9.共鳴トレーナーマニュアル筋力神経覚醒編平山了一
9.1.共鳴学このマニュアルは音程を基準にしていないので、「音符を利用したトレーニングや音階練習」はありません。実験と検証をくり返し完成させた100%オリジナルな研究結果です。共鳴ボイトレ法は「共鳴トレーナー」が生徒さんの共鳴を誘導するボイストレーニングです。そしてこの「共鳴ボイトレ法マニュアル」は「プロ共鳴トレーナー」育成の為の教科書であり、一般読者向けに書かれたボイストレーニング本ではありません。一般の方がこのマニュアルだけで「共鳴ボイトレ法」をマスターすることは難しいと思われます。その為に「プロトレーナー」の育成が必要なのです。でもガッカリしないでください。全て公開させて頂きました。副鼻腔炎や花粉症を改善できます。そしてヒントも沢山書いてあります。このマニュアルを「リードのベルカント唱法」を指導しているボイストレーナーさんにも、読んで頂きたいと願っています。解らなくてけっこうですから何度も読み返して下さい。その内いろいろなピースが結合し始めるはずです。すると今まで感じていた疑問や矛盾の答えが見つかるかもしれません。もし頭部を初め全身の呼吸の重要さに気づいた方がいらしたらKISSMUSICへいらして下さい。「頭式呼吸」は講習を受けて頂き会員になって頂ければ、どなたでも利用下さってけっこうです。(会費制)さらに興味を持って頂けたなら「共鳴トレーナー」の免許取得を目指して下さいね。私の願いは「声楽や医学」と共に、歌を科学に変える「共鳴学」という新分野が社会に認められることです。いつの日か沢山の共鳴学者が呼吸の大切さを研究してくれる日が来たら、世界中がもっと健康になるかもしれません。1.筋力神経覚醒共鳴の確認1筋力神経覚醒編共鳴の確認初めにレコーディングをしてBeforeの証拠を残して下さい。頭式呼吸の手入れ法1の鼻うがいはできましたか?鼻づまりを直す目的が共鳴ボイトレ法です。手入れを怠らないようにお願いします。解説これから共鳴ボイトレ法を始めます。目的は歌を上手に歌うことではありません。正常な呼吸機能へ戻す為のボイストレーニングです。全てのトレーニングを「地声」で行って下さい。また地声なのか分からない女性がまれにいますが、その場合は地声を見つけるまで少し時間が必要です。ですが筋力が鍛えられていくと、中盤で必ず見つけられます、安心して下さい。注意共鳴ボイトレ法を行う際は、自己責任で行って下さい。頭式呼吸の後半あたりから歌えるようになります。初めは基礎トレーニングで各ポイントの神経を目覚めさせましょう。共鳴ボイトレ法・オリジナル課題曲「聖~月の蝶」http://kissmusic.net/songs.html月よ星と光と共に我を照らしとくれ命短しサナギは蝶に空を仰ぎながらわらわりゃと朧月夜山の端に霞ふかし儚く消えてゆく命愛しい女になるてらりんふわりんああ月ノ蝶夏よきやしゃんせ1.共鳴ポイントの確認「共鳴ポイント」とは声が大きく響いている場所と考えて下さい。まず初めに「共鳴ポイント」の存在に気づいて頂きます。共鳴には体積が存在し凝縮すると局所になります。共鳴を局所で扱うと確認しやすくなります。それを共鳴ポイントと名づけました。では共鳴の確認から始めましょう。口を大きく開けてください。脳の意識を鼻に集中して下さい。地声の高めの音程で「えー」と鼻に響かせます。ベロや下あごを動かして緊張させると共鳴を引き下げてしまいます。ですから鼻周辺の筋力のみ使うことに集中して下さい。次に下唇に低めの音程で「えー」と地声で発声します。鼻の高さと下唇、これを交互に繰り返して下さい。声の響きが鼻と下唇の間を行き来している感覚がありますか?それが「共鳴」です。もう一度確認しましょう。鼻でおおげさに高い音程で「えー」。その時鼻の中の筋力を上方向に緊張させながら、地声の高音で「えー↑」と発声して下さい。次に下唇でわざと低めの音程で「えー↓」と交互に発声してみましょう。はっきり確認できるまで繰り返して下さい。必ず共鳴の存在を確認してからスタートして下さい。2.リップリフト日本人は上唇が動かず、下唇を動かして歌っています。すると下唇の緊張が共鳴を引き下げるので音程も下
