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第1章共感の笑い難易度★

目次はじめに何故、笑いが必要なのか?笑いを9つに分類第1章共感の笑い難易度★(1)「共感の笑い」では、相手をどういう感情にさせることによって、どういう理屈で、笑いを取れるのだろうか?心の距離仲間意識(2)「共感の笑い」は、どういう相手や場に適しているのだろうか?(3)「共感の笑い」を取る方法笑いにならない共感と笑いになる共感の違い◆笑いにならない共感◆笑いになる共感1相手が口に出さないような感情や行動を、あえて口にして共感させる(恥ずかしい、悲しい、疑問、ムカつく、ウザい、ハラたつ、など)1‐1恥ずかしかったことをあえて口に出す1‐2悲しい感情を口に出す1‐3疑問に思っていることをあえて口に出す1‐4キモい、ウザい、と思う感情をあえて口に出す2相手の忘れていた過去の記憶を蘇らせて共感させる(4)「共感の笑い」で、できるだけ大きな笑いを取るには?共感度を上げる共感する確率が低い内容を選択する◆大きな笑いにならない「共感の笑い」◆大きな笑いになる「共感の笑い」(一部の人しか共感できない内容)共感する確率を高くしつつ、大きな笑いを取る方法(5)「共感の笑い」を取る時の注意点共感させても笑いが起きないことがある笑いを押し殺すケース(6)まとめ「共感の笑い」はリスクが低い

第2章自虐の笑い難易度★

(1)「自虐の笑い」では、相手をどういう感情にさせることによって、どういう理屈で、笑いを取れるのだろうか?〝不幸の告白〟(2)「自虐の笑い」は、どういう相手や場に適しているのだろうか?(3)「自虐の笑い」を取る方法(4)「自虐の笑い」で、できるだけ大きな笑いを取るには?〝自虐の不幸度〟を上げる1前置きを作る前置きの作り方(いつ、どこで、誰に、どんな状況で、など)◆いつ◆どこで◆誰に◆どんな状況で2違う種類の笑いを足す◆「自虐の笑い」+「共感の笑い」3出来事を大きくしていく(5)「自虐の笑い」を取る時の注意点相手の許容範囲を見極める◆許容範囲内◆許容範囲外いくつもの要素から許容範囲を予想する◆男性1(17歳)と男性2(17歳)の友人同士◆男性(17歳)と女性(17歳)のあまり喋ったことがないクラスメイト◆男性(52歳)と女性(52歳)の20年以上の飲み仲間(6)まとめ

第3章裏切りの笑い難易度★★★

(1)「裏切りの笑い」では、相手をどういう感情にさせることによって、どういう理屈で、笑いを取れるのだろうか?「裏切り」とは何か?〝ドッキリ〟漫才(2)「裏切りの笑い」は、どういう相手や場に適しているのだろうか?(3)「裏切りの笑い」を取る方法相手の予想・想像を明確にするマンツーマンで「裏切りの笑い」を取る方法(4)「裏切りの笑い」で、できるだけ大きな笑いを取るには?「裏切られ度」を上げる1前置きを作る◆前置きなし◆前置きあり2違う種類の笑いを足す◆「裏切りの笑い」+「自虐の笑い」(5)「裏切りの笑い」を取る時の注意点笑わせる人の許容範囲によって笑いが起こる場合と起こらない場合◆許容範囲内◆許容範囲外3人の関係性によって笑いが起こる場合と起こらない場合◆男性1と男性2と店主の3人が、10年以上の友人同士という関係性◆男性1と男性2は10年以上の友人同士。

しかし、店主は他人という関係性信頼感裏切る人と裏切られる人が手を組む(6)まとめ

第4章安心の笑い難易度★★

(1)「安心の笑い」では、相手をどういう感情にさせることによって、どういう理屈で、笑いを取れるのだろうか?緊張と緩和(2)「安心の笑い」は、どういう相手や場に適しているのだろうか?(3)「安心の笑い」を取る方法緊張感を漂わせる「安心の笑い」は単独では存在し得ない第3者がいなくても成り立つ「裏切りの笑い」(4)「安心の笑い」で、できるだけ大きな笑いを取るには?「安心の笑い」「裏切りの笑い」+他の笑いの種類で大きな笑いを取る(5)「安心の笑い」を取る時の注意点緊張を作りすぎると笑いは減る◆あまりに緊張を作りすぎた場合(6)まとめ

