副業を成功させるリライトの極意副業初心者でもスラスラと文章を書けるようになる、リライトの極意とは?
内容はじめに第1章 リライトとは第2章 リライトは稼げるのかリライトの具体的なマネタイズ方法は?リライトはいくらぐらい稼げるのか第3章 リライトで最も重要なモノとはリライトはやっぱり真似?マインドを変えよう第4章 リライトのコツ第5章 リライトの未来AIの存在と影響AIのリライト・人間のリライトおわりに
はじめにこの度は本書を手にとっていただき、ありがとうございます。昨今のご時世で、在宅時間は増えたものの、その分収入が減ってしまった…という方も多く、自分の生活を守るために、副業を始める方が増えているようです。私が発行しているメルマガでも、「ブログで稼ごうという教材を買ったんですが、文章を書くのが苦手で全く進みません」という話が来ました。また、私自身の教材の中で、「この見本をリライトして投稿してください」と普通に表記したのですが、「リライトなんて言われても、そもそもやったこと無いし…どうやってやるんですか?」という、質問とも愚痴ともつかないメールを頂くようになりました。そうか、自分も最初の頃は文章苦手だったよな…リライトもやり方を色々調べたけど、なかなか上手く書けなかったし…。という何年か前の気持ちを思い出し、今なら少しは役に立てるかもしれないと考えて、本書の執筆を始めました。副業を始めた当時を振り返ると、文章を書くのが苦手だった主な理由の一つは、自分のオリジナルの文章がさっぱり浮かばないこと、もう一つはリライトなんて言って、他人の文章を真似して書いて、本当に大丈夫なんだろうか?という不安感でした。技術的なことは、ネットで検索すればある程度は分かるのですが、どうしても気持ち的に前向きになれず、キーボードを打つ手が進みませんでした。その当時の私は、何の実績も経験も無いのに、人の創ったモノを真似るなんて、正直カッコ悪いと思っていたのです。今思えば、ろくに文章を書けないことの方がカッコ悪いのですが、その頃は、この根拠の無いプライドが邪魔して、まったく行動できなかったのです。今回はそんな自分の経験から、リライトをする上で、実は最も重要だと思える「考え方」の部分、リライトはプロもやっている当たり前のことで、文章制作には不可欠な技術である…という、肯定的なマインドを持つことにページを割きました。本書を読み終わる頃には、「リライトっていうのも、思ったほど難しくないかもな」という軽い気持ちになってもらえると嬉しい限りです。
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第1章 リライトとはまず、リライトはrewriteであり、Recycle(リサイクル)やretry(リトライ)のように再○○という意味になります。直訳すれば「再び書く」ということです。ということなので、コピペや部分的な手直しでは無く、もう一度書くつもりで行うのがリライトということになります。この大前提を頭に入れながら、リライトについて、理解を深めて行きましょう。リライトの技術が必要なのは?普段の生活をしている中では、あまり「リライト」という言葉を聞く機会は無いと思います。以前から、文章を書く事を仕事にされている方、例えばブログを書いたり、クラウドソーシングで記事を書く仕事を請け負っている方などには、身近な言葉かも知れません。ところが最近では、ブログはもちろん、SNSなどの副業に取り組む人が増えたため、以前と比べると日常的に目にする文章の中に、リライトという単語が目立って来たように思います。パッと思い浮かぶ、副業でリライトが必要な人は、・ブログを書く人・Kindleなどで本を書く人 ・コンテンツを販売する人・リライトの仕事を請け負う人(クラウドソーシング)
