタを連発して一同の緊張感を解き、和やかなムードを見事につくり上げたそうです。このように下ネタは、まさに男同士の「裸のつきあい」を演出し、その場の空気を一気に温める効果があります。先に述べたように、下ネタは場所と相手を選ぶ話題です。ところがリリーさんは、女性がいる場でも躊躇することなく下ネタを口にし、それがいやらしくないどころか、ときには大爆笑を誘うこともある。これは、特異な才能でしょう。下ネタで大事なのは「温度」です。あけすけに語ることでその場の空気を温和にするといっても、あまりに熱くなりすぎて生々しい発言をすると、ヤケドしかねない。思うに、下ネタのOK/NGの基準は、ちょうどいい湯加減のお風呂のように、脱力して笑えるくらいの「適温」なのではないでしょうか。リリーさんは、その「適温下ネタ」を生み出す達人なのです。では、リリーさんの発言から、使える下ネタの法則を考えてみましょう。▼「言い換え」と「たとえ」のセンス淫語は、別の言葉に置き換えることで、言葉遊び的なおもしろさを生み出せます。リリーさんは、ラジオ番組の中で、自慰行為のことを「御成門」、お尻の穴のことを「菊名駅」、男性器を「ロック」、女性器を「ブルース」と言い換えていました。他の人にはマネできない、リリーさんならではの表現ですよね。また、たとえがユニークという特徴もあります。「乳輪を見たってのは、入国審査を通ったようなものだよ」「オレはバチカン市国ぐらい面積の小さい下着が好きなんだ」これだけ見るとくだらないのですが、思わず引いてしまうような際どい下ネタとは一線を画すセンスがあることは、認めざるを得ません。▼笑いを誘う自虐ネタ下ネタが笑いに変わるかどうかは、「イジる対象」が誰かで決まるような気がします。特定の女性を話題にして、体の一部(胸やお尻)をネタにするというのは、本人も傷つくし、まわりもあまり気持ちがいいものではありません。でも、その対象が自分自身であれば、聞く側も安心して笑うことができる。リリーさんも、自嘲気味な下ネタを発することがあります。「卓球少女・愛ちゃんの『サァー!』って、『さァ~、あともう1本』っていう意味らしいね。トシとってもう1本はツライよね」「『モノ足りない』っていう言葉に敏感になってるよ。常に自分が言われてるようで……」こういうトホホな話なら、身に覚えのある人は思わず笑ってしまうかもしれません。▼有吉弘行の「食べたくない焼きイモ」この他、思春期の頃の性的な思い出や失敗談は「共感のピラミッド」に加えてもいいほど、人が共感しやすく、おもしろく感じるものです。本当は誰もが経験しているはずなのに、口に出すのははばかられる……。そんな話題ですが、だからこそ聞き手の注目を集めますし、オチも決まりやすくなります。たとえば、有吉弘行さんが、高校時代、自分を慰める行為に夢中になってティッシュ専用のポリバケツを買って部屋に置いていたという話。「……でも、3日ぐらいですぐにパンパン(満杯)になっちゃう。けれど、それをおふくろとかに見られるわけにはいかず、田舎だからゴミを焼くんで、それを(ゴミに見せかけて)こっそり焼いてたんです。でもそれだけの量があると湿ってますし、つきが悪いんですよ。それでもたついてたら、おふくろが帰ってきまして、「あ、ちょうどゴミ焼いてるんだったらいいわ。焼きイモ焼いちゃおう」って、そのゴミで芋を焼かれてしまいまして。『食べな、食べな』って」「人志松本のすべらない話」よりこのように、下ネタは共感を呼びやすく、オチがハマったときに大きな笑いを生み出すものです。ただし、くれぐれも使う場面には注意が必要であることをお忘れなく。

