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第4章飲み会と早起きを両立させる

目次

飲み会の意義を考える

私の知る限り、朝型の生活が続かなくなる大きな理由のひとつは、飲み会に参加することです。飲み会は、ひとりでは成立しません。誘ってくれる人がいて成り立つものです。

多くの場合、よかれと思って誘ってくれているわけで、誘われたらなかなか断りづらいのは当然のことです。

考えを切り替えて、飲み会によって早寝早起きが出来なくなるということは、朝型の生活という自分が大事にしていることが他人によって阻害されることだと捉えて、きっぱり断るということも出来なくはないでしょう。

しかしだからといって、自分の価値観だけを重視し毎回きっぱり断ってまったく飲み会に参加しないというのでは、特に職場などの場合、人間関係が悪化しかねません。

朝型の生活を大切にしながら飲み会に参加する、つまり人とのコミュニケーションをはかるにはどうすればいいでしょうか。

第4章では、この点を考えてみたいと思います。私は会社員の生活を、新卒で入社してから合計で4年ほど経験しています。正直に告白すると、会社員時代の職場の飲み会は大の苦手でした。飲み会が嫌になった理由は、ふたつあります。

ひとつは、断りにくいということです。同期入社の社員から声がかかったのなら、まだ仕事が終わっていなかったり、用事があったりする場合には誘いを断ることが出来ます。

彼らに対しては、さして遠慮は必要ありませんでした。しかし、先輩社員や上司から声がかかると、どうしても断ることが出来ませんでした。

仕事が終わっていなかったり、帰宅後、趣味に時間を使いたいと思ったりしても、上司から飲みに誘われると断る勇気が出ません。当時はまだ新人であり、職場の人間関係にとても気をつかっていたので致し方なかったと思います。

先輩や上司の人たちは、若手の社員が仕事で何か困ってはいないかという親切心で、声をかけてくれていたのだと思います。

職場で相談事を聞くよりもアルコールの力も借りて腹を割って話をするほうが、よいコミュニケーションがはかれるという考えもあったでしょう。

しかし当時の私は用事があるにもかかわらず、自分の予定を変更して無理に飲みに行くことが嫌でした。それでも飲みにいく自分に嫌悪感を覚えました。

また用事がなくとも、飲み会に参加することによって帰宅時間が遅くなり睡眠時間が短くなるのも耐え難いことでした。

職場の飲み会が苦手になったもうひとつの理由は、中心となる話題が愚痴であることが多いということでした。これは上司もしくは先輩といっても、また同僚といっても同じことでした。職場の人たちと飲みにいくわけですから、どうしても話題は仕事のことになります。

皆さんも経験はあるかと思いますが、仕事の愚痴をいう飲み会はその場は楽しいですが、その愚痴は愚痴で終わることが多く、プラスに転化して何かが改善されるとか、解決することはほとんどありません。

私は仕事の愚痴を聞いているだけでも、ストレスに感じることが多かったように思います。現状の不満を吐き出すだけで前向きな話なしでは、課題の解決にまったくつながらないからです。このような経験を経て、私は職場の飲み会が苦手になりました。

しかし、それと同時に、理想的な飲み会について考えることにもつながりました。私の考える理想的な飲み会とは、「人間関係を磨く真剣勝負の場」です。

剣道の試合のようなものと考えてみてもいいかと思います。

いい人間関係を形成するために、短い時間で真剣にやりとりし、終わったら相手への感謝の気持ちをもってさっぱりと帰る。その真剣勝負が明日からの毎日を活力あるものにするのです。

そして、逆の効果しかない飲み会には参加しないほうがよいということです。飲み会の意義をこのように捉えてから、私は飲み会の扱い方や早寝早起きとの両立の仕方を考えるようになりました。

以降では、これらの経験を通して私が会得した飲み会を扱うコツについて紹介をしていきたいと思います。

カレンダーをブロックする

まず土日を有意義に過ごすために、金曜日に飲み会を入れるのは避けましょう。

次の日が休日だと開放的な気持ちになってしまい、どうしても遅くまで飲んでしまうことになりがちです。また金曜日に夜更かしをすると、せっかくの土曜日の午前中が潰れてしまいます。