などではないでしょうか?また、これらの文章を作る人達はもちろんですが、音声や動画を配信する人達も、台本やシナリオを元にコンテンツ作成をしているケースが多いので、そこでも文章作成・リライトは必要になって来ます。私もこうして、書籍を書いたり、メルマガで情報発信をする様になって、本格的にリライトを意識するようになりました。実際に、自分の教材コンテンツを制作する時にも、必ず参考にさせてもらう資料はいくつかあります。また、LP制作やセールスレターを書くときには、見本となるページのファイルをいくつか用意して作り始めます。短時間でクォリティーの高いものを作ろうと思ったら、これらのリライト作業は必須です。そういった、LP制作やWebサイトの制作を請け負う仕事の方も、セールスコピーやタイトルなどは、先人の良いものにインスパイアされて、制作しているケースが殆どです。ランディングページやセールスレターの見本をスワイプファイル…なんてカッコイい呼び方をしますが、要するに「パクリ用の見本一覧」なワケです。しかも、本職のWebデザイナーとかコピーライターが、「オススメのスワイプファイル20選」とか堂々とブログ記事にしてたりするので、えっ…そんなに当たり前のことだったの?という感じで、その存在を知ったことで、大きく考え方が変わりました。
第2章 リライトは稼げるのかリライトが上手くなりたいと考える人で、本業が文筆業で無い場合は、ズバリ副業で「稼ぎたい」「稼ぐ為にリライトの技術が必要」という方が大半だと思います。ただ、子供の頃の作文にしろ、読書感想文にしろ、卒業論文にしろ、先生から誰かの文章を見本にして、それを真似して書いていい、と教わったことはただの一度もありませんでしたよね?むしろ、いかに独創的で自分らしい文章を書けるかを、常に求められていたような気がします。しかし、すでに学生ではない我々が、この先「文章を書く」というとき、多くの場合「リライト」で事足りる場合が多いですし、時間効率でみても、むしろリライトの方が向いている場面が多いと思います。特に副業で稼ごう!と考えている人は、学生時代と違って、いつか役に立つかもしれないことを学んでいればいいのではなく、なるべく早めに収入を手に入れたいハズです。もちろん、文章に出来るオリジナルのアイデアがいくつもあって、すらすらと書き出せれば問題ないですが、そういう人は少数派でしょう。むしろ、すでに世の中に認められている手法なりアイデアを、分かりやすくまとめたり、違う視点で解説したり、独自の意見を加えたりして、読む側に不可価値を与えられる文章を書くことが、副業=リライトでお金を稼ぐ近道ではないでしょうか。リライトの具体的なマネタイズ方法は?何かをお金に換えることを「マネタイズ」といいますが、リライトをする事で、具体的にはどうやって稼ぐことが出来るのでしょうか?それには大きく分けて2つの方法があります。1つは、リライトする行為をお金に替える方法です。クラウドワークスやココナラなど、スキルを販売するプラットフォームに登録して、1文字いくら…とか、何記事でいくら…のような稼ぎ方になります。そしてもう1つは、リライトした後の文章をお金に替える方法になります。
ブログ記事を書いて販売したり、自分でアフィリエイトをしたり、もちろんこうして本を書いて出版する事で、広告収入や印税を手にする事が出来ます。前者は料理を作る技術に対して給料を貰って雇われているシェフ、後者は料理を提供する店を運営してその料理の対価をお客さんから貰っているオーナー、と言った立場ですね。どちらの方がいい、という事はありませんが、稼げる金額に差が出て来るのはお分かりいただけると思います。リライトはいくらぐらい稼げるのかリライトで収入を得よう、お金を稼ごうと考えた時、一番気になるのは「いったいどの位稼げるのか?」ではないでしょうか。前章で書いた立場の方が、それぞれリライト技術を駆使して取り組んだとして、どの位の収入が得られるのかを見ていきたいと思います。ブログブログでのマネタイズを考えた場合、その大半は、アフィリエイトだろうと思います。これはご存知の方が多いと思いますが、企業の広告を自分のブログに掲載することで、成約1件につきいくらという報酬を得られるモノです。少ないものでは数百円~高額なものであれば、1件2万円前後の報酬を手にすることも可能です。多い人では、ブログのアフィリエイト報酬だけで月に数百万円という方もいますので、夢のある分野だと言えます。殆どの場合、その広告の成約に向けて記事を書くことになり、レビュー記事などを元にリライトするケースが多いと思います。また、過去に投稿した記事を、キーワードを見直したり、現在の情勢に合った内容にリライトする場合もありますので、リライトを最も多用するのがブログです。Kindle出版書籍の出版というと、一般人には別世界で、その道の権威とか、専門家だけに必要なスキルと考えられていましたが、最近では「電子書籍」の普及により、本当に誰でも出版が可能になりました。出版した本がkindleで売れたり、無料で出してもページを読まれたりすれば、その分だけ報酬が入って来ますので、まずはそこでマネタイズはできます。