8「へえ~」を引き出す雑学プレゼント法▼リアクションに困る雑学もある会話の中で誰も知らないような雑学を披露すると、それだけで場が盛り上がったり、間が持ったりするので、話のネタに困ったときに便利です。また、雑学をたくさん知っていると、知的に見られるという効果もあります。芸能人でも雑学をよく知っている伊集院光さんやタモリさん、土田晃之さんなどは博識なイメージがありますよね。ただし、雑学を会話の中に取り入れるときには、少しだけ注意が必要です。・切手をなめると2キロカロリー・キリンの睡眠時間は約20分。・地球上で一番収穫量が多い果物はブドウたとえば、こんな雑学を披露されたとしたら、どうでしょう?相手は、いわゆる「ドヤ顔」であなたの反応を待っています。でも、正直、何と言っていいか、わからないですよね。話し方のテクニックとして、会話に雑学を盛り込めばいいという人がいますが、単純に入れればいいというものではありません。▼雑学は聞き手に贈るプレゼント私は、雑学は「プレゼント」だと考えています。会話の中で、相手との距離をもっと縮めたいと思ったとき、「こんなネタがあるんですけど、いかがでしょうか」と手渡す、ちょっとした贈り物。雑学は、そんな役割を果たしてくれるのです。でも、スポーツに興味がない人に大リーグの雑学を披露したり、相手が反応に困るような断片的な情報を提供したりしても、あまり意味がありません。それどころか、「あの人は、いつも豆知識をひけらかそうとするんだよな」と言われるのがオチです。たとえば、あなたが料理をまったくしない人にメレンゲをつくるのに便利な電動ハンドミキサーをプレゼントしたとしましょう。それが相手に喜ばれなかったとしたら、プレゼント選びに失敗したのは誰の責任でしょう?そう、あなたの責任ですよね。同じように、相手がどんなネタならおもしろいと感じるのかということは、贈り物を選ぶときのようによくよく考えなければいけません。▼使える雑学、使えない雑学の違いでは、その雑学が使えるかどうかは、どういう基準で判断すればいいのでしょう?雑学で会話を弾ませるためには、そのネタによって話が広がることが大前提です。たとえば、あなたが喫茶店にいるとしましょう。そこで、「コーヒーが世界で一番消費されている国はフィンランドらしいよ」と言われても、聞き手は「そうなんですね」としか言えません。間を持たせることはできるかもしれませんが、発展性は薄そうです。では、こんなのはどうでしょう?「ブッダが修行中、すごく厳しい断食をして、死にそうになっていたんだ。そのときね、ヤギの乳粥を飲ませて助けてあげた女の子がいたんだよ。その子の名前、知ってる?答えはスジャータ。そこから、めいらくグループのコーヒーフレッシュはスジャータって名付けられたんだ」ここから、コーヒーにミルクを入れる派か否か、あまり知られていない商品名の由来など、別の方向に話題が転がっていくかもしれません。相手に雑学ネタを披露して「へえ~」と楽しんでもらうためには、このように話を膨らませられるかどうかを見極めること、また、相手の知識レベルや好みに合わせてネタをチョイスすることが求められます。といっても、ネタのストックがなければ「カード」を切ることはできません。普段からネタを収集しておいて、ここぞというときに効果的に活用しましょう。《まとめ》あなたの話はこの流れでおもしろくなる▼「おもしろい話」をつくる3つのプロセスここまで、構成の考え方をもとに、「おもしろい話」をつくるためのテクニックを紹介してきました。もう一度、内容を整理しましょう。

【第1段階】まず、聞き手に話を「おもしろい」と思わせるためのポイントは何か?それは、話し手がその話をおもしろいと感じているかどうかではなく、聞き手がその話に「共感」するかどうかで決まるのでした。そして、聞き手が話のテーマを経験していれば、より強く共感してもらえる、ということも学びました。たとえば、あなたが無類の野球好きで、野球好きにはたまらないネタを話したとしても、聞き手に野球の経験がまったくなければ共感してもらえません。したがって、あなたの話をおもしろいとは思いません。だから、おもしろい話をするためには、より多くの人が経験したことのある、共感度の高いネタを選ばなければならない。そうしたネタを一覧にして示したのが「共感のピラミッド」でした。このように、聞き手が共感できるネタを選ぶのが第1段階です。【第2段階】第1段階をクリアしても、話す順序がバラバラだったり、適切でなかったりすれば、おもしろい話にはなりません。また、せっかくのおもしろさがうまく聞き手に伝わらない可能性もあります。話をおもしろく伝えるには正しい順序、フリオチを効かせて話すことが必要でした。フリとオチには次のような役割がありました。・フリ:聞き手に「この話は、次はこうなるだろう」という想定をさせる・オチ:その想定を裏切る「想定外」を引き起こすフリで聞き手に想定をさせ、オチで想定外を引き起こすには、フリとオチが逆の内容で、矛盾していなければならない。そして、その条件をクリアした話は、すべて左の構造、「なのに方程式」が成り立っていること学びました。「なのに方程式」《フリ(矛)》+(なのに)《オチ(盾)》聞き手が共感するネタを選ぶ第1段階、そのネタをフリオチを効かせて話す第2段階をクリアすることで、聞き手にとって「おもしろい話」が成立します。【第3段階】第1段階、第2段階をクリアすれば、ひとまず「おもしろい話」は成立するでしょう。しかし、その「おもしろさ」をより強化するには、料理にスパイスを加えるように、ちょっとしたテクニックを施す必要がありました。そのテクニックを紹介したのが、本章です。

