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第5章シチュエーション別おもしろい伝え方

01おもしろい「雑談」は落語のマクラに学べ!

雑談力のヒントは落語にある!うまい雑談ができるようになりたい──そう思う方は多いでしょう。確かに雑談は、初対面の人との距離を縮めたり、会議などのかしこまった場面で、場の緊張をほぐしたりしたい時などに欠かせないコミュニケーション手段です。また、商談や打ち合わせでも、いきなり本題から始める人は少ないはず。まずは雑談から始めて、徐々に本題に移るほうがスマートです。言葉で説明するのは簡単ですが、実践しようとすると非常に難しいのが雑談。コミュニケーションに自信のなかった私も、その気持ちはよくわかります。そうした人にお勧めしたいのは、ずばり落語を聴くことです。もしかしたら本を何冊も読むよりも、一日寄席で落語を聴いたほうが雑談力は高まるかもしれません。注目して欲しいのは、落語家が話す「マクラ」。「マクラ」とは、落語家が演じる噺の冒頭に振られる、まさに「雑談」です。話芸のプロフェッショナルが話す雑談ですから、多くのヒントが得られるはずです。落語家はどうやってマクラの話題をつくっているのか商談でいきなりビジネスの話をする人がいないように、高座に登場した落語家がいきなり落語のネタを始めることはあまりありません。まずは「めっきり冷えてきましたね」といった季節の話題などを振って、そのあとに「いや私の懐の話なんですが」と笑いを誘ったり、「このところいいお天気が続いていいですねえ」などと天気の話題を振ってから、「こんな天気のいい日にひとりで寄席に来るなんてよほど家族に嫌われているんですね」などと落としたりしながら観客を惹きつけ、自然に演目へと入っていくのです。雑談でオチをつける必要はないものの、〝落語家がどんな話題で話し始めるか〟に注目してみてください。「季節」や「天気」の話題で始める人もいれば、「ニュースや芸能ネタなどのタイムリーな話題」や「最近、こっている趣味」、「家族の話題」、「今日寄席に来るまでに見聞きしたこと」など、落語家がマクラで最初に話す話題は、そのまま私たちの雑談でも使えるものです。これらに共通するのは、その場にいる観客と「共有・共感できる」ものであること。雑談でも必ず、その場にいる相手と「共有・共感できる話題」を選んでください。聞き手のレベル、コンディションを見極める落語のマクラでは、最初の「つかみ」で共感を得たあと、次にちょっとした小話を披露します。その目的はふたつ、「ウォーミングアップ」と「お客さんのレベルを見極めること」です。まずは、本題(落語の場合は演目)に入る前に、場を温めて、お客さんが笑いやすい空気をつくります。雑談でも、最初に相手の笑顔を引き出せると、場の空気がほぐれ、本題に入りやすくなりますよね。こうした場を温め、本題に入りやすくするウォーミングアップの重要さもさることながら、落語家がさらに大事にしているのが、「お客さんを見極めること」。落語家は、その日に話す演目を事前に決めているわけではありません(もちろん、事前にプログラムが決まっているケースもあります)。特に寄席では、前の演目やその日のお客さんの状況によって、これから話すネタを決めることがあります。たとえば、春風亭小朝師匠は、以前こうした小話をよくやっていました。子ども「母さん、アメリカって遠いの?」母親「いいから……黙って泳ぎなさい」ちょっと考えさせる小話で、その日のお客さんの「笑いの感度」を計っていたと考えられます。笑いが少なければ「今日はわかりやすい噺にしよう」などと判断していたのでしょう。雑談も、相手の感度に合わせて話すことがとても重要です。たとえばIT企業に勤めている方であれば、ちょっとした会話で相手にどの程度のITリテラシーがあるのか判断できるはずです。相手のレベルを把握して、それに合わせて話さなければ、どんなにいいネタを振っても盛り上がることはありませんので要注意。相手の知識レベルを把握するもっとも簡単な方法は「質問」をしてみることです。相手の知識レベルを知りたいならば、ストレートに「××って聞いたことありますか?」と尋ねてみましょう。シンプルな方法ですが、相手の知らない話を一方的にしてしまうくらいならば、先に確認したほうが安全です。