数万~数十万を出版で稼いでいる人は、実際にいます。ただ、書籍の出版だけで大きく稼ごうというのは、少々難しいかも知れません。出版することのメリットは、書籍そのもので稼ぐというより、ブランディングやリストマーケティングへの導入口の役割が大きいと思います。特に我々日本人は、「実は、本を出してまして…」と言われたら、それだけで凄い気がしてしまいますよね。その権威性を利用して、そこから自分のサービスを提供したり、コンテンツを販売するための、良質な顧客を集客できる入口となります。そう考えると、その先のサービスやコンテンツをマネタイズの場所と考えるのが早道と考えます。コンテンツ販売今回、私が本書を出版しようと考えた1番の目的が、一人でも多くの方にこの「コンテンツ販売」に取り組んでもらいたいと考えたからです。他のマネタイズ方法に比べて、気持ちの上での参入障壁は高いと思いますが、いざやってみれば、収入につながりやすく、外的な要因に左右されにくい、大変素晴らしいビジネスモデルです。ブログ作成や出版と比べても、早く大きく稼げる可能性が高いのが、このコンテンツ販売です。私自信もアフィリエイトでは月に1万円ぐらいしか稼げませんでしたが、コンテンツ販売を始めたおかげで、7桁の収入を得る事が可能になりました。それこそ、このコンテンツ販売だけで、億を稼ぐ人もいるというビジネスなので、思い切ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。クラウドソーシング代表的なクラウドソーシングサービスには、クラウドワークスやランサーズなどがありますが、ここでは「リライトをする」こと自体をお金に換える方法です。リライトする人の募集に応募するか、リライトしますというサービスを販売するかのどちらかになります。金額的には、リライトの場合の文字単価は、0.5円~1円ぐらいが中心ですので、1000文字で500円~1000円程度が目安でしょう。
あなたがリライトに慣れて、1時間で1000文字のリライトができれば、時給1000円と換算する事が出来ます。副業と考えれば悪くはありませんが、手を動かしていないと収入になりませんので、相応の努力は必要ですね。
第3章 リライトで最も重要なモノとはさて、ここからはリライトについて、掘り下げて行きたいと思います。私がリライトに対して、抵抗なく取り組めるようになった重要な秘密をお伝えして行きますので、ぜひ参考にしてみて下さい。リライトはやっぱり真似?リライトという言葉を、あまり良くないイメージで捉えている方も多いのですが、その場合の殆どが「盗作・コピペをごまかす為の技術」だと思っているからではないでしょうか。実際に、クラウドソーシングのサイトで募集されている案件を見ると、必ず「コピーチェックに掛けて類似率が30%以下でないと認めません」のような文言を見かけます。あたかも、コピー警察が取り締まりを行っている印象です。となると、あなたも「リライトはちょっと…」「著作権がどうのって言われると困るし」と言う、負のイメージが先行しがちかも知れません。著作権とは?我々がリライトをする上では、大なり小なり著作権に係わることになるので、ここで一度「著作権」について、ざっと把握しておきましょう。まず、著作権とは「著作物を保護するための権利」です。ここで言う「著作物」とは、「思想又は感情を創作的に表現したもので、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」と定義されています。逆に、「単なるデータ」は、思想又は感情を表現したものではないので、著作物には該当しません。また、「創作的」であることが要求されますので、他人の模倣をしたものや、ありふれたものは著作物とは認められず、著作権の対象とはなりません。さらに、理論や法則などの「アイデア」自体は、まだ表現されていないので著作物には該当しません。
