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11章自己啓発が人格を高め「運」を開きます

83ベンジャミンに学び、良い習慣を増やそう自己啓発によって自分の弱点欠点を克服しましょう。

それには自分のできていないことをできるようにして、良い習慣に変えることです。

ベンジャミン・フランクリンは、アメリカの政治家であり科学者でもあり、歴史に残る業績を残し、世界の有名な大学が名誉ある称号を贈っています。

しかも2年間しか学校には行けなくて、すべて自己啓発で学び人格を高め「運」を開き人生を向上させたのです。

ベンジャミンの習慣とした徳目を紹介しましょう。

①節制活動が鈍るほど大食してはならない。

自分を忘れるまで飲酒してはならない。

②沈黙他人や自分を害する話はしない。

つまらない話は避ける。

③秩序物のあるべき場所を決め、仕事は時間を決めて処理し、秩序立てること。

④決意為すべきことは、必ず成し遂げる決意をする。

決意したら挫折しないこと。

⑤節約他人や自分に益しないことに出費しない。

浪費はしない。

⑥勤勉時間を空費しない。

有益なことに時を費やす。

不必要な行動はしない。

⑦誠実有害な詐術は用いない。

悪意なく正しく考え、心にもないことは語らない。

⑧正義利益をはかるべく義務を果たす。

不正を働かない。

⑨中庸極端に走らない。

憤慨するのが当たり前と思っても耐え忍ぶこと。

⑩清潔身体、衣服、住居を清潔にする。

⑪平静些細なこと、避けられない事件に出遭っても取り乱さない。

⑫純潔性に溺れ怠惰や虚弱を招き、自分や他人の平和と名声を傷つけないこと。

⑬謙譲キリストやソクラテスを見習って謙虚になる。

フランクリンはこれらの言葉を書いたカードの一つを1週間持ち歩き読みました。

次の週に次のカードを読んで実行し、だんだんと習慣にしていったのです。

彼はこれらの習慣が不思議な威力を発揮して人生を大きく変えたと述べています。

時間厳守、整理整頓、明るいあいさつ、笑顔なども習慣にしていきましょう。

時々、できていなかったことを見つめ直して良い習慣に変えていきましょう。

ベンジャミンの習慣とした徳目を毎日読んで見習いましょう。

自分の弱点欠点を見つめ直し、良い習慣に変えていきましょう。

84眼に光が宿るほど、偉人伝を読もう自分の経験だけで学ぶことはかぎりがあり、どうしても学びが狭く小さくなります。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」ドイツ帝国の初代首相となったビスマルクの至言です。

人は、日々の人生経験の中で自分を創っていきます。

経験や知識や思考の密度、風雪の中に積み重なっていく内面の熟成、これらを総合したものが自分を創ります。

愚かな人は、経験だけでものごとを見て、思考の密度が粗く内面の熟成が足りません。

そこにはどうしても、自分には経験のない歴史という風雪の知恵を得て、思考に磨きと熟成を図っていかなければなりません。

歴史や優れた本を読んでものを考えた人とまったく読まない人とでは、顔つきも気品も風格も違ってきます。

読書は集中して文字を見ます。

眼を凝らして深く考えます。

その作業が眼に輝きをもたらします。

その人の眼の光と話題で、歴史や偉人から学んでいると分かります。

仕事が忙しい。

時間がないというのは言い訳です。

電車でスマホをいじっていないで読書をしましょう。

常に本を持って歩きましょう。

自宅で時間を決め読書をしましょう。

とくに優先して歴史上の偉人伝を読んでください。

第一級の人物の「運気」を吸い込むためです。

あなたが、幸運にも上司の立場を得た活力のもとは何だったでしょうか。

まず体力や健康でしょう。

知識や判断力が優れていたことでしょう。

それらのおおもととなるものがヤル気です。

意欲です。

力強くやり抜こうとする精神的パワーです。

その根源となるものが「運気」です。

優れた書物、優れた人物の伝記を読んで「運気」を五体にみなぎらせることです。

偉人は理想に燃えた人たちです。

その理想を捨てることなく、苦境に負けず、困難な壁を打ち破るまであきらめないで進んだのです。

気魄とか、活力とかは理想を求める精神から生まれます。

偉人伝を読み理想を心に刻んだ上司は、眼に「運気」の光が宿ります。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」―ビスマルクの至言です。