がってしまうのです。ボイストレーニングでは「リップロール」で唇の力を抜くように指導しています。共鳴ボイトレ法の基礎トレーニングでは逆に上唇を鍛えましょう。自由に動くようになるまで頑張って下さいね。それでは上唇のトレーニング、「リップリフト」を行いますよ。こんな口の形はできますか?デモンストレーション:Mの上唇やってみて!それでは上唇をドナルドダックのように少し前に出して下さい。釣り針が引っかかって、吊り上げられるイメージで引き上げて下さい。唇の中心を上に、一言、一言、丁寧に、確実に引き上げて歌いましょう。一言、一言、上唇が動いているか確認。行いながらポイント指示。釣り針で、上に引っ張られるようなイメージですよ。一言一句、上唇が動いているか確認しながら動かしていきましょう。次に下唇を止めて上唇だけを動かしてゆっくり歌います。デモンストレーション:つウきイよオほオしイとオ….。では歌ってみましょう。上手に歌う必要はないですよ。下唇が止まらない場合は下唇も上方向に引き上げさせる生徒さんの様子を見てポイントを指示すること。今度は後ろの母音を引き上げます。「つ」なら「つ・ウ」の「ウ」の方。「き」なら「き・イ」の「イ」の方。よオ・ほオ・しイ・とオ…」。では行きますよ!母音が上がり始めたか、目視確認。行いながら各ポイントを指示。音程が外れたら逆に喜んで下さい。共鳴ボイトレ法では音程は基準になりません。共鳴ポイントが上がって来るとその分音程は上に外れてしまいます。ですが共鳴が上唇に止まりだすと10分程で音程は直ってしまいますから心配いりません。母音が次の言葉に変わる瞬間まで上唇の筋力を緩めず、言葉を一個一個切らずに歌っていきましょう。デモンストレーション:つウきイよオほオしイとオ….。唇に母音を感じながら言葉を切らないように。音程が外れても無視して下さい。行いながら共鳴ポイントの動きを目視して指示すること。1つ母音が確認できたら次の母音を確認していきます。歌を上手に歌う必要はありません。確認初めは唇が動かなかったのが、今は動いているのが分かるでしょう?脳に指導すると時間がかかるし直ぐ忘れてしまうけど、筋力は直ぐ身につくし一生忘れないのです。ここまで15分ぐらいですよね!(個人差)だからポップスに腹式呼吸は危ないのですよ。直ぐに呼吸の筋力の習慣が変わってしまうからです。クラシックとかヨガは、そうならないようにケアーするプログラムがしっかり確立しているのですが…。例えばオペラなら軟口蓋を上げて咽頭を下げる。喉が絞まるのを無理やり押し広げて打ち消すケアーがあります。ヨガなら鼻うがい。しっかり入り口のケアーも用意して腹式呼吸は行われているのです。だけどポップスで軟口蓋を上げて咽頭を下げたら、太い声で歌えないでしょう?何もケアーができないところで腹式呼吸を行うと、副鼻腔炎率が8割り以上の日本人は喉を締めて歌うしかないのです。母音の共鳴を上唇に感じながら、その母音を絶対に見失わずに歌います。音程が自動的に外れないで、コントロールしながら歌える感覚があるか、挑戦してみましょう。母音が上がり始めるとKeyも上がってしまいますよ。母音の動きを「目で見て耳で聞いて」追うこと。確認生徒さんにリップリフトの確認をして下さい。1.「共鳴の存在」に気づきましたか?2.「共鳴の動きこそ音程が外れる原因」だと感じられましたか?3.「共鳴を上唇に止めると音程をコントロールできる感覚に気づきましたか?(初歩)皆さんは今まで音程を脳でとってきました。だけどデビューできるぐらいの歌なら脳は関係ありません。歌う筋力の習慣が間違っていたからヘタだったのです。殆どの日本人は下唇で下あごを動かして歌っています。それは平均的にPitchを下げる筋力の動きになっていたのです。目的筋力の習慣を正常に戻していくことが「共鳴ボイトレ法」基礎トレーニングです。例えば欧米の方々は上の歯から眉毛の表情筋が良く動くでしょう!「日本人は何を考えているか分からない」と言われるのは、表情筋が動かないからですよね!日本語と日本の文化は「歌に向いていない筋力の習慣だった」と言うことです。日本人も世界を目指すなら筋力の習慣を直さなきゃネ!共鳴トレーナーの心得共鳴の位置が上唇に止まっているか目で見て母音の動きを追い続けること。母音が動くと音程が外れるので、そこを直して生徒さんに違いを自覚させること。3.