「それ、同じことをやろうと思っていたのに!」は著作権の対象ではないということです。つまり、リライトで言えば、「創作物として表現された文章そのものをコピー&ペーストしたり、表現自体を真似したものは著作権の侵害である」と判断されます。ただし、頭の中身・・・考え方やノウハウ自体は著作物ではないため、仮に同じノウハウでも表現方法が違えば、著作権侵害にはならないということです。我々が目指すリライトは、この頭の中身を参考にさせてもらって、分かりやすい言葉にかみ砕いて表現し直す仕事だと、考えるといいでしょう。マインドを変えようとは言っても、リライトについてはまだまだいい印象の方ばかりではないと思います。やはり、元の文章をリライトした物が、コピペや真似だと分からないようにごまかす技術だと思っているからではないでしょうか?私も最初の頃はそう思っていたので、あなたの気持ちはよく分かります。ただ、もしもそんなに後ろめたいような技術であれば、ネットでおおっぴらにリライトの仕事などが依頼されると思いますか?ここからはいくつか例をあげて、リライトがいかに合理的なもので、どれほど一般的なことなのか、について触れて行きたいと思います。元ネタは言わば地図上のルートの中の一つと考えるあなたは、休みの日に彼女と車で行楽地に遊びに行こうと思っています。カーナビに目的地を入れると、オススメのルートが表示されました。ただ、このルートは、早くは着きそうですが、トンネルが多く景色も楽しめそうにありません。せっかく、遊びに行くのなら、早く着くのも大事だけど、途中のドライブでも彼女を楽しませてあげたいな…と考えたあなたは、海岸沿いのルートを選びました。これがリライトの方法の一つ、切り口を変えて付加価値を付けるという事です。
リライトは料理のようなモノだと理解する例えば、あなたは自分でレストランをやっています。何とかお客さんを増やすための、看板料理を作りたいと考えています。そんな時テレビで、自分の店と同じようなスタイルのお店で「行列が出来る」有名店の特集を見ました。こんな風に、行列が出来るような料理を出したいなぁと考えたあなたは…有名店で食べた料理の作り方を書いた、シェフのレシピノートを手に入れて、全く同じように作って自分の店で出すのが盗作です。その有名店にお客として食べに行き、自分の舌で感じた味を再現しつつ、その味にプラスαして自分の店で出すのがリライトになります。という感じで、文章を書くということは、料理とかなり似通っています。お金になる文章を書く人はプロの文筆家であり、料理でお金を貰う人はプロの料理人です。例えば、料理の世界でプロになるには、長い期間の修行や勉強によって、その技術を身に付けなくてはなりません。普通の主婦も料理はしますが、プロの料理人になりたいわけではありません。家族に美味しいと言ってもらえる料理が作りたいだけです。もちろん修行している暇は無いですし、帰宅後の短い時間で美味しい料理を作る方法が知りたいのです。その最も効果的な最短距離の方法が、プロが作ったもの、あるいは市販されている料理に、若干手を加えて別の料理にすることです。調味料を加えたり、味のベースを和から洋に変えたりすることで、元の料理の美味しさはそのままに、自分のオリジナル料理として生まれ変わります。いかがでしょう。
この考え方はそのままリライトにつながりそうたと思いませんか?オリジナルの文章とは?小説やエッセイなど、自分で文章を紡ぎ出す作家さん達は、オリジナルの文章を書いている…と言えるかも知れません。ここで、あえて濁す表現をしたのは、「本人はオリジナルのつもりでも、実は記憶の片隅に残っている文章から引っ張って来ているかもしれない」からです。コレは、文章だとよほどの読書家で無ければ気付かないかも知れませんが、同じように著作権のある音楽だと分かりやすいと思います。音楽は文章と違って、積極的に聞きに行かなくても、テレビや街角から流れて来るメロディーが、自然と耳に入って来て、その時の風景や匂い、感情などと共に、記憶の中に残っているので、「あれっ、このメロディーどこかで聞いたことあるな…」って事になりやすいのです。なので、よく著作権違反とか、パクリ疑惑とかニュースになる頻度が高いのも、音楽だったりします。文章にしろ音楽にしろ、本人が意識しないで、他の人が創ったモノに、寄ってしまっていることも珍しくありません。そう考えると、完全にオリジナルというのはなかなかハードルが高そうですね。ただ、本書ではリライトについてを扱うので、その対義語としての「オリジナル」とは何か?という定義をしておきたいと思います。「オリジナル」とは、あくまでも自分で考え出した創作物という前提で、発表した時点で、世の中に同じ物がまだ認知されていない物…と言うことでしょう。世の中の創作物の大半は模倣・流用では?こんな書き方をすると怒られるかもしれませんが、私はそのように思っています。そして、それに対してまったく悪い印象を持っていません。ちなみに、私は本業が呉服屋という職業柄、日本の古典的なデザインや絵画などに触れる機会が多く、仕事上そういった古典について勉強する必要もあります。