雑談とは本題につなげる「フリ」であるマクラを通して演じるネタを決めた落語家は、その次に本題と同じジャンルの小話を始めます。ケチな主人公が出てくる演目なら、さまざまなケチの小話、泥棒のネタなら泥棒の小話といった具合です。そして、「まあ、世の中には間抜けな泥棒もいるもので……〝親分、ただいま戻りました〟」などと、聞き手が気づかないほど自然に本題(演目)へとつなげていくのです。これもぜひともマネしたいもの。雑談で相手との距離を近づけるだけでもいいのですが、せっかくならば成果につなげたいもの。ですから、ここで落語のスムーズに本題へと移行するテクニックを使います。たとえば「スケジュール管理ツール」をプレゼンする前だとしたら、「オフィスをちょっと拝見しましたが、活気があって、みなさんお忙しそうですね」などといった雑談から始めて、スケジュール管理の話題で盛り上がりながら、管理ツールへと話を移していく。「営業管理ソフト」を提案したいなら、「今日は御社の営業のHさんの姿を見かけませんが、外回りですか?」などといった話題から本題に入るのもいいかもしれません。自然に本題に入る話の移行の仕方、そして間合いの取り方も、落語を聴けば学べます。雑談力アップには落語が効くのです。POINTネタの探し方、話の振り方、展開の仕方・・・雑談のコツは落語に学べ!

02おもしろい「SNS」はあげてオトす!

おもしろくなれば「いいね!」が集まるフェイスブックなどのSNSでも「おもしろい人」と思われて、できれば「いいね!」をいっぱい押してもらいたい。そう思うのが人間というものです。そんな私たちがまずやるべきことは、「ウザい」と思われない投稿をすること。ではどういう投稿が「ウザい」と思われてしまうのか。投稿の目的も、その受け取り方もさまざまですから一概には言えませんが、おそらく多くの人が好まないのが、「〝俺ってすごいんだぜ〟自慢」です。「今日は三つ星レストラン××でのディナー」とか、「久々の休日、××ホテルのプールで汗を流す」、「今日は愛車(*写真に高級車の一部を載せる)で横浜へ」などの投稿がそうでしょう。セルフ・ブランディングやイメージづくりのためかもしれませんが、会話をしていても自慢話は嫌がられるのですから、SNSで「ウザい」と思われるのも当然です。こういう時に使えるのが、「キンカンの法則」の実践編のひとつ、「自慢→自虐」のパターンです。たとえば「三つ星レストラン××でのディナー」ならば、その最後に「おいしかったのですが、なぜか帰宅後にお茶漬けを食べました(笑)」などと添える。もっとオトすなら「腹はふくれたものの財布がやせた」とコメントするのもいいでしょう。写真には輝くシャンパングラスやワイングラス。いかにもセレブ自慢といった緊張感を与えたうえで、やや自虐っぽいコメントで緊張を緩和するのです。私も以前、フェイスブックに「今日はこの春、社会に出た長女の給料日で、娘に焼き肉をごちそうになりました」と投稿したことがありました。ここで、「娘の成長に感激しました」と続ければ、ただの「いいお父さんアピール」。それでは、おもしろくないうえにウザいだろうと思い、こんなひと言を添えました。「ただし、〝父の酒代は別〟だそうです」まあ、実際にそう言われたから書いたのですが(笑)。このように、少しオトして緊張を緩和するだけで自慢が自慢ではなくなります。フェイスブックへの投稿がついつい自慢ばかりになってしまいがちな人は、ぜひ試してみてください。きっと「いいね!」やフォロワーが増えるはずです。POINT自慢したくなったら、ちょっとオトす!

03おもしろい「スピーチ」はウケを狙わない!