優れた書物、優れた人物の伝記を読んで「運気」を五体にみなぎらせましょう。

85社外の友人から学ぼう広い視野を持つ上司になりましょう。

社内だけではなく、社外に友人を作り学びあうことが視野を広げます。

取引先とは仕事を通じて人間関係ができます。

担当する仕事以外でもいろいろと教えてもらうと新しい発想のヒントになります。

セミナーや勉強会では、懇親会にも積極的に参加して新しい友人を作りましょう。

名刺交換したら、必ず葉書やメールを送って人間関係を深めてください。

高校や大学の同窓会には、顔を出しましょう。

同級生の仕事や人脈は大きな力となります。

その人脈から新しい人とのつながりができ、ビジネスに発展させることができます。

なにごともやってもらうだけではなくて、やってあげることが大事です。

同級生や友人が困っていたら、労を尽くして手助けしてください。

自分の仕事以外のことで力を尽くし苦労することは、大変勉強になるし人間的な幅を大きくします。

友人関係はマメでなくてはいけません。

社内の役職が上にあがると、なにかと担当する分野が広がり、忙しくなり時間が取れなくなります。

こういうとき、つい友人と疎遠になります。

いざというときに相談しにくくなり、ましてや頼みごとは難しくなります。

友人とのパイプは常にメンテナンスが必要で、誕生日や何かの祝いごとなど気を配って食事会や飲み会をして交流を絶やさないようにしてください。

国内や海外の出張のあとなど、情報交換会を持って新鮮な情報をやり取りしてください。

出張では現地の変化や問題点を把握し友人たちと意見交換すれば、広い視野からの多くのヒントが得られます。

社内のプロジェクトで新しいテーマの事業に取り組むときこそ、社外人脈を活用するチャンスです。

そのためには、日頃から友人リストの情報を整理しておきましょう。

ノートやファイルを作り、友人の業種や専門性など記録して、相談するときに素早く検索できるようにすることで、対応を適切におこなうことができます。

社内だけではなく、社外に友人を作り学びあうことが視野を広げます。

友人とのパイプは常にメンテナンスが必要です。

交流を絶やさないようにしてください。

86自分の弱点を理解していますか?弱点を克服するより強みを伸ばせという意見に疑問があります。

音楽や絵画、スポーツや芸能、科学者や経営者など、その世界で目立つ業績を残したような特殊な才能を持った天才にはそれが当てはまるでしょう。

しかし、ふつうの会社で働く人は「強みなんて何がある?」と思う人が多いのです。

むしろ弱点を克服して、やればできたと自信になった人を多く見てきました。

わたしは、天才を相手に教育研修をやってきたわけではありません。

ごく平凡で不器用な人たちが「運気」を高めたのです。

小さな成功で確実に良くなった話をします。

弱点があったら克服して、下手だ、不器用だとあきらめないで、ふつうにできるようになりましょう。

その上で自分の強みを自覚していることがあったら伸ばしてください。

まず自分の弱点を理解してください。

第一に、周囲の人が当たり前にできていて、自分ができていなかったら弱点です。

誉める、叱るが、他の上司はできているのに自分はできていない。

これはあなたの弱点です。

部下を育てよう、育たなければ自分が困ると本気で思えば克服できます。

第二に、自分が悪い習慣だと思えば弱点です。

時間にルーズ、整理整頓ができない、提出書類が遅れる、部下指導ができていないなど。

これは上司という立場の人でも多く見かけられる弱点で、悪い習慣となっています。

第三に、若い頃から仕事ができると言われてきた上司に多い弱点があります。

それは自分の弱点に気づかない「傲慢」という弱点です。

40代の部長で、自分に弱点はないと言い切った人がいました。

そこで、これは完璧にできていますかと例をいくつかあげました。

ようやく弱点に気づきました。

若くて上司になる人は優秀です。

しかし職場以外の人を見ましょう。

上には上がいるのです。

歴史の偉人からも学びましょう。

自分の劣っていることや弱点が見えてきます。

自分の弱点に数多く気づけば勝ちなのです。

自信をなくすことはありません。

品質改善と同じで、問題が発見できれば工夫改善し問題解決ができ、自己啓発となります。

平凡な人が「運気」を高めるには弱点克服が近道です。

弱点に数多く気づけば勝ち、品質改善と同じで自己啓発ができます。

87長所をどう伸ばしたらよいでしょうか長所(強み、得意な領域)を伸ばしましょう。

そうすれば弱点もカバーできます。

そう言いますが、よほどの得意なことでなければ弱点はカバーできないのが現実です。

例えば、事務処理が雑という弱点がある場合、ほかの領域でよほどの実力がないと、評価は低いままです。

しかし、歌がうまい、絵が上手といっても、ふつうの会社員だったら、それをふだんの仕事に使えるわけではありません。

そうなると仕事に使える長所は何だろうとなります。

まず専門知識や技能があります。

経理が得意、税務処理が得意ということがあるでしょう。

その長所を伸ばすため、会計関係の専門知識を勉強して資格を取ってください。