そんな中で出会ったのが「琳派(りんぱ)」です。琳派はオリジナルを目指していなかったちょうど5年ほど前、琳派生誕400年のイベントが各方面で行われました。琳派はその日本画らしい特徴から、着物の柄のモチーフとされることが多く、その年は琳派をオマージュした柄がたくさん創られたため、私も琳派について勉強する必要が出てきました。そこで私は、ある衝撃の事実を知る事になります。これは文章ではありませんが、日本画の「琳派」こそパクリが芸術として世界中に認められている代表例だ!ということが分かったのです。パクリとは失礼じゃないか…と言う声もあるかもしれませんが、当の本人達が認めているので問題ないだろうと思います…。まず、琳派とは後々の学者さんが名付けた名前で、本人達には「俺は琳派だ」という意識はありません。琳派の代表的作家、尾形光琳の「琳」の字を取って、分類のために名付けられたモノです。そして、その琳派を代表する作品に「風神雷神図」という屏風絵があります。恐らく、日本人であれば一度は目にした事があるだろうと思います。今回の東京オリンピックの記念硬貨にも使われているので、再び脚光を浴びているようです。その風神雷神図ですが、実はコレこそパクリ芸術の最高峰です。まずオリジナルと言われているのは俵屋宗達(たわらやそうたつ)が17世紀に描いた風神雷神図、続いてそれを尾形光琳(おがたこうりん)が18世紀になって模写します。その後19世紀に酒井抱一(さかいほういつ)、さらにはその弟子の鈴木其一(すずききいつ)が同じ題材、同じ構図で模写しているのです。中でも、尾形光琳は宗達の風神・雷神の大きさと全く同じサイズで描かれているため、上に紙を置いて複写したものと言われています。
それぞれ、先人の技術や芸術性へのリスペクトと共に、完全コピーを目指したもので、そこにはパクリや盗作などという後ろめたい気持ちは全く存在せず、ただただ目の前の素晴らしい絵画に、一歩でも近づきたいという純粋な気持ちで臨んだのです。我々もリライトをする時は、その原文を書いた人をリスペクトしつつ、さらに付加価値をつけてより良い文章にするぐらいの気持ちでリライトできるといいですね。ちなみにもう一つ付け加えると、オリジナルを描いた俵屋宗達でさえ、三十三間堂の風神・雷神を模写したものと言われています。車のデザインは、なぜ似ているのか?もう少し身近な日常のモノに目を移しましょう。あなたは毎日道路で車を見かけていると思います。その車を見ていて、多少の差こそあれ、タイヤが4つ付いていて、バンパーがあってボンネットからフロントガラス、屋根からリアガラス~トランクへと続くデザインは、どれも似たり寄ったりだな~と思いませんか?それこそ相当な車好きでもなければ、エンブレムの見えない横からの写真だったら、正直見分けがつかないのではないでしょうか。世界のそうそうたる大企業が、その道の有名デザイナーに大金を払ってデザインを任せているにしては、それほどの差は生まれていない気がするのはなぜなのでしょう?おそらくそれは、車としての役割、機能性を突き詰めていくと、それぞれの条件を満たすことが出来るスタイルが、よりオーソドックスな共通の枠組みに近づいて、標準化されていくのではないでしょうか?文章でも同じことが言えて、読みやすい文章、伝わりやすい文章を書こうとすると、表現に制約が生まれることで、大筋で似通ってきます。なので、オリジナル原稿で分かりやすい文章を目指しても、リライトで分かりやすい文章を目指しても、最後に着地する文章は似通っている可能性が高いのです。そういう意味では、文章作成も車の製作と同じで、ある程度パターン化された枠組みがあるので、逆にその決まり事の中でリライトした方が、効率的で伝わりやすい文章になるのです。これに関しては次章で、詳しく説明させて頂きます。※車のデザインに関しても、大手の自動車会社の歴史を振り返る本などを読むと、殆どの会社の創業者が堂々と「先に発表されていた○○社の車を真似て作った」と言っています。
