MENU

4章▼明日から「朝」を変えるマインドセット

毎晩、満足感を持って眠るためには、毎朝、決意を持って起きなければならない。──ジョージ・ロリマー

1日の最初に行う習慣的行為は、もっとも影響力が大きいと言える。心と1日の流れの設定に影響を与え、それが1日の終わりまで続くからである。──エベン・ペーガン

質問。あなたが今朝、ベッドから出た理由はなんだろう。ちょっと考えてみてほしい。どうして毎朝起きるのだろうか。

ぬくぬくと居心地のいいベッドから出る理由は、そうしたいから?起きなければいけない時間だから?たいていの人は、毎朝容赦ないアラームの音で目を覚まし、しぶしぶベッドから這い出る。

理由は、行かなければならない場所があり、しなければならないことがあり、誰かに返事をしたり誰かの世話をしたりするため。選べるなら、そのまま寝ている人が大半だろう。

ほとんどの人は、起きるのに抵抗して無意識にスヌーズボタンを押す。しかしこれは、「理想の人生を目指して意識的に生きるよりも、ベッドで寝ているほうがいい」と宇宙に向かって宣言しているようなものだ。

ほとんどの人は、そこそこ平凡な人生で、まあまあの能力を発揮できればいいとあきらめている。でも、僕たちはそうじゃない。

もっと高いレベルの成功ができると信じている。……なのに、行き詰まりを感じ、脱出できる方法がわからないのだ。

目次

スヌーズボタンを押すのは負け──目覚めの真実とは

「スヌーズボタンを押すのは敗北宣言だ」という格言をご存じだろうか。この言葉には、かなり深い意味がある。

ギリギリまでベッドにとどまるような1日のスタートを切るのは、自分の人生の可能性に抵抗する行為なのだ。

スヌーズボタンを押すたびに、自分の人生と今日の1日に、そして夢への一歩を踏み出すことに、抵抗していることになる。

アラーム音が鳴ると、「もう時間か。起きるのはイヤだなあ」という返事を心の声でする。これは「自分の人生がイヤだ、頑張るのがイヤだ」と宣言しているようなもの。

自分の周りにネガティブなエネルギーを集めた状態で、1日を始めることになる。うつ症状に苦しむ人の多くは、朝の時間がもっとも辛いと報告している。

どんよりした気分で目が覚めると、朝の調子が、その日1日に強力な影響を与えてしまう。イヤな気分で目を覚ますと、その気持ちで1日を過ごし、不安や落ち込みを感じながら眠りにつき、翌日も憂うつなサイクルを繰り返すことになる。

一方、毎朝、情熱と目的を持って目を覚ます人は、望み通りの人生を手にする数パーセントの人の仲間入りができる。

何よりも重要なのは、幸せになれることだ。朝の目覚めに対するアプローチを変えるだけで、あらゆることが変化するのだ。僕以外にも、早起きを推奨する著名人は大勢いる。

オプラ・ウィンフリー、アンソニー・ロビンズ、ビル・ゲイツ、ハワード・シュルツ、ディーパック・チョプラ、ウエイン・W・ダイアー、トーマス・ジェファーソン、ベンジャミン・フランクリン、アルバート・アインシュタイン、アリストテレス……そう、誰もが知っている成功者たちだ。

あなたは毎朝、出勤や通学や家族の世話をする時間ギリギリまでスヌーズボタンを押し続け、夜はテレビの前でウトウトしてからベッドに入るだろうか(以前の僕はそうだった)。だとしたら、こう問いかけたい。

一体いつ、望み通りの成功と自由を得るのにふさわしい人間に成長するために努力するつもりなんだ?

いつになったら、現実逃避のためにあらゆる方向にぶれ続けてダラダラ過ごすのをやめるんだ?なりたい自分になる。望み通りの人生にアップグレードする。これまでの自分とさよならする。

そうするなら、今日よりも適した日はない。心から望む人生を引き寄せ、維持できる人間になる方法を知りたいなら、今あなたが手にしている本に勝る教材はない。

本当に必要な睡眠時間はどれくらいだろう?