プリクラベロだけで言葉を発音できるようにするトレーニング、「プリクラ」です。目的一言、一言、ベロを固定して緩めないクセをつけていきます。口は「あ」の形で大きく開けたら動かさない。指2本ぐらい噛んでいるぐらい。ベロは一言、一言止める。何故なら音程を支えていたベロが緩んでしまうと音程が下がってしまうからです。デモンストレーション:つウきイよオほオしイとオ….。口を開いてベロは上の歯と下の歯の中間に保ちます。決して喉の奥に引っ込めたり、下げたりしてはいけません。(ベロを下げるのはクラシックです。)トレーニングでベロは上と下の歯と歯の間に、平らにキープできているのが理想的です。言葉を発音する時に力んで欲しいのはベロの先端部分です。それでは一緒にやってみましょう。(数回)向かい合って、自分のベロの動きを見せながら行う。一人でやってみて下さい。舌は歯と歯の中間に浮かせるように。
舌が下アゴに落ちていないように。ベロが喉に巻き戻っていないかをチェック。繰り返し復習していくと、すぐに筋力が記憶してくれます。生徒さんと向き合って、自分のベロの動きを見せながら行う。生徒さんが出来ているかポイントを確認する。4.歯のかみ合わせの矯正目的上下の前歯を母音の「イ・ウ」のみ、垂直にかみ合わせて矯正していきます。人間のかみ合わせは歯を矯正しない限り、上の歯が下の歯より前にかぶさっています。無理やり下あごを前に出して上の歯を引っ込めて下さい。上の歯が下の歯より奥に入ってしまうぐらいでかまいません。母音の「イ・ウ」の位置を基準にして、その他の言葉は垂直に歯を引き上げます。デモンストレーション:つ「キ」よほ「シ」とひか「リ」ととも「ニ」どちらかと言うと洋楽的な発声になっていきます。目的歌うと勝手に上下の歯がそろうようになるのが理想的です。筋力は習慣づいていくから、自然に使えるようになりますよ。それでは一緒にやりましょう。(数回)向き合いながら生徒さんに見せてコピーさせる。では次に口の形を「あ」に固定していきましょう。日本のボイストレーニングは口の形を「あ・え・い・お・う」と教えますが、共鳴ボイトレ法の口の形は英語にも対応できるように、基本「あ」の形一つのみです。特に日本語は「う・お」を口を前に突き出して発音してしまいますが、(口の形を「あ」にして歯を見せながら)「う・お」と矯正して行きます。ロックアーティストのように、わざと変な口の形で歌ったりするのは、また後半で行います。デモンストレーション:ツキよほシとヒかリとともニ上の歯が全部見えるように、上唇をめくったままで頑張って下さい。それでは一緒にやりましょう。(数回)確認イ・ウ以外の言葉は、口の形を「あ」で動かさないように最小限に留めさせる。5.ティースリフト目的今度はもう歯をかみ合わせず、上の歯を垂直に引き上げるトレーニングを行います。先程の噛み合わせた位置が基準です。噛まずに、数ミリ浮かしておいて下さい。そこから垂直に上の歯を丁寧に一言、一言、丁寧に引き上げていきます。デモンストレーション:つウきイよオほオしイとオ実は音程をとる筋力は上の歯から眉毛の辺りにあるのですが、それは日本人が動かしたことの無い筋力なのです。発展このトレーニングはカツゼツの一部に役立っていきます。本当のカツゼツは頭部の空気の抜けが一番重要です。それでは親指を上の歯に押し当てて、顔面を上に引き上げながら行います。デモンストレーション:つきよほしと…。今度は親指を外して、歯と歯茎を引き上げるように行いましょう。上唇をめくって上の歯や歯茎が見えるように「母音」を引き上げます。上の歯全体を馬の馬鉄のようにイメージして、馬鉄全体で「母音」を引き上げて下さい。馬鉄にイメージさせたのは奥歯を引き上げることを忘れないで欲しいからです。確認1つも母音を見失わないように、引き上げられているかを確認する。基礎1はここまでです。基礎2へ進む場合は、必ず基礎1を復習してから基礎2を行う習慣をつけて下さい。繰り返し行うことで筋力は記憶して身につきます。共鳴ボイトレ法の基礎では、筋力を緩ませる為に、眠っている必要箇所を無理やり鍛えます。実際歌うときは無駄な力が抜けて、歌えるようになるので心配はいりません。2.筋力神経覚醒鼻の圧力2筋力神経覚醒編鼻の圧力鼻の感覚を作っていきますよ。鼻から口への逆鼻うがいを行っていますか?