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87  偉大なる高卒軍団

鬼 100則   87偉大なる高卒軍団  社員十数名のときだったと思う。新卒として、高卒がやっと 1人採用できたときは興奮した。  それから十数年間、大卒は諦め、高校生と専門学校生に的を絞った。地元の穴吹専門学校の理事長や幹部の方にお願いして、毎年 1 ~ 2人、多いときは 3 ~ 4人卒業生を送っていただいた。当社に派閥はない。だが、あえて言うなら、あるのは穴吹専門学校派閥である。「人は石垣、人は城」と言うが、初期の頃の我が社は、穴吹様のおかげで成り立っていた。  それからさらにときが経ち、あるときインタビューに答えた。  タイトルは〝偉大なる高卒軍団〟。  誰も言ってくれないので、自分でこのように命名した。その名の通り、彼らは一丸となり、最前線で一生懸命働いてくれた。業績は 3 ~ 4年ごと倍々ゲームで成長して他を圧倒。偉大なる軍団となったのだった。多くの経営者から社員教育は一体どうなっているのだろうという興味津々の声が寄せられた。おかげで、年を追うごとに私は講師としてお呼びのかかることが多くなった。  ところで〝偉大〟として敢えて強調することには3つの狙いがあった。 ①高卒の活躍する会社が急成長しているとすれば、一般ユーザーに好感を持ってもらえること ②まだ採用のない高校に対して出遅れ感を与えることができること ③(これが一番大きな狙いだが)活躍している高卒の彼らの自尊心をくすぐるということ。「偉大なる軍団」というフレーズで社長が自分たちを誇らしげに広告していると感じてもらえること  でも、決して大げさではない。彼らの素晴らしい活躍により、我が社はその後も大躍進を続けることになるからだ。要は入社した社員のレベルがどうこうではなく、何が何でも育ててものにしてしまう。会社が長期スパンで全員の総力を上げて 1人 1人を磨きあげ、プロ集団の一員にしてしまうことだ。  このようにして、人が勝手に育つような組織、職場環境、人事評価制度、そして人間関係の構築という具合に、システムで人材の成長を下支えしていくことが大切である。

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