第5章期待に応える笑い難易度★★★★

(1)「期待に応える笑い」では、相手をどういう感情にさせることによって、どういう理屈で、笑いを取れるのだろうか?相手を満足させる(2)「期待に応える笑い」は、どういう相手や場に適しているのだろうか?(3)「期待に応える笑い」を取る方法相手の期待を感じ取り、実行笑いの種類が変化する◆「どうぞどうぞ」ダチョウ倶楽部(引用)◆会話の流れの中での変化(4)「期待に応える笑い」で、できるだけ大きな笑いを取るには?大きく満足するというのは、どういうことか?(5)「期待に応える笑い」を取る時の注意点(6)まとめコラム9つの「笑わせる技術」とダジャレ、下ネタ

第6章無茶の笑い難易度★★★★★

(1)「無茶の笑い」では、相手をどういう感情にさせることによって、どういう理屈で、笑いを取れるのだろうか?快感が笑いに変わる(2)「無茶の笑い」は、どういう相手や場に適しているのだろうか?(3)「無茶の笑い」を取る方法(4)「無茶の笑い」で、できるだけ大きな笑いを取るには?(5)「無茶の笑い」を取る時の注意点(6)まとめ

第7章発想の笑い難易度★★★★★

(1)「発想の笑い」では、相手をどういう感情にさせることによって、どういう理屈で、笑いを取れるのだろうか?(2)「発想の笑い」は、どういう相手や場に適しているのだろうか?(3)「発想の笑い」を取る方法(4)「発想の笑い」で、できるだけ大きな笑いを取るには?(5)「発想の笑い」を取る時の注意点(6)まとめ

第8章リアクションの笑い難易度★★

(1)「リアクションの笑い」では、相手をどういう感情にさせることによって、どういう理屈で、笑いを取れるのだろうか?「リアクション」とは何か?「リアクションの笑い」とは(2)「リアクションの笑い」は、どういう相手や場に適しているのだろうか?(3)「リアクションの笑い」を取る方法(4)「リアクションの笑い」で、できるだけ大きな笑いを取るには?ウソとバレない範囲で反応を大きく見せる反応のバリエーションを増やす生まれた感情を伝える言葉選び(5)「リアクションの笑い」を取る時の注意点笑いにならない時(6)まとめ

第9章キャラクターの笑い難易度★★★

(1)「キャラクターの笑い」では、相手をどういう感情にさせることによって、どういう理屈で、笑いを取れるのだろうか?「キャラクター」とは何か?◆表面的キャラクター◆内面的キャラクター「キャラクターの笑い」とは(2)「キャラクターの笑い」は、どういう相手や場に適しているのだろうか?(3)「キャラクターの笑い」を取る方法キャラクターのイメージ通りの言動をする◆相手が自分を太っている(キャラクター)と認識していて、それを利用して笑いを取りたい場合◆相手が自分を恐妻家の旦那(キャラクター)だと認識していて、それを利用して笑いを取りたい場合(4)「キャラクターの笑い」で、できるだけ大きな笑いを取るには?(5)「キャラクターの笑い」を取る時の注意点(6)まとめ最後に「笑わせる技術」を使いこなすための人間力執筆協力山本譲城宮田聖高橋且征大桶純一表紙写真©AstridDoerenbruch/plainpicture/amanaimages