ビートたけしさんの爆笑スピーチ結婚披露宴でのスピーチ。みんな、気の利いたスピーチで新郎新婦の門出に花を添えたいと思って話しているのでしょうが、長すぎたり、ボソボソとなにを言っているのかわからなかったりと、なかなかうまくいかないケースがほとんどです。しかし、時折、式場内を爆笑の渦に巻き込む人がいます。私も2011年、二代目林家三平師匠と国分佐智子さんの結婚披露宴でビートたけしさんがふたりに送った毒舌まみれの祝辞を聞いた時は、腹の皮がよじれるほど笑いました。あまりにおもしろかったので、テレビでは危なすぎて放送することができなかった部分も含め、その中身をご紹介しましょう。三平さん佐智子さん。このたびはご結婚おめでとうございます。わたくしも、今日のこのおめでたい席に出席するにあたり、数々のヤクザの営業、イベント、または黒い交際などをしっかりと断ってやってきた次第でございます。あなたは海老名秦一郎、香葉子の次男として、姉・海老名美どり、泰葉、兄・泰孝、たくさんの水子、これらのあとによくぞこの世に生を受けました。親が林家三平というだけで、その名跡を継ぐだけならまだしもこんなキレイな嫁さんまでもらってほんとうにうらやましいかぎりです。こんな不平等があっていいんでしょうか。わたくしは今日から共産党に身を投じます。なんでも、三平さんと佐智子さんの出会いは、あのTBSの長寿番組『水戸黄門』での共演がきっかけと聞きます。共演者の佐智子さんに手をつけたあたりはさすがちゃっかり八兵衛と思わせましたが、その結果、あの長寿番組の『水戸黄門』を見事に終わらせてしまうという、うっかりも甚だしい現実を見過ごすわけにはいきません。結びに、芸能界のおしどり夫婦として有名な私から花嫁の佐智子さんに、女房として守らなければならない三つの袋の話を贈ります。まず一つめは池袋。これは都内どこへ行くにも便利です。それがダメなら沼袋。これは新宿に出るのにやや近い。そして三つめは玉袋。玉がダメになったら子どもができません。もしダメな場合は私に相談してください。うちの近所にいい医者がいます。ちょっと入り組んだ路地の奥にあります。これを我々は袋小路と呼んでおります。以上をもちましてお祝いの言葉とかえさせていただきます。結婚披露宴というだれもが緊張する場で、こうして毒舌を吐くこと自体がとてつもない「緊張の緩和」になり、爆笑を生むわけですが、たけしさんは細かい部分にも随所に「キンカンの法則」を使って笑いをとっています(どこにどう「キンカンの法則」を使っているのか、じっくり読んで蛍光ペンなどでチェックしてみるのもいいかもしれません)。スピーチでは、ウケを狙わないほうがウケるたけしさんのスピーチは、私たちがそのままマネできるものではありません。しかし残念なことに、親しい友人の結婚披露宴などで、毒舌や下ネタを交えてウケを狙って、大きくスベってしまう人がいるのも事実です。たとえどんなに出席者と気の置けない仲であったとしても、結婚式などの改まった場面での「ウケ狙い」は大ケガのもと。過去の暴露話や下ネタなどの下品な話は、話す本人だけでなく、スピーチを依頼した人の人間性まで疑われてしまうことになります。くり返しになりますが、ウケを狙うからスベるのです。ほんとうにおもしろい人は、セレモニーでのスピーチというかしこまった場面でも、あくまで自然体を心がけています。実際に私が拝聴して、「この人、うまいなあ」と思ったスピーチを紹介します。彼は新郎と小中高を一緒に過ごした幼なじみで、司会者から「新郎Aさんのご友人の○○さんから友人代表としてスピーチを頂戴します」と紹介されて、マイクの前に立ちました。しかし、笑顔を見せることもなく、どこか表情が硬い。そうして切り出したのが、この言葉でした。Aくん、Bさん本日はご結婚おめでとうございます。スピーチを始めさせていただく前にひとつ訂正がございます。司会者の方から友人代表とご紹介いただきましたが、私は・・・、新郎のAくんのことを友人だとは思っておりません。この言葉に式場内には、ちょっとした緊張感が漂いました。オノマトペで表すなら、まさに「ざわ・・ざわ・・」。しかし新郎の友人は、いったん冷静にそんな会場の雰囲気を見渡したあと、硬い表情から一転して、笑顔になり、こう続けたのです。私にとってAくんは友人ではなく、ライバルです。小学生の頃は少年野球で、中学高校では野球部でエースの座をずっと争ってきました。しかし常にエースナンバーはAくんのものでした。私はいつもAくんの後塵を拝してきたわけです。そして今日も、どちらが先に結婚するかの勝負に敗れてしまいました。しかも、こんなに美しい新婦、もはや完敗です・・・。ここまでお読みいただいたあなたなら、この時の友人のスピーチが、「キンカンの法則」に従っていることにお気づきのはず。まず「友人ではない」という言葉で緊張を高めたうえで、それを緩和させる。彼のスピーチに万雷の拍手が起きたのは、言うまでもありません。セレモニーには元々緊張が漂っています。こうした時は、心からの「おめでとう」の気持ちを笑顔に乗せながら、あなただけが知っている心温まるポジティブなエピソードを話すだけで、緊張感が緩和され、自然な笑いが起きるはずです。POINTオフィシャルな場ではウケを狙わない!

