成果も出ていないのに、褒められるかって?褒めないから、成果が出ないのだ。──トム・ピーターズ(米国の経営コンサルタント)
心という根に「褒め言葉」という水をあげよう
成績や売り上げが上がらないという原因は、すべて心の中にあります。「木」の仕組みと同じで、目に見える「花」が咲かなかったり、「実」がならないのは、目に見えない「根」に水や栄養が行き渡っていないからです。人間で言うと、見えない根は「心」です。
怒って、叱咤激励して売り上げをあげようとするのは、根に水もやらずに、枝に向かって「咲け!」と怒鳴っているようなものです。
ますます根は細り、ついには枯れてしまいます。売り上げはさがる一方です。心という根に褒め言葉という水をあげると、自然に花も咲き、実が成り、繁栄します。売り上げはますます、どんどん良くなり大繁盛することでしょう。
会社の業績を上げるのは、社員の心をいかに元気にするかにかかっています。一番大切なのはやはり、「褒める」という心の栄養なのです。
【部下編:上司の褒め方】上司の好みを楽しくリサーチする
上司との関係に悩んでいらっしゃる方が多いように感じます。経営者以外はすべて部下ということになります。
そこからどのように上司や社長との関係を築き、自らキャリアを積んで成長していくか、多くの方のテーマでもあると思います。
私が思う理想の部下とは、「豊臣秀吉」です。
今の時代にはありえませんが、気に入らないことや失敗をすると斬り殺されたり死罪を言い渡されたりするという、究極に扱いづらい「織田信長」という上司を持った人物、それが秀吉です。織田信長の望むことをリサーチ、マーケティングし、徹底的に喜ばせることをしたのが秀吉。
草履を懐で温めるという有名な話がありますが、これは媚びへつらっているわけではなく、相手の幸せを純粋に想った上での行動で、それによって信頼され、結果的に天下が獲れてしまうのですから、気難しい上司との関係を大成功させた人といってもいいでしょう。
あなたの上司が相当理不尽でも、信長よりはマシでしょう!(笑)。
ここでは「褒める」ということプラス、秀吉流で上司の心の掌握術をひも解いてみましょう。
社長や上司の喜ぶことをするのは部下のミッション
いくら気難しい上司でも、人間ですから好みがあります。その上司の興味があること、望んでいることを見つけて、実行することが成功のカギです。営業的な目線で考えると、お金をいただける方がお客様です。
社員の方は誰からお金をいただいているのでしょうか?直接的には社長ですよね?ということは社員のお客様は社長なのです。お客様の喜ぶことをするとお金がいただけるように、社長や上司の喜ぶことをするのは部下のミッションです。
これは媚びるということではなく、リサーチするということです。お客様の好みをリサーチするのは媚びているのではないですよね?上司がどんなタイプか知るには、簡単な方法があります。
それは、自分の上司がさらにその上の上司にどのように接しているかを観察することです。
例えば、その上司がさらに上司に、いわゆる「報・連・相(報告・連絡・相談)」をする時、丁寧にしているか、ポイントだけを伝えているか。
こちらとしては報・連・相を丁寧にするのが良いと思っていても、上司は端的に要点だけを伝えてくれるのが好みかもしれません。
手短に報告してほしいのか、長文でしっかりレポートを出した方がいいのか、メールだけで報告してほしいのか、ちゃんと会って伝えた方がいいのか、電話での報告が好きなのか、上司の行動を見ているとなんとなく分かってくるはずです。
上司がそのまた上司に接する姿をそのままコピーすれば間違いはありませんし、観察していると、褒めるところも自然に見つかります。上司の行動すべてを「褒める対象」にしてしまえばいいわけです。
反応が良いものを探していこう
〈例1〉部下「〇□さんはすごいですね」上司「なんで?」部下「今はITが発達してメールの時代ですが、ボクら世代の人間からすると、〇□さんのように同じ部屋にいてもメールで指示や報告していただけるのが一番助かるんですよ」上司「そう?便利な時代になったよな」
〈例2〉部下「〇□さんはすごいですね」上司「なんで?」部下「今はITが発達してメールの時代ですが、ちゃんと会って報告するのってやはり伝わりますね。とても勉強になります」上司「そうだよな、メールだけじゃ伝えられないことがあるからな」POINT好みのコミュニケーションの取り方が分からない場合は何度か方法を変え、反応が良いものを探していこう。