副鼻腔炎を改善して行くことが共鳴ボイトレ法の目的です。後に頭式呼吸に影響するので続けて下さいね。1.鼻を開くドクロの鼻の穴が縦に開いているイメージがわかりますね!その穴の内側から指を突っ込んで扉を開くように、この穴をむりやり左右に引き裂くように開いていきましょう。デモンストレーション:こん身の力で開く鼻の中を縦に全部開いてみて!思いっきり開いているか確認日本人が麻痺している感覚が鼻の中の筋力です。良く外国人が鼻を「(鼻を指でさするジェスチャー)フ・フ・フ」とさするイメージは分かりますよね?でも日本人はやらないでしょう!鼻の感覚が鈍っているからです。目的基礎2では鼻の感覚を作っていきます。それではもう一度鼻を開きましょう。鼻の通りが良くなった感覚があるか生徒さんに確認。2.ノーズブレイカー一言、一言、言葉が進むにつれ鼻を開いていきます。開くのは後ろの母音です。デモンストレーション:つウきイよオほオ
しイとオ….。ゆっくり確実に母音を開いていきましょう。今度は歌い終わった時も鼻を開いてキープしておいて下さい。呼吸する時に首から下の胸の筋力を緩めます。吸い込む動作はいりません。絶対に口を閉じないこと。デモンストレーション:つウきイよオほオしイとオ….。ではお願いします。3.プリノーズ最初に鼻に空気を流し、その流れを止めないように鼻の中で歌っていきます。デモンストレーション:空気を流したらつウきイよオほオしイとオ…。ではお願いします。しっかり鼻に空気を流してから歌いだしているか確認。鼻に空気を流した後、もう一度吸って歌ってしまっていないか注意。次に鼻の中で鳴っている母音が、口に落ちたり、上下にふらついていないか注意して行います。母音の上下の動きを目でみて確認して指示。今度は母音に意識を集中させて下さい。人間の鼻には、圧力の調整機構が備わっています。圧力の基準を0とするとプラス1でもプラス100でも圧力がプラス方向にあれば音程に影響はありません。ですが鼻の中で少しでもマイナス方向に振れると音程は下がってしまいます。それでは鼻の管を注射器の筒のようにイメージして下さい。押し込んで行く物は「母音」ですよ。目的絶対に圧力が戻らないように母音を押し込んで行って下さいね。上手に歌う必要はありません。お願いします。デモンストレーション:つウきイよオほオしイとオ…。言葉を切らないように。一定の圧力で母音を押しているかチェック。4.クラリティー人間のベロは歌っていると口の中に当たってしまっています。その接触も圧力の変化を引き起こす原因です。その圧力の変化は音程に影響します。鼻が抜けている人は圧力の変化が起こっても鼻に抜けるので調整できます。鼻の悪い方は抜けないので、圧力がマイナスになって音程に影響を及ぼします。目的口の中を当てない習慣をベロにつけていきます。それではベロが口の中に触れないように歌ってみましょう。はっきり発音できていないことを確認。ハッキリ歌えないでしょう!ここでティースリフトのトレーニングを思い出して下さい。一言、一言、歯を持ち上げましたよね。目的あの筋力を使って歌うと、ベロを当てなくてもこれだけハッキリと歌えますよ。デモンストレーション:つきよほしと…。では一言、一言、確実に、初めはゆっくり確認しながら歌っていきましょう。歯を一言、一言、母音を引き上げながらその周辺の筋力を総動員して、ハッキリと発音していきます。状況に応じて、何回か繰り返す。5.ダミ声ダミ声をやります。デモンストレーション低音で:えーいらっしゃい・いらっしゃい(市場のセリの声をイメージしてください)ここまでのトレーニングでは、みなさんの共鳴を顔面の前に誘導してきました。目的ですが未知のもっと前の共鳴の位置が残っています。それを鼻の筋力に経験させていきましょう。共鳴には体積があります。ビー玉ぐらいの小さな体積に凝縮して鼻の前方にどんどん押し続けて下さい。そしてkeyを下げて低めの声で「えー」デモンストレーション:つきよほしと…。それでは一緒に!Keyを下げて歌っているか確認。やわらかい普通の声はNG。割れたような、ビンビンに響く硬くて浅い声の、ダミ声が理想的。5分以上繰り返した後じゃあ、何かしゃべってみましょう。「それでは何かしゃべってみましょう」って言ってみて!話し声が鼻の前方で鳴っている感じが確認できませんか?