はじめに何故、笑いが必要なのか?人は何故笑いを求めるのでしょうか?かの有名な、ドイツの哲学者・フリードリヒ・ニーチェはこう言いました。

「人間だけがこの世で苦しむため、笑いを発明するほかなかったのだ」と。

我々人間は、必ず何かしらのコミュニティーに所属しています。

家族、友達、恋人、学校、部活、会社、バイト先、ネット、サークルなどなど。

もっと大きく見れば、町や村、区や市といった自治体、さらに都道府県、国……。

そしてもっともっと大きく言うと、地球というコミュニティーに所属していることになります。

このコミュニティーに所属している以上、避けて通れないのが「人間関係」です。

人の悩みの大半は、この人間関係が占めていると言っても過言ではありません。

そこに人は苦しむのです。

では、どうすれば「人間関係」を上手く築きあげることができるのか?それは「笑う」ことなのです。

笑いは、人を楽しい気持ちにさせてくれる力をもっています。

さらには、ストレスを解消してくれたり、落ち込んだ気分を忘れさせてくれたりする働きもあります。

笑わせた側も笑った側も、同じ笑いによって仲間意識が生まれ、友好的な関係を作っていけるというわけです。

笑いが取れるということは、今やその人のステータスの一つです。

笑いの取れる人の周りには人がたくさん寄ってくるでしょう。

笑いの取れる人はモテるでしょう。

笑いの取れる人は仕事ができるでしょう。

笑いを人に与えることができれば、あなた自身も相手も幸せになり、人間関係も上手くいくはずです。

本書では、そんな笑いの仕組みについて、具体例をたくさん交えながら解説していきます。

自己紹介が遅れましたが、私は現在、TAIYOMAGICFILMという劇団を主宰している西条みつとしと申します。

元々はお笑い芸人として、舞台やテレビで活動していました。

2010年に芸人活動をやめ、放送作家へ転身。

数々のバラエティー番組の構成作家として活動しながら、2012年にTAIYOMAGICFILMの基となる劇団を立ち上げます。

今は、自分の劇団以外にも、ドラマや映画の監督や脚本、舞台の演出や脚本を手掛けています。

また、数多くのお笑いスクールやお笑い事務所の講師なども務めています。

本書の内容は、それらの講義の内容をベースに執筆しました。

さて、さっそく本題に移りたいと思います。

笑いを9つに分類本書では、笑いの種類を9つに分け、笑いを取る方法や技術を、順に一つずつ解説していきます。

できるだけわかりやすく解説するために、お笑い用語はなるべく省いています。

具体的に、次の5つのポイントに基づいて解説します。

・相手をどういう感情にさせることによって、どういう理屈で、笑いを取れるのだろうか?・どういう場や相手に適しているのだろうか?・笑いを取る方法(具体例)・できるだけ大きい笑いを取るには?・笑いを取る時の注意点各章には例文を豊富に用意していますので、ぜひ参考にしてみてください。

「第1章共感の笑い」「第2章自虐の笑い」は初級編です。

この2つは笑いの基本的なものと思ってもらえばいいでしょう。

「第3章裏切りの笑い」「第4章安心の笑い」「第5章期待に応える笑い」は中級編です。

これらの笑いは、シチュエーションや場の空気、相手との距離感が肝心ですので、そういったものを敏感に感じ取らねばなりません。

そして、諸刃の剣の「第6章無茶の笑い」、オリジナリティー溢れる「第7章発想の笑い」は上級編です。

難しい笑いの取り方ですが、爆笑を引き起こす可能性を秘めています。

さらに、老若男女・万国共通で笑いを取れる「第8章リアクションの笑い」、笑いのスパイスとなる「第9章キャラクターの笑い」へと進んでいきます。

これらは応用が利くので、笑いの幅を広げてくれることでしょう。

笑いは、複雑で難しそうに見えますが、本書を読んで笑いの構造を理解して実践していただければ、自信がない方でも笑わせる能力が身につくはずです。

もちろん、元々笑いに自信がある方も、いろいろなバリエーションを知ることによって、より質の高い笑いを起こせるようになるでしょう。

本書の内容を活用して、ぜひたくさんの人を笑わせてみてください。

それでは、さっそく第1章に移りましょう。

第1章共感の笑い難易度★あなたの言動で、笑わせたい相手に共感をもたせて笑いを生む技術(1)「共感の笑い」では、相手をどういう感情にさせることによって、どういう理屈で、笑いを取れるのだろうか?心の距離自分の言動で、人に、「その感情わかる~わかる~」「そんなことあった!あった!」「そういう人いる!いる~!」「人には言えないけど、俺もそう思ってた~!」などと、思わせることができたら、あなたは、相手を共感させることができたと言えるでしょう。

相手に共感させた瞬間、相手と、自分の心の距離は縮まります。

共感させる内容によって、縮まる距離が少しだけのこともあれば、一気に大きく縮めることもできます。

逆に、「俺は、そう思ったことはない!」「私には、そんな経験は一度もない!」「俺の周りにはそんな人いない!」などと思わせてしまったら、相手を共感させることができなかったと言えるでしょう。