専門家の話を総合すると、人が十分に回復するのに最適な睡眠時間として「○時間」という絶対的な数字はない。理想の睡眠時間は人によって違い、年齢、遺伝、健康状態や、運動量などの複数の要因が影響する。

7時間がベストの人もいれば、生産性が高く幸せな生活を送るためにはどうしても9時間必要な人もいる。

米国立睡眠財団によると、長時間睡眠(9時間以上)は、死亡率(病気・事故)を増加させ、ときには死を招くという研究データがあるそうだ。

また同じ研究により、うつ病が、長時間睡眠と強い関連があるというデータも示されている。

しかし、これに反する証拠を示す研究や専門家も多く、必要な睡眠に個人差があることから、ここでは睡眠に対する正しいアプローチはひとつしかない、というスタンスはとらずに、自分の経験や実験から得られた結果を紹介したいと思う。ただし体調によって個人差があることを、前もってお断りしておきたい。

短時間でもスッキリ目覚める方法

自分でさまざまな睡眠時間を試し、モーニングメソッドの実践者たちとの情報を統合した結果、僕が出した結論は、睡眠と体調の関係は、その人が「自分に必要だと感じている睡眠時間」に影響を受ける、ということ。

目覚めたときの気分は、「本当の睡眠時間」だけではなく、「何時間必要だと考えているか」に大きく左右されるのだ。

たとえばあなたが、疲れをとるのに8時間の睡眠が必要だと信じているとしよう。明日朝6時に起きる予定で夜中の0時にベッドに入ったとしたら、こう思うのではないか。

「8時間は必要なのに、今夜は6時間しか眠れない。明日は疲れがとれていないだろう」これでは、自ら明日の自分が不調になる予言をしているも同然だ。

翌朝は疲れているはずだと自分に言い聞かせるようなことをすれば、それが現実となる。

8時間眠らなければ疲れがとれないと思い込んでいれば、それ以下の睡眠時間では疲れがとれないという身体の反応になる。

では、思い込みを変えればどうなるだろう?そこで、さまざまな睡眠時間を自分で実験してみた。短くて4時間、多くて9時間だ。

さらに、どの睡眠時間を選ぶ場合も「この睡眠時間では足りないから翌朝は疲れている」と寝る前の自分に言い聞かせてみた。

4時間の睡眠の後、目覚めると疲れていた。5時間の睡眠の後、目覚めると疲れていた。6時間の睡眠の後、もうおわかりだろう──疲れていた。

7時間……8時間……9時間……何時間眠っても、朝アラーム時計が鳴ったときの気分は変わらなかった。

ベッドに入る前に「睡眠時間が足りない、翌朝は疲れている」と言い聞かせている限り、その通りの気分になってしまうのだ。

今度は実験を変えてみた。

睡眠時間は同じく4時間から9時間だが、眠る前に「翌朝目覚めたときはエネルギーに満たされている」と言い聞かせるのだ。

具体的には次のアファメーションを唱えた。

「今夜僕に5時間の睡眠を与えていただき、ありがとうございます。5時間は、僕が疲れをとり、朝エネルギーに満ちた状態で起きるのにちょうどいい長さです。僕の現実は僕がつくります。僕は、明日の朝エネルギーに満ちた状態で目覚め、ワクワクした気持ちで1日を始めます」

実験の結果──4時間から9時間まで、1時間刻みで睡眠時間を変え、その長さがパーフェクトだと言い聞かせて眠ったところ、毎回、かつてないほどにいい気分で目覚めることができた。

ぜひあなたも自分で試してみてほしい。自分に本当に必要な睡眠時間を見直すと共に、寝る前に翌朝スッキリ目覚められるように考え方を変えてみよう。

毎朝「クリスマスの朝の気分」で目を覚ますために

これまでの人生で、朝ワクワクした気持ちで目を覚ましたときを思い出してみよう。何カ月も前から楽しみにしていた休暇旅行の飛行機に間に合うための早起き。

楽しみにしていた新しい仕事の初出勤の朝。学校の1日目。結婚式の日。去年の誕生日。

僕の場合は、睡眠時間の長短にかかわらず、最高にワクワクした気分で目を覚ました朝といえば、子どもの頃のクリスマスの朝だ。

あなたもそんな目覚めの気分を覚えているだろうか。ベッドから這い出るように起きることは、まずないはずだ。

起きるのが待ち遠しくてしかたがなくて、エネルギーにあふれ、眠気なんて一瞬で吹き飛ぶ。急いで布団をめくってベッドから降りる頃には、すでに1日を始める準備ができていた。

あなたの毎日が、こんなふうだったらどうだろう。できるわけがない?いや、可能なのだ。

「人生を変えるモーニングメソッド」から得られる大きな収穫のひとつは、あなたが再びエネルギーに満ちたワクワクした気分で目覚めるようになることだ。

これからは、毎日それが続く。あなたは目的意識を持ってベッドから出る。「義務」ではなく、心から「希望」して起きるのだ。

そして毎日いくらかの時間を、自分を成長させるために捧げることができるようになる。この上なく充実した、理想の人生に見合った人間になるために、時間を使うようになるのだ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次