第1段階、第2段階をクリアした人は、ここで紹介したテクニックを活用して、「もっとおもしろい話」ができるようになってください。

おわりに「おもしろい話」は不変の武器「本を書きませんか?」この本はこんな1通のメールからスタートしました。話し方の本を企画し、書き手を探していた編集者の方が、私が「スベらない話し方の超キホン」と題して書いたブログの記事を見つけて、連絡をくれたのです。もともと、放送作家としてテレビ番組を制作する以外に、自分の持っているスキルで何か世の中の役に立つものをつくれないかと考えていたところでした。ですから、思わぬ偶然に驚きながらも、おもしろいと感じた私は、すぐにその話を引き受けました。こんなチャンスに恵まれたことに感謝するとともに、私は時代の大きな「変化」を感じました。ビジネス特化型ソーシャル・ネットワーキング・サービス「LinkedIn」の創業者、リード・ホフマンさんはこう言っています。「チャンスは雲のように空に浮かんでいるものではなく、人にくっついています。もしチャンスを探しているのなら、あなたが探しているものは人なんです」一昔前は、この「人」を探すのがとても大変でした。たとえば、テレビに出演してもらう専門家を探すとしましょう。私も若手の頃に、そういう仕事をよく任されました。そんなときは、何冊も本や雑誌を読み、何本も電話をかけ、人から人へと紹介してもらい、いろいろな場所に足を運ばなければいけませんでした。それが今では、インターネットによって編集者の方と私がつながったように、その労力を劇的に減らすことができるようになったのです。しかし、ここで注意しなければならないのは、たとえ労力が大幅に減ったとしても、その「本質」は何も変わっていないということです。キッカケが手紙から電話へ、電話からメールへ、メールからチャットアプリへと機器の進化により変化したとしても、最終的に出会うという結果は変わりません。出会ったときに話がつまらなければ、その人の魅力や思いを正しく相手に伝えることはできないのです。人と人が交わり、その交流から何かが生まれる人間社会において、この本質はこれからも変わることはないでしょう。ゆえに私たちは、これからも、どんな時代においても、おもしろく話すというスキルを学び続けなければならないのです。だから、みなさんには、この本を読み終えたあとも意識してテレビを観たり、話し上手な人の話を聞いたりして、話し方の技術を磨き続けていただきたいと思います。「おもしろい話」とは相手に対する思いやりもうひとつだけ、みなさんに伝えたいことがあります。本文中でふれたように、話がおもしろいかどうかは相手(聞き手)が決めるものです。それなら、話し手にとっての「おもしろい話」とは、何でしょうか?それは、相手に少しでも楽しんでもらおうという〝気遣い〟です。人間ですから、思いついたことを思いつくままに話すことはあるでしょう。逆に、疲れているときに、つまらなそうに話してしまうこともあるでしょう。どうやって話そうか考えるのは面倒な作業なので、ついつい適当に話してしまうこともあるかもしれません。でも、そんな話を聞くことになる相手の気持ちを考えてみてください。本書ではさまざまなテクニックをご紹介しましたが、おもしろい話をするうえで、もっとも大切なものは何か?それは、相手に対する「思いやり」です。これがなければ、どんなにテクニックを駆使しても、本当に相手を楽しませる話はできません。芸能人やお笑い芸人の方々は、ありとあらゆるテクニックを駆使して私たちを楽しませてくれます。でも、彼らの一番のテクニックは、多くの人を楽しませたいという〝純粋な気持ち〟なのです。今、インターネットの普及によって、国境がボーダレス化し、欧米の効率至上主義な考え方が、急速に日本の社会にも広まってきました。スピーディーに、あるいは刺激的に伝えることも、ときには必要でしょう。でも、気持ちがこもっていなければ、人に心から喜んでもらうことはできません。「おもしろい話」には、相手の心を楽にする作用があります。相手の心を和ませ、リラックスさせる効果があります。本書をここまで読み進めてくれたあなたは、以前のあなたよりも、ずっとおもしろい話ができるようになっていると思います。その力を誰かを楽しませるために、喜ばせるために使ってあげてください。みんなが少しずつ、思いやりをもって話をすれば、みんなが少しずつ元気になれる世の中が生まれるはずです。

そしてこの本が、その一助になればと願っています。最後になりましたが、私を支え続けてくれた師匠の秋元康さん、放送作家の諸先輩方、阿部龍二郎さんはじめTBS及びテレビ関係者の方々、あさ出版の木田秀和さん、株式会社FIXERの松岡清一さん、そして恩師の故・吉野晃章さん、父と母。私がここまでやってこられたのも、この本が生まれたのも、みなさまのおかげです。本当にありがとうございました。2014年4月美濃部達宏

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