そうなると、相手との心の距離は、少しずつ離れていきます。

内容によっては一気に離れていくこともあるでしょう。

共感させることができれば、基本的に笑いは取れます。

この笑いのことを、本書では「共感の笑い」と呼びます。

心の距離と笑いとの関係は次のようになります。

相手との心の距離が少し縮まる→微笑相手との心の距離が一気に大きく縮まる→爆笑このような感じで変わっていくと思っていいでしょう。

仲間意識では、自分と相手との心の距離感によって、どうして笑いが起こるのか?それを知るには、まず心の距離感によって何が生まれるかを、知る必要があります。

それは〝仲間意識〟です。

相手との心の距離が縮まれば縮まるほど、仲間意識が生まれ、相手との心の距離が離れれば離れるほど、仲間意識がなくなっていきます。

心の距離が離れすぎた場合、敵対意識すら生まれることもあるでしょう。

ここまでくれば笑いと結びつけられます。

どういう関係の人といる時に、あなたは笑顔になることが多いですか?仲間といる時?それとも仲間じゃない人といる時?はたまた、敵といる時?もちろん、仲間といる時が、一番笑顔になることが多いはずです。

何故か?それは、仲間といると……安心だから、幸せだから、警戒心がなくなるからです。

だから、人間は仲間といると自然と笑いやすくなるのです。

敵だと意識している人と話していて、笑顔が出ることがありますか?ないと思います。

あるとしたら、それは無理矢理作った笑顔のはずです。

これを利用しましょう。

笑いを起こすために仲間意識を与える。

仲間意識を与えるために共感させる。

共感させることで笑いが生まれるのは、そのような理由からです。

自分の言動で相手を共感させていきましょう。

すると、相手から自然に笑いが生まれてくるはずです。

(2)「共感の笑い」は、どういう相手や場に適しているのだろうか?「共感の笑い」は、笑いを生むための基本的な技術です。

どういった相手でも、どういった場面でも、比較的使い勝手が良いと言えます。

初対面の相手だろうが、元々仲の良い相手だろうが、先輩だろうが、後輩だろうが、家族だろうが、恋人だろうが、相手とマンツーマンの場だろうが、数人での会議だろうが、宴会のように、大勢の人の前で笑いを取らなきゃいけない場面であろうが、基本的に場や人を選びません。

手を出しやすい笑いなので、まずはここから試すのが良いでしょう。

笑いの理屈や構造を知らずとも、人は「共感の笑い」を使って生きているはずです。

(3)「共感の笑い」を取る方法笑いにならない共感と笑いになる共感の違い◆笑いにならない共感常識的な内容の場合、共感は生まれても笑いは取れません。

【例】「夏になると暑いよね?」もちろん共感はするでしょうが、笑いは生まれません。

常識的な内容なので、これを聞いても仲間意識が生まれないからです。

◆笑いになる共感常識的ではなく、共感する内容です。

共感させる内容別に例をあげてみましょう。

1相手が口に出さないような感情や行動を、あえて口にして共感させる(恥ずかしい、悲しい、疑問、ムカつく、ウザい、ハラたつ、など)1‐1恥ずかしかったことをあえて口に出す【例1】青年1「小学生の時、クラスみんなの前で、『先生!』と言おうとしたら、『お母さん!』と言ったことがあってさぁ」青年2「やったことある~(笑)」青年3「確かに小学生の頃、そんな奴いたわ~(笑)」【例2】女性1「こないだ、鼻歌を歌いながら帰っていたら、後ろにずーっと人いたわ(笑)」女性2「恥ず~」女性3「(笑)」女性1「止めたら逆に恥ずかしいから、そのまま鼻歌歌いとおした(笑)」女性3「わかるわかる(笑)」【例3】男性1「自分に手を振っていると思って、振り返したら、俺じゃなくて後ろの奴に手振ってた(笑)」男性2「あるある(笑)」

1‐2悲しい感情を口に出す【例1】学生1「駅前のコンビニに、店員で可愛い子がいるの知ってる?」学生2「ああ、知ってる」学生1「さっき、その可愛い店員さんの方のレジにせっかく並んだのに、隣のレジの人に『お待ちのお客様どうぞ』って、違うレジに誘導されたんだよ」学生2「そういうことある~(笑)」【例2】社会人1「この前、会社遅刻したら、上司に『なんで遅刻した!?』って聞かれて」社会人2「うん」社会人1「渋滞に巻き込まれたんです、って言ったら『言い訳すんな!』って。

じゃあ、聞かないでよー」社会人2「確かに(笑)」【例3】学生1「昔、かくれんぼで、ずーっと隠れていたら、オニの奴すでに帰ってた(笑)」学生2「俺もあったー(笑)」