過剰に与えることから始める
上司がどこまですれば満足するか、それは上司によってさまざまです。
まずは頼まれたことを、「ここまではしなくていいよ」と言われるまでやってみましょう。多すぎて不満に思うことはありません。期待値を下回るから不満が出るのです。
まずは上司が期待していることの、さらに上を行く想いでトライしてみるのはいかがでしょうか?私も目上の人、立てなければいけない方、尊敬する人、お近づきになりたい方がいれば、その方がなんでも頼みやすい位置に立ち、何を望んでいるのかを常に考え、行動していました。
立食パーティーなどでも常に観察し、お酒や食べ物をいいタイミングで持っていったり、頼まれたわけでもないのに送迎の車を準備したり、車中でその方が好みそうな雑誌を買っていったりと、大したことをしているわけではありませんが、「そこまでしてくれなくていいけど、ありがとうね!」と気に入ってくださったものです。
そして、いいところ、すごいところを見つけたら過剰に褒めるということも大切です。「そんなに褒めてくれなくていいよ」とは言いながらも内心は嬉しいはずです。
自分に憧れている部下はやはりかわいいものです。
目上の方の褒め方は前述いたしましたが、さらに、「もともとこんなにすごかったのですか?」「〇□さんのようにはとてもできそうもありませんが、真似できるようやってみます!」「すごいですね、気がつきませんでした」「博学ですね。〇□さんはどんな本を読んできたのですか?」などなどですね。
上司に好意を持つと、好かれる可能性が高くなる部下「〇〇さん、すごすぎて尊敬しています!」上司「そんな……大したことないよ」部下「僕の憧れの存在です、そんな風になれるようがんばります」上司「まぁ、できることがあれば言ってくれよな」
POINT先にこちらから上司に好意を持つと、鏡の法則により好かれる可能性が高くなります。
速さが命
実績がないうちに信頼を勝ち取るのは、「速さ」しかありません。
頼まれたことやすすめられたことはすぐに実行しましょう。素直で一生懸命だと、上司はいろいろ教えたくなるものです。メールの返信なども、読んだその場で返すのが理想です。
何日もたつと、迷惑メールに入っているのかな?どうしたのかな?と不安になるものです。
3日後に完璧な返答をするよりは、信頼を得るにはまずは速さです。「これ、お願い」と言われたら、自分の中の最速の速さで実行する。「もうできたの?」と驚くぐらいの早さが理想です。
仕事だけではなく、「これおすすめの本だから読んでみたら?」、「この映画観てみたら?」と言われたら、その場でamazonなどで購入、できればKindleなどでダウンロードし、その日のうちに読み、翌日、感想を伝えることで「打てば響くやつだ!」と驚いてくれることでしょう。
驚くぐらいの速さが理想上司「これやっておいてくれるかな」部下「はい、了解です!」──ほんの少し経って。
部下「できました!」上司「おお、早いな、別の仕事があればこっちはゆっくりでいいぞ」部下「ありがとうございます!また何かあればいつでもおっしゃってください!」POINT一度、物理的限界を超えるゲームだと思って、全力で最速を目指してみましょう。
自分の仕事の能力も上がります。
上司に不安を与えない
上司に報告をする時、「お話があるのですがお時間よろしいでしょうか?」とメールや電話などで質問し、内容は会ってから伝えた方が良いと考えるのが適切と思っている方も多いと思います。
しかし、上司からするとそれが良い話なのか悪い話なのかも分からず、無駄に不安な気持ちにさせてしまいます。どんな話なのか推測をしなければなりませんし、悪い想像をしてしまうものです。
悪い話ならすぐに対応策を考えられますし、良い話なら実際会うまで楽しみに待てます。
報告がある時は、その場で要点を伝えよう〈悪い例〉部下(メール)「お話がありますので明日、お時間よろしいですか?」上司(メール)「了解。分かった。
どんな話?」部下(メール)「お会いして伝えた方が良いと思いますので」上司(メール)「では、明日よろしく」(うーむ、どんな話かなぁ!?)──翌日。
