01ディズニーが考える理想の上司・先輩とは?
理想の上司・先輩とは?
ディズニーで理想の上司・先輩といわれるキャスト(ディズニーでは、アルバイト、正社員ともに「キャスト」と呼びます。)は、どのような上司・先輩なのでしょうか。
私が、ディズニーのキャスト体験を通じて知り得た理想の上司・先輩像をご紹介しましょう。
その上司・先輩像と比べて、はたして自分はどうか──まずは、現在の自分を振り返ってみてください。
リーダーシップをもっている理想的な上司・先輩の考え方や行動の根底には、ホスピタリティ・マインドに裏づけされたリーダーシップがあることはいうまでもありません。
このリーダーシップこそ、理想の上司・先輩となる必須条件です。
ゲストをよく見ているゲストが何か困っていることはないか、心から楽しんでいるか、ニーズに変化はないかと本当によくゲストを見ています。
そして、安全面などで何か気づいたことがあれば、すぐに声をかけます。
また、困っているゲストには、すぐに手を差しのべます。
後輩をよく見ている・後輩にマメに声をかける自分の後輩が、すべてのゲストにハピネスを提供しているかどうか、常に見ています。
そして、何か気づいたことがあれば、すぐに声をかけます。
改善点を見つけたら、すぐに改善するための行動を起こす何か改善点を見つけたら、すぐにそれを改善しようとします。
これがディズニーにおける理想的な上司・先輩像ですが、すべての業種・業態に共通する理想の上司・先輩像といえるのではないでしょうか。
最悪の上司・先輩とは?
最悪の上司・先輩は、文字どおり、理想の上司・先輩とは逆の行動をする人です。
ひと言でいえば、自分のことしか眼中にない上司・先輩といえます。
また、言っていることと、やっていることが違う上司・先輩も、後輩から見れば最悪でしょう。
最近めだつのは、後輩を注意する、忠告する、叱る上司・先輩が少ないことです。
たとえば、後輩のミスに気づいても、後輩に面と向かって叱ったり忠告したりすることができない上司・先輩が多いのです。
なかには、後になって、メールで注意するといったケースもあるといいます。
これでは、注意の内容よりも、「どうして、あのとき言ってくれなかったのか」という割り切れなさのほうが、後輩には強く印象に残ってしまうでしょう。
もちろん、ケース・バイ・ケースで一概にはいえませんが、まずは現場で、ミスをした後輩に面と向かって、注意したり叱ったりすべきです。
そのほうが、後輩も納得できるでしょう。
また、仕事の大切さ、仕事に対する責任の重さについて、実感できるはずです。
それは、当然、今後の仕事にも活かされ、ミスの軽減にもつながっていくことになります。
それが、会社にとって有益なことはいうまでもありません。
ただ、叱りっぱなしはよくありません。
ディズニーでは、・叱る前にほめる・叱った後、フォローすることが求められます。
「叱る」というコミュニケーション能力を身につける教育プログラムも設けられています。
ちなみに、ディズニー時代、私が調査したところ、93パーセントのキャストが、「上司や先輩から、自分に足りないところをきちんと教えてもらっている」と答えています。
裏を返せば、日頃から、上司・先輩が、それだけ後輩をよく見ていること、気がついた点があればマメに声をかけているということです。
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