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5章▼スヌーズボタンを使わない目覚めのポイント

考えてみたら、朝にスヌーズボタンを押すなんて、変な話だよ。

「僕は朝起きるのが大嫌いだから、何度も何度もやり直すんだ」と言っているようなものだ。──ディミトリ・マーティン

朝がもっと遅く始まれば、もっと好きになれるのに。──匿名

最初に言っておくが、僕自身、これから紹介するテクニックを習得しなければ、今頃まだ眠っているか、アラーム時計のスヌーズボタンを押し続けているだろう。

さらに有害なことに「僕は朝型人間じゃないから」という思い込みに縛られていたはずだ。早起きが好きな人はまれだが、早起きしたときの気分が嫌いな人はいない。エクササイズも似たようなものだ。

ジムに足を運ぶのを億劫に感じる人は多いが、ジムに到着した後にイヤな気分になる人はいない。早起きのうちでも特に、「目的のある」早起きは、必ずあなたの1日の始まりにエネルギーを与えてくれる。

目次

「起きたい気分」になる5つのステップ

アラーム時計が鳴ったときに深い眠りから目を覚ます。でも、心地よいベッドから出たくない。

目覚まし音がだんだん大きくなるときの「起きたい気分のレベル」を1から10(1は何が何でも起きたくない、10は今すぐ起きて1日を始められる)で測定すると、「1」か「2」の人が大半のはずだ。

まだ寝ぼけているときに、スヌーズボタンを押して寝直したくなるのは、自然の流れだ。起きたい気分が「1」か「2」レベルのときに、眠気を吹き飛ばして素晴らしい1日を始める意欲を出すにはどうすればいいか。

答えはシンプル。一気に何もかもやろうとしないで、1ステップずつに行動を区切って行うことだ。ここでは、スムーズに起きるための5つのステップを紹介しよう。

ステップ1前夜のうちに意志を固める

すっきり目覚めるための第一のポイントとして、覚えておいてほしい言葉がある。

「朝起きて最初に考えたことは、たいてい、寝る前最後に考えたのと同じ内容である」

翌朝起きるのが楽しみでワクワクして寝つけないような夜の場合は、アラーム時計が鳴るか鳴らないかのタイミングで、ぱっちりと目が覚め、起き上がる前から、1日を始める意欲と喜びに満ちている。

ところが、眠る前に最後に考えたのが、「信じられない、あと6時間で起きなきゃならないなんて。疲れがとれないまま朝になりそうだ」だと、朝アラーム時計が鳴って最初に考えるのは、こんなこと。

「なんてことだ。もう6時間もたったのか。まだ寝ていたいのに!」重要なのは、翌朝に前向きな期待を持つ意識を、毎晩、積極的に持つ努力をすることだ。

強い決意を自分に宣言するにあたっては、僕は寝る前にこんなふうに考えるようにしている。

「毎朝自分を高める努力をし、規律正しく生きることを通じて、本当に自分が望み、なおかつ自分にふさわしいレベルの成功を引き寄せ、実現し、維持する」

「1日の始まりに自分のためだけの時間をとることで、雑事を離れ、大局的な視野を得る」

ステップ2アラーム時計をベッドから遠ざける

アラーム時計を、できるだけベッドから遠ざけてみよう。イヤでもアラームを止めるためにベッドから起き上がることになり、身体が動く。動くことでエネルギーが生み出される。

起き上がってベッドから出ることが、目覚める助けになるのだ。アラーム時計をベッドのそばに置いていると、自力で起き上がるのが難しくなる。

音が鳴ったときにまだ半分眠った状態なので、寝ぼけたまま転がって時計に近づき、アラームを止める……あなたにも経験がないだろうか。

無理やりにでもベッドから出てアラーム時計を消すことができれば、起きたい気分がたちまち「1」から「2」に上がる。ただし、眠気がとれるわけじゃない。

そこでやってほしいのが……

ステップ3歯を磨く

ここのポイントは、最初の2、3分は何も考えずにできることをやって、身体が目覚める準備期間を与えること。

アラーム時計を消したら、そのまま洗面所に直行して歯を磨き、顔を洗ってシャキッとさせる。このシンプルな手順だけで、起きたい気分が「2」から「3」か「4」に上がる。

口の中がミントの香りですっきりしたところで、今度は……

ステップ4コップ1杯の水を飲む

朝一番の水分補給は必須だ。眠っている間の6~8時間に、身体が軽い水分不足になっているからだ。水分が不足すると疲労につながる。

1日のうち、どんな時間でも疲れを感じたときは、たいてい必要なのは睡眠よりも水分なのだ。まずはコップ1杯の水から始めよう(前の晩に水を用意しておくことをおすすめする)。

飲むときは、自分が心地いいと感じるペースで。目的は、できるだけ早く身体と心を潤し、睡眠中に奪われた水分を補うことだ。

コップ1杯の水で水分補給ができたら、起きたい気分が「3」か「4」から「5」か「6」に上がる。

ステップ5運動ができる服に着替える

大切な最後のステップは、運動ができる服に着替えること。寝室を出たらさっそくモーニングメソッドの実践に入るためだ。

朝起きたらすぐにシャワーを浴びる習慣の人もいるが、エクササイズでひと汗流してから朝のシャワーを浴びるのがおすすめだ。朝のエクササイズは潜在能力を最大限にするのに欠かせない。

運動することで、精神、肉体、感情の状態が高まり、その日は1日、勝ちに行くことができる。エクササイズの詳細については次の章で解説する。

ここまでの5つのステップは、5分もあればできる。完了すれば起きたい気分のレベルが「7」か「8」になるはずだ。そうすればしめたもの。モーニングメソッドの間に眠くならないように自分を鞭打つ必要は格段に減るはずだ。

それでも起きるのが辛い人は環境をアレンジ!

この5つのステップは数千人への効果が実証されているが、これ以外にもすっきり目覚める道はある。モーニングメソッドの実践者からいただいたヒントをご紹介しよう。

寝室の照明にタイマーをつける

寝室の照明にタイマーを設置(「プログラムタイマー」は、ネットやホームセンターで入手可能)して、アラームが鳴ると同時に部屋の電気がつくようにセットする。

照明がつくことで身体と心に起きる時間だと教える作戦だ。もちろんタイマーをつけなくても、アラームが鳴ったらすぐに照明をつけたほうが起きやすくなるのは変わらない。

寝室のヒーターにタイマーをつける

冬季には、起きる時間の15分前に暖房のスイッチが入るようにプログラムタイマーを設定している人もいた。

夜は暖房をつけず、起きるときに部屋の温度を上げることで、布団から出やすくなる。効果は絶大だそうだ。さっそく今夜の準備から始めてほしい。

寝る前には、明日の朝、前向きに起きられるようなアファメーションを唱え、アラーム時計をベッドから離し、サイドテーブルにコップ1杯の水を準備して寝れば、翌朝の行動がスムーズに進んで頭も早くスッキリする。

あとはモーニングメソッドを実践するのみだ。

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