04おもしろい「自己紹介」はギャップがある!

「キンカンの法則」を自己紹介に活かす続いては「自己紹介」をおもしろくするコツです。新しく入った会社、新たに異動した部署などといった仕事のほか、合コンやパーティなど、さまざまな場面で求められるのが自己紹介。苦手意識がある人も多いかもしれませんが、「キンカンの法則」を使うと第一印象が格段によくなりますよ。まず前提として、自己紹介が求められるシチュエーションでは、あなたがどういう人物なのか、聞き手はほとんど知りません。ですから当然、心のどこかに警戒心をもっています。自己紹介ではそんな警戒心、つまり緊張を緩和させればいいのです。しばしば、「自分をよく見せよう」と、〝どや顔〟で前職のネームバリューのある企業名を出したり、「いかにやり手だったか」などをアピールしたりする人がいますが、それは逆効果。さらに緊張を高めるだけです。警戒心を緩和させるには、笑顔がもっとも効果的。大切なことなのでくり返すと、笑顔はヒトがまだサルだった頃、相手に敵意がないことを示すため歯を見せたのが始まりだったのですから、笑顔がもっとも効果的だというのは納得がいきますね。さらに人は弱点をさらされると警戒心を解きます。これも犬が弱点である腹を見せる「腹見せ」と同じ。骨格で覆われていない腹部や喉は動物にとっての弱点です。弱点を見せることで、相手に対して警戒心がなく全幅の信頼を置いて安心しきっているとアピールしているのです。人間も同じで、弱点を見せることは相手を信頼していることを示す行為なのです。ですから、自己紹介では、初対面の人に「自分の弱点=苦手なもの」を告白するのも効果的。たとえば、身体の大きな人が「こう見えてハムスターが苦手な××です」と言ってもいいでしょうし、目鼻立ちの整った外国人っぽい顔の人が「こんな見た目なので、よく外国人観光者の方に道を聞かれますが、ジェスチャーでしか会話できない○○です」などと話すのも効果的でしょう。あなたの第一印象はどういうものでしょうか?それを考えたうえで、もっとも見た目とギャップがある弱点を話してみましょう。見た目とのギャップがあればあるほど、緊張が緩和される落差が大きくなります。意外性を狙いましょう。見た目以外にも、名前を使って、「珍しい名字ですが、平凡な△△」などと落差をつける手もあります。有名人と同じ名前なら、その人と自分とのギャップを話すのもいいですね。出身地の田舎ぶりや実家の変わった商売の話も、初対面の人の警戒心を解き、安心させるネタになりそうです。POINT自己紹介は〝ギャップのある弱点〟を話す

05おもしろい「プレゼン」は、テレビショッピングに学べ!