ですから私は、金曜日は飲み会を入れないようにスケジュールを組みます。次に、飲み会は2日連続で入れないことを鉄則にします。

2日続けて飲み会をすると、どうしても疲れが溜まりやすく、ついシンデレラルールを頻繁に使いたくなります。以前にも述べたように、シンデレラルールは隔週で1回程度使うべきものです。2日連続はやめましょう。

改めていいますが、早寝早起きの習慣を崩してしまう大きな原因のひとつは、立て続けの飲み会なのです。2日続けて飲み会にいかないことをルールにしましょう。

これをルールにすると、飲み会の予定が入った時点で、その前後の日は同時にブロックすることになります。

例えば水曜日に飲み会の予定が入ったら、火曜日と木曜日の夜の予定は、塞いでしまうのです。これを私は「カレンダーブロック」と呼んでいます。

金曜日と同様に、日曜日も飲み会を基本的には入れません。これは、日曜日の夜は次の週に備えて、ゆっくりと自宅で過ごしたいからです。ここまでをまとめると以下のようになります。

  • ・金曜日に入れない。
  • ・2日続けて入れない。
  • ・日曜日に入れない。

週のはじめである月曜日から飲む人はあまり多くいませんので、月曜日を飲み会の曜日から外します。

すると、週2回以上飲み会を入れるとしたら、その曜日は以下の通りになります。

・火曜日・木曜日・土曜日火曜日、木曜日、土曜日のすべてを飲み会に当てるという意味ではありません。

この3つの曜日の中から飲み会の日を選ぶということです。

朝型の生活をしていると、基本的に飲み会の回数を増やしたくなくなりますので、私は、まったく予定を入れない週もあります。

現在は予定を入れても、週に1、2回という程度です。会社員時代には、休日の土曜日にわざわざ職場の人と飲むことはありませんでした。

ですから、会社の人との飲み会は、火曜日か木曜日を使うようになりました。回数は、多くても月に1、2回という程度になりました。

しかしこのような飲み会の頻度では、会社員として、同僚や周囲の社員とのコミュニケーションが不足することも懸念されます。

それを補うために、私はランチを利用していました。一緒に昼ご飯を食べながら1時間弱の時間を共有することで、充分に職場の人たちとのコミュニケーションは取れるようになりました。

飲み会の回数は減らして、それをなるべくランチに振り替えるのは、ひとつの重要なコツだと思います。

365日の夜をどう使うか考える

皆さんは、年間に何回飲み会に参加しているか、数えたことがありますか。一年間を週で数えると、50週程度です。

カレンダーブロックなどのルールを使うと、一週間に参加する飲み会の回数はもっとも多くて3回になります。年間に直すと、3回×50週で150回です。飲み会が一週間に2回だと100回、一週間に1回だと50回となります。私は現在、一週間に1回から2回の飲み会に参加しています。

ただ、まったく予定を入れない週もあるので、だいたい一年間で70回程度の飲み会に参加していることになります。

そして年間70回の飲み会の機会を、どのように活かすかということを意識しながら日頃の予定を入れています。

一年365日のうちの295日は、早寝早起きのためにルーティーンに沿って生活しています。一方、一年の19%に過ぎない残りの70日は、私にとって、とても貴重な社交の機会となります。

ですから、この70回の飲み会の機会を、どのように割り振って使うかを考える必要があるのです。社会に出た当初は、学生時代の友人との飲み会がたくさんありました。

しかし、自分なりに飲み会のルールを整えて、一年間に70回の飲み会をどう割り振るかと考えるようになると、出席する飲み会は大きく変わっていきました。

結論からいうと、新しい人との出会いのため、もしくは知り合って間もない人との信頼構築のための飲み会を優先するようになりました。過去の交友関係も大切です。しかし、社会人として仕事で成果を出していくためには、新しい縁を育むことが必要です。