1‐3疑問に思っていることをあえて口に出す【例1】青年1「なんでかわからないんだけどさぁ、判子売り場行くと、全く買う気もないのに、一応自分の名前あるか探しちゃわない?」青年2「俺もやっちゃう~(笑)」【例2】女子大生1「課題とかやらなきゃいけない時に限って、部屋の掃除したくならない?」女子大生2「わかる(笑)。

結局全然課題ができない(笑)」【例3】学生1「台形の面積の求め方とかいつ使うんだよ」学生2「確かに(笑)。

そもそも台形を見ない(笑)」

1‐4キモい、ウザい、と思う感情をあえて口に出す【例1】OL1「最近うちの部署に移動してきた上司いるじゃん?」OL2「あ~青木さん?」OL1「そう。

青木さんの喋り方、なんか、ネチョネチョしてて、キモくない?」OL2「わかる~(笑)」

2相手の忘れていた過去の記憶を蘇らせて共感させる【例1】女性1「高校の頃、私とあんたと○○と3人で海外旅行に行った時、○○、旅行先で財布落として、泣きながらテンパってたよね?」女性2「確かに!あった!あった~(笑)」【例2】男性1「学生の頃、マラソン大会で、一緒にゴールしようねって言いながら、最後スピード上げて、1人でゴールしちゃう奴いたよね?」男性2「いた~いた~(笑)」【例3】母親1「子供って、とんがりコーン食べる時、とりあえず指にはめるよね?」母親2「した~した~(笑)」【例4】男性1「小学校の帰り、なぜか丸い綺麗な石を集めてたよな(笑)」男性2「あったあった、謎だったわ~(笑)」【例5】青年1「小学生の頃、救急車の音が聞こえてきたら、『ほらお前を迎えに来たぞ』って言う奴絶対いたよな」青年2「いた!(笑)」

(4)「共感の笑い」で、できるだけ大きな笑いを取るには?共感度を上げる先ほど、次のように書きました。

相手との心の距離が少し縮まる→微笑相手との心の距離が一気に大きく縮まる→爆笑相手との心の距離を一気に大きく縮めるには、共感度を上げることが重要です。

共感する度合いが高ければ高いほど、笑いは大きくなりやすいです。

相手に共感してもらえそうな内容を言ったとします。

それに対して、相手が「まぁ~、なんとなくわかる」と思った場合と、「わかる!わかる!すっっっごいわかる~~!」と思った場合とでは、後者の方が共感の度合いが大きく、相手との心の距離が縮まりますよね。

共感度が大きければ大きいほど、笑顔→小笑→中笑→爆笑→大爆笑のように、笑いは大きくなっていくのです。

ただ、同じ内容でも、相手によって共感する度合いが違うので、絶対的に誰に対しても共感度が高い内容、低い内容というものは存在しません。

共感する確率が低い内容を選択する次に、度合いではなく、確率の話をしたいと思います。

相手が共感する確率を上げるには、内容選びが大切です。

多くの人に共感されやすい内容を選べば、対象相手が共感する確率は上がっていきます。

内容によっては、世界の全人口、77億人が共感する内容があるかもしれませんし、最大で、世界でたった10人しか共感できない内容もあるかもしれません。

相手10人を共感させ、笑いを取りたい場合、77億人が共感するであろう内容で挑めば、相手は100%の確率で共感するわけです。

逆に、世界でたった10人しか共感できない内容で挑むと、77億分の10なので、その人が共感する確率はかなり低くなるでしょう。

では、単純に、共感するであろう予想人数が多い内容のものを選んだ方がいいのでしょうか?いいえ。

そうとは言えません。

共感するであろう予想人数の多さと、笑いの大きさは、反比例してしまうのです。

もう少しわかりやすく言うと、共感するであろう予想人数が多い内容で相手を笑わせにかかった場合、相手を共感させることができても、小さな笑いしか取れません。

逆に、共感するであろう予想人数が少ない内容で相手を笑わせにかかった場合、もし共感させることに成功したら、笑いは大きくなるということです。

つまり、共感する人数が多ければ多いほど常識に近づくため笑いにならないのです。

何故、笑いの大きさと、共感するであろう予想人数は反比例するのでしょうか?共感させられる側から考えてみましょう。

相手の言動に、あなたが共感したとします。

「みんなもこう思っているだろうな」「周りもたくさん、そう感じているだろうな」と思うような内容(共感するであろう予想人数が多い内容)だと、共感はしても、一気に心の距離が縮まるまではいかないでしょう。

