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93  社員接点表で絆を結べ

鬼 100則   93社員接点表で絆を結べ  会社が大きくなるにつれ業務も大幅に増えた。新入社員がどんどん入社してくる。社員が 10 ~ 20名の頃は声をかけて居酒屋へ行くこともできた。ところが、 50名、 100名と社員が増え、次々と優秀な人が入ってくるに従い、近しく接することもままならず、かつての社員との間にも徐々に距離が生まれはじめる。  社長としても、古参社員との間に距離を感じ、以前ほどこちらの思いが伝わらなくなったと感じる。おそらく彼らも、自分たちはもはやこの会社のメインではないと思いはじめているのではないかと思う。  そこで「誰と、いつ、どんなときに、どれくらいの間、何を話したか」のポイントを記入する〝社員接点表〟を作成。 A君とは週 1 ~ 2回なのに、 B君とは 2カ月も話していないなどとわかれば、目の前の受話器を取り、「 B君、元気か」などと声をかける。その前に、毎月各店の店長から私のタブレットに送られてくる彼のデータに目を通しておく。これにより、わずかな時間で彼との距離をグッと縮める話ができる。  個人情報の問題はあるが、私は積極的に情報を集めた。おばあちゃんが手術を受けた、息子が小学校に受かったらしい、先週県下でベスト ○位の売上を達成したなど。目的はただ、会社の団結、社長の求心力アップ、そして社員の成長のため。  「会社がどんどん大きくなり社員個々との間に距離ができていく中でも、私のことを見つめていてくれる」と思ってもらえる社長を目指す。  各店を巡回する際も、接点の少なかった人に意識的に近づいて声をかけるようにする(ただし、交替勤務なので会えない人もいる)。とりわけ給料日を利用し、毎月振込日の数日前から全店舗を訪問。まず店長と面談して社員の新しい情報を仕入れる。そして、タブレットに送られてくる最新情報に目を通し、万全の態勢で 1人 1人との面談に臨む。  ホットな話題を織り込みつつ、「ご苦労様」と激励と感謝の言葉を添えながら給与明細を手渡す。思いは伝わり、「よし、頑張ろう」と思ってくれること請け合いである。  私は、パートさんを含め必ず月に 1回の接点を持つよう努力した。ここまでやっている社長は少ないと思う。社員が 100 ~ 200名に増えても、社員は「社長との絆は強い」と実感してくれるはずだ。要は「社長は私を見つめてくれている」がポイントなのだ。

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