ですから70回の割合は新しい人、もしくは関係を構築している最中の人との飲み会が8割、旧友や以前に知り合った人との飲み会が2割となっています。

これはもちろん、旧友との仲や以前の縁を軽んじているのではありません。のちほど詳しく触れますが、旧友と会う回数を減らしても良好な関係を維持する方法があるのです。

頻度を少なくすること自体がそのコツです。頻度を少なくすると、一回の飲み会での会話がとても濃密になり、よい関係を長く続けることが出来るようになります。

これは、離れて暮らす母の手料理を、人生のうちであと何回食べることが出来るかという見方と似ているのかもしれません。

母の年齢、寿命、そして一年に会う回数を考えると、一回一回の手料理を食べる機会が、とても貴重に思えます。

同様に人間関係の維持も、会う頻度が限られていれば限られているほど、一回を大切にしたいという気持ちになります。

新しい人との出会い、現在進行中の人との関係構築、そして旧友らとの関係維持、これらを意識しながら一年365日の夜の使い方を考えていくのがポイントです。

角を立てずに飲み会を断る

早寝早起きの生活を始めて慣れてくると、飲み会の予定をある程度制限したくなります。

夜の飲み会よりも朝早く起きて活動したほうが、よほど生産性が高く、気持ちも爽やかになることを体感するからです。

また先にも触れたように、一年365日の夜の使い方を決めると、たくさんの飲み会の予定は入れづらくなります。すると、ここでひとつの悩ましい問題が出てきます。それは飲み会の誘いをどうやって断るかということです。

飲み会に誘われても出来れば断りたいということは、突き詰めて考えると「私はあなたと飲みに行くよりも、自分の時間を大事にしたい」という意味になります。ただし、これをそのまま口にしてしまえば、人間関係は当然ですが悪化します。

そうかといって、人に嫌われるのを恐れて、誘われるままに飲み会に参加していては、自分のつくりあげたペースを崩してしまい自己嫌悪に陥りかねません。

せっかく自己肯定感を高めるために早寝早起きの生活を始めているのに、それでは逆効果です。そうならないために、私が試みてきた飲み会の断り方をいくつかご紹介しましょう。

まず、「早起き人間で、夜は早く寝る」というキャラクターをつくりあげることです。

現実的に、朝型の生活をしている人は、早朝から精力的に活動しています。

それを見ている周囲の人たちは、「たしかにあの人は朝が早いから夜は難しいかもね」と解釈してくれるようになります。

そうなれば、仮に飲み会の誘いを断ったとしても、「あなたと飲みに行きたくないから」という受け取り方はされません。「朝が早いから夜は難しい」と多くの人が理解をしてくれるようになります。

また、せっかく誘ってくれたのに断りっぱなしでは申し訳ないという場合は、こちらから「飲み会ではなくて、モーニングかランチはどうでしょう」と提案してみるのも手です。

3時間で5千円をかけて飲み会をするよりも、1時間千円でアルコール抜きの会話をしたほうが、よほど深い話が出来ることもあります。

私の場合、モーニングやランチにいった人とも、飲み会にいった人と同じように良好な人間関係を築けています。

また、シンプルに「今月は予定が入っていますので、またの機会に」と断る方法もあります。予定が空いているのに断りづらいと思う方もいるかもしれません。ただ飲み会よりも大事なのは自分との約束です。

週2回くらいは夜の時間を「自分との約束」とカレンダーに記載して、それを他の予定と同じように扱うのも、ひとつの方法だと思います。

金曜日は入れない、日曜日は入れない、飲み会の前日と翌日はブロックするというルールを適用すると、早いペースで予定は塞がっていきます。

スケジュールを見ながら、本当に都合が悪いときには、正直に伝えればいいと思います。

「飲み会マイルール」を決める

飲み会の断り方について見てみましたが、そうはいってもやはり、飲み会にある程度参加したいという人もたくさんいることと思います。

飲み会に参加できないのなら、早起きはしなくてもいいという気持ちになってしまったら、それこそ意味がありません。しかしそうかといって、飲み会を優先してばかりいては、早寝早起きの継続は難しくなります。