でも、「誰もそんなふうに考えてはいないだろうなと思ったのに、この人は自分と同じ考えだ」「自分以外、そんな人間いないだろうなと思ったのに、この人は同じ種類の人間だ」と思うような内容(共感するであろう予想人数が少ない内容)で共感したならば、一気にその人への仲間意識が生まれるでしょう。

ということで、「共感の笑い」では、大勢が共感できる内容より、一部の人しか共感できない内容の方が、大きな笑いが取れるのです。

◆大きな笑いにならない「共感の笑い」【例】女性1「彼氏と上手くいってない時は連絡してきて、上手くいってる時は全く連絡してこない女の子って結構多いよね~」女性2「そうだね~(微笑)」比較的共感しやすい例だと思います。

実際にこういう会話を聞いたことのある人も多いでしょう。

ただ、共感するであろう人が多い内容なので、大きな笑いにはなりにくい、もしくは笑いにならないでしょう。

◆大きな笑いになる「共感の笑い」(一部の人しか共感できない内容)【例】女性1「彼氏のつむじの匂いを嗅ぐと、なんだか落ち着くんだよね~」女性2「だよね。

わかる~(大爆笑)」もし共感させることができれば、共感した相手からは、大きな笑いを取れるでしょう。

何故か?自分と同じことを思っていた人に今まで出会ったことがなかったので、一気に仲間意識が生まれたからです。

ただ、笑いを取れるのは、あくまでこの内容に共感した人に限ってです。

なので、確率的にはその人数は少ないでしょう。

繰り返しますが、共感するであろう予想人数の多さと、笑いの大きさは、反比例するのです。

【例】「悲しいとき」いつもここから(引用)

共感する確率を高くしつつ、大きな笑いを取る方法では、共感する確率を高くしつつ、大きな笑いを取る方法はないものでしょうか?実はあります。

それは、相手の趣味・職業・地元といった、限定されたものに合わせた内容を利用するのです。

趣味・職業・地元などの内容は、世界中の77億人のごく一部の人しか共感できない内容です。

しかし、相手に合わせているので、共感する確率はそれほど低くありません。

こういう内容を考えることで、大きな笑いを取ることが可能です。

【例】相手の趣味が麻雀ということを利用して共感させる後輩「流局すると、誰も見たくないのに自分の手牌を見せてくる奴が、必ずいません?」先輩「いるんだよね~(笑)」麻雀を知っている人しか共感しない内容なので、世界中の人口比で考えたら、共感する確率は低いでしょう。

ただ、相手の趣味が麻雀であることを知った上で共感させようとしているので、共感する確率は高いのです。

【例】相手の職場がコンビニということを利用して共感させるバイト1「お客さんが一人もいない隙に店内の清掃を始めようとする時に限って、急にたくさん客が入ってきて混み出してテンパることない?」バイト2「ある、ある~~(笑)」コンビニで働いたことがある人しか共感しない内容なので、世界中の人口比で考えたら、共感する確率は低いでしょう。

ただ、相手がコンビニで働いたことがあることを知った上で、この内容で共感させようとしているので、共感する確率は高いのです。

【例】相手が日本に滞在している外国人ということを利用して外国人が外国人を共感させる外国人1「日本人って『日本には、四季があって綺麗でしょ?』って言ってこない?心の中でいつも、『自分の国にも四季はあるわ!』って思うよね?」外国人2「そうだよね~(笑)」日本にいる外国人しか共感しない内容なので、世界中の人口比で考えたら、共感する確率は低いでしょう。

ただ、相手が日本にいる外国人であることを知った上で共感させようとしているので、共感する確率は高いのです。

ここまで説明してきたように、共感する確率を下げずに大きな笑いを取るには、相手の趣味・職業・地元など、相手に合わせた内容を利用することが肝心です。

この方法の弱点は、初対面の人を相手にする時や、相手のことをよく知らない場合は、使いにくいということです。

その場合、相手に対する事前調査をしたり、会話の中で相手の特性を探っていったりする必要があります。

(5)「共感の笑い」を取る時の注意点共感させても笑いが起きないことがある大きな「共感の笑い」を取りたい場合、共感するであろう人数が多い内容を選ぶより、少ない人数だけが共感する内容を選ぶ方が、笑いは大きくなりやすい(笑いを取りやすい)と述べました。