第4章 リライトのコツここまでは、リライトする時に不安要因となる考え方や、マインドブロックを解放することを目的に進めてきましたが、ここからは具体的なリライトの手法について書いて行こうと思います。ただ、リライト肯定派の私ですが、部分的に語尾を替えたり、類義語に置き換えるだけの手法で、コピーコンテンツと判断されて著作権違反のメールに怯える日々は、できれば遠慮したいものです。置き替えや並び替えも、リライトの一つのテクニックとしては必要ですが、ここではさらにもう一歩踏み込んだリライトの方法・技術を解説していきます。■元の文章の設定を変えるそこに登場する人物の、年齢、性別を変える。時代を変える。住んでいる場所や働いている環境を変える。味方なのか敵なのか、良い人なのか悪い人なのかなど、役割を置き換えてみると、それに付随すること全てが、自然とリライト出来ます。■文章の難易度を変えるあなたが、書こうと思っている文章は、ブログ記事ですか?書籍ですか?どんな年齢層の読者が対象ですか?想定している読者層に合わせて、文章の難易度を変えてみましょう。例えば、テレビで経済の話を専門用語で話す先生と、噛み砕いた表現で、分かりやすく説明してくれる解説者は、どちらが需要ありそうですか?よほど専門分野の書籍やブログ記事を書くのでなければ、一般的には、専門用語はできるだけ減らし、優しい言葉で解説するのがセオリーです。また、外来語・英語は分かりやすい日本語に変換する方が、すんなりと読んでもらいやすいでしょう。
■スポットライトを当てる場所を変える映画のスピンオフ版のような発想で、本編の脇役を主人公にしてみる。例えば、元の文章では、挫折を乗り越えながら、金メダルを手に入れるランナーについて書かれている物語を、ランナーを支える家族にスポットライトを当てて書いてみるなどすると、もう一本分の文章ネタが出来ます。ここまで行くと、リライトというよりまったく別の、オリジナルの文章を書けるようになれますね!■例えを置き換えるこれは比較的使いやすいテクニックです。例えば…で始まる文章や、○○のような例が…といった文章の例の部分を、似たような意味を伝えられる別の例えに変えることで、一気にオリジナリティが出てきます。■文章を雛型化して、書きやすくする実は、文章を自由に書くというのは、思ったより難しい仕事です。これは、前章の「車のデザイン」として紹介した考え方になりますが、ある程度自分の書きやすい決まったパターン=雛型を作って、それを埋めるように書くとかなりスピードアップ出来ます。また、自分なりのパターンに当てはめると、文章が自分独自の表現に寄って来ますので、オリジナルに近づきますね。■具象化←→抽象化物事の視点を一度大きく広げて抽象化してぼやかし、それをもう一度具体的に狭めて行くと、着地点が若干ズレて来ます。表現を変えるだけよりも、物事自体が置き換えられるので、よりオリジナル性が出て来ます。■文章のLEGOブロック化
私が取り組んでいる方法の一つに、すべての文章を最小単位の一文に直して表現してみるという方法があります。意味が通じる最低範囲=主語・述語レベルの文章にしてみるのです。普通の文章を考えるなら、5W1Hとかまでを最小の1文と考えればいいのですが、リライトする場合はそれをさらに細分化します。細かい単位にした方が、後で組み合わせたり、入れ替えたりする時に、自由度が高く、オリジナル化しやすいのです。また、その最小単位にしたバラバラな文章を、伝えたい意図が失われないレベルで、取捨選択し、順番を替えたり、別の文章から持ってきたパーツと組み合わせて、LEGOブロックのように組み立て直します。■文章を大枠でとらえて、構造を変える文章の構造を変える…などと言うと、大げさに聞こえますが、一つの長文を並列型に置き換える方法です。並列型の文章を作る場合は、まず大枠の全体像を伝えます。これは、本のタイトルのような役割で、この本ではこんな内容を書いています。まず一つ目は…といった形ですね。そして、その後順に並べて肉付けをして行けば完成です。並べる時のコツは、3つぐらいを目安にすると、読む人が瞬時に理解しやすく、読みやすい印象を与えます。もし、それ以上並べる必要がある時は、メリット3つデメリット3つのように、分類すると分かりやすい表現になります。また、重要度が高い順に並べると、読者の意識に伝えたいことが伝わる文章になります。例えば、「はじめに、続いて、最後に」のように、時系列で並べるか、「まず、次に、さらに、まとめ」のように順序だてて並べると、構成自体が変わることで、オリジナルの文章からは、かなり離れた印象になります。■自分の体験・意見を加える