あまり感覚がない方はもう少しダミ声を続けましょう。感覚があったか確認筋力は使うと勝手に記憶して習慣づいていくのです。普段からトレーニングしていないと鼻でしゃべる感覚も直ぐに戻ってしまいます。ですからいつも鼻の筋力をこまめに動かすことを心がけて下さい。6.ノーズブレス鼻の中に1本の太い管をイメージして下さい。その管は歌っていると言葉が次の言葉に変わる時に、「キュッ」と一瞬閉じようとするのです。目的閉じれば圧力の変化が起こって音程に悪さをするのでさせないようにします。では太い管が閉じないようにキープしつつ、無理やり空気を止めないように歌っていきます。デモンストレーション:つきよほしと…。空気は大量に流れるので最後は足りなくなるぐらいが良いですよ。ではお願いします。声に空気が大量に混ざっているか確認。言葉が切れていないか確認。断続的な圧力の変化がないか確認。7.頭式呼吸手入れ法2スートラネティ「スートラネティ」と検索して写真をご覧下さい。これから応用に入って行く前に頭式呼吸の手入れ法の第2弾、「スートラネティ」を説明します。ヨガの鼻うがいの上級者版です。鼻からゴム管を入れて口から出してゴシゴシとした後ゴム管を抜くと、「ベーッ」と鼻水が一杯出てきます。お医者さんの生徒さん2人から鼻の中の管は外側の皮膚と同じで、傷ついても、バイキンが入ってもすぐに再生するので、全く心配ないとお墨付きをもらっています。お風呂に入っている時に行いましょう。必ずゴム管を濡らしてから鼻に入れて下さい。一回で成功しようと思わないこと。初日は鼻の中に入れていくだけでOKです。くしゃみとか、嗚咽とか、いろいろ起こりますが、その内なくなります。二日目は、ゴム管を入れて前後にゴム管を出し入れしてみて下さい。鼻の奥をゴム管が刺激して引き抜くと鼻水がドパー
っと出てくるはずですから。慣れてきたら「チョキの指」で、喉の奥のゴム管を挟んで引き出します。ゴム管は入れても目から出たりしませんから安心して下さいね。出るのは喉ちんこの後ろの中心にしか出てきませんよ。もし指で上手く引き出せないようならピンセットを使うとやりやすいです。行うか行わないかは生徒さんの自己責任でお願いします。ですがスートラネティは歴史のあるものですし、一般的に行われているものです。スートラネティのゴム管はKISSMUSICHPよりご購入頂けます。http://kissmusic.net/sutra.html3.筋力神経覚醒足し算歌唱法3筋力神経覚醒編足し算歌唱法これから足し算で歌唱指導していきます。鼻から口への鼻うがいを行っていますか?スートラネティは成功しましたか?呼吸を改善して歌いやすくさせるのが共鳴ボイトレ法の目的です。後に頭式呼吸に影響するので続けて下さいね。注意基礎3は他のアーティストの歌の方が説明しやすいのですが、著作権に触れてしまうので一部非公開とさせて頂きます。読者の方はニュアンスをつかんで下さい。1.ビブラート目的ではビブラートです。ここまで来た皆さんなら、声を止められるようになっていますよ。昔は歌っていると声の震えが止まらなかったでしょう?ビブラートは声を止められるようになってから、意図的に揺らしたものがビブラートです。それでは鼻で「えー」と声を止めてみましょう。デモンストレーション:えーーーーー。やってみて!鼻で鳴っているか目視。それでは初めは「えーーーーー」で声を止めておいて、途中から揺らしてみます。揺らすときは鼻の頂上のすぐ裏の筋力を前後に動かして行きます。デモンストレーション:えーーーーーーえ~え~え~え~ではやってみて。解説一般のビブラートは、「音程を上下に動かしなさい」と指導しています。すると生徒さんは口の中で、共鳴を上下に動かしまうことになるのです。共鳴トレーニングを行ってきた皆さんなら、共鳴の動きが音程に影響してしまうことを、身をもって分かっているでしょう?!トレーニングで共鳴は絶対に上下に動かしてはいけないのです。「共鳴は止める」が歌の基本ですよ。今は分かりやすいので鼻の筋力を使ってビブラートを行っていますが、最終的には顔面の筋力全体でビブラートがかかるようになっていきます。しばらく指を前後に揺らし鼻の筋力と同調させながら、ゆっくり「えぇえぇえぇ」と揺らし続けてみましょう。頑張って。3分ぐらい。