人は、商品よりも「未来」を買うプレゼンは、ビジネスにおいて非常に重要なもの。いくら「おもしろいプレゼンをしたい」と思っても、ウケ狙いに走らないほうが得策です。もちろん、冒頭におもしろいジョークでも言って場を和ませることができれば最高ですが、これはかなりの高等技術。スベるリスクや、スベったあとの失地回復、巻き返しのフォローの大変さを考えたら、やはりウケ狙いはやめたほうが無難です。そもそも、聞き手にとっての「おもしろいプレゼン」とは、「ぜひ、その提案を採用したい!」、「ぜひ、そのシステムを導入したい!」、「その商品を使ってみたい!」と感じるプレゼンのこと。ではどうしたら、そのようなプレゼンができるようになるのか。お手本にしたいのは、「テレビショッピング」です。テレビショッピングでは、視聴者が現物を見て買い物をするわけではありません。そこで、購買意欲をかきたてるために、商品を購入したあとの未来を映像で見てもらいます。たとえばダイエット器具ならば、ウエストがきつくなってはけなくなってしまったジーンズがはけるようになった人を見せることで、視聴者に「あなたの未来もこうなるのですよ」と呼びかけています。テレビショッピングでは、視聴者は「商品」ではなく「未来」を買う。プレゼンもそれは同じです。プレゼンを聞いている人も、あなたが提案したプランや商品を採用したあとの未来が素晴らしいものであれば納得するはずです。ですから、ロジカルな説明やデータに加えて、提案を採用したあとの未来を相手の頭に映像として浮かべることができれば「おもしろいプレゼン」になるはずです。ここでヒントになるのが、4章でご紹介した「映像化」して伝える技術。まず自分自身で未来の映像をイメージしたうえで、それを相手に伝えるようにしましょう。そうすれば相手の頭にも、映像が浮かびやすくなります。そうしたプレゼンならば、「おもしろい!採用!」となること、間違いありません。TEDに学ぶ「プレゼン×ユーモア」もちろん、その合間にユーモアを交えてプレゼンすることができれば最高です。実際に、TEDのプレゼンなどを見ていると、うまい人のプレゼンには必ず笑いが起きています。TEDは、テクノロジー、エンターテインメント、デザインの3つの分野から感動や衝撃をもたらすアイデアを紹介し、さまざまな分野の人物がプレゼンを行なうイベント。そのオーガナイザーでもあるジェレミー・ドノバンが書いた世界最高レベルのプレゼン術を紹介する本、『TEDトーク世界最高のプレゼン術』(ジェレミー・ドノバン著、中西真雄美翻訳、新潮社)には、「笑いは宝と考えよ」としたうえで、プレゼンのコツが次のように書かれています。「自虐的なユーモア」を放ったり、「事実を大げさに語ったり」、「権威をこきおろしたり」するユーモアを、一分に一度か二度入れること。そうすることで聴衆はリラックスできて、あなたの話をより理解するようになる。ここでの、「自虐」、「大げさに盛る」、「権威→失墜」は、まさにここまでに紹介してきた「キンカンの法則」そのもの。あなたも「キンカンの法則」をフル活用すれば、笑いを織り交ぜたプレゼン原稿をつくることができるはずです。目指すのは、最低でも3分に一度は笑いをとること。笑いがとれれば、おもしろいようにあなたのプレゼンが採用されるようになるかもしれません。POINT未来の映像化とキンカンの法則でプレゼンはもっとおもしろくなる!

Column4ユーモアがある人はアイデアマンだ!アイデアと笑いの関係拙著『インクルージョン思考』(大和書房)にも書いたことですが、アイデアとユーモアの発想法には、数多くの共通点があるのです。みなさんの周りでもアイデアマンはユーモアのセンスがある人が多いはずです。なぜならアイデアの発想には異質の材料を結びつけることができる抽象化能力の高さが要求されますが、それはユーモアにも言えることだからです(これについては次の章で詳しく紹介します)。組織を率いるリーダーにとっては、ユーモアのセンスの有無がそのチームの成果を大きく左右します。アイデアが必要とされるテレビ業界の現場に長年いて感じることですが、笑い声がひとつも聞こえない現場から、素晴らしいアイデアが生まれることはありません。脳の神経回路は、楽観的に物事をとらえていないと潜在能力を発揮できないようにできているといいます。ですから、ユーモアセンスのかけらもない強面のリーダーのもとで部下が萎縮してしまっているような環境では、イノベーションは決して起きないのです。これまで以上にアイデアが求められる時代の今こそ、リーダーには、部下の才能を引き出すためのユーモアが必要なのです。

日頃の〝習慣〟がユーモアセンスを磨く!ここまでは伝え方のコツを紹介してきましたが、最後に、ユーモアセンスを磨くコツを紹介していきます。もちろんセンスがなくても、スキルとテクニックでおもしろい伝え方はできるようになります。ですがそこにセンスが加われば、向かうところ敵なし・・・とまでは言えないにしても、あなたの強力な味方となるはずだからです。千里の道も一歩から。ゆっくりとでも構いません。今よりもっとおもしろくなるための習慣を自分のものにしていきましょう。

 

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