部下「〇〇の件、うまくいきました!」上司「そ、そうか(いい話だったんかいっ!)心配でちょっと寝不足になったぞ」〈良い例〉部下(メール)「お話がありますので明日お時間よろしいですか?内容は私のミスで〇〇がうまくいっていない件です」上司(メール)「了解。
分かった。対処法を考えておく。明日詳しく教えて」部下(メール)「はい、本当にすみません!」上司(メール)「迅速な報告ありがとう」POINTミスや失敗を伝えるのは後回しにしたくなるものですが、謝るのも早ければ早い方がいいのです。
同僚を褒める
自分がしたことで何かうまくいったことを上司に報告する時や、上司から褒められた時は必ず、「同僚が手伝ってくれたおかげ」ということも付け加えましょう。
実際、会社という組織にいるなかで、自分一人の手柄ですべてがうまくいくことはありません。
そのように見えたとしても、「このプロジェクトは〇〇さんのサポートのおかげでうまくいったんです」と伝えると、上司も「感じがいいな」、「謙虚だな」、「リーダーの資格があるな」と見てくれるはずです。
上司の前で同僚を褒めたり、手柄を渡しても功績は減らず、逆に好意的に見てくれることでしょう。一つのプロジェクトにどの人物が貢献したかを、上司の立場から見つけるのは難しいものです。
でも、そのように報告してくれると、誰が関わるとうまくいくのか見えることになるのでありがたいものなのです。これからは人間力が問われる時代です。
ひと昔前は、人の手柄も横取りして出世するなどという話もあったかもしれませんが、これからは仕事ができて性格も良くないとうまくいかないという時代になります。
米国ではすでに何年も前に、入社試験で「エアポートテスト」を取り入れている会社が多くあります。
「エアポートテスト」とは、もし飛行機が飛ばなかった時、空港でこの部下と一緒に一晩過ごして楽しそうか、はたまた苦痛かという、能力とは関係のないフィーリングの部分がテストされるのです。
いくら仕事ができる人でも人柄に難があり、気が合わなそうな人は採用されないのです。
感じの良い人がうまくいき始める。
あなたの時代が来ましたね!「同僚が手伝ってくれたおかげ」と付け加えよう上司「おめでとう、うまくいったね!」部下「ありがとうございます!これは〇〇さんが良いアイデアを出してくれたり、〇□さんが私のミスしたところをすぐに改善してくれたおかげなんです」上司「そうか、みんなにも感謝だな(なかなか感じがいいやつだな♪)」部下「はい、そうですね。
ありがとうございます!」POINT「良いことをするとお天道さんが見ている」というぐらいの気持ちで手柄を分かち合おう。
上司と部下の関係、いかがでしたでしょうか。
「仕事は辛くてしんどくて、上司の理不尽な言い分にも耐えなければいけない苦行、できれば仕事なんかしたくない」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?1日8時間以上も職場にいるわけですから、人生のほとんどが仕事というわけです。
その人生の大半を過ごす仕事が楽しくなければ人生が辛いものになってしまいます。合わない上司や苦手な同僚などとどう接していくかで、人生の「幸せ度」が大いに変わってきます。
会社を辞めた人たちに退職理由をアンケートすると、上司や同僚との「人間関係」がダントツトップで圧倒的に多いそうです。
上司に好かれなければ仕事が辛いものになります。人事の決定権を握っているのは上司だからです。この上司との人間関係が良好であれば、仕事や人生がより楽しく幸せになるのではないでしょうか。
理想の部下になることは、ひいては将来上司になった時、素晴らしく役に立つ経験となると思います。ぜひ参考になさってください。
あなたの会社での人間関係がより円滑に、楽しいものになりますように。
【上司篇:部下の褒め方】怒らずに伝える
威圧したり、褒めたり、気分がコロコロ変わる上司がいると部下はやりにくいものです。「お天気屋は嫌われる」と聞いたことがありますが、まずは常にできるだけ機嫌良くいることが大切です。
「気に入らないことがある時は、感情的に怒る」というのは、一番何も考えなくて良いラクな作業です。しかし感情のコントロールができない人が上司だと、尊敬するどころか引いた目で見られてしまいます。