よりオリジナル度を高めるためには、自分の体験や意見を追加すると、紛れもないオリジナルの文章になります。もちろん、そのものズバリの体験で無くても、似たような経験や友人に聞いた体験談も有効です。リライトと言うと、逆に元の文章の流れや内容にとらわれて、そこから離れられないような印象を持つ方もいます。ブログ記事であれば、SEO的に重要なキーワードだけ残せば問題ありませんし、書籍やコンテンツ販売であれば、キモになる部分が伝われば、あとは原文と全く違っても良いのです。ここまで、読み進めて頂いたあなたは、リライトと言うより、文章書くのに近いな…と思われたかもしれません。そうなんです、入口がリライトだったので、終始リライトを軸に書いて来ましたが、オリジナルの文章を書こうと思っても、恐らく参考資料をまったく見ずに書くことは無いと思います。結局のところ、リライトの技術を極めれば、文章作成のスキル全般が向上するので、自然とオリジナル文章を書けるようになってきます。ただ、0からスタートするよりも、リライトの方が各段に書き進めやすいので、文章を書くことに苦手意識のある方は、まずはリライトから始めてみてはいかがでしょうか?
第5章 リライトの未来何年か前から、世の中の仕事の半分ぐらいは、AIによって奪われてしまう…と言われていますが、実際のところどうなんでしょうか?そして、我々が副業のために取り組んでいる、あるいはこれから取り組もうとしている文章・リライトの世界はどうなって行くのでしょうか?AIの存在と影響AIはArtificialIntelligenceの略で、一般的には人工知能と言われています。人間の脳の働きを模倣して作られた、学習型コンピューターです。AIがオセロや囲碁・将棋の対戦では、世界チャンピオンや名人に勝ったというニュースを見て、とうとうそんな時代になったのか、と驚いたのもかなり前の話です。近年のAIの進歩はめざましく、すでに私たちの生活に入り込んでいる分野もあちらこちらで見かけられます。最近では、AIの画像認識技術を使って、メルカリが商品を撮影したら出品に必要なデータを代わりに入力してくれるサービスを始めました。また、音声認識を使って家電などを操作するスマートスピーカーは、少し前までSF映画で見ていた世界が目の前にやって来た気分です。さらに過去の膨大なデータを解析することで、株式や為替の値動きを予測して、人間に投資のアドバイスをするサービスを行っている証券会社も珍しくありません。レールやガイドの無い一般道を、人間が「道路だと判断している条件」をAIが同じように認識して自動運転をする…という技術も、既に一般的になって来ました。言語を扱う分野では、カスタマーサービスとして、チャットボットでの応対をしている企業も多くなりました。また、あいまいな表現が多い人間の言葉をAIに理解させる「自然言語処理」と言われる技術の進歩で、文章の要約やSNSの解析なども行われています。最近では、とうとうAIに小説を書かせる実験なども行われているようです。
そうなって来ると、近い将来には多くの職業がAIに奪われる…という話も、段々と真実味を帯びて来ます。AIのリライト・人間のリライトそもそも、一般的なリライト手法で言うと、文章の順番や配置を変える、類義語など別の言葉に置き換える、言い回しを換えるなどの「AとBを換える」という作業は、恐らくAIの最も得意な分野だと思いますので、スピードや正確さでは我々人間に勝ち目はなさそうです。それはまずい・・・リライトをせっかくマスターしても、AIの方が早いし正確にリライト出来そうだ。今から覚えても使えないんじゃないか?さぁ、困りました。コンピューターが使うプログラミング言語だけでなく、人間が使うあいまいな言葉も理解・駆使して小説まで書くAI…我々に勝ち目はあるのでしょうか?その答えは、大丈夫…です!今後AIがさらに進歩し続けたたとしても、我々がAIに負けないと思われる方法がいくつかあります。一つは、自分の感じたこと、気持ちなどの感情を文章に織り交ぜることです。