では、初めは「えー」で止めておいて、後半揺らしてみましょう。デモンストレーション:えーーーーーーえ~え~え~え~どうぞ!2.しゃくりのテクニック・子音と母音に分解これから全ての言葉を鼻で子音と母音に分解していきます。デモンストレーション:課題曲:「聖~月ノ蝶」よりも、AIさんの「Story」がお勧めです。特に気をつけなければいけないのは、後ろの母音です。しっかり母音でもう一度子音と同じ筋力を動かして下さいね。「あいうえお」の母音の場合は「い、い」と2回歌うと歌いやすいですよ。実はこのトレーニングは後で「しゃくり」のテクニックに変わっていくので、お楽しみに。では初めは一緒に歌いましょう!先に歌いやすいKeyで歌い出して下さい。ついていきますから。言葉をはっきり分けて歌っているか。鼻で歌っているか目視。母音を口に落としていないか目視。3.子音と母音に分ける箇所を2回次に1フレーズ、息継ぎから息継ぎの間で、子音と母音に分ける箇所を、2回に限定して歌います。同じテクニックが連続するとカッコ悪いので、連続して分けてはいけません。ちょうどフレーズが3等分になるようなイメージで分けて下さい。デモンストレーション:課題曲:「聖~月ノ蝶」よりも、AIさんの「Story」がお勧めです。自分で考えて分けて行きましょう。サビは必ず2回では無く、1回でもかまいません。ではお願いします。1回目は分けることに集中させたいので生徒さんが口で歌っていても見逃す。目視で共鳴の動きをチェックしていること。口から鼻へ共鳴を動かしながらしゃくってしまう人もけっこういる。コツは、長く伸ばしている言葉が分けやすいですよ。注意点は確実に後ろの母音を鼻で歌わなければいけません。子音と母音を鼻でコントロールしながら歌っていきます。ではお願いします。目視で共鳴の動きをチェックしていること。子音と母音をはっきり分けさせること。その理由はハッキリ脳に、「分けた」という行為を
認識させる為。それがコントロールして歌う意識に育っていく。実はこのトレーニングの目的はもう一つありました。2箇所しか分けちゃいけないという事は、他は声を止めなきゃいけない訳でしょう?この声の揺れを止めるということが一番難しい歌のテクニックなのです。分けるほうに頭がいってしまいがちですが、実は声を止めるトレーニングになっていました。デモ:「子音と母音に分けない方の言葉」を強調して止めながらデモンストレーション:(読み飛ばして下さい。)皆さんは知らずに声を止められるようになっていたことに気づきましたか?他の言葉を止めていることを確認しながらもう一回行きますよ!目視で共鳴の動きをチェックしていること。解説この子音と母音に分けるのをなめらかに歌っていくと、デモンストレーション:ジェスチャーをつけて(読み飛ばして下さい。)キレイな「しゃくり」に聴こえるでしょう?一般的には「ただしゃくりなさい」と指導するだけのようです。なので「音程を下から上げていけばいいんだよ。」と説明しています。一般ボイストレーニングの生徒さんは口で歌っているので、デモ:(口の中で共鳴が動くさまを、手でジェスチャー)デモンストレーション:(読み飛ばして下さい。)口の中で共鳴が一旦落ちていることに気づかず、音程を上げようと歌っています。共鳴が下がった分音程は狙った音に届いていないのです。デモ:ギターのチョーキングを手でジェスチャー。例えばギターのチョーキングやシンセサイザーのチョーキングベンダーって分かりますか?ギターでチョーキングをする時、一度音程を下げてから上げていませんね。前の音程から素直に次の音程へ上がっています。こういう細かい違いに歌の差が生まれるのです。共鳴を止めたまま「しゃくり上げる」と音程を下げることなく、ただ上がっていくだけの、スッキリした「しゃくり」になりますよ。理解できましたか?4.足し算歌唱法次に「子音と母音に分けるのを2箇所」にプラスして、3つの声のキャラクターを変化させていきます。1つ目は、普通の声2つ目は、ダミ声3つ目は、ノーズブレスこんな感じです。デモンストレーション:声のキャラクターを変えて。デモンストレーション:(読み飛ばして下さい。)声のキャラクターを変化させるタイミングは自由です。大げさに声のキャラクターを変えなきゃダメですよ。ではお願いします。キャラクターの変化を確認。