飲み会と早起きを両立させるためには、飲み会に参加する上での自分の基本的なルール(飲み会マイルール)を決めることが大切です。

自分の決めたルールに従って飲み会に参加するようにすれば、夜の会食だけを優先することはなくなります。

ここで、マイルールづくりのヒントを挙げてみましょう。まず、飲み会に参加する人数についてです。私は、自分を含めて4人以内の飲み会にしか参加しません。飲み会は人数が増えるほど、話が出来なくなります。

5人以上になるとテーブルが分かれてしまうこともあります。10人くらいになると、ただの騒がしい宴会にしかなりません。

こうなってしまうと、誰と何を話したのかということさえ記憶に残らない、ただの虚しい時間になってしまいます。

ですので、参加する飲み会は4人以内のものと決めています。次に、自分のアルコールの上限の量を決めておくことが大切です。これは人によって違いますので、自分自身で決めるしかありません。

何杯飲むのかは、「どんなに楽しくても、これ以上飲んだら翌朝に影響しかねないので、その手前でやめる」という基準で決めます。

誤解をしていただきたくないのは、「ここまで飲んでも、記憶がある」とか、「ここまでであれば、二日酔いにならない」という基準で飲む量を決めないことです。

この基準で考えてしまうと「自分はここまで飲める」という、自身の最大値で設定することになります。

そうではなく、「ここまでであれば翌日の体調にまったく影響がない」という範囲で、飲む量を決めるのがよいでしょう。私は、ビールをジョッキ2杯まで、と決めています。

それ以上は、どんなに話が盛り上がっていても、アルコールは飲まずにウーロン茶などに切り替えます。また、飲み会の時間帯にも注意を払う必要があります。

夜更かしをして就寝時間が遅くなった場合には、シンデレラルールを活用するという手があります。

しかし、これはなるべく使いたくありませんし、頻繁に使うと朝型の生活が根本から崩れることにもなりかねません。

そうならないためにも、飲み会の時間帯には気を付ける必要があります。まず、私は20時以降に始まる飲み会には参加しません。

20時以降に始まると、どんなに早く終わっても22時になり、急いで帰宅しても就寝時間は24時になります。

最初からシンデレラルールを適用しないといけないとわかる飲み会には、いかないことにしています。

シンデレラルールは、「結果として夜更かしになってしまったので、睡眠負債を溜めないために起床時間を遅くする」ときに活用するものです。

私は、開始時間が18時や18時半からの飲み会に参加します。そして、可能なときには、最初に会食を終える時刻を伝えるようにしています。

例えば、飲み会の幹事に「今日は20時半までには上がりましょう」と伝えておくと、その時間にお開きにすることが出来ます。

そうすれば、飲み会のあった日でもシンデレラルールを適用することはなく、22時に就寝できます。また一対一で相手と飲む場合には、たとえ1時間でも充分に話をすることが出来ます。

仮に19時から始めたとしても、20時にはお開きに出来ますので、一対一で飲む場合は「一時間一本勝負で行きましょう」といった具合に、事前に相手に伝えることもあります。