「褒める」というよりもまずは感情的にならず、自分の機嫌を自分がとれるようになることが先決ですね。怒って部下を落ち込ませると、それを励ますのも上司の仕事となり、不必要な労力がかかってしまいます。
「怒らずに褒めて伝える」というのは、ひと手間もふた手間もかかるかもしれませんが、人を動かすためには、それが結果的には一番の近道です。
「本人のメリットをいかに提示できるか」。それを改善することによってどれだけ人間的成長があるか、という例をご紹介します。
営業マンの知人の話ですが、1カ月かかって大変な思いをして10の成果を出したことを上司に報告すると、上司からは「そうか!じゃあ今度はそれを1週間で達成しろ!」と言われてしまったそうです。
「1カ月死ぬ気でやった結果ですから、それは絶対無理です」と答えたところ、上司からは、「それができたら、お前、モテるぞぉ」と言われたそうです(笑)。
その瞬間、彼の心の中の何かが弾け、努力してみたところ、実際に1週間で上司が言うような結果を出せたそうです。
部下に何か伝えたいことがあるとして、それがたとえ苦言のようなものでも、相手のメリットや人間的成長になることを伝えるならば、それは怒る、叱る、ということから「良い話」に変わります。
そのような意味で、「いい話があるから来て」、「面白い話があるからおいで」と伝えるようにすれば、怒らなくても苦言を言わなくても、良い伝え方が思いつくかもしれません。
そもそも部下も、失敗した時点ですでに自覚し、猛反省していることが多いでしょう。会社の年間の利益が吹っ飛んでしまう失敗をした社員を表彰するという会社が、すごい業績を伸ばして、話題になりました。
その社長によると、「失敗して怒って落ち込ませると、さらに会社のムードが悪くなる。新しいことに挑戦する意欲が失われてしまう」ということで、考えついたのが「大失敗賞」というものです。
なんと、失敗した社員に表彰状と賞与(2万円)を贈呈するのです。
失敗した社員は嬉しいような恥ずかしいような気持ちでしょうが、「よし!必ずリベンジして取り返してみせる」と意気込み、他の社員も「え!?失敗しても賞がもらえるんだ」と思うようになり、会社のムードは一気に明るくなったということです。
「失敗すら褒めてしまう」。
これはなかなか難しいことかもしれませんが、部下の心をケアすることに専念すると、結果はあとからどんどんついてくるでしょう。
部下の気分を落ち込ませるのはダメ上司「いい話を教えてあげる」部下「はい、何でしょう?(ドキドキ)」上司「いつも本当によくやってくれているよね、ありがとう!」部下「ありがとうございます!」上司「先日の取引先、怒らせちゃったみたいだな」部下「そうなんです……本当にすみません!」上司「今回の失敗を糧にして、得意先に対応するようにしたらいいぞ。
コミュニケーションがうまくできるようになれば、君ならどんどん出世しちゃうんじゃないか!?」部下「そうでしょうか……がんばります」上司「こういう失敗は今のうちにしておいた方がいい。
それで将来、人格的にもすごく深みのある魅力的な人間になれると思うよ」部下「はい、この借りはぜひがんばって取り戻します!」
POINT
「部下の気分を落ち込ませることほど、非生産なことはない」と心得る。
「不完璧主義」になる
物事が思い通り完璧に進まないとイヤだ、という方もいます。「完璧主義」ということですね。完璧を目指すのはいいと思いますが、完璧でないといけないとなると、人にも完璧を求めてしまいます。
周りは大変ですね。そもそも完璧にいくことは一つもありません。不完璧であるからこそ、成長しようと思うのです。成長するのは楽しいものです。
もし自分が完璧にできないと、人のせいにしたり部下のせいにしたり、周りも自分も苦しめてしまうことになります。
上司の立場であるならば、「すべては不完璧である」ということを認めて、自分にやさしく、人にもやさしく、「ただ成長あるのみ」という心で接していきましょう。
不完璧からの成長部下「うまくいきませんでした……」上司「そりゃあ、何でも完璧にはいかないよ」部下「悔しいです」上司「ここからが成長だよ。
私もそんな失敗、いくらでもしてきたよ」部下「そうなんですか……」上司「君の方がぜんぜんマシだよ」
部下「〇〇さんがそうだったなんて……ボクもこれからがんばります!」POINT現状の失敗より、未来の成長に目を向けましょう。
魅力的な上司像とは?