鼻で母音をコントロールできているか目視。2~3回で精度を高めていく事。脳は音程を外さないように頑張って歌っていませんでしたよね?次に「何をしようか」って考えていたのでしょう?「音程を外さないように頑張らせる一般ボイストレーニング」と、脳の使い方が違いますよね?「響きをコントロールして歌う」感覚の初歩になります。共鳴トレーニングの一つ目の効果ですよ!5.8ビートドラムの8ビートの練習をします。利き手はずーと刻んでいてもう片方の手は3つ目と7つ目を打つデモンストレーション:ツツタツ・ツツタツ・でたたいて見せる1234・1234で数えてはダメですよ。これは学校の音楽の感じ方です。ポップスやロックは、ツツタツ・ツツタツ・で、ビートを感じながら練習しましよう。ちなみにバンド経験のある人なら当たり前に持っている感覚です。だけどカラオケだけやってきた人はできない人も多いのです。それではお願いします。次は歌いながらたたいていきましょう。デモンストレーション:たたきながら歌う初めは一緒にやりましょう。解説これができるようになるとリズム音痴な人も直ります。リズム音痴な人の一番の弱点は、小節の頭が分からないことなんです。リズム音痴を直すには時間がかかります。簡単ですから家でこのトレーニングを根気よく行ってみて下さい。今度は小節の頭に足を付けていきます。ドラムのキックです。デモンストレーション:たたきながら、ドンタン・ドンタン。一緒に!歌いながら。お疲れ様でした!次からいよいよカラオケを使ったトレーニングに入っていきます。だけどもう少しだけ基礎を作りましょうね。
4.筋力神経覚醒タイミング感4筋力神経覚醒編タイミング感ここではリズム感ではなくタイミング感を作っていきましょう。鼻から口への鼻うがいを行っていますか?スートラネティは成功しましたか?基礎呼吸を改善していくことが共鳴ボイトレ法の目的です。後に頭式呼吸に影響するので続けて下さいね。生徒さんはアカペラで歌っていると何だか上手くなったような気がしています。だけどカラオケという基準ができると、とたんに歌えなくなりガッカリしてしまうのです。自分以外の基準に合わせるトレーニングを行いましょう。1.カラオケで歌ってみましょうか?目的これからはカラオケという自分以外の基準に合わせる能力を作っていきます。初めに注意事項ですが今まではアカペラで歌っていましたよね?なんとなく上手くなっているような?気がしていたかも?それは自分の歌だけが基準だったからでしょう。まだまだちゃんと歌える段階ではないので、ガッカリしないで下さいね!頭式呼吸の最後にやっと歌えるようになります。どうぞ1回歌ってみましょう!以下の2点のチェックをしていれば良いです。カラオケで歌い始めると口で歌っていると思われるのでチェックする。タイミングがカラオケより速く歌っていると思われるのでチェックする。一番初めの論理で「タイミングとピッチ」を直すと言ったのを覚えていますか?次のタイミングをクリアーすれば、共鳴トレーニングの効果2ですからね!2.ベースラインを聴き取るトレーニング皆さんの脳は自分の歌しか聴いていない、単一の作業しかこなせない脳でした。これから自分以外の基準であるベースの音を聴いて、その基準に自分の歌を合わせていくトレーニングを行います。自分の歌とベースを聴く、2つの作業を平行して処理できる脳を作っていきますよ。ではベースラインを「ボーン・ボ・ボーン」で歌っていきましょう。男女ともにkey+6に設定課題曲:「聖~月ノ蝶」よりも、AIさんの「Story」がお勧めです。ではベースラインを「ボーン・ボ・ボーン」で歌って行きましょう。完璧にコピーすることはありません。細かいベースの動きは、大きく頭を取って歌えばOKです。低音の音程は初めは聴こえにくいハズです。何度も聴いていきますよ。このトレーニングは最長で1回20分までに抑えること。繰り返しやっていれば、やがて聴こえるようになります。3.ベースに歌のタイミングを合わせるトレーニングベースに歌を合わせていきます。デモ指をベースの位置に振りながらアカペラで歌ってみせる。ね!こんな感じですよ。それではベースを聞きながら歌ってみましょう。男女のKeyに合わせて設定を直すこと。男性+5か6あたり。女性1か0あたり。