資格を取れば任される仕事の幅が広がります。

口下手だが、手先が器用だという人もいるでしょう。

機械でもできない微細な加工は人間の指先でできるのです。

世界の中でこの人だけができる神の手と言われた、加工技術や技能がテレビで紹介されていました。

そういう技能者をめざすのも長所を伸ばす夢につながります。

黙って作業するのは苦手だが、人と会って話をするのが好きで得意な人もいるでしょう。

こういう人は営業やサービス関係の仕事が成功するでしょう。

好きなこと、人より良くできることは長所と言えます。

ただし、それを伸ばすには、人並み以上の努力が必要です。

ある時期、集中して5倍10倍の時間と労力をかけた努力をしてください。

プロ野球選手の多くは、野球は好きだったが職業になったら決して楽しくはないと言います。

心の持ちようで仕事を楽しむことはあるでしょうが、苦しいときが多いのです。

好きなこと、得意なことがあって、しかし中途半端なレベルだとします。

これを、苦しくても一定期間集中してレベルアップの努力をしてください。

いまいちのレベルなのに、「その気になれば負けない」と言う人がいます。

努力を先送りしていたら長所は眠ったままです。

社内で一番のレベルになるまで長所の自己啓発を続けましょう。

好きなこと、人よりできることは長所で、伸ばすには人並み以上の努力が必要です。

社内で一番のレベルになるまで長所の自己啓発を続けましょう。

88教養を身につけよう哲学や文学、芸術などの教養は、仕事や生活に関しては役に立たないように思っていませんか?これらを専門の仕事としている人は別ですが、研修に参加したふつうの会社員で、教養を身につけなくてはならないと真剣に考えている人は少なかったのです。

哲学や文学の本を読んで、どんな役に立つだろうと考える人が多いようです。

しかし役に立ちそうにない教養が人間性を磨き、自己啓発に必要だと強調してきました。

宇宙はどうなっているのだろう、どんなエネルギーがあるのだろう、宇宙の法則はあるのだろうか。

こう考えていくのが教養を深める第一歩なのです。

単なる物知りでは教養と言えません。

うんちくを述べるのも教養ではありません。

教養とは物の本質を正しく見ていく力を育てるすべてをいいます。

その代表が哲学や文学であり、音楽や絵画などの芸術なのです。

教養がないと、ものごとを正しく判断できません。

人の思惑などを気にして周囲の様子をうかがってばかりで、自分の信念に基づいた判断と行動ができないのです。

上司たる者は、仕事の技能や知識だけではなく、一般教養をしっかりと身につける自己啓発をしてください。

人間としての総合力を高めましょう。

優れた哲学や文学の本を読んで心を磨いてください。

美術館やコンサートに年4回は行って感性を高めましょう。

落語、歌舞伎、能などの古典芸能を鑑賞しましょう。

もちろん、なかなか時間がとれないでしょうし、お金もかかります。

ですが、そのうちにと思っていると、5年、10年があっという間に過ぎていきます。

何もしないで過ごした人と、教養を深めるために、労力と時間とお金を使って過ごしてきた人とでは、教養の蓄積の大差ができます。

しかも教養は短期間では身につきません。

長い年月と継続した努力の積み重ねが必要です。

他人に後れを取ってからでは遅いのです。

それは人間そのものの差となります。

これまで教養に縁遠かった人は、毎日の読書と毎月一つ教養を高めることをやりましょう。

役に立ちそうにない教養が人間性を磨き、自己啓発に必要なのです。

教養とは物の本質を正しく見ていく力を育てるすべてをいいます。

その代表が哲学や文学であり、音楽や絵画などの芸術なのです。

本電子書籍は2016年6月30日にダイヤモンド社より刊行された『なぜか不思議と部下がついてくる上司のルール88』(第1刷)を、一部加筆、修正の上、電子書籍化したものです。

[著者]寺松輝彦(てらまつ・てるひこ)早稲田大学卒業。

(株)コスモ教育代表取締役。

(株)アイウィル主任講師、元中小企業大学校講師。

ほか、自動車販売会社、大手家電量販店など企業の社員・管理職向け研修や全国の商工会議所や経営者協会等にて講演を多数こなす。

著書に『できる新入社員になる』『はじめての管理者』『営業の魔法のプロセス』『新入社員の基本がわかる86のルール』『課長の覚悟』(以上、ダイヤモンド社)、『主任係長実力アップクイズ』『技術者が営業をきわめる本』(以上、PHP研究所)など多数。

3万人の管理職を教えてわかったなぜか不思議と部下がついてくる上司のルール882016年6月30日プリント版第1刷発行2016年7月4日電子版発行著者——寺松輝彦発行所——ダイヤモンド社〒150‐8409東京都渋谷区神宮前6‐12‐17http://www.diamond.co.jp/電話/03・5778・7232(編集)03・5778・7263(製作)装丁デザイン——小口翔平+岩永香穂(tobufune)製作進行————ダイヤモンド・グラフィック社編集担当————鈴木豪

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