このように、飲み会と早起きを両立させるには、カレンダーブロック以外にも、参加する人数、飲む量、時間帯に注意を払い、自分のルールを決めておくことが大切です。

率先して幹事をする

仕事や友人との付き合いなどで、時と場合によってはモーニングやランチではなく、夜に飲み会の席を設けて話をしたいということもあります。

出席することがわかっている飲み会があるときは、率先して幹事に名乗り出ましょう。そうすれば飲み会の時間帯や場所、参加人数を、自分で決められます。

もちろん、これは相手のことも考慮しながら進めなければなりません。あまりにも自分本位の設定では、せっかくの懇親の場がしらけてしまいます。

参加する人たちのことを考えながら、例えば場所は新宿でも渋谷でも大差がなければ、自宅に近い渋谷でお店の予約をします。

また時間帯も朝型の生活に都合のよいように、18時半までに始めて20時半には終わりにするようにします。

「コースにすると3時間飲み放題!」といったお店もありますが、私は、そのようなお店は避けるようにしています。

時間が長くなりますし、アルコールの量も通常より増えることになりがちだからです。

幹事役を率先して引き受けるとわかりますが、参加者からはその労をねぎらってもらえますし、また自分の都合も通しやすくなります。

人に喜んでもらえて、自分の早寝早起きにも支障を来しませんので、もし飲み会の流れになったら率先して幹事役をすることをお勧めします。

2次会は卒業しよう

自分が幹事をした飲み会ではもちろんのこと、他人から声がかかって参加した飲み会でも、私は2次会にはいっさい参加しません。本書でも堂々と「2次会は廃止にしよう」と宣言したいくらいの気持ちです。

まず2次会に行けば余計なお金がかかります。1次会で5千円を使い、さらに2次会では料理にあまり手をつけないにもかかわらず、だいたい3千円程度の出費になります。

参加者が酔いに任せて単価の高いアルコール類を多く飲む傾向にあるからです。1次会に比べて2次会は、明らかにコストパフォーマンスが落ちます。また当然のことながら、帰宅時間が遅くなり、寝る時間にも影響します。

せっかく1次会をほどよい時間帯に設定できたとしても、2次会に出るのでは意味がありません。貴重なお金と時間を使って、不愉快な気持ちになるのが2次会という存在だと私は思っています。

「2次会に参加しないと今後の人間関係に影響が出るのでは?」と思う人もいるでしょう。1次会が終わり、店を出てから2次会に行こうという流れになった場合、その誘いを断るのには、それなりの勇気が要ります。

好意で声をかけてくれているのに不参加でいると、その人に嫌われはしないかという気持ちが出ます。また仮に2次会に誘われなかったら、それはそれで複雑な心境になります。

1次会はオフィシャルな飲み会であり、2次会は私的な会話を楽しむところで、自分はそこには必要とされていないなどといった妄想が出てくるかもしれません。

このようにメリットのない2次会は、1次会の参加人数が多いときに起こりやすくなります。

1次会で話し足りなかったり、テーブルが分かれていて話したい人とまったく話が出来なかったときに、「2次会に行こう」という声が出やすいのです。内容の濃い話が出来るのは、先にも触れたように4人以内の飲み会です。

4人で2時間程度の会食をすれば、もう充分に話したという気持ちになり2次会の必要性は感じなくなります。飲み会は会議と似ています。

参加する人数が多ければ多いほど発言する機会は少なくなり、そこに座っているだけという状況になりがちです。

そういう空虚な時間を過ごさないためにも、自分が参加する飲み会は、やはり自分で人数の上限を決めたほうがいいでしょう。

仕事の会食には参加する

先にも触れたように、職場の同僚等とのコミュニケーションには極力ランチを活用して、夜の飲み会は減らすのがよいと思います。しかし、職種によっては、どうしても夜の会食や宴席がある場合もあるでしょう。

例えば、営業職の方の仕事には、接待が付き物かもしれません。また何かのプロジェクトを任されている人は、キックオフパーティーや食事を共にしたビジネスミーティングが当然のようにあるでしょう。