ただ、大勢の人がいる場で、誰か1人(もしくは一部)の相手から「共感の笑い」を取ろうとする時、ばっちり共感させても、大きな笑いが取れないことがあるのです。

仮にその場に100人いたとして、その中の1人だけを「共感の笑い」で笑わせたいとします。

その1人だけが共感できる言動をして、実際にその人はその内容に大いに共感したとしましょう。

それでもその人からは大きな笑いが起きない。

何故なのでしょうか?例えば、居酒屋での会社の忘年会に社員100人が集まっていて、その100人の前であなたが挨拶をすることになりました。

あなたは、この場を利用して、ある1人を、「共感の笑い」で大爆笑させたいと思ったとします。

その1人とは自分の友人(澤田君)です。

【例】あなた「あっという間に1年が終わってしまいました。

本当にビックリです。

ビックリといえば、もう一つ。

今、お酒を運んでくれたこの店員、僕の母親にそっくりなことです」澤田君は、あなたの母親を知っていて、本当にそっくりだと思い、とても共感しました。

共感度数は100%です。

でも、澤田君が笑わない可能性は大いにあります。

もしくは、軽く笑っても大きくは笑わないでしょう。

理由は、簡単です。

恥ずかしいからです。

自分だけが共感していることが、共感していない他の99人に対して恥ずかしいのです。

「1人だけ笑っていいのか?恥ずかしい」「笑ったら注目されてしまう」「自分中心の話題になるのが、周りに申し訳ない」このような理由から笑いを押し殺すのです。

ですので、大勢の人がいる場で、誰か1人(もしくは一部)の相手から「共感の笑い」を大きく取りたい時は、笑う人が恥ずかしくないように、その場にいる人たち全員を共感させる内容、もしくは、過半数以上を共感させる内容を選んだ方が良いでしょう。

しかし、ここであなたはこのように思うかもしれません。

「全員を共感させる?そんな内容だと、『共感の笑い』は小さくなるのでは?もしくは笑いが起きないのでは?」そんなことはありません。

「共感する確率を高くしつつ、大きな笑いを取る方法」で述べたことを思い出してください。

相手の趣味・職業・地元といった、限定されたものに合わせた内容の共感を利用すれば、ほぼ全員を共感させられるでしょう。

ですので、大勢の場合は、その集まりの共通項を探り、それに当てはまる共感する内容を使うのが得策となります。

笑いを押し殺すケースこうした状況以外にも、共感させても笑いが起きない場合があります。

それは、本当は共感していても、「失礼」「かわいそう」「性格の悪い人に見られたくない」などの気持ちが生まれ、笑いを押し殺すケースです。

先ほどの例を使って説明しましょう。

【例】OL1「最近うちの部署に移動してきた上司いるじゃん?」OL2「あ~青木さん?」OL1「そう。

青木さんの喋り方、なんか、ネチョネチョしてて、キモくない?」OL2「わかる~(笑)」OL2がOL1に共感した場合、OL2は、本来なら笑うはずです。

しかし、OL2の性格によっては、笑いを押し殺してしまいます。

「上司に申し訳ない」「上司がかわいそう」「誰かに聞かれたら困る」「嫌な人に思われたくない」といった理由からです。

他に笑いにならないパターンとしては、相手が、同じ内容をすでに他の人から聞いている場合があります。

そうすると、薄い笑いしか起きないか、そもそも笑いが起こりません。

相手が、「昨日、別の人も同じことを言って私のことを共感させてくれた」と思ってしまったら、心の距離が縮まることはありません。

【例】母親1「子供ってとんがりコーン食べる時、とりあえず指にはめるよね?」母親2「(あ~昨日、別の奥さんも言ってたな)確かにそうよね」これでは笑いにならないでしょう。

(6)まとめ「共感の笑い」はリスクが低い最初に述べましたが、「共感の笑い」は、笑いのベースとなるものです。

この「共感の笑い」を基本としながら、そこに、この後紹介していく別の笑いの技術が重なり、笑いの幅が広がっていくのです。

「共感の笑い」のメリットは、リスクが低いことです。

相手を笑わせたいと思って「共感の笑い」を使って、もし笑いにならなくても、スベった空気にはほとんどなりません。

何故なら、「共感の笑い」に挑んだ瞬間、あなた自身から仲間意識が出てくるからです。

仲間になりたい(仲良くしたい)という空気が出ている人のことを、一気に嫌う人はいないでしょう。

ぜひ、「共感の笑い」を使って、たくさんの人を笑わせてみてください。

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