もう一つは、経験や過去の記憶を元に、自分の意見を加えることです。そして、我々人間の最大の強みは、「リライトした文章を読むのもやはり人間」であるという事実です。言葉のもつニュアンスや、行間に込められた意図・思いなど、言語化しにくい共感をその言葉に込めることが出来るからです。例えば、「春」「桜」という二つの単語から、我々人間は、柔らかい日差しと、少し霞んだ空、校門の卒業式の看板、風に踊る花びら…などなど、多くの方が連想出来る情景や共通するイメージみたいなものがあります。そういう、書く側と読む側の共通認識の上に成り立つ文章は強いと思います。我々が人間として成長して来た中で、自然と身に付いた感覚は、どんなにAIがデータを集めて賢くなっても、共感出来ないものだと思います。
近い将来、音声・映像などのコンテンツにしても文章にしても、小手先の技術に頼っているだけだと、あっという間に優秀なAIに仕事を奪われてしまうでしょう。最終的には、あなたのリライト文章に、書き手としての人間らしい感情、感覚、記憶、経験などを加えて、AIには真似できない、読み手側の人間らしさに寄り添った文章を書けるようになれば安泰ですね。
おわりに最後はかなり意識高めの内容になってしまいましたが、最初からそこを目指して行くと、早々に挫折してしまいますのでご注意ください(笑)。そもそも読み手を意識した文章が自由に書けるようなら、本書を手にとってませんし・・・ね。理想を遠くに見据えていたとしても、まずは簡単に出来るところから始めて行きましょう。そうです、琳派の画家達のように、良い文章を見つけたらリスペクトを込めつつ、最初は全文パクってみます。但しこの時は、コピー&ペーストするのでは無く、スマホやパソコンのキーボードで一度打ち込んでみた方がいいです。そうすることで、その筆者の独特の表現方法や、語調が自然と身に付きますし、最も伝えたい内容を汲み取ることもできます。そこからは、類義語を探して、言い換えてみたり、文章の順番を換えてみたり、設定を置き換えたり…基本的なリライト手法を行いながら、自分の文章にしていきます。あれ、さっきまでと言っていることが…と思ったあなた。なかなか鋭いですね!そうなんです、最終的にはどこから見てもオリジナルに見えるリライト文章を作ることを目指しますが、最初に目指すところは、内容よりも「日限までにとりあえず完成させる」を優先することが第一です。特に、クラウドソーシングなどで仕事として取り組むなら、内容よりも期限を第一にすべきでしょう。仮にあなたが、芥川賞確実と評されている作家だったとしても、完璧な作品を目指し過ぎて、その選考期間に間に合わなかったとしたら、何の賞も貰えませんよね。ということで、最初は模倣するところから始めて、とにかく何でも良いので、何か一つリライトして完成させてみましょう。リライトも5本、10本と書き進めることで慣れてコツが分かって来るので、段々と短い時間で良いものが書けるようになって来ます。
本書の読後、ブログなどどんな文章でも構いませんので、一つ試しにリライトをしてみて下さい。完成度は5割~7割ぐらいかな・・・という程度で構いません。というよりむしろ、その辺りを目指す感じでちょうどいい位だと思います。「完璧より完成を」・・・実際にリライトする場面になったら、この言葉を思い出してみて下さい。最後に、本書があなたのリライト力向上の一助になることを願っています。◆プレゼントのお知らせ◆本書を手に取って頂いた方は、少なからずリライトに興味がある方なのではないでしょうか?もし、あなたが「自分でもいつか出版をしてみたい!」とか「今読んだリライトの技術を試してみたい」と思われたら、是非こちらから メルマガにご登録下さい。1冊数千円の価値のある、電子書籍原稿(リライト用)をまとめて3冊分プレゼントさせて頂きます!メルマガに登録後、すぐにメールが届きますので、そちらのURLからダウンロード下さい。こちらのメルマガでは、リライトを活用して電子書籍を出版したり、コンテンツビジネスにつなげて行かれるような、有益な情報を配信していきます!桃次郎メルマガ『コンテンツ販売の最短ルート』の登録はコチラ↓http://inbox.secret.jp/frmkin
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