今度はベースに指を振りながら、その位置に合わせて歌っていきます。一緒に指を振ってあげながら、歌ってもらう。歌がベースより速すぎないかチェックしていること。では一人で歌ってみましょう。鼻で歌っていきますよ。自分の鼻先の向こうにベースの音を聞きながら、合わせて歌って下さい。指を振って下さい。鼻で歌っているか目視。母音を動かしていないか目視。タイミングが速すぎないか聴いていること。4.聴いてから歌うトレーニング音を聴いてから歌いだすトレーニングです。微妙にわざとジャストより「平均的に」遅らせて歌ってみましょう。デモ課題曲:「聖~月ノ蝶」よりも、AIさんの「Story」がお勧めです。ではお願いします。デモンストレーション:(読み飛ばして下さい。)音が聴こえていないと、遅らせて歌うことはできないのです。自分以外の外の基準に合わせられる能力ができましたね!5.ベースに合わせて鼻で歌っていく確認。特に母音の共鳴を鼻に止めてベースに合わせて歌ってみましょう。鼻で歌っているか目視。母音を動かしていないか目視して修正すること。ほら、今度は音程が合い始めています。共鳴トレーニングを行う前は、ピッチが低かったのを覚えていますか?上がって来たでしょう。完全ではないけど以前のドヨーンとした歌じゃ無いですよね?!明るく響く歌になってきましたね!共鳴トレーニング2つめの効果、「タイミング感」が分かってきましたよ!音程を完全に上げるにはもう少しかかりますから、ちょっと待っていて下さいね。
5.筋力神経覚醒音域の拡大5筋力神経覚醒編音域の拡大keyを+5~+6ぐらい上げていきますよ。鼻から口への鼻うがいを行っていますか?スートラネティは成功しましたか?副鼻腔炎を改善して行くことが共鳴ボイトレ法の目的です。後に頭式呼吸に影響するので続けて下さいね。頭式呼吸の後半で歌えるからもう少しの辛抱を!1.ハイトーン・トレーニング課題曲:「聖~月ノ蝶」よりも、Salyuさんの「プラットホーム」がお勧めです。喉を締めないように無理やり鼻の空気を止めないように歌っていきます。高い声で歌うと喉が絞まってしまいます。それをさける為に無理やり鼻の空気を止めないように歌っていきます。目指すkeyは男性は5からスタートして-1かオリジナルkeyの0へ。女性は+1ぐらいからスタートして+5~6が合格ラインです。目的鼻の空気が止まっていないと言う事は、空気が流れ続けていて喉が締まっていないと言うことですよね?空気の圧力が一定になるように無理やり押し切って下さい。音程は無視して上手く歌う必要はありませんよ。デモンストレーション:男性key5女性はkey0より下げてもOK。次に「keyを2つぐらい上げてみましょうか?」Key+2上げこれから筋力に負荷をかけていきます。鼻に空気を流し続けないと喉に負担がかかるので気をつけて!歌っている途中で指示を出す。鼻の空気を止めないで!圧力は一定に!共鳴の位置を見ていないと、生徒さんは喉を締めて歌ってしまいます。2.Joyfuljoyfulベースの音が聴こえるようになったら、次はJoyflJoyfulでピアノアレンジを聴きとるトレーニングです。このピアノ演奏はテンポが一定ではありません。速くなったり遅くなったりしていますよ。ピアノ演奏が聴こえないと歌いだすきっかけが掴めないので、上手く歌えない仕組みになっています。とり合えず聴いてみましょうか?Joyfuljoyful「歌入り全体」を再生(KISSMUSICオリジナル制作物)それでは歌っていきますがこれは女性のKeyなので、男性は1オクターブ下で覚えていきましょう。次に小節のタイミングを取っていきましょう。1・2・3・4、1・2・3・4、一緒に小節のタイミングをとる。さあkeyを上げ始めましょう。喉の負担を少なくする為に鼻で歌って下さい。鼻の空気は止めないように!音程を上げる時は鼻を無理やり押し広げ、母音を前に押し出すように。では、歌って下さい。男性は6keyから2個ずつ上げていく。目指すのは1~0.女性は0keyから2個ずつ上げていく。目指すのは5~+6すでにKey+5+6をクリアーできていたので、Keyは問題ないでしょう?タイミング感の応用トレーニングですよね!!
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