また組織で働いている人であれば、ほとんどの人が職場の歓送迎会や忘年会、新年会といった飲み会に参加する機会があります。

さらに上役から「ちょっと大事な話があるのだが、今週の夜、空いていないか」などといわれれば、さすがに「ランチでいいですか」とはいいにくい面があります。

職場で開かれるこのような飲み会は仕事です。仕事ですから仕事としてきちんと出席する必要があります。

当然のことながら、「早寝早起きをしているので出席できません」などとはいうべきではありません。

まず仕事としての飲み会の予定が入ったら、同時に前日の夜と翌日の夜をカレンダーブロックします。

また仕事要素の強い飲み会では、自分の意思で早々にお開きにしたり、時間帯を指定したりすることは出来ません。

ですから、あらかじめシンデレラルールを活用することを前提にして、その日のスケジュールを組んでおきましょう。

先に、シンデレラルールの適用には、回数制限を設けるべきだと述べましたが、仕事での飲み会が続く場合には、その限りではありません。

シンデレラルールを使って睡眠時間をきちんと確保し、飲み会の続く時期が過ぎてから、再び早寝早起きの生活に戻せば問題ありません。

旧友と会う日と頻度を決める

前述のように、旧友などとの関係を良好なものに保つには、会う頻度を決めておくことがコツです。定期的にしておくといいと思います。ここでいう「定期的」というのは、半年や一年のペースのことです。

月に1回、旧友との飲み会をしているのであれば、思い切って半年、あるいは一年に一度にしてみましょう。

「良好なものに保つなら、会う頻度を多くすべきだろう」という声が聞こえてきそうです。しかし、違うのです。

会う頻度を少なくすると、一回の飲み会での会話がとても濃密になり、よい関係を長く続けることが出来るようになるのです。私は今でも小中学校時代の友人、高校時代の友人、大学時代の友人と付き合いがあります。

特に仲のよかったメンバーとは、一年のうちであらかじめ会う日を決めています。毎年、同じ日にそれぞれの時代の旧友と会うことにしています。

例えば大学時代の友人とは、毎年12月第3週の土日にコテージに泊まりにいきます。高校時代の友人とは12月30日に会い、小中学校時代の友人とは1月1日に会うといった具合です。

普段、頻繁に会っているわけではありませんので、毎回彼らと会うのが大きな楽しみになっています。実際に会うと、昔からの付き合いであるのにもかかわらず、とても新鮮な印象を受けます。

一年に一度しか会いませんので、飲み会での一瞬の時間をとても大切にします。メンバーはお互いに丁寧なコミュニケーションを取ろうとします。無駄な話や後ろ向きの話はせずに、この話をしないといけないという内容を、それぞれが話します。

「いつでも会えるから、この話はしなくていい」とはならないのです。これだけは絶対に話しておこうという話題をそれぞれが出すので、内容は濃密で、飲み会は熱気を帯びます。相談やそれぞれの分野の仕事に関する質問も出ます。

次に会うのは1年後になってしまうので、皆きちんとそれぞれの話題に対して真剣に話を聞き、踏み込んだアドバイスをすることもあります。

前述のように、一年365日のうちの飲み会の回数を決め、その内容を絞り込みます。そして、旧友とは会う頻度も決めて長く付き合うようにします。

すると、飲み会と早起きが両立するだけでなく、新しい人との縁と旧知の人との縁も、両立が可能となるのです。

「ポジティブな飲み会」のみに参加する

ここまで、飲み会と早起きを両立させるという視点で、飲み会に対するスタンスを考えてきました。

すると、早起きをする人にとっての飲み会とは、「酒を楽しむ場ではなく、話を楽しむ場」であることが見えてきたと思います。

適正な人数で、飲む量を決めて、時間帯を守りながら人との会話を楽しむのが、早起きと両立できる飲み会のあり方だと感じます。

とくに、集まった人たちとよい話が出来たときに、「ポジティブな飲み会」に参加したという充実感が得られます。

「ポジティブな飲み会」とは、別の言葉でいえば「前に進むヒントを得られた飲み会」とも表現できると思います。

つまり、人と会い話をすることによって、明日からの生きるヒントが得られたり、不安や悩みが解決できたりといった前向きなものが、「ポジティブな飲み会」です。

たくさん飲んで酔っぱらったり、酒の勢いで愚痴をまき散らしたり、羽目を外して深夜までダラダラと飲んだりするのは、「ポジティブな飲み会」とはいえません。

結局、飲み会と早起きを両立させる究極のコツは、「ポジティブな飲み会」だけに参加することです。

「ポジティブな飲み会」だけに参加することを心がけて、日々のスケジュールを組んでいけば、必ず飲み会と早起きは両立させることが出来るのです。

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