上司の最大の仕事は部下に働きやすい環境を与えることです。最近、優良企業で頭角を現しているある会社の社長は、「今日はどんなことをして社員を喜ばせようかなぁ♪」と言いながら出社するそうです。
そんな社長が好かれないわけがありません。
この社長のために何かできないか、この上司のために何か役に立つことはないかと思えるのは、やはり「好かれている」、「憧れの気持ちを持たれている」ことが前提ではないでしょうか。
「魅力的な上司像」とはどのような人のことでしょうか?
- ・いつも穏やか
- ・褒めてくれる
- ・相談しやすい雰囲気がある
- ・身なりがステキ
- ・とても頼りになる
- ・ユーモアがある
- ・解決策を教えてくれる
などなど、人によっていろいろあるかもしれません。
魅力的な人の話は素直によく聞けたり、憧れの人に会うとやる気になったりしますよね。上司がそんな人だったらどうでしょうか。職場に行くのが楽しくなりますね。
そのためには日頃から、褒めるところはどこかと探したり、相談しやすい雰囲気を出したり、穏やかでユーモアを忘れない接し方を心がけましょう。
部下を毎日褒める上司「今日もいい笑顔してるね」部下「ありがとうございます」上司「この間の対応、素晴らしかったよ。
感動した!」部下「そうですか、ありがとうございます!朝から元気出ました!」
POINT
毎朝、部下のどこを褒めようかと用意してから出社する。
自分にない能力を褒める
人には誰しも長所と短所があります。すべての能力が部下以上ということはないでしょう。ですから、部下を褒める時は「自分にはない能力を褒める」ということも効果的です。
「私よりすごいなぁ」と感心したように褒められると、気持ちがいいものです。
それは心から言えることですし、言われた部下も「この人は自分のことを知ってくれている」、「一人の個性として見てくれている」と感じることでしょう。
自分より能力が高いところを見つけて褒める上司「君の社交性は素晴らしいね」部下「そうですか……ありがとうございます!」上司「私にはない、すごい能力を持ってるよね」部下「……そんなことないです」上司「また、場の雰囲気を良くするために来てくれない?」部下「はい、喜んで!」
POINT
仕事には直接は関係のない趣味の分野でも、部下のいいところを見つけたら褒めましょう
育った環境や人間性に興味を持つ
部下といえども、家来ではありません。その人がどんな環境でどのように育ち、どんなご両親だったかに興味を持って質問すると、今まで見えてこなかった個性や人柄を感じることができるでしょう。
人生ストーリーを聞いてみると、意外と見た目とは違う波乱のエピソードや武勇伝が聞けたりするかもしれません。
脳科学的にも、「自分のプライベートを語る相手は味方だ」と考えるようになり、その人のことが好きになるということもあるようです。
褒めるところをたくさん見つけるためにも、部下の人生ストーリーをどんどん聞いてみましょう。
部下を「一人の人間」として興味を持つ上司「どんなご両親だったの?」部下「けっこう厳しくて、褒められた記憶がありません」
上司「そうか……そんなふうに育って、よくがんばってきたね」部下「認められたい気持ちがあったのかもしれません」上司「ご両親も君のことを誇りに感じていると思うよ」
POINT
人生のストーリーを聞く時は、上司と部下の関係を一旦離れて親身になりましょう。
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